沖縄の梅雨の特徴とは?
沖縄の梅雨の雨は長引かない
沖縄の梅雨は、首都圏の梅雨のように「1日中雨」ということは滅多にありません。雨量こそ多いものの、雨が降っている時間は限られます。梅雨期間になっても実際に雨が降っている時間は限定的なので、梅雨時期に沖縄旅行に来ても、梅雨以外の時期と変わらず観光スポットを巡ることもできることでしょう。
むしろ激しい雨になればなるほど降っている時間は短く、さらに激しい雨の後には晴れることが多いのが、沖縄の梅雨ではよくある特徴です。
沖縄の梅雨はスコールが多くなる時期のこと
沖縄の梅雨の特徴は一言でいうと「スコールが多くなる時期」ということ。首都圏のように「シトシト降る雨ばかりの期間」ではありません。ただしスコールは局地的な雨なので、いつ、どこで雨が降るか、天気が予想しにくい時期ということでもあります。
沖縄旅行の際に観光スポットが雨でも、ビーチは晴れていることは、梅雨の期間なら平気であります。梅雨の沖縄では、臨機応変に行き先とスケジュールを調整するのがおすすめです。
雨が降る日と降らない日で極端なのも特徴
沖縄の梅雨はスコールが多くなる時期ですが、雨が降る日と降らない日が極端なのも特徴です。猛烈な雨量の日の後に、雨が全く降らない日が何日も続くことも多い沖縄の梅雨。
猛烈な雨が降る日がいつになるか予想できませんが、猛烈な雨が降ればその直後に晴れる可能性が高い証拠。沖縄の梅雨は天気の変化が激しい時期なので、猛烈な雨量でもその後の回復は期待できることでしょう。
梅雨期間の平均気温は最高26度・最低21度
首都圏の梅雨は肌寒い印象がありますが、沖縄の梅雨期間は平均で「最高26度・最低21度」と、まさに夏模様。沖縄の梅雨の服装は、半袖半ズボンで十分です。
むしろ突然のスコールも多い時期なので、半袖半ズボンなら濡れても気になりません。また雨が降らない日は「最高気温30度」を越えることもある時期もあって、まさに真夏の装いがおすすめです。
梅雨時期は傘よりレインウェアなどの服装が必須
沖縄の梅雨はスコールが多い時期ですが、スコールの際は同時に「強風」になることも多いです。雨と一緒に強風も吹けば、傘が役に立たないばかりか、逆に傘が強風に煽られて転倒に危険もあります。
梅雨期間の沖縄では雨合羽などの「レインウェア」の服装がとても重宝します。梅雨の沖縄に旅行で行く際は、レインウェアなどの服装は必需品と言えるでしょう。
沖縄の梅雨期間はいつ?
沖縄の梅雨入りは平年で「5月9日頃」
そもそも沖縄の梅雨は具体的にはいつからいつまで?平年だと沖縄地方は「5月9日頃」には梅雨入りしてしまいます。数値的にはゴールデンウイークが終わってから沖縄は梅雨期間に入ったことに公にはなっています。
しかし実際のところ、沖縄では「ゴールデンウイークは梅雨期間」という認識が一般的。とはいうものの、沖縄の梅雨はスコールが多くなるだけなので、梅雨期間になっても観光スポットがずっと雨というこはそんなにありません。
沖縄の梅雨明けは平年で「6月23日頃」
平年だと沖縄地方は「6月23日頃」には梅雨明けと公にはなっています。こちらもあくまでデータ上の話で、リアルには6月上旬には梅雨明けしていることが多いです。梅雨明け発表は、実際に梅雨明けして1週間後に出されるケースがほとんど。
さらに沖縄の梅雨期間でも5月は雨が降る日が多めなものの、6月は雨が降る日は少なめです。その代わり6月は降る時は猛烈な雨が多いのが特徴です。
沖縄の梅雨期間は現実だといつ頃?
沖縄では「5月9日~6月23日」頃が平年のデータからすると梅雨期間ですが、実際の梅雨は「平年より1~2週間日早い時期」にやってきます。
リアルな沖縄の梅雨期間がいつからいつまでかと言うと、近年は「5月のみ」。6月は梅雨明け間際に猛烈な雨量の大雨が1回降る程度で、梅雨と言うよりたまにスコールがある真夏の感覚です。むしろ「4月」の方が梅雨の陽気の近年の沖縄です。
沖縄の梅雨明けには明確なサインあり
沖縄が梅雨明けする直前、必ずと言っていいほど「記録的雨量」の大雨が降ります。俗に「梅雨明け直前の記録的豪雨」で、その集中豪雨が収まってから、おおよそ1週間ぐらいした後に、気象庁などから梅雨明けが出されることが多いです。
さらに梅雨明けした沖縄では各地で必ず「強い南風」が吹き荒れます。集中豪雨のあとに北風だったり、南風でも弱かったりしたら、梅雨明けはまだお預け。この強い南風こそ沖縄の梅雨明けの明確なサインです。
沖縄の梅雨時期で旅行するならいつがおすすめ?
ゴールデンウィークは梅雨入り後で雨が多い沖縄
沖縄は「5月9日頃」が梅雨入り時期ですが、実際は5月1日にはもう梅雨入り状態。ゴールデンウイークも梅雨期間に突入していることが多々ある沖縄だったのです。
とはいうものの、沖縄の梅雨はスコール多発期間というだけで、旅行に適していない訳ではありませんので、観光スポットを楽しむこともいつも通りできます。とはいうものの、ゴールデンウイークは雨が多めな傾向であることは確かです。
公式な梅雨明け発表はあまり参考にならない
沖縄の梅雨明けは過去の気象データーを平均すると「6月23日頃」ですが、あくまで平均なので実際に「いつ」なのかは予測できません。その年によって時期が大きく変わり、2019年は「7月10日頃」だったものの、2020年は「6月12日頃」と1ヶ月も違うこともあります。
あくまで公式な梅雨明け発表は参考程度にするのがおすすめ。その代わり「ある日」の近辺に旅行を計画すると、ベストシーズンの季候を沖縄旅行で味わえる確率が高くなります。
6月の「夏至」が特に沖縄旅行におすすめ時期
「ある日」とは「夏至」。その年によって数日前後しますが、2021年は「6月21日」で毎年ほぼ同じ時期にあります。夏至の時期を中心に沖縄旅行を計画すれば、かなりの確率で最高の季節感を沖縄で楽しめるかもしれません。
特に梅雨明け後に吹き荒れる強い南風が収まる時期が、「超」が付くぐらいおすすめ。沖縄に長年住んでいるからこそ解る、1年を通して沖縄旅行のベストシーズンは「夏至前後」と言えるでしょう。
梅雨明け後でも7月がおすすめではない理由
沖縄が梅雨明けしていれば、夏休み時期の7月や8月も沖縄旅行におすすめでは?と思われるかもしれませんが、なんと7月からは「台風シーズン」スタート。基本的に晴れになる日が多いですが、6月に比べると台風が沖縄に直接的な影響を与える可能性が高くなります。
特に首都圏が梅雨明けする時期は、沖縄の近くまで台風がやってくる可能性がに高くなります。九州の梅雨明けが「7月14日頃」ということから、台風リスクは6月の方が低いという次第です。
宮古島や石垣島の梅雨期間は少し早めなのも特徴
沖縄は北は沖縄本島エリア、南は石垣島エリアと範囲がとても広く、リアルな梅雨期間も地域によってまちまち。しかしデータ上は「沖縄」と1つのエリアの情報しかありません。
その「沖縄」とは那覇がある沖縄本島の話で、宮古島や石垣島など、沖縄本島より南のエリアの梅雨時期は1週間から半月早め。つまり宮古島や石垣島では5月の時点で梅雨明けしていることもあります。
まとめ
梅雨時期の沖縄旅行は「6月」がおすすめ
梅雨期間は沖縄でも地域によって差違があるものの、梅雨時期に沖縄旅行するなら断然「6月」がおすすめです。梅雨明け後の真夏の陽気を楽しめることはもとより、夏休みシーズン前ということで観光スポットも空いていますし、何より航空券やツアーも6月なら割安。
台風を戦々恐々とする必要もない時期あって、6月の沖縄旅行は梅雨抜きにしても断然おすすめ。石垣島・宮古島エリアなら6月前半、本島エリアだったら6月後半がおすすめです。
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出典:ライター撮影