【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～春の千葉&茨城でお花見と海の景色を満喫～

春のドライブ旅は千葉&茨城からスタート！

出典：ライター撮影

いい旅してますか？今週は春の千葉県と茨城県を巡るドライブ旅をご紹介します。旅の舞台となるのは千葉県の香取市と茨城県の稲敷市と神栖市です。今回のドライブ旅では県をまたいで観光を楽しみますが、県境付近に位置するこれらの市にはたくさんの観光スポットが点在しています。

特に春の季節には欠かせないお花見の名所もたくさんあり、春探しにはもってこいの観光エリアとなっています。観光コースのスタート地点は東関東自動車道「佐原香取IC」です。現在は茨城県潮来まで開通していますが、この道路の開通によって東京方面からのアクセスもより便利になりました。

ドライブ旅の行程をご紹介

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今回のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。最初は茨城県にある国の重要文化財に立ち寄ってレトロな建造物と桜を観賞します。続いて県境を越えて千葉県に入り有名な桜のお花見スポットで春を感じます。その後再び茨城県へと進んで地元の庶民派食堂でランチを味わい、午後の部は近隣の港に移動して遊覧船に乗り換えてから港周辺をクルージングします。

船の上から海の景色を眺めた後は今度は海沿いにつくられた風力発電所までドライブして、整備された展望台から海と風車の並ぶ絶景を堪能します。景色を楽しんだ後は海岸と道路を隔てる壁面に描かれたたくさんの絵画を鑑賞して、最後は近くの温浴施設でドライブ旅の最後を締めくくります。

レトロなスポットで綺麗な桜を楽しもう！

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横利根閘門ふれあい公園

最初に観光するのは千葉県と茨城県の県境付近に位置する国の重要文化財です。横利根閘門は利根川と旧利根川であった横利根川を舟で行き来するためにつくられたレンガづくりの施設で、大正10年に建設されてから現在に至るまでまでその役割を果たし続けています。

利根川と横利根川の水位差が非常に大きいため、この門を通過することによって水位差を埋め合わせることができるわけですね。閘門の周辺は公園として整備されていて、西洋庭園や芝生広場やピクニック広場などがあります。景色を眺めながらのんびり散歩するのはぴったりですね。

横利根閘門は穴場の桜の名所

公園内にはたくさんの桜の木が植えられていて、4月上旬には綺麗なピンク色の桜が咲く景色を楽しむことができるようになります。満開の桜と赤レンガの横利根閘門とのコラボレーションもなかなか素敵ですね。桜の木の下でレジャーシートを敷いてお花見を楽しむこともできますし、備え付けのベンチに座ってのんびりと桜を眺めるのもおすすめですね。

春のお花見スポットとしては穴場的なスポットのため、お花見客も少なくてゆっくりと綺麗な桜が堪能できます。横利根川は釣りの名所でもあるので、釣りをしながらのお花見も楽しいでしょう。

千葉&茨城の観光スポット詳細情報

千葉の桜の名所でお花見

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小見川城山公園

需要文化財の公園で桜を楽しんだ後は千葉県の桜の名所に移動しましょう。横利根閘門から小見川城山公園まではドライブで20分ほどです。小見川城山公園は鎌倉時代から戦国時代の終わりにかけて、この公園のある香取市小見川の地域を領した粟飯原氏の城があった場所で、現在でも城壁の一部が残されていて当時をしのぶことができます。

公園内は自然が豊かで約70種類、6,000本もの木々が植えられていて、春は桜の名所として県内外から大勢のお花見客がやってきます。桜の木は約1,000本ありますがほぼすべてがソメイヨシノですね。

夜桜の美しさも見どころ

桜の咲く景色が楽しめるのは3月下旬から4月上旬で、お花見は公園内にめぐらされている遊歩道を歩きながら楽しみます。桜の開花宣言と同時に行われるのがぼんぼりの点灯で、これが始まると夜桜目当てのお花見客で公園内は大賑わいとなります。

千葉県で1、2を争うお花見スポットだけに、トップシーズンの週末は駐車場もほぼ満車状態ですね。桜の咲く期間中は地元のグループによる路上パフォーマンスなども行われて盛り上がります。夜桜見物は夜10時までと遅くまで楽しめるので、ドライブ旅の最後に立ち寄るのもOKでしょう。

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茨城の人気店でランチ

文田食堂

綺麗な桜を堪能した後はちょっと早めのランチタイムといきましょう。小見川城山公園から20分ほどドライブした場所にある文田食堂でいただきます。文田食堂は昔ながらの庶民派の食堂で、地元では盛りのいいコスパ抜群のお店として知られています。

地元客が多いのは美味しいお店の何よりの証拠。ランチ時にはテーブル席も小上がり席も来店客でいっぱいになります。男性の姿を多く見かけるのはやはり大盛りのお店ならではですね。数種類ある定食が文田食堂の人気メニューですが、付いてくるライスはどんぶり飯並みの大盛りです。

おすすめメニューはコレ

ぜひ食べてみたいのが「肉うま煮定食」ですね。来店客の多くがオーダーしている文田食堂の人気メニューで、とろみのあるスープの中に豚肉や野菜がたっぷりと入っています。平たいお皿に盛られた料理はボリュームたっぷりで、普通の食堂の1.5倍から2倍はありますね。

ほかにも生姜焼き定食や唐揚げ定食など美味しいメニューがたくさんあり、そちらも例外なく大盛りとなっています。ご飯が食べきれないなら半ライスでのオーダーもできるので、お腹と相談してチョイスしてみてください。食事が済んだなら午後の部へと出発です。

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茨城の海をクルージング

鹿島港内一周見学船 ユーリカ

午後の部の最初は遊覧船から海の景色を楽しみましょう。文田食堂から遊覧船の乗り場まではドライブで15分ほどです。この遊覧船は神栖市に整備された鹿島港周辺をクルージングするもので、土日祝日の午後1時半から定期便が運航しています。

鹿島港は陸地の部分を掘り込んでつくった掘込式港湾となっていて、鉄鋼や石油化学、飼料などの企業約170社が工業団地を形成しています。なかなか巨大な工業団地ですね。ユーリカに乗船すると港内のコンビナート群や工業団地に出入りするタンカーなどの大型船を海の上から見学できます。

潮風を受けながら快適クルージング

ユーリカは46人乗りの小型船で2階建ての構造になっています。船内だけでなくデッキからも景色が眺められるので、天気がよければぜひ屋外に出て景色を楽しみましょう。見どころのひとつが停泊する巨大タンカーで、小さなユーカリでこのタンカーの脇をすり抜けていく感覚は乗船した人だけが経験できる醍醐味ですね。

団体予約の場合には平日も運航しますが、個人の場合には土日祝日限定の定期便のみとなるため、午後1時半の出発時間に合わせて観光コースを組み立てる必要がありますね。今回のドライブ旅でもこの時間に合わせて観光コースを組んでいます。

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展望台から綺麗な海を眺めよう！

海風の見える丘

海の上から景色を眺めた後は今度は展望台から綺麗な海の景色を楽しみましょう。ユーリカの乗船場から15分ほどドライブして海風の見える丘へと移動します。この観光スポットは海洋風力発電を行う企業の私有地となっていますが、一般の観光客も自由に立ち入ることが許可されています。

海沿いにはたくさんの風力発電用の風車が立ち並んでいて、海風を受けながら風車が勢いよく回っています。この風力発電所は日本初の本格洋上風力発電所で、青い海と青い空、白い発電用の風車のコラボレーションが絵になるため、ミュージックビデオなどにもこの景色が登場します。

展望台からの眺めは絶景

この風力発電所に2018年に整備されたのが「海風の見える丘」と名付けられた展望台です。展望台は発電所の本社ビルの前につくられていて、階段を上って展望台までアクセスします。どこまでもまっすぐな海岸線が続く鹿島灘に沿って風車が綺麗に並ぶ景色はまさに絶景ですね。ここに立つと海風の見えるという意味がよくわかります。

観光用の無料駐車場も整備されているのでドライブ旅にはぴったりな観光スポットですね。この展望台ではサンライズの絶景も堪能できます。朝日をバックに立ち並ぶ風車の景色は大変感動的です。ぜひリピートしてみてください。

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海沿いのキャンバスで絵画を鑑賞

1000人画廊

展望台から絶景を眺めた後はこのスポットに隣接する見どころを見学します。前述の展望台のある場所もこの観光スポットに含まれています。1000人画廊は風力発電所がつくられる以前からあったスポットで、海沿いに続く道路脇の壁にたくさんの絵が描かれています。

神栖市のまちづくりの一環として平成2年から始まった企画で、公募によって選出された市民の絵画作品が壁面に描かれています。絵が描かれているのは茨城県の人気海水浴場のひとつである「日川浜」から鹿嶋市方面へと続く全長約6キロメートルの「南海浜護岸壁面」です。

風車とのマッチングも最高

毎年一般公募がなされていて、可愛らしい子供たちの作品やプロ的な力作までさまざまな画風の絵画が描かれています。観光で訪れる場合にはすべての絵画を見学するのは不可能ですが、車で移動しながら時々立ち止まって素敵な絵を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

平成22年に風力発電所ができてから1000人画廊の風景に風車が並ぶ景色がプラスされいっそう魅力的になっています。前述の海風の見える丘の周辺にも絵が描かれているので、展望台を観光した後についでに絵を鑑賞するのもおすすめですね。神栖市の海沿いは見どころ満載です。

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温浴施設でドライブ旅を締めくくり！

ふれあいセンター湯楽々

千葉県と茨城県で春を満喫した後は人気の温浴施設で疲れを癒しましょう。前述の海風の見える丘から4分ほどドライブするとふれあいセンター湯楽々にアクセスできます。この温浴施設は神栖市民の憩いの場として整備された施設で、温泉ではないものの広い湯船でのんびりとバスタイムを満喫できます。

外地から訪れる観光客も利用することができ、大人520円というリーズナブルな料金が魅力的です。浴場には20人は楽に入浴できる広い湯船や円形のジャグジーバス、サウナや水風呂などがあり、屋外には庭園風の四角い露天風呂がつくられています。

多彩な休憩施設でのんびり

この温浴施設の魅力は多彩な休憩コーナーです。吹き抜け天井のラウンジや畳敷きの大広間、プライベートに休憩ができる和室やリクライニングチェアーが置かれたリラックスルームなど、利用者は好みのスタイルで入浴後の休憩を楽しめるようになっています。電動式のマッサージ機も5台設置されていて疲れた体を優しく解きほぐしてくれます。

これらの休憩コーナーをすべて入浴料金のみで利用できるのですから最高ですね。施設内には土日祝日のみ営業する食堂があり、地元の食材を使ったメニューが提供されています。こちらで夕食を済ませて帰るのもおすすめです。

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春のお出かけは千葉&茨城に決まり！

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今週は千葉県と茨城県をまたいで楽しむドライブ旅をご紹介しました。ご覧いただいた観光コースは日帰りでも十分に楽しめる内容となっています。高速道路を使って手軽にアクセスできる千葉県と茨城県で春探しを満喫してみてはいかがでしょうか。