浅草へおでかけ!どんな街?
東京の東側に位置する浅草は、江戸時代や明治時代からの歴史が深く、その当時の姿を色濃く残した街です。周辺の上野や東京スカイツリーと合わせて、東京の観光地として真っ先に名が上がる場所であり、国内外から日々多くの観光客が訪れています。由緒ある史跡や老舗の施設が多くあり、老若男女問わず幅広い人が楽しめるスポットが沢山あります。
江戸時代から現在まで、人が集まる繁華街
628年頃にこの土地の漁師が、隅田川で観音像を拾い上げて供養したことが、浅草寺の始まりと言われています。江戸時代には現在の蔵前に米蔵が設置され、下級武士たちが近辺に集められましたが、この武士たちに米と現金を渡す商人たちが浅草に多く集まるようになったことから、江戸文化が発展するきっかけとなったそうです。江戸時代には歌舞伎、明治〜戦前は劇場、戦後は映画館が点在する文化の街となりました。
浅草の最寄駅はどこ?
浅草観光の際、初めて訪れる方で最も迷いがちなのが駅の場所です。実は「浅草駅」が路線ごとにいくつか点在しているのですが、場所によっては目的地からかなり離れていることもあり、要注意です。
雷門には地下鉄・東武各線の「浅草駅」から
雷門や仲見世通りに行く場合には、地下鉄と東武鉄道の浅草駅を利用します。都営浅草線と東京メトロ銀座線、それから東武スカイツリーライン、東武伊勢崎線、東武日光線が乗り入れています。1番・3番出口から出ると雷門へのアクセスが便利になり、7番出口から出ると浅草松屋に直通しています。一方A1〜A2番出口から出ると隅田川の駒形橋の方に出てしまうので要注意です。
浅草寺・浅草六区にはつくばエクスプレスの「浅草駅」
一方、つくばエクスプレスの方の浅草駅を利用する際は、前述の場所とはかなり離れた場所に出てしまいます。A1出口から出ると浅草六区に通じる通りに出ることができ、そこから浅草寺へもアクセスできます。ホームと改札を結ぶエスカレーターには浅草にゆかりのある偉人が、コンコースには浅草の歴史をモチーフとした絵画がそれぞれデザインされています。
まずは浅草寺に行ってみよう
浅草の中心といえば浅草寺。浅草寺は1400年もの歴史を持ち、都内最古のお寺であると言われています。浅草に来たらまずは浅草寺でお参りしてみてはいかがでしょうか。
浅草寺(雷門)
総門である「雷門」は、まさに浅草や東京のシンボルといっても過言ではないほどの知名度です。雷門の大提灯の下には「龍の彫刻」が施され、左右には風神雷神像が鎮座しています。浅草寺は別名を「金龍山 浅草寺」と言い、龍神を祀っています。そのため雷門以外にも境内のあちこちに龍神の姿が施されているのが特徴です。
仲見世通り
雷門から浅草寺本尊をつなぐ通りが仲見世通りです。日本らしさ満載の雑貨やグルメが多く、海外からの観光客にも人気のスポットです。人形焼きやお団子など、ちょっとした小腹を満たすのにもぴったりなグルメがいっぱい。扇子やお箸などのおしゃれな和小物も多く、海外の方や浅草におでかけした思い出のお土産におすすめです。
浅草寺本尊
浅草寺のご本尊である聖観音菩薩は、秘仏として奥深くに安置されているそうです。所願成就のご利益があるとされており、他にも厄除け、縁結び、学業成就など幅広いご利益があるとされ、毎年三が日には多くの人が初詣に訪れます。またこの浅草寺は、日本一「凶が多い」おみくじとしても知られているので、試してみるのもまた一興です。他にも五重塔や大わらじなど、見所たくさんです。
レトロな雰囲気漂う!浅草のおすすめおでかけスポット
浅草寺へお参りした後は、レトロな雰囲気たっぷりのおでかけスポットを巡ってみてはいかがでしょうか。着物でおでかけした記念撮影にもぴったりの場所がたくさんあります。
浅草花やしき
浅草花やしきは1853年に開園した日本最古の遊園地です。開園当初は植物園が中心だったそうですが、1949年には今のようにアトラクションが作られ始めたそうです。ローラーコースターは1953年に設置されたものを改装を繰り返し今の形になっているのですが、建物の合間をすり抜ける感覚が他のジェットコースターとはまた違ったスリルが味わえます。園内はこぢんまりとしていますが、レトロで可愛らしい雰囲気が大人から子供まで大人気です。
浅草六区通り
浅草は歌舞伎や演劇が栄え、スターが集まる街としての一面がありました。その中心地となったのがこの浅草六区通りです。街灯には浅草と縁の深い有名人が飾られ、そのメンバーは現在もTVなどでお馴染みの人から、昭和のスターと呼ばれた人まで様々です。このエリアにもカフェや飲食店、またお土産屋さんなども多く立ち並んでいるのですが、中でも「ホッピー通り」には雰囲気ある居酒屋が多く並び、飲み歩きにおすすめのエリアです。
隅田川(吾妻橋)
浅草のもう一つの顔といえば隅田川。隅田川に架かる橋はいくつかありますが、吾妻橋からの眺めはもっとも東京らしい風景の一つとも言えるでしょう。アサヒビールの特徴的な金のオブジェと東京スカイツリーが一枚の写真に収められます。また水上バスの乗船場もこの近く。水上バスに乗って風を受けながら東京の町並みを感じるもよし、遊歩道を散歩しながらのんびり風景を楽しむのもまた粋というものです。
浅草で昼も夜も、おすすめグルメ
ものすごくたくさん歩く浅草観光では、おいしいグルメもぜひチェックしたいところ。カフェやレストラン、バーなど、浅草らしさ溢れるグルメの数々をご紹介します。
浅草そらつき
浅草では食べ歩きも楽しみ!着物にも映える、とびきり可愛い和スイーツはいかがでしょうか。「浅草そらつき」は、いちごと餡が団子を可愛く彩っているのが特徴です。一番人気の「いちごみるく」は、優しい風味のミルク餡といちごの組み合わせが新鮮な美味しさです。手元と一緒に写真を撮ればインスタ映えバッチリの一枚に。
基本情報
住所:東京都台東区浅草1丁目36−4
電話番号:非公開
アクセス:浅草駅から徒歩2分
営業時間:9:00〜18:00(新型コロナウィルス感染拡大防止の為、時間短縮営業中)
純喫茶マウンテン
創業以来65年以上もの間、浅草の街に愛されてきた「純喫茶マウンテン」。素敵なステンドグラスが輝き、純喫茶ならではのレトロな雰囲気が魅力的です。喫茶店らしいコーヒーやクリームソーダ、ホットケーキなどのメニューのほか、とてつもないボリュームの「スカイツリーパフェ」もおすすめ。インパクトは大きいですが、フルーツがたっぷりなのでぺろっといただけます。
基本情報
住所:東京都台東区浅草1丁目8−2
電話番号:03-3841-0172
アクセス:浅草駅から徒歩4分
営業時間:月〜木曜11:30〜20:30、金・土曜11:30〜21:30、日曜11:00〜21:30
ヨシカミ本店
浅草六区通り近辺に店を構える洋食の老舗「ヨシカミ本店」。終戦間も無い頃にオープンし、「旨すぎて申し訳ないス!」というキャッチコピーとともに、料理人の技とこだわりの味をお届けしてきました。一日数量限定のハヤシライスや、どこか懐かしさを感じる優しい味のオムライスなど、メニューも充実。しっかり食べて浅草観光への腹ごしらえはいかがでしょうか。
基本情報
住所:東京都台東区浅草1-41-4
電話番号:03-3841-1802
アクセス:つくばエクスプレス 浅草駅 A1-1出口より徒歩1分
営業時間:11:30~22:00(木曜定休日)
神谷バー
明治13年の創業以来、浅草の街を照らしてきた「神谷ビル」。1階はバー、2階はレストラン、3階は和風のレストランとなっています。1階のバーではお酒のほか、煮込みやカキフライなど下町感溢れるメニューをお届けしています。名物の電気ブランは、ブランデーがベースになっており度数が高く、舌が少し痺れる感覚があります。飲み過ぎには気をつけつつも、一度味わうとハマってしまいそうな味わいです。
基本情報
住所:東京都台東区浅草1丁目1−1
電話番号:03-3841-5400
アクセス:浅草駅から徒歩1分
営業時間:11:00〜19:30(火曜定休日/祝日の場合は翌日)(新型コロナウィルス感染拡大防止の為、時間短縮営業中)
浅草の歴史あるレトロな町並みで、思い出をたくさん作ろう
レトロな雰囲気がありつつも、どこか新鮮さもある浅草という街。1400年以上もの歴史を持つ浅草寺や江戸〜明治時代の雰囲気そのままの下町、空を見上げれば平成を象徴する東京スカイツリーがあったりと、昔からのものと新しいものが共存しています。ぜひ浅草でとっておきの素敵なものを見つける休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【連載】鎌倉へおでかけ♪歴史と自然に囲まれた街
歴史とともに育ってきた街・鎌倉。街のあちこちに由緒正しい史跡が残り、ゆったりと散歩しながら古の雰囲気が残る場所を巡ることができます。また史跡...
引用元:https://www.google.com/maps/uv?pb=!1s0x60188ec6d4a605c9%3A0xfc781bb625bfd7dc!3m1!7e115!4shttps%3A%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fp%2FAF1QipOTDaMoJ9USPbN3a5tIkrW3o4cwOOemhszomCYQ%3Dw260-h175-n-k-no!5z5Luy6KaL5LiW6YCa44KK44Go5paw5Luy6KaL5LiW6YCa44KKIC0gR29vZ2xlIOaknOe0og!15sCgIgAQ&imagekey=!1e10!2sAF1QipOTDaMoJ9USPbN3a5tIkrW3o4cwOOemhszomCYQ&hl=ja