検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【連載】小さくて可愛い!春が旬の小花16選!ナチュラルブーケにもおすすめ

春のウェディングブーケにも、おうちのインテリアにも、ぜひ取り入れたいかわいい小さい花たちを、色別でまとめました。出回り時期や価格の相場、長持ちするかどうかなども解説。おすすめの飾り方や、ほかのお花との合わせ方なども一緒にご紹介します。
2021年2月14日
しまうま花屋
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

春が旬!小花の魅力

この時期しか出回らない旬の花も

出典: https://unsplash.com/photos/vBAbIAAJ7T4

春、たくさんの植物が花開く季節。春が旬のお花は多く、花屋でもわずかな時期にしか出回らないお花がいくつもあります。今回フォーカスするのは、春が旬の小花たち。野から摘んできたようなナチュラルな雰囲気がかわいい、小さい花たちを集めてみました。

使いやすい小さい花たち

出典: https://unsplash.com/photos/zwPYmB1GlNE

小花というと繊細なイメージも多いですが、意外と丈夫で長持ちする種類も多くあります。今回は実際に春に花屋の店頭に並ぶお花の中で、おうちでも飾りやすく、ウェディングブーケなどにも使いやすい種類をまとめています。気になるお花があればぜひ近所のお花屋さんを覗いてみてくださいね。

【色別】①白

カスミソウ

出典: https://unsplash.com/photos/W2f2TY3OLqc

白い小花の定番といえば、カスミソウ。白い小さい花が1本にたくさんついてボリュームもよく、花束やアレンジメントでは定番です。カスミソウの切り花は年中出回りますが、本来の開花時期は5月〜7月頃。切り花では、卒業式や母の日前後が流通が多くなります。相場は1本300〜600円ほどで、よく長持ちもするお花です。

こんなふうに飾るとかわいい

カスミソウはナチュラルな雰囲気に飾ると今風。カスミソウだけをかわいいリボンで束ねて飾ったり、陶器やガラスの花瓶に生けたりすると雰囲気が出ます。

ウェディングブーケでは、カスミソウだけのブーケはナチュラルモードに、カスミソウに数本だけクラシックカラーのバラなどを添えるとちょっと大人っぽい雰囲気になっておすすめ。

マーガレット

出典: https://unsplash.com/photos/-Iu42YnNX4o

1月から5月頃までお花屋さんの店頭で見かけるのが、マーガレットです。白い花びらに黄色い芯、ふんわりしたフォルムがナチュラルな雰囲気でかわいいお花。1本100〜300円ほどでよく長持ちします。春らしく、しかもコスパがよいのでとてもおすすめです。

こんな飾り方がおしゃれ!

マーガレットも、マーガレットだけを5〜6本ガサッと花瓶に生けておくとおしゃれ。さりげない春のインテリアにぴったりです。柄の花瓶やきれいな色の花瓶にもよく似合います。

また、切り戻しをしながら楽しめば小さなつぼみも比較的よく咲きます。葉っぱを1本につき2、3枚ほどに間引きするのが長持ちさせるコツです。

マトリカリア

出典: https://unsplash.com/photos/puAtkgOo_WU

マーガレットのさらに小さい花、という感じのマトリカリア。スタンダードな品種はマーガレットのような配色ですが、八重咲きやポンポン咲き、色はピンクや黄色、緑などの種類があっておもしろいお花です。

相場は150〜300円程度で、1本の花付きにはちょっとばらつきがあります。切り花は年中出回りますが、春に特によく見かけます。

こんな飾り方がおすすめ

マトリカリアはマーガレットよりも小さく、茎も細いのでよりナチュラルな雰囲気を楽しめます。マトリカリアだけを飾ってもかわいいですが、ちょっとボリュームには欠けます。ユーカリなどの葉っぱ類や、青や緑、黄色の小花と合わせてもかわいくておすすめ。

スズラン

出典: https://unsplash.com/photos/oyVyPY422Fo

スズランは4月〜5月頃のみに出回る春から初夏が旬のお花です。小さいベル状の白い花が連なる姿がかわいく、ふんわりと香りもします。しかしあまり日持ちがせず、茎が短くて花束やアレンジメントに使いにくいため、お花屋さんの店頭に並ぶのはちょっと稀。出会えたら嬉しい春の花です。

どんな飾り方がかわいい?


そのまま花瓶に入れるだけでとってもかわいいスズラン。ストライプや青色のリボンがよく似合います。1本の相場は100〜200円ほど。最近は根っこのついたスズランが出回り、切り花より長持ちしておすすめです。

スズランは花・葉・茎など全部に毒があり、有毒成分は花瓶の水にも溶け出します。小さい子どもやペットのいるおうちでは取り扱いには注意しましょう。

レースフラワー

出典: https://unsplash.com/photos/dmZqmxLmFr0

レース細工のような繊細な小さい花がかわいいレースフラワー。基本的に白い種類のことですが、緑がかった品種や、赤色のダウカスと呼ばれる種類もたまに出回ります。ただし、ブルーレースフラワーと呼ばれるお花とは別の植物です。切り花は1本150〜300円ほどが相場で、年中ありますが春が旬です。

どんな飾り方がおすすめ?

レースフラワーは長い茎の先にシャワーのような形で小さい花がつくのが特徴。長い茎を生かして長めに1、2本生けると魅力的です。旬の季節は町の花屋や産直市場などで破格に売られていることもあるので、そんなときは豪快にガサッとたくさん飾るのもおしゃれです。

コデマリ

出典: https://unsplash.com/photos/SI3dzTg3NxE

白い小さい花を鞠状につけるコデマリ。春が旬の枝ものです。少ししなる柔らかな枝振りがかわいらしく、ボリュームもよいお花です。1月頃から4月頃までよく出回り、この時期どんなお花屋さんでも見かける定番のお花です。1本200〜350円ほどで、比較的長持ちします。

こんなふうに飾るとおしゃれ

数本流れるように生けるとコデマリの魅力がよく引き出せます。1本長めの花瓶に生けると簡単に雰囲気が出て初心者にもおすすめです。チューリップなどほかの春の花にとってもよく合います。大きめの葉っぱのユーカリなどと合わせてもおしゃれ。

ユキヤナギ

Photo by "KIUKO"

秋には紅葉の枝としても重宝するユキヤナギ。春に白い小さい花がつく花で、サクラとセットで公園などに植えられているのもよく見かけます。切り花では12月頃から4月頃まで出回り、旬の2〜4月頃には枝にびっしりと白い花がつきます。枝ぶりに差がありますが、1本100〜200円ほどが相場です。

こんな飾り方がおすすめ

大きめの花瓶に生けると、春のインテリアにぴったり。リビングやダイニングテーブルによく生えるお花です。流れる枝振りが美しいので、ふんわりと生けて空間をダイナミックに使うと映えます。

コデマリと混ぜて使っても春らしい雰囲気で楽しめます。足元にマーガレットなどを合わせて、春の野花っぽくナチュラルにまとめるのもおしゃれ。

【色別】②ピンク

スカビオサ

小花の集合体でできたスカビオサ。ちょっと個性的な花姿と、多様な花色と咲き方が魅力の切り花です。紫・ピンクのバリエーションが豊富で、ピンク系の小花を探している人にはおすすめ。年中出回っていますが、春が旬で豊富な種類が並びます。相場は1本200〜300円ほどです。

こんな飾り方がかわいい

ひょろっとした細い茎の先に、もりっと小さい花がついているのが魅力です。茎は細いですが意外と硬くてしっかりしているので、長めに生けてもきれいです。

小花系のウェディングブーケでは定番のお花です。ラムズイヤーなどのふわふわしたシルバーリーフなどとも相性抜群。いろんなピンクの種類があるので、ピンク濃淡でまとめてもかわいいです。

アスチルベ

Photo by kanonn

野に咲く花のようなナチュラルさがかわいいアスチルベ。穂状に小さい花がつき、ふわふわとした印象のお花です。春から初夏が旬で、1本150〜300円ほど。淡いピンクが代表的ですが、白色や濃いピンク、最近は染めた青色などの種類もあるようです。

どんなふうに飾るのがおすすめ?

くすんでないきれいなピンクで、かわいい印象です。アスチルベだけをまとめて飾ったりブーケにするとナチュラルガーデンテイストに仕上がります。

ユーカリなどのシルバーグリーンや、ワインレッド系のお花と組み合わせるとちょっと大人っぽい雰囲気に。基本的にほかのお花と合わせやすいお花です。


アストランチア

Photo by cvtperson

こちらも、野に咲くお花の雰囲気がおしゃれなお花。ちょっとカサッとした質感がおもしろいお花です。淡いピンク〜白い品種や、ちょっとワインレッドなどの種類があります。1本200〜300円ほどで、枝分かれして数輪お花がつきます。春と秋によく出回りますが、輸入もあるので比較的1年中手に入ります。

どんなふうに飾る?

ワイルドフラワーのような雰囲気もあるアストランチア。ドライフラワーにもできて長持ちします。ちょっとくすんだような色合いが特徴で、アンティークテイストによく似合う花です。

摘んできたお花のように、数本シンプルに生けるのも素敵。バラやアネモネなど大ぶりなお花に合わせてもおしゃれにまとまります。

シレネ・サクラコマチ

桜のような形の小さい花がかわいい、シレネ・サクラコマチ。春にはお花屋さんでよく見かける定番のお花です。サクラコマチはシレネの中でもアルメリア種という仲間の品種のひとつ。

シレネは非常にたくさんの種類がある植物ですが、切り花で出回るのはわずかで、ほかにユニフローラ種のひとつ、グリーンベルもかわいくておすすめです。

どんな飾り方がおしゃれ?

優しいピンク色で、ふんわりした雰囲気が特徴です。野から摘んできたお花のようにナチュラルに生けるとかわいいお花。ただ1本のボリュームが少なめなので、小さくかわいらしく生けるのが似合います。古くなったお花を取りのぞきながら楽しむと長持ちします。

【色別】③黄

ミモザ

出典: https://unsplash.com/photos/q_L86AMCA5M

春の小花の定番・ミモザ。ミモザの黄色は春らしく、あたたかみを感じさせてくれます。ミモザとはアカシアという植物の通称で、いくつか種類があります。1本300〜500円ほどが相場です。

そのままドライフラワーになるのが魅力でもありますが乾燥しやすいので、フワフワ感を楽しみたい方は暖房の効いていない場所で楽しむのがおすすめ。

こんな飾り方がおすすめ

ミモザは1月頃から3月頃までしか出回らない旬のお花です。枝がしなりやすく加工しやすいので、リースやスワッグなどが人気。もちろんそのままガサッと花瓶に生けるだけで春らしいお部屋に変身させてくれます。

反対色の紫のアネモネやチューリップなんかと生けても素敵です。ガラスや真っ白な花瓶などシンプルな花瓶が似合います。

そのほか

春はチューリップ、スイセンやヒヤシンス、スイートピーなど黄色いお花が多いのですが、小花となるとあんまり種類がありません。白い花の項でご紹介したマトリカリアやマーガレットの黄色の種類が出回ることも。

枝ものだと12〜3月頃に出回るロウバイや、サンシュユ、マンサクなどがあります。春の黄色い花についてはこちらにまとめていますので、合わせてこちらもご覧くださいね。

【色別】④青・紫

ニゲラ

出典: https://unsplash.com/photos/Cb6DnrsLViA

切り花では、3月頃から5〜6月頃まで出回るニゲラ。糸のような葉っぱと繊細な花びらのお花がかわいくて幻想的なイメージのお花です。水色や青、紫、ピンクなどの種類があります。1本150〜300円ほどが相場で、枝分かれもしますが1本の茎につきお花1輪つくものが多めです。

どんなふうに飾る?

繊細であんまり日持ちはしませんが、この時期にしか出回らない旬のお花。出会えたらつい買ってしまいたくなる切り花のひとつです。数輪花瓶に生けておくだけでおしゃれに決まります。

お花は散りやすいのですが、葉っぱはしおれにくく長持ちします。お花が終わったら、ほかのお花に添えるグリーンとしても使えておすすめです。

ベロニカ


にょろっと伸びた花穂がかわいいお花です。青や紫色の他に、白やピンクの品種もあります。イングリッシュガーデンでもよく使われるお花で、庭から積んできたようなナチュラルな雰囲気が魅力です。4月頃から初夏まで出回ります。切り花としては、ちょっと水下がりしやすいのが難点です。

こんな飾り方がおすすめ

縦のラインがかわいいので、長めに生けるとかっこよく仕上がります。数本を束ねて、ブーケのようにするとナチュラルな雰囲気に。ニゲラなどふんわりしたフォルムのお花ともよく合います。口の大きい花瓶に倒すように生けるとさりげないおしゃれ感が出ておすすめ。

パキッとした紫色で、緑系のお花と合わせると初夏の装いです。ブライダルではナチュラルなクラッチブーケによく合います。

【色別】⑤緑

ビバーナム・スノーボール

小さいアジサイのようなフォルムときれいな黄緑〜白い花がさわやかなビバーナム・スノーボール。4月頃から初夏まで出回るお花です。つぼみが緑色で、咲き進むと白い花が開きます。春はつぼみがちの緑っぽい状態がよく出回ります。

1本の枝ぶりには差がありますが、だいたい相場は200〜400円ほど。切り花ではちょっと水下がりしやすいですが、うまく切り戻せばよく楽しめます。

どうやって飾る?

お花が重く垂れ下がりやすい上に水下がりすることも多いので、ほかのお花にはさむように使うときれいに楽しめます。しっかり水揚げされているときは、長めに生けても素敵です。

爽やかな緑色で、ピンク系のお花や紫系のお花にもよく合います。少し暖かくなってきた春の雰囲気にぴったりのお花です。

ブプレリューム

ブプレリウム、ブプレウルムとも表記されます。柔らかな茎がふんわりと枝分かれし、風になびくような優しいナチュラルな雰囲気のブプレリューム。切り花は周年出回りますが、特に卒業式シーズンにはたくさん見かけます。1本200〜400円でボリュームもよく、長持ちするのでコスパのよいお花です。

こんなふうに飾るのがおすすめ!

水下がりしやすいですが、切り戻しすると比較的よく元気になり長く楽しめます。数本長めにふんわり生ければ、春らしい優しい雰囲気に。枝分かれして小分けにしやすいので、小さめに生けてもかわいいお花です。

お花ですが葉っぱのような雰囲気なので、ほかのお花にもよく合います。ビバーナム・スノーボールや、黄色いお花とも相性がよくておすすめ。

さいごに

メインにも脇役にも

出典: https://unsplash.com/photos/MN_6PFn906I

春が旬の小さい花たち、ほかのお花と合わせれば名脇役に、メインに使えば素朴でナチュラルでかわいくなります。1本でボリュームがよいお花も多いので、コスパも高め。ご紹介した種類はどんな花屋さんでも置いていることが多い種類なので、気になる方は花屋に足を運んでみてくださいね。

過去の連載が気になる方はこちらから

この日曜連載では、実際にお花屋さんで買えるお花について、いろんなテーマでご紹介しています。季節の旬のお花や、髪飾りに使いやすいお花の種類なども記事にしていますので、気になる方はぜひ過去の記事もご覧になってみてください。