【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～早春の山梨で絶景とグルメを堪能～

ドライブで早春の山梨を観光しよう！

いい旅してますか？今週は早春の山梨県でドライブ旅を楽しみます。旅の舞台となるのは山梨県の県庁所在地である甲府市です。

甲府市は山梨県の中央部に位置する市で、周辺を山に囲まれた盆地が特徴となっています。富士山や南アルプス、八ヶ岳などの名峰を市内一円から望むことができ、自然も豊かで観光地としての魅力に溢れています。

今回のドライブ旅のスタートとなるのは中央自動車道「双葉スマートIC」で、東京方面からも長野方面からも甲府市にアクセスがしやすくなっています。果たしてどんな観光スポットが登場するでしょうか。乞うご期待です。

ドライブ旅の行程をご紹介

それではさっそく今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。最初は渓谷美の絶景が堪能できる山梨県きっての名所を訪れます。徒歩で散策を楽しんでからロープウェイに乗り込み、山の上から絶景を眺めます。

ランチタイムは山梨の名物グルメを食し、午後の部は早春に咲く梅の花の名所からスタートします。お花見の後は甲府駅前にあるレトロな街並みを見学し、市内の温泉ホテルに移動して日帰り温泉を堪能します。ドライブ旅の最後は名物グルメでディナーをいただいて帰途に着きます。

山梨で日本一の渓谷美を堪能

御岳昇仙峡

まず最初に訪れるのは日本一の渓谷美と称される山梨を代表する観光スポットです。昇仙峡は秩父多摩甲斐国立公園内にある渓谷で、そこを流れる荒川によって花崗岩が侵食され、断崖絶壁に奇岩や怪石が連なる独特の景観をつくり出しています。

春から夏の新緑の景色や秋の紅葉の景色、冬の雪化粧した水墨画のような景色と四季折々に綺麗な景色を楽しめます。車窓からも綺麗な景色が眺められますが、昇仙峡の醍醐味はやはり渓谷沿いに整備された遊歩道からの景色でしょう。体力やスケジュールに合わせてさまざまなコースを選択できます。

昇仙峡に新名所誕生

昇仙峡に新しくお目見えしたのが「クリスタルファウンテン」と呼ばれる噴水です。水晶発祥の地である昇仙峡をアピールすべく整備されたスポットで、大きな噴水の上部には天然物の水晶が贅沢にデコレートされています。昇仙峡の綺麗な景色によくマッチしているのでぜひ見学してみましょう。

今回ご紹介している観光コースでは昇仙峡の「滝上市営駐車場」に車を置いて、昇仙峡の主要な名所を巡る片道30分ほどのコースをおすすめしています。クリスタルファウンテンを見学してから遊歩道を歩いて「仙娥滝」や「覚円峰」などの名所を巡ります。

観光スポットのアクセス情報

ロープウェイから絶景を眺めよう！

昇仙峡ロープウェイ

遊歩道から綺麗な景色を楽しんだ後は今度はロープウェイから絶景を堪能しましょう。ロープウェイの乗り場までは遊歩道を戻ってきたその足でそのまま歩いていくことができます。

仙娥滝駅と頂上のパノラマ駅とを5分ほどで結んでいて、パノラマ駅の標高は1,058mにもなります。ゴンドラ内からの景色ももちろん綺麗ですが、パノラマ台から眺める南アルプス連峰や富士山の景色はまさに絶景というにふさわしいものです。

頂上には数ヶ所に眺望ポイントがあるので、それらのポイントを巡りながら綺麗な景色を堪能するのがこの観光スポットの楽しみ方です。

プチ登山で絶景を満喫

カップルにもおすすめなのが「約束の丘」と名付けられた眺望ポイントですね。綺麗な景色が眺められるのはもちろんですが、この場所には「出会いの鐘」と呼ばれる鐘が設置されていて、カップル仲良く鐘を鳴らすことができます。

鐘の隣には手紙を入れるポストが設置されていて、手紙を書いてポストに投函すると一年後に自分の住所に届けられる仕組みになっています。届いた手紙を見ながら二人でこのスポットを訪れた時の思い出を語り合えるのはなかなか素敵ですね。ちょっとロマンチックな山梨の絶景スポットにぜひ出かけてみましょう。

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山梨の名物グルメでランチ

君作

早春の昇仙峡を思いっきり堪能した後はランチで山梨の名物グルメを味わいましょう。昇仙峡の駐車場から甲府の市街地へと30分ほどドライブするとグルメスポットに到着します。

君作は山梨でも有名なそばの名店で、地元客にも観光客にも人気のお店となっています。もちろん美味しいそばは必食のグルメですが、こちらで食べられる山梨グルメがおすすめです。それが「甲府鳥もつ煮」です。

このグルメは昭和25年頃に市内のそば店でが考案したグルメとされていて、鶏の砂肝やハツ、きんかんなどを甘辛い濃厚な醤油ダレで煮込んでつくります。

名物グルメはセットがおすすめ！

君作ではこの名物グルメを単品とセット両方で味わうことができます。おすすめは「とりもつセット」で、自慢のそばに白いご飯、鳥もつ煮と小皿、お新香が付いてきます。

濃い味の鳥もつ煮は白いご飯がどんどん進んでしまいますね。これだけついてお値段何と1,200円。鳥もつ煮の単品が650円ということを考えるお得であること間違いありません。

ボリューミーですが美味しいので女性でもペロリと完食ですね。もう一つの山梨グルメも味わえますが、それは今回のドライブ旅の最後のお楽しみに残しておきましょう。

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山梨の花の名所で景色を眺めよう！

不老園

名物グルメを味わったなら午後の部のスタートです。次は早春を彩る梅の花を観賞しに出かけましょう。君作から2分ほどドライブすると不老園にアクセスできます。

不老園は明治30年に開園した梅園で、市内にあった呉服店の店主が全国を旅しながら見つけた梅の木を自分の別荘に植えたのがこの公園のルーツとなっています。

現在は全部で20種類ほどの梅を楽しむことができ、お花見で春の訪れを感じることができます。早咲きの梅は2月初旬頃から楽しむことができ、遅咲きの梅は3月下旬頃まで観賞することができます。

展望台からの眺めも見どころ

不老園の特徴は平地ではなく山を切り崩してつくられていることです。奇岩の間を縫うようにして散策路が整備されていて、谷や池などもあって一般的な梅園とは雰囲気が大きく異なっていますね。梅だけでなく桜や躑躅、牡丹など他の花木も植えられていてそのバランスが非常に見事です。

散策路の途中には展望台があり、富士山や南アルプスの綺麗な山々の絶景が眺められます。早春の時期は雪をたたえた山々がとても綺麗ですね。園内の売店では甘酒や温かいうどんやそばなど販売されています。ぜひ体を温めながら春探しを楽しみましょう。

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ノスタルジックな山梨の観光名所

甲州夢小路

早春の綺麗な花を観賞したなら今度はノスタルジックな観光スポットへとドライブしましょう。不老園から8分ほどドライブした場所にある甲州夢小路です。この観光スポットは明治時代から昭和時代初期の頃の甲府城下町の町並みを再現していて、石畳の路地にはたくさんお店が軒を並べています。

それぞれのお店は古民家風や蔵造り風のレトロな店構えとなっていて、見て歩くだけでも立派な観光になります。ジェラート店やワイン蔵、アクセサリーショップや飲食店など、飲み食べしたりお土産を購入したりして楽しむことができます。

時の鐘を鳴らしてみよう！

甲州夢小路には「時の鐘」と呼ばれる建築物が立っています。この鐘は寛文年間に甲府城下にあった寺院につくられた鐘桜が基となっていて、移転先の火事でいったんは消失してしまいましたが、文化15年に再建されました。

明治時代に取り壊されるまで市民に変わらず時を知らせてきたこの鐘が甲州夢小路に再建されたのは平成25年のことです。

この鐘にはボタンが設置されており、それを押すと鐘が鳴り響きます。誰でも無料で押せるのでぜひ試してみましょう。明かりが灯された夜の甲州夢小路も素敵なのでぜひその時間まで留まってみましょう。

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山梨は温泉も素敵！

甲府・信玄温泉 ホテル1-2-3

一日たっぷり遊んだ後は温泉で疲れを癒しましょう。甲州夢小路から15分ほどドライブした場所にあるホテル1-2-3に移動します。この温泉ホテルはリーズナブルに宿泊が楽しめる人気の宿泊施設ですが、ホテルにある大浴場を日帰り客にも提供しています。

湯船に満たされている温泉は薄い黄金色をした弱アルカリ性の天然温泉で、湯量が豊富で泉温も高めのため加温も加水もせずにかけ流しで湯船に流し込んでいます。湯口に鼻を近づけるとモール臭が香りますね。賑やかな市街地でこんな良質の温泉を楽しめるのは幸せですね。

露天風呂からは富士山の景色も！

温泉浴場は本館と別館に分かれていて、本館には内湯と五右衛門露天風呂が、別館には檜風呂と富士見風呂があります。本館の五右衛門露天風呂は湯がぬるめのため、長湯を楽しむにはぴったりな湯船となっています。

また、別館の富士見風呂も露天風呂になっていて、天候に恵まれると遠くに富士山の景色を眺めることができます。サウナと水風呂もあって疲れはこれでいっぺんに吹き飛んでしまいます。

残念ながら貸し切りで利用できる家族風呂は宿泊者限定となっていますが、良質の温泉を500円で堪能できれば満足度100%ですね。

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ディナーももちろん山梨グルメ

ほうとう小作 竜王玉川店

ドライブ旅の最後は再び山梨グルメを味わいましょう。ディナーで訪れるのはホテル1-2-3から10分ほどドライブした場所にあるほうとうの名店です。

ほうとうは今や全国に知られる有名な山梨グルメですね。極太の麺をカボチャやゴボウ、サトイモやニンジンなどたくさんの野菜と一緒に煮込んだグルメで、かの有名な武田信玄が戦争の際の食事に用いたことからこの食文化が山梨県に根付いたといわれています。

ほうとう小作は山梨県内を中心に9店舗を構える名店で、観光客のみならず甲府市民も小作にこよなく足を運んでいます。

竜王玉川店オリジナルのほうとうもアリ！

小作の魅力は注文を受けると一つずつ丁寧に鉄鍋を使って料理をこしらえていることです。ほうとうを提供するお店は山梨県内の至る所にありますが、鉄鍋ごと提供するお店はほとんどありません。

このグルメは冷めてしまうと美味しさが半減してしまうため、冷めにくい鉄鍋なら最後までアツアツのまま食べることができますね。

竜王玉川店にはプリプリのモツと刻みネギがたっぷりと入った「辛もつほうとう」という限定メニューがラインアップされています。まだ寒さが厳しい早春の時期にはアツアツでピリッと辛いこのほうとうが最高です。

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山梨で小さな春を見つけよう！

今週は早春の山梨県を巡るドライブ旅をご紹介しましたがいかがでしたか？絶景、お花見、グルメ、温泉と早春の時期の山梨県は目が離せません。人も車も寒さ対策を万全にして山梨へ小さな春を見つけに出かけてみましょう。

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