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【連載】2月の寄せ植えに使える草花・7選!冬春のガーデニングにおすすめ

2月、実際に花屋やガーデニングショップで買える花7選!寄せ植えに使いやすくて育てやすい、おすすめの草花を紹介します。冬から春まで長く楽しめて、初心者でも簡単におしゃれな寄せ植えを作りやすいお花たちをピックアップ。2月のガーデニングにおすすめのお花たちです。
2021年2月7日
しまうま花屋
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目次

2月から春まで楽しめる草花たち

まだ肌寒い2月は寄せ植えがおすすめ

出典: https://unsplash.com/photos/p4cGZMcog4c

冬真っ只中の2月のガーデニングはバラや花木の剪定、庭の土の準備など、下準備が多い季節。そんな中お花屋さんや園芸店では、続々と春らしいお花の苗が並び始めます。まだ花壇に植え付けるには肌寒いこの季節、春の花を楽しむのにおすすめなのが寄せ植えです。

おしゃれにまとめやすい花が多い季節

出典: https://unsplash.com/photos/unuB0ECmrdE

この時期出回るお花はかわいらしい小花も多く、ほかのお花と合わせやすいお花が多いのが特徴。そして丈夫で育てやすく手間がかからない花が多いのも嬉しいポイントです。簡単におしゃれでセンスのいい寄せ植えが作りやすく、初心者も挑戦しやすくておすすめ。

今実際に買える冬〜春の草花たち

今回も、寄せ植えに使いやすいお花を中心に冬〜春のガーデニングにおすすめしたい草花たちをピックアップしました。どれも2月頃から実際にお店で買えるお花なので、気になった方はぜひお近くのお花屋さんを覗いてみてくださいね。また、気になる方は1月にご紹介したお花も合わせてご覧になってみてください。

1:イベリス

こんもりと華やかな白い花

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

スペインなどが原産のイベリス。英語ではCandy Tuft(キャンディタフト)とも呼ばれ、砂糖菓子のようと例えられることの多いかわいらしいお花です。春から初夏まで咲き、2月頃からお店に出回り始めます。毎年咲く宿根イベリスと、一年草のイベリスがあります。

2月の花屋でよく見るお花

一年草のイベリスは、甘い香りのする白色の「アマラ」や、ピンクや紫の花が咲く「ウンベラータ」などの品種があります。毎年咲く宿根イベリスのうち「センペルビレンス」は園芸種として主流で、真っ白でお花が大きめの「ブライダルブーケ」や「スノーサーファー」が人気の種類。2月にはこの2つがよく店頭に並び、切り戻しながら初夏まで楽しめます。

こんな寄せ植えにおすすめ

寄せ植えに使うには初夏に花が終わったら枯れてしまう一年草が向いていますが、宿根イベリスも人気。宿根イベリスの場合、初夏に花が終わったら地植えにするか単独のコンテナに植え替え、毎年楽しむのもおすすめです。

アリッサムやマーガレット 、シクラメンなど白系でまとめると簡単にセンスのいい仕上がりに。シルバーリーフや黄緑系の葉ものにも、ブラックリーフに合わせるのもおしゃれです。

2:シレネ・ユニフローラ


300種類以上もあるシレネ

Photo byjhenning

シレネは世界中に約300種類の品種が知られるナデシコ科の植物です。非常に種類が多様でなおかつ園芸種も多く、花の色形もそれぞれ。園芸種では一年草のアルメリア種・ペンデュラ種と、多年草のユニフローラ種がポピュラーです。中でも2月頃から出回り始めておすすめなのがシレネ・ユニフローラです。

特徴的な花の形とニュアンスカラーがおしゃれ

シレネ・フローラは袋のような形状のガクの柵にお花が咲くのが特徴的で、黄緑〜ピンク色の絶妙な春らしいカラーリングもおしゃれなお花です。株自体は匍匐性で、垂れ下がるようにお花をつける品種や、お花がふんわりと立ち上がるように咲く品種があります。横に広がり、グランドカバーや花壇の手前に植えるとよく映えます。

どんな寄せ植えにおすすめ?

弱アルカリ性の土壌を好むシレネが多い中でユニフローラは弱酸性〜弱アルカリ性で育ち、寄せ植えにも向く種類です。寄せ植えの手前のほうに植えれば、鉢を覆うように株が広がってナチュラルな雰囲気になります。

春らしいニュアンスピンクや紫の花によく合います。斑入りの葉っぱの種類はカラーリーフとしても使えて人気です。ハンギングに使うと、ドレスのように広がって素敵。鉢に単体で植えるととてもボリュームよく育てられます。

3:ムスカリ

2月は芽出し球根の季節

出典: https://unsplash.com/photos/E3oBOl6udPc

2月のガーデニングの楽しみのひとつが、芽が少し出た球根の苗です。芽出し球根苗とも呼ばれます。秋の球根を買い忘れた方も、球根植物初心者の方も、冬の管理をせずとも簡単に球根植物を楽しめておすすめ!その中でも早めに咲くのが、ムスカリです。青い小さな花はかわいらしく、小さいながら存在感があります。

植えっぱなしでもOK

鉢でも植えっぱなしで毎年咲くため、初心者にもおすすめの球根植物です。非常に種類も多く、青だけでなく水色や紫、白やピンク、さらには八重咲きなど咲き方の種類もいくつかあります。終わった花を摘み取ると、1つの球根からでもいくつか小さい花が咲いてさらに長く楽しめます。

センスのいい寄せ植えにするには

ムスカリは主役にも名脇役にもなるスグレモノ。ムスカリだけを植えてもかわいいですし、ムスカリの間にカラーリーフを入れた寄せ植えも素敵です。足元に苔を貼るとセンスのいい感じに仕上がります。

芽出し球根の苗を買った場合は、ポットの中で根っこが回っている可能性があるので、一度根っこをほぐしてちょっと大きな鉢に植え替えるとより長く楽しめます。

4:スイセン

2月に春の香りを

出典: https://unsplash.com/photos/epV802g5T7A

日本では切り花でもお馴染みのスイセンも、たくさん芽出し球根が出回ります。日本で自生する、白い花びらに黄色のリップが特徴のスイセンはニホンスイセンという品種。これは冬に開花し、出回り時期も早めです。2月出回るスイセンは西洋スイセンと呼ばれる種類で、2月から春頃に旬を迎えます。


咲き方や色、香りも種類豊富

西洋スイセンには大輪のラッパスイセンや八重咲きスイセン、1本の茎でいくつも花が咲く房咲きスイセンなど豊富な種類があります。花色は白、黄色、ピンクやオレンジなど。また品種によって香りの濃さや甘さも違い、それぞれ楽しめます。

球根を植えるときは10cmほどの深さに埋めるのが通常ですが、鉢に植える場合は球根が見えていてもOK。芽出し球根苗を植え替える場合も、頭を土から少し出した方が腐らずに育ちます。

こんな寄せ植えがおすすめ

スイセンはもともと群生して育つので、まとめて植えるのがよく似合います。スイセンの黄色はこの時期の少し寂しいお庭や風景にとても映え、春を感じさせてくれます。

ほかの球根植物とも相性がよく、細長いコンテナにそれぞれ群生させるように植えるのもおしゃれ。スイセンだけを植えるのも香りがよくておすすめです。株元がさみしくなるときは、苔や小さなバークチップを敷き詰めると自然に近い雰囲気に。

5:カレンデュラ

ハーブとしても人気の植物

Photo by photofarmer

カレンデュラは地中海原産のキク科の植物。日本名ではキンセンカ属といい、フユシラズ(ホンキンセンカ)などが園芸種として昔から人気です。ポットマリーゴールドとも呼ばれ、ヨーロッパではハーブとして利用されてきました。花びらから作られるオイルや軟膏は、皮膚の炎症を抑制し再生を促す効果があるといわれています。

丈夫で育てやすい

フユシラズなど一年草の品種が多いですが、多年草の品種もあります。どちらも開花時期が非常に長く、とても丈夫で育てやすい植物です。黄色やオレンジが主流ですが、最近はおしゃれなコーヒー色やブロンズ系の色合いの品種がたくさん出ています。一重咲きや八重咲きなど咲き方も豊富です。

こんな寄せ植えにぴったり

人気のシックな色合いのカレンデュラは、3月〜7月頃が開花時期のため2月頃に苗が出回り始めます。株が大きくなりがちなので、同じく生育旺盛なビオラなどと合わせるとバランスがよくなります。

銅葉のカラーリーフや黒いビオラなどと合わせるとセンスのいい寄せ植えに。ピンク〜アプリコット系のニュアンスカラーのビオラや、デージーなどと合わせて春らしくまとめるのもかわいくておすすめです。

6:オステオスペルマム

手間いらずで育てやすい

フリー写真素材ぱくたそ

多年草のキク科の植物で、1月〜5月頃と9月〜11月頃に開花するオステオスペルマム。冬〜春と秋頃によく苗が出回ります。開花時期が長く、花がたくさん咲いてガーデニングでは重宝するお花です。色の種類が豊富で、青、紫、黄色、オレンジ、ピンク、白や絶妙なカラーリングの品種がたくさんあります。

芸術的な品種が豊富

一重咲き、八重咲き、花の中心部だけ八重咲きなど多種多様な品種があります。個性的な花姿や芸術的な花色の品種が多く、ついつい揃えたくなってしまう種類の多さです。草丈も低いものから高いものまであり、花壇にもコンテナにも、寄せ植えにも選びやすいのがポイント。

センスのいい寄せ植えにするには

斑入りの葉っぱの品種などもあり、カラーリーフとしても使えます。花色によっていろんな雰囲気の寄せ植えに仕上がります。個性的なオステオスペルマムを見つけたら、それだけでセンスのいい寄せ植えになること間違いなしです。

もりもりと咲くのでハンギングに使ってもバランスが取りやすいオステオスペルマム。バスケット風の鉢にも、素焼きの鉢でも、どんな鉢にも合わせやすいのもよいところです。


7:ネモフィラ

幻想的な雰囲気のする花

フリー写真素材ぱくたそ

一面青の絨毯になるネモフィラ。春になると全国各地でネモフィラの名所が人気を博します。柔らかい青色がかわいらしく、ちょっと幻想的な雰囲気もするお花です。青色が代表的ですが、白色や黒色の品種もあります。4月から5月頃に開花する一年草です。

大きくなって育てやすい

株がどんどん広がってボリュームがよく、次々にお花が咲きます。花壇のグランドカバーとしても最適です。こぼれ種でもよく増えます。日陰に置くとひょろひょろと間延びしてしまうので、日向が向いています。また、水のやりすぎも徒長の原因に。古くなったお花を根元から取り除いてあげると、よりたくさんのお花が咲きます。

カラーリーフとしても使える

小さいお花と優しい雰囲気でほかのお花ととっても合わせやすいネモフィラ。シルバーリーフの品種もあり、葉っぱのかたちも美しいのでカラーリーフとしても使えます。

生育旺盛でひとつの株がどんどん大きくなるので、寄せ植えにするには入れすぎないのがポイント。ネモフィラの勢いが強くなりすぎないようにコントロールするとバランスのよい寄せ植えを長く楽しめます。

2月のお庭に寄せ植えを

今実際に買える花たち

出典: https://unsplash.com/photos/Zig98sKFfgY

今回ご紹介したお花たちは、ガーデニングショップはもちろん、切り花のお花屋さんやスーパーのお花屋さんの小さな苗コーナーにも売られているような種類を中心にピックアップしました。

寄せ植えはハードルが高くても、お気に入りの鉢に植え替えるだけでもセンスのいい鉢植えが作りやすい花たちです。ぜひ試してみてくださいね。

過去の連載はこちらから

この日曜連載は、切り花の花屋とガーデニングショップでの勤務経験のあるライターが「お花屋さんで買える実際に花たち」をいろんなテーマでご紹介しています。おうちで楽しむ旬の切り花なども解説していますので、気になる方はぜひこちらもご覧になってみてくださいね。