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【連載】1月の寄せ植えにおすすめ!冬〜春のガーデニング草花5選

寄せ植えで1月のお庭を彩りたい!1月から春まで長く楽しめる、寄せ植え向きの冬に咲く花をご紹介します。花屋やホームセンターで実際に今買える種類を中心にピックアップ。ハンギングやギャザリングに向く花や、初心者でもセンスのいい寄せ植えにしやすい植物も!
2021年1月26日
しまうま花屋
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目次

1月の寄せ植えにおすすめの草花たち

寒さの厳しい冬に咲く草花

まだ寒さの厳しい1月。お庭には鮮やかなお花が少なくなる季節です。お花屋さんでは冬に咲くお花たちに加え、一足先に春を届けてくれるお花たちが出回り始める時期でもあります。特にお庭にお花が少ない季節には、寄せ植えがおすすめ。玄関先やベランダを華やかにしてくれます。

旬の花、ガーデニング編スタート

これまでこの日曜連載では、毎月実際にお花屋さんで買える旬の花をご紹介してきました。先日、花屋で買える旬の切り花を12ヶ月分お届け終わりましたので、今回からはガーデニング編をスタート!

実際にこの時期に花屋やホームセンターに並ぶお花たちをピックアップしていますので、この記事で気になった花があればぜひお花屋さんを覗いてみてくださいね。切り花編が気になる方はこちらもぜひチェックしてみてください!

1:パンジー・ビオラ

冬に咲く花の代表格

冬に咲く花の定番・パンジーとビオラ。花の少ない時期にたくさんの彩りを与えてくれる冬のガーデニングの主役ともいえるお花です。その上長い間咲き続けてくれて、育てやすく、種類も豊富!現在は国内でもセンスのいい育種家による多彩な品種が生まれ、さらに丈夫で育てやすく進化もしています。

1月にもっとも買いやすい花

パンジーとビオラはヨーロッパ原産の1年草。開花時期は10月から5月までと非常に長く、切り戻せばお花も咲き続けてくれ初心者にもおすすめの草花。花色が非常に豊富で、絶妙なカラーリングの品種がたくさんあります。

日本の園芸界では一般的にお花が大きいものがパンジー、小さいものがビオラと呼ばれますが、分類的には同じ植物で明確な違いはありません。1月の花屋はパンジーやビオラがたくさん並んでいます。

どんな寄せ植えに合う?

1月の寄せ植えはほとんどパンジー・ビオラがメインと言っても過言ではないほど。特にお花が小さくて丈夫なビオラは寄せ植えやハンギングにも使いやすくておすすめです。

パンジー・ビオラを複数使うときには、お花の大きさを混ぜて使うとセンスのいい寄せ植えに見えます。同系色でも暗い色と明るい色を入れるなど濃淡をつけるのもポイントです。ハンギングではこぼれるように配置するとナチュラルな雰囲気に。


2:プリムラ

カラフルな花色が魅力

Photo bycongerdesign

こちらも冬に咲くお花らしいお花の代表格。プリムラというのは学名で、日本名ではサクラソウといいます。サクラソウ属は北半球を中心に世界各地に分布し、品種は500種以上あるとか。園芸種では、日本に分布する品種は特にサクラソウと表記され、主にヨーロッパで品種改良された品種たちをプリムラと呼んでいます。

開花時期は11月から4月

本来多年草ですが、日本の暑さには弱いことからほとんどが1年草として扱われています。開花時期は11月頃から4月頃にかけてと長め。花色が非常に豊富で、ビビットカラーを使えば元気で鮮やかな寄せ植えに、ニュアンスカラーなどはセンスのいい仕上がりになります。

品種は主にヨーロッパ系のポリアンサ、ポリアンサよりコンパクトな株のジュリアンが人気。アジア系のマラコイデスは日本のサクラソウに近く、同じくアジア系のシネンシス、オブコニカはその間のような花姿をしています。

どんな寄せ植えにおすすめ?

ポリアンサやジュリアンはお花がぎゅっと集まって見えるので、ポイントカラーにもメインカラーにも使いやすいお花。ジュリアンをはじめフリージアのような香りを持つ品種があり、香りも楽しめるのが特徴です。

株がコンパクトなジュリアンはハンギングやギャザリングなど、ぎゅっと詰まった寄せ植えに向いています。背が高いマラコイデスなどは柔らかな印象になって春先の寄せ植えにもぴったり。

3:シクラメン

上品な雰囲気の冬の花

Photo by ai3310X

シクラメンは、冬に咲く花鉢の定番。冬にパッと鮮やかな赤やピンク色が印象的です。大輪系・中輪系・ミニ系があり、シクラメンというと寒さに弱い室内向き鉢植えのことを指すのが一般的です。ガーデニングに向くのはミニ系の中でも寒さに強く品種改良されたもので、ガーデンシクラメンと呼ばれます。

冬に咲く球根植物

シクラメンは球根植物の多年草です。こちらも10月から4月頃と開花時期が長く、冬の花が少ない時期に凛としたお花を咲かせます。シンプルなタイプから、フリル咲きなどの華やかな咲き方もあり、さまざまな品種が生まれています。

ガーデンシクラメンとは言われていますが、シクラメンはもともとが寒さに弱いため、霜が降りる地域では庭植えより寄せ植えや鉢植えにして楽しむのがおすすめ。

どんな寄せ植えに合う?

シクラメンは品種改良されてさまざまな品種がありますが、原種のシクラメンも楚々とした上品な雰囲気でおすすめ。コウムやヘデリフォリウムという品種などは比較的丈夫で、寄せ植えに優しいアクセントをつけてくれます。

シクラメンは小さく分けにくいので、寄せ植えでは脇役に回すより主役に持ってくると配置しやすく、育てやすくなります。株がコンパクトなので、ハンギングにも使いやすい植物です。

7:スイートアリッサム


冬の寄せ植えの名脇役

Photo by coloredby

かわいらしい小花が魅力的なスイートアリッサム。ふんわりした雰囲気がほかのお花に合わせやすい、名脇役です。草丈が低く横に広がるので、絨毯のように喩えられることも。アリッサムという名前ですが学名はロブラリア・マリティマといい、本来のアリッサムとは別の植物です。

開花時期が長くて育てやすい

開花時期は2月〜6月、9月〜12月頃。地中海原産で本来は多年草ですが、日本の高温多湿に弱いため1年草として扱われます。寒さにも弱いので庭植えではお花を咲かせにくいですが、軒下の寄せ植えなどでは真冬も花を咲かせてくれることもあります。

白やピンク、紫、オレンジなどの花色があり、非常に育てやすくて初心者にはおすすめの植物。最近は夏に強いスーパーアリッサムという品種も人気です。

どんな寄せ植えにおすすめ?

とっても使いやすいので、寄せ植え初心者にぴったりの花です。華やかですが主張が強すぎないのが魅力。ビオラやパンジーなどと合わせるとふんわりかわいらしく、春を先取りしたような雰囲気に仕上がります。

株分けもしやすいので、細かく植えるギャザリングなどにも向いています。横に広がるので、寄せ植えの手前に入れると垂れ下がってナチュラルでセンスのいい仕上がりに。空間を埋めやすいのでハンギングにも向いています。

4:ラナンキュラス

柔らかな春らしい花

切り花としても人気の春の花。やわらかな花びらがかわいらしく、春の訪れを感じさせてくれるお花です。花色も非常に豊富な上、咲き方や質感もバラエティに富んでいます。近年ガーデニングでも人気が高まり、育てやすい品種も多く生まれている注目の植物です。

1月頃から出回り始める花

ラナンキュラスは秋植えの球根植物で、3月から5月に開花する多年草です。秋に球根も出回りますが、年明け頃から徐々に苗が並び始めます。一重咲きや変わり咲きも多く、これもラナンキュラス!?といった花姿のものも。

暑さや寒さに弱く、通常は開花時期が終われば球根を掘り上げて管理しますが、宮崎で生まれたラックスシリーズは植えっぱなしでも毎年お花を咲かせてくれるおすすめの品種です。最近は年明け頃にラックスシリーズが並ぶお花屋さんが多くみられます。

こんな寄せ植えにおすすめ

ラナンキュラスは草丈30〜50cmほどと背が高いのが特徴。そよそよと風に揺れる姿も趣があります。寄せ植えの高さを出すのに向いている植物です。次々とつぼみを開花させてくれるので、長い間楽しめるのも寄せ植えに向いています。

茎が少し弱く、ポキッと折れてしまうことがあるので寄せ植えを作るときには注意が必要です。ハンギングに使うのはちょっと上級者向け。籐籠などのナチュラル素材の鉢にラナンキュラスだけ植えるのも、センスのいい仕上がりになります。

5:アネモネ

かわいらしさと大人っぽさのある花


アネモネも、春に咲く球根植物。黒い芯と花びらの色のコントラストが印象的で、かわいらしさと大人っぽさを兼ね合わせたような魅力のあるお花です。切り花としても人気ですが、早春のガーデニングでも定番の植物。お庭に春らしい彩りを与えてくれます。

初心者にもおすすめの育てやすい植物

神話などにも登場するアネモネは、ヨーロッパ原産の秋植え球根です。開花時期は2月から5月頃。秋に球根が出回り、1月頃に開花した苗が出回り始めます。寒さに強いので、この時期の開花苗でも長い間楽しめるのが特徴です。

一重咲きに加え、八重咲きなどさまざまな品種があります。球根を植えれば、掘り上げて管理せずとも植えっぱなしで毎年楽しめます。草丈は15cmほどと低いものから、50cmほどの背が高いものまで種類豊富です。

センスのいい寄せ植えを作りやすい花

草丈によって寄せ植えの手前にも後方にも使えるスグレモノ。花色によってナチュラルにもモダンにもでき、初心者にもおすすめです。アネモネは足元に葉っぱが茂るので、埋もれないお花と合わせるのがコツです。

冬には、真っ赤なアネモネが冬の空気感に合っておすすめです。淡い紫をシルバーリーフなどと合わせるとセンスのいい寄せ植えに。ほかのお花とも相性が良く、黒色のビオラ×紫のアネモネなどはシックに決まります。ハンギングに使うのはちょっと上級者向け。

1月は寄せ植えも楽しんで

ガーデニング初心者にもおすすめの季節

今回ご紹介した草花たちは、ホームセンターや園芸店はもちろん街のお花屋さんにも必ずといっていいほど置いてあるお花たちです。この時期は春まで開花時期が長い草花が多く、ガーデニング初心者が始めるには本当におすすめの季節です。

また、次々とお花が咲く植物を長く楽しむには、終わったお花の花茎をこまめにカットするのがポイント。パンジー・ビオラは暖かくなるにつれ徒長してくるので、思い切って切り戻しするのも長く楽しむコツです。

過去の連載はこちらから

この日曜連載では、お花屋さんで買えるお花たちをいろんな季節のテーマでご紹介しています。長持ちする切り花の種類や季節の枝もの、ガーデニングにおすすめのドライフラワーに向く植物などもご紹介しています。気になる方はぜひ過去の連載もご覧になってみてください。