クリスマス&お正月
12月の花屋は大忙し
今回の日曜連載は、12月にお花屋さんで買える切り花特集です。12月はお花屋さんも忙しい季節。クリスマス装飾や、門松などの正月飾りやディスプレイは花屋の大仕事です。また、12月の花屋はクリスマスの花、正月の花、先取りの春の花などが並んで、てんこもり。この時期にしか出回らない切り花たちもたくさん並びます。
おうちの年末モードにおすすめの切り花たち
冬の切り花は日持ちするお花が多いので、インテリアとしても長く楽しめるのが嬉しいところ。今回は、クリスマスムードを手軽に味わえる切り花、お正月のおうち時間に添えたい旬の切り花たちをピックアップしました。ちょっと季節感を出すのにとっても使えるお花たちです。
12月に花屋で買える旬の切り花1:スイセン
冬の花
スイセンはギリシャ神話にも登場するお花。お花の少ない冬〜早春に咲くことからガーデニングでも人気があります。お正月のお花としてもよく使われ、切り花では11月末〜2月頃にのみ出回る旬の花です。1〜2週間ほど日持ちします。また、さわやかな甘さの香りも魅力です。ただし全草に毒があるので注意。
12月29日の誕生花
花言葉は「自尊心」「気高さ」「神秘」など。日本ではニホンスイセンという種類が主流です。お花も小ぶりで、ラインの美しい葉っぱとともに凛とした雰囲気があります。そのほかにも西洋スイセンと呼ばれる種類は、八重咲きやフリル咲き、黄色やピンク色などバリエーション豊富。
12月に花屋で買える旬の切り花2:キンギョソウ
スナップとも呼ばれる春の花
金魚のようなお花が特徴のキンギョソウ。英語名のスナップドラゴン(snap dragon)から、スナップと表記されることもあります。園芸種としても人気のお花です。春のお花ですが、切り花で出回る春のお花の中でも早めの、秋頃から出回ります。白やピンク、黄色など色数も豊富です。
12月21日の誕生花
花言葉は「清純な心」「おしゃべり」「大胆不敵」「負けない」など。出周り始めは茎も細めですが、12月頃になるとしっかりして花数も増えます。1本でもラインが美しいですが、数輪飾って春らしい雰囲気を楽しむのもおすすめ。1本の価格が150〜250円ほどと手頃なのも嬉しいポイントです。
12月に花屋で買える旬の切り花3:コニファー
クリスマスに欠かせない枝もの
クリスマスの枝ものといえばコニファー類。コニファーとは針葉樹の総称です。12月の花屋には、リースやアレンジに欠かせないヒバやサツマスギ、モミやブルーアイスなどさまざまな品種が揃います。それぞれの種類については以前詳しく記事にしていますので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。

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12月10日の誕生花
花言葉は「不変」「永遠」。クリスマスにコニファー類が使われるのには、1年中青々としている様子にキリストの「永遠」を重ねたことに始まります。コニファー類はすっきりした香りがあり、癒し効果も抜群。リースなど作る気力がなくても、花瓶に生けておくだけで癒されるしクリスマスムードにもなるしでおすすめです。
12月に花屋で買える旬の切り花4:コットン
使い勝手抜群のスグレモノ
こちらもクリスマスや冬の装飾によく使われるコットン。ワタノキとも表記されます。ドライになった綿の実の切り花で、使い勝手のよさはピカイチ。花瓶に1本生けても冬のインテリアに抜群、ドライフラワーなので水替えの手間もなく、リースやツリーの装飾にも使える本当におすすめのスグレモノです。
12月14日の誕生花
花言葉は「優秀」「私を包んで」「偉大」「有用な」など。周年出回りますが、冬、特にクリスマスシーズンによく店頭に並びます。クリスマスが終わっても手に入ります。白色と茶色が天然色で、そのほかに染料で染めた青やレインボーなどの種類も。ふんわりしたフォルムが冬らしさを感じさせてくれるドライフラワーです。
12月に花屋で買える旬の切り花5:ユーカリ
大人気のユーカリ
近年人気が高まっていつでも手に入るユーカリですが、クリスマスシーズン前は特に種類も豊富です。ユーカリには、ハート型の葉っぱ、小さめの葉っぱ、細長い葉っぱなど品種によって見た目も全然違います。クリスマスシーズンにはユーカリの実も豊富に出回り、個性的なかたちの種類がたくさんあります。
12月26日の誕生花
花言葉は「新生」「思い出」「記念」「永遠の幸せ」など。クリスマスリースの材料にも、花瓶に入れて飾るのにも、おしゃれな見た目で万能なユーカリ。日持ちもかなりし、ドライフラワーにもなります。香りがする品種とあまりしない品種があります。品種によって見た目がかなり違うので、ついつい集めたくなる枝ものです。
12月に花屋で買える旬の切り花6:ヤドリギ
クリスマスに出回るレア枝もの
クリスマスにヤドリギの下でキスをしたカップルは幸せになれる、なんて言い伝えのあるヤドリギ。この時期にしか出回らない、珍しい枝ものです。「寄生木」「宿木」と書き、ほかの木に鳥の巣のようにくっつき寄生して育つのが特徴。クリスマス装飾に使われるのはケルト文化の風習からきています。
12月24日の誕生花
花言葉は「困難に打ち勝つ」「忍耐」「キスしてください」など。絡み合うように広がる枝ぶりが美しい枝ものです。クリスマスシーズンのみ、実付きで出回ります。スワッグにしたり、花瓶に飾ったり、一味違うおしゃれなギフトにもおすすめです。ただたくさん流通するものではなく、出会えたらラッキーな枝ものです。
12月に花屋で買える旬の切り花7:シンビジューム
冬が旬のラン
基本的に周年出回っているラン類ですが、冬が旬の種類がいくつかあります。中でも寒さに強くて日本でも人気なのが、シンビジューム。ランの中では手頃な価格・1ヶ月近く日持ちするコスパの良さ・大きい花と花付きの良さで華やかさもあるスグレモノです。お正月のアレンジメントや装飾でもよく使われます。
12月18日の誕生花
花言葉は「飾らない心」「素朴」「華やかな恋」「気取らない人」など。年末シーズンにはお歳暮ギフトに鉢物も人気です。洋ランですがお正月飾りとの相性もよく、マツなどと一緒に花瓶に生ければお正月ムードのある部屋に。ピンクのほか黄緑やボルドーなど花色も豊富で、シックな印象にもなります。
12月に花屋で買える旬の切り花8:パフィオペディルム
個性的な花材
ランの中でもかっこよくておすすめなのがパフィオペディルム。パフィオと表記されていることもあります。こちらも年中出回りますが、春夏咲きと冬咲きの品種があります。名前は「女神のスリッパ」という意味で、スリッパのような形が特徴的。色も豊富で、美しい模様が魅力です。
12月1日の誕生花
花言葉は「思慮深い」「気まぐれ」「責任感の強い人」など。1本につき花1輪で1000〜1500円ほどとお安くはありませんが、個性的なフラワーギフトをお探しならぴったりの花材。周年出周り、最近は頻繁に置いているお花屋さんも見かけます。和風にも洋風にもなって花瓶に合わせやすいのもおすすめポイント。
12月に花屋で買える旬の切り花9:カトレア
洋ランの女王
カトレアは洋ランの女王とも言われるお花。ランの仲間の中でも華やかな花姿が特徴です。昭和に大ブームになりましたが、近年は切り花での流通は少なめ。しかしシックな色合いなどの品種もあり、テーブルに1輪飾るだけでも華やかで重宝する花です。またかなり日持ちし、冬場なら2週間近くきれいに楽しめます。
12月7日の誕生花
花言葉は「優雅な女性」「品格と美」「あなたは美しい」など。お祝いや誕生日プレゼント、この時期にはお歳暮などにもおすすめ。鉢物も出回っており、ご年配の方にはとくに喜ばれるお花です。定番の切り花として置いているお花屋さんは多くありませんが、周年出回っているので予約しておけば手に入ります。
12月に花屋で買える旬の切り花10:マツ
お正月の風物詩
年末のわずかな時期に切り花として出回るマツ。しめ縄飾りや門松、お正月の生け花や飾りなどに使われる縁起のよい植物です。実は切り花のマツにはたくさん種類があって、どれも形が面白くて魅力的。地域によって飾り方の風習にも違いがあって、知れば知るほど面白い世界です。お気に入りのマツの枝をぜひ探しにいってみて。
12月12日の誕生花
花言葉は「不老長寿」「勇敢」など。切り花で代表的なのは、まっすぐに伸びて3本に枝分かれた形をした若松。等級や大きさの違いで門松、カラゲ松などと表記されます。マツはマツヤニが出るためベタベタしてハサミや手が汚れますが、アルコールジェルできれいに洗えます。日持ちは抜群です。
12月に花屋で買える旬の切り花11:ハボタン
江戸時代から人気の植物
冬になるといろんなお庭でも見かけるハボタン。キャベツみたいな見た目ですが、同じアブラナ科の植物です。江戸時代には品種改良されて園芸種として人気があり、紫っぽい色と緑っぽい色を紅白に見立ててお正月にもよく使われます。切り花としてはほとんど年末のみに出回ります。
12月30日の誕生花
花言葉は「祝福」「愛を包む」「利益」「慈愛」など。大きさや咲き方など意外に種類が多く、フリル咲きなど変わった形の種類もあります。いろんな染料で染めた染めハボタンなども。変わり咲きの品種を花瓶に飾るだけでも結構かわいくておすすめです。また、1ヶ月以上は日持ちします。
12月に花屋で買える旬の切り花12:ナンテン
縁起のよいお正月の植物
ナンテンは「難を転じる」縁起のよい植物。冬に真っ赤な実をつけます。庭木の定番でもあり、お赤飯に添えられたり、のど飴となったり、日本人には身近な植物です。お正月にはしめ縄や門松にもよく使われます。ナンテンは三角錐状に実をつけ、葉っぱは細長く互生してつくのが特徴的です。
12月5日の誕生花
花言葉は「機知に富む」「福をなす」「よい家庭」など。切り花では葉と実がついた枝ものか、実だけの枝が出回ります。ほとんどがお正月飾り用のため、26日頃から31日の間に花屋に並びます。水につけなくてもしおれないので、手作りのしめ飾りにも、買ってきたしめ飾りにちょっと差しておくだけでも楽しめます。
12月に花屋で買える旬の切り花13:センリョウ
縁起のよい赤い実
ナンテンと並んでお正月の切り花として定番なのが、センリョウ。同じく赤い実をつける植物で、お正月飾りや生け花によく使われます。ギザギザとした葉っぱの上に固まって赤い実がつくのが特徴です。よく混同されるマンリョウは、葉っぱの下に実をつけるのが特徴で、切り花ではほとんど出回りません。
12月28日の誕生花
センリョウの花言葉は「利益」「裕福」「恵まれた才能」など。ナンテンと違い水につけておかなければしおれますが、日持ちのする切り花です。切り花としてはナンテンより出回り量も多く、葉と実のバランスがよく使いやすくておすすめ。センリョウを飾っておくだけでお正月感がばっちり出ます。
さいごに
旬のお花をインテリアに
紹介した季節の切り花以外にも、ポインセチアやシクラメンの鉢物がいっぱい並ぶのも年末の花屋の風物詩。クリスマスやお正月など、季節の行事に合わせて旬のお花をお部屋に飾ってみてくださいね。また、お正月のお花もいろんな種類があって、飾り方もいろいろ。詳しくはまた別の日にまとめてみたいと思います。
過去の連載はこちらから
この日曜連載では、実際にお花屋さんで手に入るお花たちを中心に、いろんなテーマでお送りしています。冬のインテリアにおすすめのお花たちや、クリスマス装飾におすすめの切り花たちについて以前にもまとめていますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

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