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【連載】冬の白い花ってかわいい!冬〜春に花屋で買える白系切り花はこれ

冬、白い花がかわいい!冬のひんやりした空気感と柔らかい日差しに似合う、白い花をピックアップしてみました。12月頃から3月頃までお花屋さんで手に入る旬の花を中心にご紹介しています。白い花に添えるのにおすすめなグリーンも合わせて紹介。
2020年11月30日
しまうま花屋
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12月〜3月の白い花たち

冬の空気感に似合うホワイトカラー

出典: https://unsplash.com/photos/Fw3rOECIl8E

今回の日曜連載は冬の白い花特集。以前秋に似合う茶色系の切り花をご紹介しましたが、冬は白い花にフォーカスしてみようと思います。冬のシンとした朝の空気感、柔らかい日差しに似合う白い花たちをピックアップしてみました。

香りのある花も

12月から3月のお花屋さんでは、春のお花が旬です。自然界では3〜4月が旬のお花たちが、一足早く出回ります。この時期は切り花の日持ちもよいし、おうちでお花を飾るにはおすすめの季節。香りがよいお花も多くて、気分が上がります。

花屋で買える冬〜春の白い花1:スイセン

冬の花の代表格

出典: https://unsplash.com/photos/C6-Pnha1Upg

冬から春のお花といえば日本でも馴染み深いスイセン。各地にスイセンの名所があり、群生する姿もとても美しいお花です。スイセンの開花時期は1〜4月頃で、切り花では11月頃から3月頃まで出回ります。お正月のお花としてポピュラーで、いけばなにもよく使われる花材です。

よい香りと美しい花姿

スイセンはオレンジや黄色、ピンクなどもありますが、一番ポピュラーなのはニホンスイセンという品種。白い花びらに黄色いリップ、よい香りがするのが特徴です。凛としていて、ただ花瓶に生けておくだけで空気感を変えてくれる1輪です。花束っぽく束ねて飾るのもおしゃれ。

花屋で買える冬〜春の白い花2:アマリリス

クリスマスの花のイメージ

Photo byViktoriyaPavlova

ヒガンバナ科のアマリリス。室内栽培もできることで人気が火がつき、日本でもよく見かけるようになって久しいお花です。秋から春までが旬で、切り花では11月〜2月頃がよく出回ります。きれいな真っ赤の品種が代表的で、クリスマスカラーのイメージが強い切り花です。

豪快で華やかな花姿

一重咲きや八重咲きの種類があるアマリリスは、赤やピンクや複色に加え、白色があります。茎が太くお花も大柄で、なんだか豪快で風格のある花姿のアマリリス。花瓶に生けておくと空間が締まるお花です。大きいお花ですが日持ちして長く楽しめます。

花屋で買える冬〜春の白い花3:コットン

冬の装飾花の定番

出典: https://unsplash.com/photos/OUZ02c-PdAI

コットンフラワー、またはワタの木とも呼ばれます。綿の原材料で、クリスマスなど冬の装飾によく使われる切り花です。ホワイトのほかに、天然色ではブラウンもあります。天然色のほかに、いろんな色に染めた種類も出回っています。

温かみのある質感

コットンの切り花はほぼドライフラワーの状態で出回っています。水替えの必要がないので、管理がとても楽。暖房の効いた部屋など飾る場所を選ばないのも嬉しいポイントです。ふわふわした質感が、インテリアに冬らしい季節感をプラスしてくれます。

花屋で買える冬〜春の白い花4:チューリップ


だれもが知っている春の花

出典: https://unsplash.com/photos/cDIYKfsdxsY

春の花といえばチューリップ。切り花では年末頃から出回り始め、3月頃まで店頭に並びます。チューリップの種類は非常にたくさんあって、切り花でもさまざまな色や咲き方のチューリップが出回ります。球根のついた小さなチューリップもよく見かけるようになりました。

よく動くお花

出典: https://unsplash.com/photos/QOoZBD6nKfI

​​​​春らしい暖色系のチューリップもウキウキしますが、ヒンヤリとした冬にはシンプルなホワイトチューリップもおしゃれ。チューリップは切り花でも生けておくと茎が伸び、昼間には花びらが開き、夕方〜朝には花びらが閉じるお花です。生けておくとよく動いてとても愛おしくなります。

チューリップの飾り方

チューリップの飾り方にはいくつかコツがあります。気温が高いとすぐ花びらが散ってしまうので、なるべく暖房の当たらない場所に飾ること、それから、茎が腐りやすいので花瓶の水は少なくすることです。ただしその割に水をよく吸うので、水がなくならないように気をつけましょう。

花屋で買える冬〜春の白い花5:ラナンキュラス

人気の春の花

出典: https://unsplash.com/photos/GvL2HXLJqXg

ラナンキュラスは幾重にも重なった薄い花びらとコロンとした花姿がかわいらしい、人気の春の花。切り花は12月頃から4月頃まで出回ります。咲き方や色の種類が豊富で、赤やピンク、黄色にオレンジ、紫や緑色に一重咲きやアネモネ咲きなどバリエーションがたくさんあります。

ふんわりした印象がかわいい

真っ白のラナンキュラスは、ふんわりと春を運んでくれるようでかわいらしくておすすめ。ラナンキュラスは茎が柔らかいので、花瓶の水は少なめにします。意外と日持ちし、1週間くらいは楽しめます。ふんわりと開いていく花びらがかわいいお花です。

花屋で買える冬〜春の白い花6:スイートピー

春の香りのお花

Photo by keiichi.yasu

こちらも春の花の代表、スイートピー。春めいた香りが気分を上げてくれるお花です。切り花は12月頃から3月頃まで出回ります。茎が固くしっかりしていて、意外と日持ちするお花です。色はピンク、紫、クリーム色、白色があります。そのほかに染料をしみ込ませたものも。

1本の単価がお手頃

スイートピーは1本の価格が100〜200円ほどとお安いのも魅力。がさっとガラスの花瓶に生けてもかわいいし、1〜2本茎を長めに生けても美しいフォルムです。この時期、スイートピーだけの花束やクラッチブーケなんてのもおしゃれでかわいくておすすめ。

花屋で買える冬〜春の白い花7:フリージア

よい香りの花

出典: https://unsplash.com/photos/xttKRN_aMNk

こちらも香りがよい春の花。黄色が代表的でよく出回りますが、白色のフリージアも凛としていて素敵です。切り花は12月頃から3月頃まで出回り、お正月の花としてもよく使われます。1本に数輪ついていて、ゆっくり開花していく姿を楽しめます。

茎のラインが美しい

一重咲きのほか、たまに八重咲きの種類が出回ることもあります。美しい流線形の茎のフォルムを生かして、1輪挿しなどに茎を長めに生けるのがおすすめ。茎が固くしっかりしているので、初心者でも自然に簡単に生けられます。

花屋で買える冬〜春の白い花8:ユキヤナギ


冬〜春の枝もの

Photo byshell_ghostcage

小さな白い花が咲く枝もの、ユキヤナギ。公園や街路樹にもよく使われるバラ科の落葉低木です。切り花としては12月頃から出回り始めます。出回り始めはチラチラと新葉がついた枝でお花も少ないですが、出回りピークの2〜3月頃には白い花がたくさんついた枝が並びます。

日持ちして楽しめる

枝ぶりがおもしろく、空間を感じさせてくれる枝ものです。枝としても日持ちし、つぼみも結構咲くので長い間楽しめます。出回り始めの新葉の状態も、早春らしくて趣があります。枝ものは切り口を十字に割くように切り込みを入れると、水揚げがよくなります。

花屋で買える冬〜春の白い花9:ハクモクレン

早春の旬の枝もの

出典: https://unsplash.com/photos/ORABVRmZpwQ

ハクモクレンは、カップ状のオフホワイトの花がおしゃれなモクレン科の植物です。紫色のシモクレン(紫木蓮)とともに、庭木や街路樹として人気があります。開花時期は2〜4月頃で、切り花では年明けから2月頃までのわずかな時期に出回ります。

凛とした花姿が冬に似合う

お部屋に飾ると季節感の出る旬の枝ものです。少しふわふわした質感の肉厚な花びらが冬の空気感にも似合います。1月頃はつぼみが固く、暖かいお部屋に飾ると開花しやすくなります。ただ開いて散るまでが早いので、つぼみがゆるくなってきたら涼しい場所に置くのがおすすめです。

花屋で買える冬〜春の白い花10:カラー

ほぼ一年中手に入る切り花

出典: https://unsplash.com/photos/hjwWgrnb4oU

切り花としてはほぼ周年出回るカラー。本来の開花時期は4月頃から初夏頃までですが切り花では輸入も多く、ほぼ周年手に入ります。花びらに見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)といって葉が変形したもので、真ん中の芯のような部分が本来のお花です。

スッとした空気感のあるお花

時期や種類によって茎の太さが異なり、直径2cmほどの太いものもあれば1cmも満たない細い茎のものもあります。冬から春に出回る切り花のカラーは茎の太い大きな種類のものが多く、華やかで、よく日持ちします。1輪生けておけばスッとした空気感を生み出してくれるお花です。

花屋で買える冬〜春の白い花11:バラ

いろんな白が楽しめる花

出典: https://unsplash.com/photos/nbTn0tq5bKs

バラは非常に多種多様で、同じ白色でもいろんな種類がある切り花です。オフホワイトや純白、ピンクがかった白や緑っぽい白色など、さまざまなホワイトカラーを楽しめます。咲き方によっても印象が変わって、ツンとした花びらが特徴の剣弁咲きの白色品種は冬の空気感によく似合います。

定番人気品種も

ちょっとクリームがかったホワイトの品種・アバランチェは白薔薇の中でも定番の品種です。カップ咲きのブルゴーニュなどもおしゃれで人気品種。冬に似合うお気に入りの品種をぜひ探してみて。また、バラは15〜25℃の環境が適温です。暖房の風が当たらない場所に置くと日持ちします。

花屋で買える冬〜春の白い花12:ガーベラ

品種豊富な定番切り花

出典: https://unsplash.com/photos/jrwaaL-7ljc

花屋さんに並ぶ切り花の定番、ガーベラ。ガーベラも花色が豊富で、白色の品種もたくさんあります。ガーベラは周年出回りますが茎が腐りやすく水がにごりやすいので、涼しい季節がおすすめ。また花瓶の水は3〜5cmほどと少なくしておくのが長持ちするコツです。


単価も安い

ガーベラは咲き方の種類も豊富で、八重咲きやウェーブ弁などバリエーションがあります。上の写真のような花の中心部が黒っぽい品種は、秋冬の雰囲気にも合っておしゃれ。ガーベラは単価も安く、花瓶に数本ガサッと生けるなんてこともしやすくておすすめです。

白い花に合うグリーン1:ダスティミラー

ふわふわした質感のシルバーグリーン

Photo byHans

白いお花に添えるのによく似合うのが、シルバーグリーンの葉ものたち。ラナンキュラスやスイートピーなど茎が短くなってきたお花におすすめなのが、ダスティミラーです。シロタエギクという名前で表記されることもあり、年中出回ります。

使いやすい花材でおすすめ

葉も茎も細かい毛に覆われた、ふわふわした質感のグリーンです。白系のお花とよく合い、クリスマスにはホワイトシルバー系の装飾にも使えます。単体で生けてもおしゃれ。よく長持ちして、ドライフラワーにもなるスグレモノです。

白い花に合うグリーン2:ユーカリ

人気の枝もの

出典: https://unsplash.com/photos/K0FidtcDQik

クリスマス装飾としてもおしゃれなインテリアとしても人気のユーカリも、白いお花によく似合います。丈を長めに生けて高さを出したり、小分けにして短めに生けたり、飾る場所に合わせてアレンジしやすいのもおすすめポイントです。

クリスマスシーズンは種類も豊富

ユーカリも種類が豊富で、品種によって葉っぱの形や色合いも違います。クリスマスシーズンには特に、おしゃれな実つきの枝などたくさんの種類が出回るので買い時。切り戻しを繰り返して短くなったガーベラなどに添えると、また雰囲気を変えて楽しめます。

さいごに

冬っぽい切り花見つけてみて

出典: https://unsplash.com/photos/Q4PvX80itZ0

今回は、冬のシンとした空気感に似合う白い花にフォーカスしてみました。雪の降る地域とそうでない地域では、似合うお花も違うかも。ぜひ冬に似合うお花を探してみてくださいね。また、12月から2月頃の花屋は春の花がたくさん出回る季節。一足早い春を感じに花屋さんを覗いてみてください。

過去の連載が気になる方はこちらから

この日曜連載では、お花屋さんで買える切り花たちを季節に合わせていろんなテーマでご紹介しています。今回ご紹介した中のガーベラやバラについては以前詳しくご紹介している記事がありますので、ぜひこちらもご覧になってみてくださいね。