生栗を美味しく食べよう!
生栗のゆで方を解説!
今週は旬の生栗のゆで方を解説します。生栗を下ごしらえしたことがなかったので、ネット検索していろいろと組み合わせてベストな方法をしたつもりでしたが、「渋皮が剥けない!」という失敗をしてしまいました。同じような失敗をしてしまう方もいると思いますので、失敗したときのリカバリー策と失敗から考察した「上手な茹で方」を紹介します。
生栗を使ったおかず・スイーツレシピを紹介!
生栗を使ったおかずやスイーツのレシピを紹介します。今週は栗としめじを使った炊き込ごはんを作りました。他にも旬の栗は美味しいレシピがたくさんありますので、作り方や料理のポイントを解説しながらおすすめレシピをおかず・スイーツに分けて4つずつ紹介します。自宅やお土産にいただいた栗を大量消費するのにも最適です。気になるメニューに挑戦してみましょう!
いただきものの生栗を美味しく食べよう!
忙しくて冷蔵庫に寝かせていた生栗を
いつも差し入れをくださるお客様から生栗をネットごといただきましたが生憎、仕事が忙しく料理に使えず野菜室で1週間眠らせていました。忙しさも落ち着き、今週になりやっと調理できました。下ゆでした栗をつまみ食いすると砂糖を使っていないのに驚くほど甘く、「どんな美味しい料理ができるのか?」と期待が高まりました。
ゆで方を失敗!
1番外の鬼皮(カチカチの皮のことです)を包丁で剥き、次に渋皮(二層目の薄皮のことです)を剥こうとすると全く上手く剥けずに「これはゆで方を失敗したかな?」と思い妻と一緒になりながら対策を考えました。用事があったため妻に一時バトンを渡し、リカバリーしてもらいましたので、失敗例と失敗しないためのゆで方を解説します。
失敗から学んだゆで方を紹介!
私はよく失敗をしますが、不思議と嫌だったり恥ずかしかったりはしません。すぐに次の対策を考えて、自分でできる行動をしたくなってしまいます。今回の失敗もいい経験になりました。また、ゆで方は失敗しましたが、料理は美味しくできましたので結果的にはよかったと思います。失敗から学んだ上手なゆで方と失敗した原因を紹介しますので、生栗を調理する際は参考にしてもらえれば嬉しく思います。
生栗のゆで方を紹介!
今回試したゆで方
これまで生栗を下ごしらえしたことがなかったので、ネットでいろいろなゆで方を調べて試したゆで方はまず、半日生栗を水につけてから鍋に被るくらいの水を入れて、火をつけて沸騰させます。沸騰したら塩を入れてそこから中火で30分・弱火で10分加熱したのちに冷めるまで置いておく。という方法を試したのですが、問題なく鬼皮は剥けましたが、ここからが問題でした。
渋皮が剥けない!
「渋皮が栗に張り付いて上手に剥けない!」一つだけならまだしも、「どの栗にも渋皮が張り付いて実がボロボロになってしまいそう」だったので渋皮をつけたままさらに半日ほど水に晒しておきましたが、それでも上手くいきませんでした。
リカバリーと次回の改善点
最終的には妻と作戦会議をして、「もう1回渋皮をつけたままゆでる」作戦を試すと少しボロボロにはなりましたが、なんとか渋皮を剥くことができました。失敗した原因としては栗の分量に対して水・ゆで時間が少なかったことだと考えられます。対策としては「もう一回り大きな鍋を使うこと」・「もっと余裕のある水分量を入れること」に加えて、「ゆで時間を沸騰後中火で40分・弱火20分」にしていれば上手くできたと思います。今回の失敗からお伝えできるのは「下ゆでをする分量に合わせて余裕を持った鍋のサイズ・水を準備して失敗を防ぐ」ということです。
生栗を使ったおすすめレシピ1:おかず編
今回作ったマイレシピは栗の炊き込みごはん
今回は栗の炊き込みごはんを作ってみました。鶏肉・舞茸の旨味と栗のホクホクとした甘さが病みつきになる絶品レシピです。生栗が手に入ったらぜひ作って欲しいおすすめの料理です。「栗の炊き込みごはん」の材料と作り方・感想に分けて紹介します。
材料
栗の炊き込みごはんの材料は米:4合/栗:300グラム/舞茸:1パック/鶏もも肉:1枚/水:普段の炊飯よりも少なめ/白だし:80cc/です。水の分量は調味料を入れる分やや少なめに、白だしはラベルに記載してある分量を参考に調整してください。
作り方
栗は下ゆでして渋皮まで剥いておきます。お米を研いで30分浸水させたあとで適量に合わせてください。舞茸・鶏肉は一口サイズに切っておきましょう。浸水させた米に白だしを加えて、栗・舞茸・鶏肉を入れて最初はやや強めの中火に掛けて、沸騰したらとろ火に変えて水気が飛ぶまで炊いてください。火を止めて少し蒸らせば完成です。注意点としてはガス火で炊き込みご飯を作る場合は吹きこぼれることはありませんので、加熱し過ぎに気をつけてください。
料理の感想
白だしで味が決まりますので、誰でも美味しい炊き込みごはんを作れます。栗の甘みや舞茸・鶏肉の旨味が複雑に絡み合った美味しさが特徴的です。翌日は出汁茶漬けのようにして食べたり、おにぎりにしてみたりと冷めても美味しく食べられますのでおすすめします。
他にも試して!美味しい生栗のおかずレシピ
「栗はおかずにならない」と思う方もいるかもしれませんが、レシピ次第で食卓の主役として調理できます。ここからは栗の炊き込みごはん以外にも試して欲しい生栗を使ったレシピを紹介します。栗は「そのまま食べる」・「栗ごはん」だけではありません。気になるおかずレシピをチェックしてみてください!
生栗を使ったおすすめレシピ1:炒め物
材料 (2)
鶏肉(もも)1枚(300g位)
■ ○下味
○醤油大さじ1
○紹興酒(酒)大さじ1
栗6粒位~
長ねぎ1本
にんにく1片
しょうが1片
■ △調味料
△水200cc
△粉末鶏がらスープあれば小さじ1/2(なくてもおk)
△醤油大さじ1
△砂糖大さじ1
△紹興酒(酒)大さじ1
△オイスターソース小さじ1
△八角1ヶ
仕上げ用ごま油小さじ1
万能ねぎあれば
鶏肉にしょうゆ・紹興酒で下味をつけておきます。栗は3分ほどゆでてから皮を剥いておきましょう。次に長ネギを輪切りにし、ニンニク・ショウガを薄くスライスしておきます。フライパンを熱して油を引き、鶏肉と栗に焼き色をつけたらバットに移しておきましょう。長ネギ・ニンニク・ショウガと調味料をフライパンに入れて沸騰させ、煮たったら鶏肉・栗を戻します。調味料が煮詰まるまで加熱してから仕上げにごま油・ネギを散らせば完成です。
詳しいレシピはクックパッドをチェック!
中華風の味付けは子供も大人も大好きなおかずとなります。八角はあまり馴染みのない調味料かもしれませんが、加えることで本格的な中華料理に近づきますので、ぜひ試してみてください。煮汁の絡んだ鶏肉と栗をごはんに乗せると何杯でもおかわりできそうです。
生栗を使ったおすすめレシピ2:豚巻きフライ
材料 (2人分)
栗10個
豚バラスライス10枚
塩適量
こしょう適量
小麦粉適量
卵適量
パン粉適量
揚げ油適量
栗の皮を剥いておき、豚バラは広げて塩こしょうをします。豚バラで栗を包み込み、小麦粉・卵・パン粉の順番で衣をまとわせます。油でカラッとなるまで揚げれば栗の豚巻きフライの完成です。
詳しいレシピはクックパッドをチェック!
栗の豚バラ巻きフライは豚バラポテト巻きフライのアレンジレシピです。じゃがいもよりもホクホク感と甘みが強いので酸味の強いケチャップや中濃ソースとの相性もピッタリなおかずとなります。夕飯やお弁当のおかずに試してみてください!
生栗を使ったおすすめレシピ3:かき揚げ
材料 (3人〜4人分)
生むき栗(冷凍は自然解凍)15個位
レモン果汁(栗アク止め用)1/4個
むき海老20尾
三つ葉1束
塩、こしょう少々
薄力粉小さじ2
米粉大さじ1
卵M1個
揚げ油フライパンに3cmの深さ
栗は小さく切ってからアク止めにレモンを搾っておき、海老も片栗粉で洗ってから栗と同じ大きさに切って水気を切っておきましょう。三つ葉を洗ってからざく切りにすれば材料の下ごしらえは完了です。栗からレモンを洗い流し、全ての材料をボールに入れて塩こしょうを振って馴染ませます。そこへ薄力粉・米粉をまぶしてとき卵を絡めてください。揚げ油を熱し鍋の縁で1つ1つう固めながら揚げていき、裏返して火が通れば完成です。
詳しいレシピはクックパッドをチェック!
サクッとした食感に栗の甘み・海老の旨味・三つ葉の爽やかな後味が「もう一口食べたい」と色が進むレシピです。おかずとしてだけでなく、うどんやそばのトッピングにもおすすめします。かき揚げは難しいと敬遠しがちな人もぜひ試してみてください!
生栗を使ったおすすめレシピ2:スイーツ編
以前作ったマイレシピ:モンブラン
栗のスイーツと言えばまず名前が挙がるのはモンブランではないでしょうか?以前妻のリクエスト作ったモンブランのレシピを紹介します。モンブランはあらゆるレシピがあり、そのどれもが美味しいので自分のお気に入りレシピを作ってみるのも秋の楽しみかもしれません。
材料
マドレーヌの材料
マドレーヌ(アルミカップ7センチ7個分)の材料は卵1個・グラニュー糖60グラム・マーガリン60グラム・蜂蜜10グラム・薄力粉60グラム・ベーキングパウダー2グラムです。最初は9つ分を考えていましたが、生地が足りず7個分となりました。
マロンクリームの材料
マロンクリームの材料は茹でた栗100グラム・甘栗100グラム(どちらも皮を向いた状態で)生クリーム200cc・グラニュー糖30グラムです。生クリームはマロンクリームをペースト状・絞りやすく調整するために100ccずつ分けて使います。
こちらのレシピでは土台をマドレーヌ、マロンクリームに分けて手作りしました。全工程で3時間の調理時間が必要となりましたので、時短調理をする場合は土台を市販のカップケーキにするとよいでしょう。マロンクリームは丁寧な裏ごしをすると滑らかな食感を楽しめますので、手間を惜しまずに作ってみてください!
詳しいレシピや作り方は過去記事をチェック!
自分で作ったスイーツという思い入れからかもしれませんが、自分好みの甘さ・食感のスイーツを食べられるのは嬉しいことです。お菓子づくりは材料の計量さえ間違えなければ大体美味しく作れますので、まずはマドレーヌだけ、マロンクリームだけと作るものを絞って挑戦してみてはいかがでしょうか?
【連載】旦那めし。栗を使ったモンブランの作り方と栗についての知識を紹介!
妻の誕生日だったため旬の栗を使ったモンブランを手作りしました。マドレーヌ土台と旬の栗を材料にしたマロンクリームの作り方を紹介します。手作りス...
他にも試して!美味しい生栗のスイーツレシピ!
栗からできる美味しいスイーツはモンブランだけではありません。ここではおかずレシピと同様に他にも試して欲しい生栗を使った美味しいスイーツレシピを紹介します。作ったレシピをさらにアレンジしてモンブランにしたりクッキーやケーキに入れたりとバリエーションを広げることもできますので、いろいろとスイーツアレンジを楽しんでみましょう!
生栗を使ったおすすめレシピ1:甘露煮
材料
栗(剥き栗 300g)500g
水栗がかぶる位
クチナシの実1個
水350cc
きび砂糖150g
味醂大さじ1
栗をまず熱湯に入れて冷めるまで置いてから鬼皮・渋皮を包丁で剥いておき、水に晒しておきます。鍋に水を張ってクチナシの実を割り入れてから加熱し、沸騰直前に弱火に変えて15分下ゆでしてください。クチナシの実を取り除いてから水を入れ替えておきましょう。別の鍋に砂糖・水を加えてシロップを作り栗が入った鍋にそっと流し入れ、みりんを入れて10分煮含めて冷ませば完成です。
詳しいレシピはクックパッドをチェック!
クチナシの実とみりんを入れることで色ツヤのいい甘露煮を作れます。ていねいに調理することで崩れることなく仕上がりますので、ひとつひとつの手順をしっかり行いましょう。長期保存もできますので、栗が余りそうなときには作り置きしておくとそのまま食べてもスイーツにアレンジしても美味しくいただけます。
生栗を使ったおすすめレシピ2:チーズケーキ
材料 (12cm 丸型)
クリームチーズ100g
生クリーム100g
卵1個
栗焼酎大さじ1
渋皮煮ペースト(ラカントS使用)100g
ラカントS50-60g
まずクリームチーズ・生クリーム・卵を常温に戻しておきましょう。同時にオーブンを余熱するとスムースに調理できます。焼き型にクッキングペーパーを敷いて準備しておきましょう。クリームチーズとラカントを混ぜて滑らかにし、別のボウルに卵を溶き、複数回に分けてクリームチーズに混ぜます。また別のボウルに栗ペーストと生クリームをよく混ぜておき、全てを混ぜ合わせます。220度に余熱をしたオーブンに入れて30分焼成し、荒熱を取ったあと冷蔵庫で一晩冷やせば完成です。
詳しいレシピはクックパッドをチェック!
最近コンビニスイーツでも流行っていたバスク風チーズケーキの栗を使ったアレンジレシピとなります。フワフワとトロトロの食感が融合したスイーツは1回食べるとハマってしまいますので、食べ過ぎには注意しましょう。しかしこちらのレシピはダイエット中にも嬉しい糖質控えめなレシピとなっていますので、ダイエッターは自分でスイーツを作って食べれば我慢しなくても甘いものを食べられます。ぜひ作ってみてください!
生栗を使ったおすすめレシピ3:渋皮煮
材料 (約50個分)
栗50個くらい
あれば重曹かベーキングパウダ小さじ1
砂糖400〜600gくらい
塩お好みで少々
だし醤油お好みで少々
ワインまたはブランデー少々
栗をまず2・3日冷蔵庫に入れておいてから2日ほど水に浸けておきます。浸水したあと、包丁を使いおしりの部分を薄く切りましょう。丁寧に包丁を入れて鬼皮だけを剥きます。渋皮だけになった栗をさらに1日浸水し、アク抜きをしてください。沸騰させたらすぐに弱火に切り替えて50分ゆでます。水を入れ替えて3回ほど繰り返し、煮汁の色が薄まればアク抜きは完了です。煮汁200ccに水を1.3リットル・砂糖400グラムを加えて一煮立ちさせて栗を入れて、煮詰めたあと一晩置くと味が入り渋皮煮の完成です。
詳しいレシピはクックパッドをチェック!
栗は中の実ばかりに注目されますが、渋皮に含まれるタンニンにはアンチエイジングや生活習慣病を予防する効果もあります。渋皮煮は手間も時間も掛かりますが、一度にたくさん作っておくとスイーツの材料にもなりますし、シロップはヨーグルトに掛けて食べることも可能です。渋皮煮は体にいい栄養成分を余すところなく食べられるレシピです。時間を見つけて作ってみましょう!
美味しいゆで方を覚えておこう!
まとめ
今週はいただいた生栗のゆで方と栗を使ったおすすめレシピを紹介しました。旬の生栗は甘みを加えなくても美味しいので、素材の味をそのまま楽しめるおかずやスイーツ作りをおすすめします。生栗を初めてゆでたので失敗してしまいました。渋皮が上手く剥けない状態となりましたが、再度渋皮の状態からゆでることでリカバリーできました。たくさん生栗の下ゆでをする場合は鍋の大きさ・水の量に注意しましょう。1日ごとに寒さが増してきますので、秋の旬もそろそろ終わりです。冬はどんな食材を楽しもうか迷ってしまいます。みなさんもぜひ旬の食材を美味しく調理してみてください!
旬の食材調理が気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは【連載】旦那めし。生栗のゆで方とおすすめレシピを紹介!以外にも旬の食材調理に関することを取り扱った記事をたくさん掲載しています。またダイエットに関する連載も担当していますので、併せてチェックしてみてください!
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