Casserolle
秋だけの楽しみ!丹波篠山の黒枝豆
1年に1回食べる秋の味覚
兵庫県の丹波篠山は黒枝豆・デカンショ・城跡・マラソンが有名です。今回は毎年、黒枝豆を仕入れてくれる職場のおじさんから最高の状態まで収穫せずに育てた黒枝豆を買ってきてくれましたので、秋の味覚として茹でていただきました。普通の枝豆とは粒の大きさ・味の濃厚さが違います。ちょっとしたコツを押さえて茹でるだけでビールの最高のアテになり、「生きててよかったなー!」と思わせてくれる旬の食材です。
黒枝豆の美味しいレシピを紹介!
ただ茹でて食べるだけでも最高に美味しい食材をより楽しむためのアレンジレシピを紹介します。普段は食卓の脇役として地味な存在の枝豆ですが、丹波篠山黒枝豆は秋の味覚として堂々の主役になり得る存在です。今年はシーズン終盤で手に入れられないかもしれませんが、気になる方は今から来年の10月初旬に「丹波篠山黒枝豆」とリマインドしておきましょう。ネット通販でも手に入れることが可能です。
今回使用したおすすめアイテムも
いろいろなレシピを紹介していますが、今回実際に作ったのは黒枝豆のおこわです。おこわを作るのに便利な調理家電がありますので、紹介します。おこわ以外にも焦がしやすいカレーなどを放っておいても作れるアイテムです。手頃な価格で購入できますので、気になる方は商品ページを参考にしてみてください。
丹波篠山の黒枝豆とは?
またまた職場の好意から記事が生まれる
先週の里芋グラタンに続き、職場のおじさんがしてくれるご好意に乗っかって記事が生まれました。毎年何気なくしてもらってる好意も改めて記事にしてみると「みんな親切やなぁ」としみじみ思います。先週の「定年後のスローライフ満喫おじさん」とは別の方で毎年知り合いの農家さんから大量の黒豆を職場に格安で供給してくれる人がいます。顔は鬼のよう、口は悪い、でも本当は優しいと昔気質を絵に書いたような面白いおじさんです。記事にして文字に起こすと「いい人に囲まれてラッキー!」と気付かせてくれますね。
黒枝豆とは?
黒枝豆とは枝豆の栽培品種のひとつです。どこで作っても同じ苗を使って育てると同じ味わいになると考えられますが、日当たりや温度などの条件が丹波篠山の風土に合っている品種なのか少し地域がズレると味が違うと言われています。黒豆はお正月に食べる縁起物の料理としても有名で「元気に暮らす」「健康に暮らす」「まめに暮らす」とおせちに欠かせない食材です。
丹波篠山の名産品
週末には県外からも買い物客で賑わうほど丹波篠山の名産品として知られています。苗を作ってから6月に定植し、10月上旬まで長期間じっくりと育てます。1年の気候次第で味や粒の大きさにばらつきがありますが、解禁日を設けることで毎年一定の品質が保たれている丹波篠山の名産品です。
秋の味覚として有名
それだけに秋の味覚として不動の地位を築き上げ、今では「丹波篠山と言えば黒枝豆」と連想されるほど秋の味覚として全国に轟いています。知らなかった方はぜひ一度、収穫適期まで待った黒枝豆を食べてみてください!
黒枝豆の相場
黒枝豆は値段の相場がわかりにくい食材です。篠山に出掛けるとたどり着くまでに道端でたくさん直売している姿を見かけます。現地へ自分で行った場合は1枝1000円から2000円の間で販売されていることが多いようです。ネット通販の場合は枝付きのものは1枝2000円強、枝から切り取ったものは400グラム1300〜1400円程度が相場となります。普通の枝豆が1キロ1000円程度で取引されている場合が多いので、倍近くの価値が認められている枝豆だということになります。
秋を超えたら黒大豆として
枝豆は大豆を若取りした野菜です。品種は異なりますが、カラカラになるまで乾燥させてから収穫されるものが前述したおせち料理の黒大豆として利用されます。丹波篠山の黒豆は基本的には若取りしてもっとも美味しく食べられるように品種改良された種類です。
他にも秋の味覚がいっぱい!
丹波篠山市は自然豊かな風土でたくさん秋の味覚が楽しめる観光地です。今回紹介する黒枝豆以外にも栗や丹波篠山牛・お米と数え上げればキリがありません。例年、収穫の時期にたくさんのお祭りを開いて美味しい食材を目的にたくさんの観光客が篠山城跡に集まる一大スポットとなっています。
丹波篠山の黒枝豆の茹で方
最高に美味しく食べるコツを紹介!
丹波篠山の黒枝豆は多くの場合、枝ごと販売されています。枝豆は生きており、鞘を枝から切り離していないものは数日そのままにしていても枝に残った栄養分を使い、鮮度を保ってくれます。持ち帰って当日中に茹でることができなければ枝につけたまま濡れ新聞紙に包み込んで冷蔵保存しておくことがおすすめです。当日中に必ず茹でる場合は枝から切り取られている方が手間なく便利です。せっかくの黒枝豆となりますので、鮮度がよいものを最高の状態で食べてみましょう。
コツ1:サヤの両端を切る
黒枝豆を枝ごと買ってきた場合は枝から切り離すときに鞘から切り落とすようにしてください。枝から鞘を全部取ったら反対側も同様に切り落とします。この手順を踏むことで塩の味が豆に入りやすくなります。少し面倒ですが美味しくいただくためにやっておきましょう。
コツ2:塩もみ
ザルに枝豆を入れてから塩をまぶして枝豆同士を擦り合わせて塩もみします。これは鞘についている産毛を取るために行う手順です。塩が行き渡ったら流水で洗い流してください。あとは鍋にお湯を沸かして、枝豆重量10%強の塩を入れて枝豆を茹でます。
コツ3:茹で時間
黒枝豆は普通の枝豆よりも粒が大きいので長めに茹でる必要があります。火加減は弱目の中火に保ち8分から10分程度茹でてください。硬めの仕上がりが好みの場合は少し早めに切り上げましょう。茹で上がったらザルに出して水に晒さず自然と冷めるのを待ちましょう。もちろんアツアツのまま食べても美味しくいただけます。
余った枝豆を美味しく保存しよう
黒枝豆を買い過ぎた場合は下茹でだけは行ってから保存しましょう。生のままだと適切に保存しても鮮度・味が低下していきます。下茹でして常温で冷ましたらお皿に移してからラップをかけて冷蔵庫に入れておけば2日程度は保存できます。
冷凍保存すれば1ヶ月保存できる
最初から保存しておこうと考えている場合は通常よりも固めに茹でて、水をしっかりと切り荒熱が取れるまで待ちます。常温まで冷めたらポリ袋やジッパーバッグに入れて冷凍庫で保存しましょう。食べるときは短時間茹でてください。自然解凍すると食感・風味ともに落ちてしまいます。もしくは茹でた枝豆を鞘から取り出してラップに並べて凍らせておくと使いたいときに使いたいだけ折って使えるので便利です。
黒枝豆美味しいレシピ7選!
美味しい黒枝豆レシピ1:まずはそのまま茹でて
秋の味覚の黒枝豆はまず先に解説したように最高の茹で加減で食べて、素材そのままの味を楽しんでみてください。口の中に黒枝豆の風味とほどよい塩加減が広がります。そこへ好きなビールを流し込む喜びは他のものに変えられません。
美味しい黒枝豆レシピ2:焼き枝豆
材料は枝豆1枝・塩適量・オリーブオイル大さじ1・にんにくチューブ1cmくらい・七味2ふりくらい・コンソメ1つまみです。
下処理の塩もみまでは下茹でと同じですが、フライパンにオリーブオイルとにんにく、一味を入れてじっくり加熱します。香りが立ったら枝豆が重ならないように並べて両面をしっかりと焼きます。焼き色がついたらコンソメを1つまみ入れて全体によく馴染ませたら焼き枝豆の完成です。
詳しい作り方は過去記事をチェック!
これは夏前に紹介した黒枝豆のレシピです。このときの黒豆は他県産のものでしたが、美味しくいただきました。コクと甘みが強い丹波篠山の黒枝豆で作っても美味しく食べられますので、茹でるだけの調理に飽きたら焼き枝豆に挑戦してみてください。
【連載】旦那めし。フライパンで簡単!焼き枝豆の作り方と枝豆雑学を紹介!
今週は枝豆をフライパンで焼いてペペロンチーノ風にしてみました。茹でるよりもフライパンで焼くと栄養を残しながら、美味しく作ることができるのでお...
美味しい黒枝豆レシピ3:おこわ
今回丹波篠山の黒枝豆で作った美味しい食べ方はおこわです。餅米でなく普通のお米と切り餅を使ったアレンジレシピとなります。家にあるものだけでも意外としっかりしたおこわになりますので、試してみてください!
材料
材料(2.5合分)黒枝豆:好きなだけ/米:2.5号/切り餅:2つ/白だし:大さじ3/水:いつもの炊飯より少し少なめに/塩:少々です。水加減は正確に測っていませんが炊飯器の場合は目印の少し下に水を合わせてください。目分量の場合は米を入れた鍋をならしてから人差し指の第一関節の5ミリくらいの水量にしてみましょう。
作り方
まず茹でた黒枝豆を鞘から取り出しておきます。次にお米をいつも通り研いでおきましょう。切り餅は包丁で小さく切りますが、火を通りやすくするための工程ですのでどんな風に切っても構いません。加熱したら中で伸びてくっついてしまいます。研いだお米に白だし大さじ3・枝豆・切り餅を入れたら水を入れて炊きます。ガスコンロで行う場合、最初は強めの中火、吹きこぼれそうになったら弱火にして水分が飛ぶまで加熱してください。水気がなくなったら蓋を開けて餅を混ぜ込むようにすればおこわの完成です。
今回使ったおすすめ調理器具
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フライヤー・ブレンダーに続き便利な調理家電を見つけました。今回のおこわはヤマゼンの電気グリル鍋を使用して調理しました。ただの鍋として直火でも使用でき、卓上で電気鍋としてもしようできます。今回は最初の加熱は直火、吹きこぼれてからは電気加熱と使い分けました。焦がしやすい料理も電気鍋なら設定温度を自動で保ってくれるので安心です。他にも調理しておいた料理を温かいまま食卓に出しておけるウォーマーとしても使えるので、これからの季節にあると助かる調理家電となります。
美味しい黒枝豆レシピ4:黒枝豆パスタ
材料 (2人分)
黒豆ポタージュ100cc
ベーコン50g
玉ねぎ中1/2
オリーブオイル大さじ1
塩胡椒適量
パスタ(乾燥)200g
1%塩水2L(塩20g)
枝豆(トッピング用)適量
黒豆のポタージュは下茹でを済ませた黒枝豆にコンソメ・塩麹を加えてブレンダーで潰したあとに漉したものです。玉ねぎとベーコンをカットしてパスタを茹でておきます。フライパンにオリーブオイルを敷きベーコンと玉ねぎを炒めて、火が通ったらポタージュを加えて弱火で混ぜます。茹で上がったパスタをソースに加えて塩・こしょうで味を整えたら黒枝豆のパスタは完成です。
詳しい作り方はクックパッドでチェック!
黒枝豆をペーストにしてからポタージュに作るのが手間になりそうですが、ブレンダーがあれば一瞬で完成します。材料も家に常備してあるもので手軽にできますのでアレンジレシピとしてぴったりのメニューと言えます。
美味しい黒枝豆レシピ5:ピザにトッピング
材料 (人数に合わせてください。)
ささみ人数に合わせて
チーズ肉と枝豆にかぶせるようにたっぷり!
塩胡椒少々
バジル少々
オリーブ油少々
黒枝豆または枝豆お好みで。私はささみ一枚に8粒程のせました。
酒少々
まずササミを包丁のうらで叩き、薄く平にして塩こしょうを刷り込みます。オリーブオイルを敷いたフライパンにササミを乗せて加熱し、火を通します。片面に焼き色がついたら裏返して枝豆・チーズをトッピングしてから酒を振って蓋をし、蒸し焼きにします。仕上げにバジルをかければ完成です。
詳しい作り方はクックパッドでチェック!
こちらのレシピはピザ生地に叩いたササミを使うことで低糖質・高タンパクな料理になりました。動物性・植物性タンパク質を同時に摂れるのでダイエットやトレーニング中の人におすすめします。夕食の一品として出してみてもいいかもしれません。
美味しい黒枝豆レシピ6:黒枝豆パン
材料 (16~20個)
★強力粉(ハルユタカブレンド)500g
★インスタントドライイースト大さじ1弱
★塩小さじ1
★砂糖小さじ1
★水(今は真夏なので)320cc
★オリーブオイル小さじ1
○黒豆の枝豆カップ1ぐらい
○塩少し
●ニンニク1~2片
●ローズマリー少し
●あら挽きコショウ少し
●オリーブオイル小さじ1ぐらい
◎たらこ(小さいもの)1本
◎マヨネーズ大さじ1~2
☆バナナ1本
☆黒糖大さじ1~2
★の材料をオリーブオイル以外混ぜ合わせてこねます。粉っぽさがなくなったらオリーブオイルを加えて40分一次発酵させてから均等に切り分けて丸めてから布巾をかけて10分生地を休ませたら空気を抜くために上から押し潰し、天板に並べて25分発酵させたら黒枝豆や他の材料をトッピングし210度のオーブンで10分程度焼成すれば出来上がりです。
詳しい作り方はクックパッドでチェック!
自宅でパンを作るのはハードルが高いように感じますが、こちらのレシピでは発酵時間にさえ気をつければ意外と簡単に作れます。黒枝豆をトッピングにするときは塩味を強めに下味としてつけておきましょう。パンの甘みと枝豆の甘みで味がボケやすくなってしまいます。
美味しい黒枝豆レシピ7:黒枝豆スティック
材料
丹波篠山黒枝豆適宜
春巻きの皮適宜
薄力粉適宜
水少々
塩お好みで
シュレッドチーズ(あれば)お好みで
下茹でした黒枝豆を鞘から取り出しておき、薄力粉を水で溶いておきましょう。1/2に切った春巻きの皮に黒枝豆を並べて両端を折りぴったりと巻いていき、巻き終わりの部分に薄力粉ペーストで糊付けし、巻き終わりの部分を下にして油でキツネ色になるまで揚げれば完成です。
詳しい作り方はクックパッドでチェック!
サクサクの食感と黒枝豆のフワッとした甘みが美味しいレシピです。塩を振ったりスイートチリソースをかけたりと好みの調味料で美味しくいただきましょう。茹で黒枝豆とはまた違った食感・味でビールが止まらなくなります。
美味しい黒枝豆レシピを楽しもう!
まとめ
今週は秋の限られた時期だけ食べられる旬の味覚、丹波篠山の黒枝豆を最高に美味しく食べる茹で方と美味しいアレンジレシピを紹介しました。シンプルに茹でて食べる黒枝豆は粒が大きく、とても滋味深い旬を感じる食べ物です。丹波篠山市では美味しさ・品質を保つために10月頭から月末までの間を解禁日としています。月末になるほど粒も大きくなり20日程度に収穫されるものが見た目・味ともに最高のコンディションと言われていますので、気になる方は来年買ってみてはいかがでしょうか?
旬の食材調理が気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは【連載】旦那めし。丹波篠山の秋の味覚!黒枝豆の美味しいレシピを紹介!以外にも旬の食材調理に関することを取り扱った記事をたくさん掲載しています。また土曜連載としてダイエットに関する記事も担当していますので、気になる方は併せてチェックしてみてください!
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