はじめに
旬の枝豆をフライパンで調理!
夏本番が近付いてきました。梅雨最後の雨続きの日が続きましたが、なんとか体調を崩さないために野菜での栄養をチャージを心掛け、旬野菜を食事に取り入れています。今週は枝付きの枝豆を野菜コーナーで見つけましたので、フライパンで焼き枝豆を作りました。焼き枝豆の作り方を紹介します。簡単にできて、箸休めの1品にもおつまみにも好相性です。
枝豆の雑学も紹介!
普段枝豆について考えることはあまりないと思います。枝豆について考えるときは「枝豆って大豆でしょ?」や居酒屋に行って呑み始めるときくらいではないでしょうか?そんな枝豆の知ると楽しい雑学を紹介します。枝豆を食べるときに話の種になれば幸いです。
不安定な天気
雨・雨・雨
この記事を執筆している7月2週目は雨に次ぐ雨で、外に出る仕事をしている私としては辛い1週間でした。毎年「しんどいなぁ」と思う度に「去年はどう過ごしたっけ?」と振り返りますが、なかなか上手く応用できていない気がします。体調は悪くないのですが、雨のためか、いつもより元気がない感覚に陥ってしまっていた1週間でした。皆さんも調子を崩さないようにご自愛ください。
フライパンで焼き枝豆!
今週はフライパンで作る焼き枝豆のレシピを紹介します。「枝豆は茹でて作るんじゃないの?」と言われそうですが、焼く作り方を覚えると病みつきになること間違いありません。味だけではなく栄養を効率的に摂ることにもつながりますので、一度試してみてください。
枝豆の雑学
枝付きの方が持ちがいい
枝豆には枝付きのまま販売されているものと、枝から切り離されて鞘だけの状態ですぐに調理できるものが販売されています。枝豆は枝から切り離してもまだ生きており、時間の経過とともに水分や栄養素は失われていきます。しかし、枝付きで出荷・販売されるものは枝に残された水分や養分を消費しながら販売経路に乗せられますので、実際に私たちが食べる鞘中の豆は鮮度が保たれています。このため、枝から切り離した枝豆と比べると鮮度や保管できる期限を長く保つことができます。
大昔のファーストフード
茹で枝豆は奈良時代には食卓に上がっていたそうです。江戸時代には枝豆を枝付きのまま釜に入れて火を通したものを肩がけにしながら行商人が売り歩いていたと言われており、町ゆく人は枝ごと買って食べながら歩いていたそうです。今で考えたらタピオカやハットグのような存在だったのかもしれません。また「枝付き豆」が縮まって、枝豆と呼ばれる語源になったそうです。
夏の季語
枝豆は初夏から収穫が始まります。そのことから夏を表す季語として俳句や短歌に使われています。正岡子規や小坂順子などが枝豆を季語にした俳句を読んでおり、枝豆がたくさんの人に古くから親しまれていたと言う証拠です。
ずんだの語源
ずんだは今ではシェイクやスムージーとして全国的に知られています。もともとは秋田県や宮城県などの郷土料理として親しまれており、初夏から収穫される枝豆を塩や砂糖と混ぜて和菓子に使ったり、餅と一緒に食べたりと利用されています。ずんだの語源にはさまざまな説があり、戦国武将の伊達政宗が戦の前に陣太刀(じんだち)で枝豆を砕いて食べたことが転訛してずんだと言われるようになった説や枝豆は茹でてもすぐにすり潰せるほど柔らかくならずに、棒やすりこぎで叩き潰すことを「豆を打つ」「ずだ」がずんだの語源とも言われています。
大豆の若取りが枝豆
大豆と枝豆は同じ植物です。大豆がカラカラに乾燥されるまで枝に付けてから収穫するのに対し、枝豆はまだ大豆として充実仕切る前の状態で収穫されたものとなります。しかし品種改良によって枝豆として食べるために栽培する品種が多数作られており、枝豆・大豆と利用目的ごとに品種を変えて育てられています。枝豆を大豆として、また逆に大豆を枝豆のように若取りして利用できますが、食味は劣るため、家庭菜園で育てる場合は目的に合わせた品種の種をまきましょう。
アルコールと相性がいい理由
夏と言えばビールと茹でた枝豆の組み合わせが1番に思い浮かびます。枝豆を口に放り込んで、ビールで枝豆の香りを流し込むのは文字として打っているだけでもヨダレが出そうになってしまいます。ただ味の相性がいいだけではなく、枝豆に含まれる2つの栄養素がアルコールの分解を助けてくれます。メチオニンという栄養素はアルコールを分解する働きがあり、肝臓への負担を軽減する効果が期待でき、もうひとつの栄養素としてはレシチンという栄養素が肝臓に溜まりがちな脂肪の分解を促進し、肝機能を助けてくれます。注意としては枝豆とビールの相性がいいからと言って飲み過ぎないように気をつけましょう。
枝豆をフライパンで調理!
フライパン調理は何が違う?
枝豆には豊富な栄養素が含まれています。タンパク質をはじめベータカロテンや鉄分、ビタミンがギュッと凝縮された野菜です。栄養素の中でも枝豆に含まれるビタミンCなどは茹でて調理すると水に溶け出てしまいます。フライパン調理することで栄養の流出を最小限に留めて体内に枝豆の栄養を送り届けられます。
焼き枝豆の材料
焼き枝豆にはいろいろな作り方、レシピが存在していますが、私の気に入っているレシピの材料は枝豆1枝・塩適量・オリーブオイル大さじ1・にんにくチューブ1cmくらい・七味2ふりくらい・コンソメ1つまみです。材料だけでもわかってしまいそうですが、私が気に入って作る焼き枝豆はペペロンチーノ風となります。
焼き枝豆のレシピ①
まずは枝豆を袋から取り出し、水洗いします。水洗いしたら鞘からハサミを使って切って行きます。
このときに鞘の反対もハサミで切っておくと味が入りやすくなりますので、やってみてください。
焼き枝豆のレシピ②
鞘を枝から切り離したら、適量の塩をまぶして軽く揉み込みます。5分ほどこのまま置いておくと枝豆のえぐみなどが塩によって抜けていきます。
焼き枝豆のレシピ③
フライパンに火を付ける前にまずオリーブオイル大さじ1とにんにくを入れてから弱火に掛けます。
ふつふつと油が加熱され、にんにくから泡が出てきたら七味を2ふり入れて香りが立つまでさらに加熱します。
枝豆が重ならないようにフライパンに入れて片面ずつよく焼いていきます。
両面に焼き色が着いたら仕上げにコンソメを1つまみ入れて全体に馴染むようによくフライパンを振って完成です。
焼き枝豆の完成!おつまみに最適!
香ばしいにんにくの香りと鮮やかな緑色が食欲を盛り上げます。ビールと一緒におつまみとして食べるのが断然おすすめですが、子供から大人までみんな大好きな味になっていると思います。ぜひみなさんも作って試してみてください。
まとめ
焼き枝豆を作ってみよう!
枝豆と言えば塩茹でして食べたりお酒と一緒におつまみとして食べるイメージがあります。しかし、枝豆に含まれる水分だけで焼く作り方をするとしっかりとした歯応えを残しながら水溶性のビタミンを逃すことなく食べられます。普段身近すぎて意識することのない枝豆の雑学も解説しました。飲み会で枝豆ができたときに話の種になるかもしれませんので、頭の片隅に置いておいてみてください。いよいよ夏本番が迫ってきました。旬の野菜を食生活に取り入れて健康を維持し、楽しい夏を迎えましょう!
旬野菜の簡単レシピが気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは【連載】旦那めし。フライパンで簡単!焼き枝豆の作り方と枝豆雑学を紹介!以外にも旬の食材のレシピに関する記事をたくさん掲載しています。気になる方はチェックしてみてください!
【連載】旦那めし。旬のなすを美味しく調理!なす嫌いも飛びつくうまさ!
なすは好き嫌いが分かれる野菜です。実は私も昔は嫌いでした。そんななすを美味しく食べられるレシピを紹介します。また、なすに関する知識や調理のコ...
【連載】旦那めし。健康になりたい!旬野菜のスムージー特集!
梅雨も後半に入り、妻が体調不良になってしまいました。そこで食習慣を見直し、野菜スムージーを試しています。メリット・デメリットがあると意見の分...
【連載】旦那めし。旬を先取り!自家製コーンスープの作り方!
旬が来始めたとうもろこしを美味しい自家製のコーンスープにしてみました。コーンスープの作り方ととうもろこしに含まれる栄養素を紹介します。コーン...