検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【連載】私が250ccのバイクに乗る理由!楽しいから?安いから?

私はこれまで250ccのバイクに乗ってきました。扱いやすさを重視した車種が多かったですね。大型バイクに浮気した頃もありましたが、趣味性と実用性を兼ね備えた250ccのバイクはツーリングで楽しいのです。250ccのバイクが楽しい理由について語ります。
2020年10月28日
hosokawa_taka
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

250ccのバイクが楽しい理由:はじめに

小さくても力強いクロッカスの芽

朝晩の冷え込みを感じるようになった10月、我が家のクロッカスが芽を出し始めました。春に花を咲かせた後、球根が頭を出していたので上から土をかぶせたのですが、それが原因で芽を出さないのでは?と心配していたのです。来年の春に再び白くて清々しい花を咲かせてくれると思うといまから楽しみ!クロッカスが春風に揺れて精いっぱい花を咲かせている姿が私は好きです。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。

パワーよりも扱いやすさ

私はこれまで250ccのバイクにばかり乗ってきました。4気筒エンジンを搭載しながらも扱いやすさを重視したGF250、低中回転域が粘り強いジェベル200、低中回転域のアクセルレスポンスが力強いXLR250R(MD22)、そして今乗っているXR250(MD30)。トップエンドでのパワーが強大なバイクよりも、扱いやすさを重視した250ccのバイクばかりです。特に意識していたわけでもありませんが…。

なぜ250ccのバイクに乗るのか?

大型バイクの免許を取得し、せっかくだからと乗ったのはゼファー750RS。空冷エンジンの有機的なフィーリングをクセのあるフレームで楽しむ個性的な大型バイクでした。中古車情報サイトのGOOBIKEでゼファー750RSの車両価格を見ると…oh!私が買い取ってもらった金額の3倍以上です。では本題!ここでは私が250ccのバイクに乗る理由を語ります。なお、この記事は2020年10月28日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。

250ccのバイクが楽しい理由:個性的な車種が多い

車種によって性能が大きく違う

XR250の理論上の最高速度

250ccのバイクは手強さを感じさせない車格と必要十分なエンジンパワーに魅力があります。初めてのバイクに選ばれることも多いですね。通勤や通学などの街乗りバイクとしても人気があります。しかしこれは250ccのバイクを総じて述べた表現。250ccのバイクほど個性的な車種が集まった排気量はありません。理論上の最高速度はCBR250RRで176.9km/h、ADV150で102.8km/h、その差は74.1km/hもあります。

理論上の最高速度は?


高速道路を走れるのも250ccバイクのメリットで、これも初めてのバイクに選ばれやすい理由です。250ccバイクの理論上の最高速度の平均値は133.45km/h。CB250R、CRF250シリーズ、ジクサー250シリーズが平均値に該当します。私が現在乗っているXR250の理論上の最高速度は126.1km/h。純正サイズよりやや小さいリヤタイヤを装着してローレシオ化されているのも原因ですが、250ccバイクの平均値を下回っています。

ギリギリのラインで保たれるバランス

高速道路を走行すると「もう少しハイギヤードなほうが楽なのだろうけど…」と思うのですが、XR250のトルク感は一般道でちょうどいいのです。XR250は低中回転域が扱いやすく、狭路巡りや林道ツーリングを楽しいものにしてくれます。エンジンレスポンスにXLR250Rのような鋭さはないものの、ツーリングの移動区間もスムーズ!エンジン特性とギヤ比のバランスはギリギリのラインで保たれています。

250ccのバイクが楽しい理由:キャラクターが明確

ジェベル200は個性的!

ジェベル200の理論上の最高速度

ではツーリング初心者時代に乗っていたジェベル200はどうだったのでしょう。ジェベル200の理論上の最高速度は118.2km/h。XR250よりも約8km/h低いですね。排気量が50cc少ない割に健闘しています。ジェベル200のショートストロークエンジンはよく回るのですが、ギヤ比は低中速向けに設定されていました。狭路巡りや林道ツーリングに私を誘ったのはジェベル200だったのです。

ジェベル200での高速走行は正気の沙汰ではない

ジェベル200での高速道路走行には勇気が必要でした。80km/h以上出すと振動でミラーはブレブレだったのです。その分、バランサーが搭載されていないジェベル200はアクセルレスポンスが良好でした。北海道のニセコキャンプ場で出会ったKLE250アネーロ氏が試乗すると「思ったよりパワーがあるねぇ」との感想。KLE250アネーロのエンジンはZZR250と血統が同じで、後にニンジャ250Rに引き継がれた名機です。

キャラクターの違いが明確

同じ250ccでもフィーリングはこんなに違うのか…それに気付かせてくれたのはジェベル200です(いやいや、ジェベル200の排気量は199ccだけれども)。レーサーレプリカ全盛期にバイクに憧れた私はロースペックなジェベル200に少しだけ劣等感を感じていました。しかし、バイクの魅力は性能ではなく個性的なキャラクターにあるのでは?と気づいたのです。それ以来、私はロースペックなバイクに興味を持つようになりました。

250ccのバイクが楽しい理由:維持費は安い?

安いと強調するほどではない


250ccのバイクは維持費が安いといわれています。確かに絶対的な維持費は安いですね。しかし、12か月点検や24か月点検をショップに依頼すると、400ccの維持費と変わらなくなります。新車を購入して5年所有したとして、月間でペットボトル約9本分の差。ショップ任せでメンテナンスをした250ccとユーザー車検を受けた400ccでは維持費が逆転するかもです。燃費を考慮した計算ではないものの、400ccのバイクと比較すると、250ccのバイクの維持費は安いと強調するほどではありません。

大型バイクと比較

そんな計算をしてしまうと、大型バイクもいいなぁと思ってしまいます。ゼファー750RSを購入するときにも迷ったW650、90度Vツインを搭載したSV650、スズキアメリカで現在も新車が販売されているサベージ650(ブルバードS40)など…。おや?どれも個性的なバイクばかりです。軽量な車体に個性的なエンジン、それが私の好みなのかもです。いや、すべてにおいて及第点のXR250に乗っている反動が個性的なバイクに対する憧れを強めているのかもです。

原付二種バイクと比較

維持費の安さを追求すると125ccのバイクが私には合っています。妻のビーノが我が家に来て、自動車保険にファミリーバイク特約を付けたからです。125ccのバイクに乗り換えると年間3万円弱の節約ができます。中国生産という不人気を背負ったスーパーカブ110(JA10)、ジェベル200と血統が近いGN125H、国内ラストモデルのオフ車となったKLX125など…趣味性と実用性を兼ね備えたバイクが候補に挙がります。

250ccのバイクが楽しい理由:趣味性も実用性も高い

プラス評価の及第点

大型バイクや原付二種バイクの候補を挙げてみたものの、やはりXR250から乗り換える決定打にはなりません。XR250の足回りが豪華だからです。フロントサスペンションは圧側調整ができ、リヤサスペンションはフルアジャスタブルで調整できます。しかも使い勝手はすべてにおいて及第点。及第点とはまずまずの成績という意味合いがあり、マイナス評価で用いられる言葉ですが、ツーリングバイクではプラス評価になるのです。

ツーリングが趣味になる入口

250ccスーパースポーツはスポーティな方向へモデルチェンジする傾向にありますが、前提となるのはツーリングです。かつてのようにタイヤの端にひげが生えているとバカにされる時代は終わりました。4気筒エンジンを搭載したZX-25Rには史上最強のピークパワーが与えられましたが、それでもギヤ比はツーリングを想定した設定です。個性的なバイクを開発するのが得意なスズキでさえ、ジクサー250のスペックは平均値を狙った印象を受けます。

経験値を高めてくれる250cc


ツーリングを想定した250ccのバイクは趣味性と実用性のバランスに優れています。しかも、走行性能で勝負できない分、キャラクターでの勝負になっていますので、個性的な車種が増えた印象を受けます。初めてのバイクに適しているのはパワーに余裕がある400cc。しかし、初めてのバイクに250ccを選ぶと、非力さゆえに見え隠れする欠点が次のバイクに対する課題を明確にしてくれます。250ccのバイクは初心者を育ててくれる排気量かもです。

250ccのバイクが楽しい理由:まとめ

XR250に私を見る

250ccのバイクに乗っていると、エンジンパワーとギヤ比のバランスがギリギリのラインで保たれていることが分かります。高速道路ではもう少しパワーが欲しいと思ったり、ワインディングロードではもう少しシフトチェンジがイージーならと思ったりします。それを欠点と思う人は大型バイクに乗るのでしょう。背が低く、スポーツが得意でもなく、体力自慢でもない…私は私の姿を250ccのバイクに見ているのかもです。

非力だからこそ愛着が湧く

我が家のクロッカスは春に小さな花を咲かせるために芽を膨らませました。春風にびゅうびゅうと吹かれてゆれるさまはXR250で高速道路を走っているかのよう。白い花の存在感は清々しく、かつて私がジェベル200で日本中を走り回っていた頃を思い出させるのです。そうそう、クロッカスの芽が膨らむ直前に朝顔が花をつけなくなりました。クロッカスが咲き終わって暖かくなったら、朝顔の種を蒔きます。

ツーリングが気になる人はこちらをチェック!

ツーリングについて私の心境を語ったこれまでの連載記事もチェックしてください。ツーリング中のパンクに備えて修理キットをバイクに積載していた頃もありましたが、JAFに加盟してからはロードサービスに期待しています。久々にいったキャンプツーリングでの様子も見てくださいね。あと何年趣味でバイクに乗れるのだろう…そんな弱気でどないするねん!ガンガン走らんかい!めっきり走行距離が伸びなくなったXR250に叱られそうです。