キャンプツーリングの持ち物:はじめに
持ち物リストとバイクへの積載方法
前回の連載記事では、兵庫県の山間部へキャンプツーリングへ行った時の私の失態について語りました。もっと柔軟に対応すればよかったと反省しながらの帰路、初めてバイクでナビアプリデビューを果たしました。京都市内で交通量の多い幹線道路を避け、府道で迷子になったからです。そろそろツーリングの装備にスマホホルダーを導入するか…どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。
初心者時代の思い出の詰まったザック
今回のキャンプツーリングを兵庫県の山間部にしようと思ったのは、林道ツーリング初心者時代に使っていたザックを実家で見つけたからです。バイクに積載する荷物を極限にまで軽量化し、ザックを背負って林道ツーリングをしていた初心者時代、登山、徒歩旅、いろんな思い出が詰まっています。懐かしくて現在の住まいに持ってきました。ショルダーハーネスの取り付け位置を調整できるので、背負っても思いのほか疲労を蓄積しないザックです。
初心者時代のザックを背負うスタイルは尻痛必至
しかし、ザックを背負うスタイルは長続きしませんでした。ザックを背負うと荷物の重みがお尻にかかり、ツーリングの後半で悶絶するほどの尻痛に見舞われるからです。信号待ちで足を路面につくたびにお尻がシートと擦れ、少しの休憩では回復しないほど痛みました。では本題!ここでは今回のキャンプツーリングでの持ち物について語ります。バイクへの積載方法についても記載しますね。なお、この記事は2020年10月14日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。
キャンプツーリングの持ち物リスト
持ち物リストの作成
私はキャンプツーリングへ行く前に持ち物リストを作成します。持ち物リストを作成すれば、シートバッグへのパッキング漏れを防げるからです。持ち物リストを残しておけば今後の参考になりますし、帰ってから持ち物リストを見直すと、キャンプツーリングで必要な持ち物が見えてきます。蓄積した持ち物リストは私の財産。誰かの持ち物リストを真似しても、私に合っているかどうかは別の話です。どうぞ、私の持ち物リストを見てください。
私の持ち物リスト(シートバッグ)
シュラフ、シュラフカバー、銀マット、レジャーシート小、ブルーシート2畳、クッカー大、シェラカップ、カラトリーセット、雑巾、ラジオ、ヘッドランプ、ペグハンマー小、水筒1.5L、軍手、ツェルト、ツェルトフライ、ツェルトポール+専用ロープ、塩、マヨ、ツナ缶、塩昆布、米シェラカップ1杯、インスタントコーヒー、タッパー、ペグ16本、テントロープ2m×2本、車載工具、プライヤー、針金
私の持ち物リスト(サブバッグ&ヒップバッグ)
ハンドライト、地図、ウインドブレーカー、レインウエア、メガネ、バンダナ、ハンカチ、コンデジ、スマホ、モバイルバッテリー+コード、免許証、バイク書類、タオル、ウエス、ゴーグル用クリアレンズ、フリースジャケット、綿シャツ
持ち物リストから削除したもの
マグカップ、アルコールストーブ、五徳、アルコール燃料、固形燃料、空き缶、フライパン、
キャンプツーリングの持ち物は自分で決める
他人の持ち物リストは参考にならない
どうでしょう?他人の持ち物リストにリアリティを感じられない人は多いはずです。テントは?ランタンは?そう思いませんか?私は1泊2日程度なら着替えも持って行きませんが、バンダナやハンカチは多めに持っていきます。ちなみに、ガスバーナーにするかアルコールストーブにするかを最後まで悩みましたので、イワタニのバーナーとCB缶をリストに書き忘れています。石鹸をリストアップし忘れていたので出発直前にパッキングしました。
テントの代わりにツェルトを携行
今回のキャンプツーリングは兵庫県の山間部で林道や狭路を楽しむのが目的でしたので、テントの代わりに山岳用のツェルトを携行しました。ツェルトは最低限のプライベートスペースしか確保できないものの、収納サイズがコンパクトですのでシートバッグへのパッキングがしやすいのです。防水性はありませんが、専用のフライシートを被せると浸水しません。シームテープが貼られていませんので、収納で剥がれを気にする必要もないので楽チンです。
LEDライトがあればランタンは要らない
私はキャンプツーリングでランタンを使いません。LEDライトを使い始めてからランタンの必要性を感じなくなったからです。夜のテントサイトではLEDハンドライトにコンビニ袋をかぶせて光を拡散させ、ランタン代わりに使っています。LEDヘッドライトは頭につけっぱなしです。以前はカップ酒の空き瓶にろうそくを立てていました。イワタニのシングルバーナーと一緒に買ったガスランタンも出番なし。ソロキャンプでの明るすぎる光源は疲れます。
キャンプツーリングの持ち物を入れるバッグ
シートバッグ選び
私は持ち物を揃えてからシートバッグを選んでいます。今回のキャンプツーリングで使ったシートバッグはモンベルのギアコンテナバッグ(容量約26L)。モデルチェンジ直後に売れ残りを安くで購入したものです。ツェルトを携行するときはいつもこのバッグ。正方形で平たい形状ですので、バイクに積載した時に高さを抑えられるのがお気に入りポイント。ツーリングで酷使してきたため、内側の防水コートは無残に剥がれています。
サブバッグ選び
シートバッグは容量が小さいものを選びましたが、サブバッグは大きいものを選びました。秋のツーリングは朝晩の気温差が大きいので防寒着を持ち物に加えます。防寒着は寒さを感じる前に着用したほうが暖かいので、いつもサブバッグにパッキング。いつもサブバッグとして使っている防水サックに入りきらなくなりましたので、毎日使っている20Lほどのデイバッグをサブバッグにしました。デイバッグをサブバッグにするときは背負うこともあります。
愛用のヒップバッグ
身に付けておきたい持ち物はヒップバッグにパッキングします。スマホや財布、免許証などです。コンデジやバイクの書類も入れますが、愛用しているマグボトルは入りません。私は長年モンベルのランバーバッグをツーリングで愛用しています。もっとも大きいランバーバッグを使っていた頃もありましたが、今は中間サイズのM。昭文社のツーリングマップルは100均ショップで購入したケースに入れ、燃料タンクの上にチューブロープで積載しています。
キャンプツーリングの持ち物を積載する方法
バイクへの積載方法
私はチューブロープとツーリングネットで荷物をバイクに積載しています。初心者時代の積載方法はずさんで、X型のショックコードと張力が弱いツーリングネットだけでした。ツーリング先で出会った先輩ライダーから「林道ツーリングならチューブロープが最強ですよ」と教えてもらった積載方法。かつて、プラケースを伸縮性のないテントロープでバイクに積載した時のこと。走行中の振動でリヤキャリアにヒビが生じ、折れそうになったことがあります。
チューブロープは最強!
チューブロープは張力が強く、林道や狭路を巡るツーリングでも荷崩れしません。私が使っているチューブロープは幅20mm×長さ2000mmのもの。林道や狭路を目指すツーリングではカンカンに引っ張ってバイクにシートバッグを積載します。平たい形状は荷物との接触面積が確保できますし、ゴムの摩擦力は強いので、アスファルトオンリーのツーリングでは緩めに積載してもOKです。破損したチューブロープは千切れる可能性がありますので毎回チェックします。
ツーリングネットは便利
ツーリングネットは大判のものを使っています。チューブロープでバイクに積載したシートバッグに被せ、サブバッグを挟み込みます。今回の失敗はサブバッグに持ち物を入れすぎたところ。ハードに走るとサブバッグが揺れました。しかしこのツーリングネットがスグレモノ。フックには外側にもフックがついています。だぶついたネットを外側のフックにかけ、張力を調整できるのです。銀マットはテントロープでツーリングネットに取り付けました。
キャンプツーリングの持ち物:まとめ
私のパッキング方法
最後に私のパッキング方法を。ブルーシートをシートバッグの内側に仕込み、シュラフなどのかさばるものを入れたら、小物をどんどん放り込みます。最後にシートバッグをゆすって隙間を埋めたらファスナーを閉じ、外側からゴロゴロと押して内容物を馴染ませます。シートバッグの隙間が多ければ着替えやタオルを入れて埋めることも。シートバッグはキャンプ場に着くまで下ろしませんので、収まりのよさ重視です。
持ち物リストで使わなかったもの
初心者時代は持ち物リストを作成していませんでしたので、よく忘れ物をしたり、余計なものをバイクに積載したりしていました。いやいや、私は今も初心者レベル。今回のキャンプツーリングで使わなかったものは「シュラフカバー、ツェルトフライ、塩、マヨ、ツナ缶、ウインドブレーカー、ロープ2m×2本、プライヤー、針金、フリースジャケット、綿シャツ」です。きんもくせいが香る10月前半、防寒対策はそれほど必要ありません。そんなことも忘れてしまった私っていったい…。
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持ち物リストはツーリングで携行しますので、雨対策に鉛筆で記入します。