北海道観光のついでに立ち寄りたい！千歳の温泉TOP15！人気の旅館もご紹介！

千歳エリアには良質な温泉がある

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千歳市の周囲には、東西南北の1時間以内の距離に良質な温泉が集中しています。たくさんの中から特におすすめを、温泉観光地としても主要な支笏湖畔を筆頭にあげていきます。

内訳は、西側は支笏湖畔の温泉旅館から6軒、東側は立ち寄り湯として有名＆穴場な温泉を5軒、南側は2軒で北側が1軒、新千歳空港内の1軒もランキング形式で選びました。（この記事は2021年1月18日時点の情報をもとに作成されております。）

支笏湖畔の温泉の特徴

出典：ライター撮影

支笏湖畔の温泉旅館は、北側と東側の2地域に区分されます。北側の恵庭岳の麓に最も古い丸駒温泉旅館があり、東側の支笏湖温泉街に数軒の旅館が集中しています。丸駒温泉旅館は原生林に囲まれた一軒宿なので、支笏湖の静寂をより味わえることでしょう。

支笏湖温泉街に行くと、土産物店のほかにビジターセンターや遊覧船乗り場などがあります。新千歳空港に近いのは支笏湖温泉街にある旅館なので計画的に行動してください。

支笏湖温泉の泉質

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丸駒温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム‐塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉です。支笏湖温泉街の泉質は、ナトリウムー炭酸水素塩泉（旧重曹泉）です。ともに塩分を含んだ「塩化物泉」ですが、海から遠く離れた山奥なのに塩分を含んでいる点が興味深いですね。

両者には微妙な違いもあります。丸駒温泉は硫酸も含まれており、どうやら活火山の恵庭岳と関係があるようです。温泉に入るときに、少し意識すると楽しいかもしれません。

支笏湖畔の温泉へのアクセス方法

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支笏湖に車で行く場合は、札幌からは国道453号利用で約1時間かかりります。JR千歳駅からは約30分です。

バスで支笏湖へ行く場合は、JR千歳駅から44分【JR千歳駅バスターミナル3番乗り場】JR千歳駅～支笏湖で、料金は950円です。温泉旅館によっては無料送迎バスがあるので、事前に確認しておきましょう。

支笏湖畔の駐車場

支笏湖の温泉施設を利用するときは、すべての施設に無料駐車場があります。観光で利用する際の支笏湖温泉街の公共駐車場は有料なので注意しましょう。

湖畔をドライブするときは、開発局が管理している、路側帯の無料駐車場がおすすめです。湖畔には半周できる道路があるので、温泉施設とは違う角度からも支笏湖を眺めてみませんか。

千歳エリアの温泉の特徴

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支笏湖畔温泉以外の千歳エリアの温泉の特徴は、太古の植物由来の「モール系温泉」が多いことがあげられます。北海道でモール温泉といえば十勝川温泉が有名ですが、今回ご紹介する千歳エリアの5軒でも楽しめるのです。

モール（ドイツ：Moor）は、堆積した植物が腐って炭化した泥炭のことです。石炭になる途中の泥炭などから汲み上げる源泉には、多くの植物由来の有機成分が含まれており、肌がつるつるになる感触がするのです。

千歳エリアは海だったときがある

太古、千歳エリアがある石狩平野は、海に沈んでいたことがありました。そのときにメタセコイアなどの巨木も海中に沈み、長い時間をかけて泥炭になったといわれています。

石狩平野には、日本の経済発展に寄与した美唄市や三笠市などの旧産炭地がありますが、現在はモール系の温泉が恵みをもたらしてくれています。

千歳エリアの温泉TOP15！

⑮丸駒温泉旅館

ランキング1位は大正4年創業の丸駒温泉旅館です。支笏湖温泉街から6キロメートルほど離れた、恵庭岳の麓にある一軒宿です。日帰りの立ち寄り湯としても人気があり、有名なのが足元から源泉が湧き出る露天風呂。

湖とつながる水門があり、温泉のお湯が湖に流れ出ると底からお湯が沸く仕組みです。湯量がかなり変化するため、ご利用の際は事前にご確認ください。露天風呂付き貸切風呂もあり、家族風呂としての利用もよいですね。

⑭休暇村支笏湖

ランキング2位は、温泉街から少し奥まった閑静な高台にある温泉旅館の、休暇村支笏湖です。宿泊以外に日帰りもできるので、ぜひ立ち寄り湯としてご利用ください。

建物の目の前には、さまざまな野鳥が飛来する「野鳥の森」が広がります。支笏湖畔へ下りていける散策路もあり、時おり噴煙を上げる恵庭岳が湖畔から観えます。支笏湖温泉街の喧騒を離れ、静かに支笏湖を観光したい人におすすめの穴場です。

おすすめ観光スポット：野鳥の森

野鳥の森は、天然記念物のクマゲラを始め、ゴジュウカラなどのさまざまな野鳥の鳴き声や、運がよければ姿も観察できるエリアです。静かに歩いたりベンチに腰掛けたりして、野鳥の鳴き声に耳を澄ませてみましょう。

往復2時間ほどの、休暇村支笏湖から湖畔の中モラップへと続く1.7キロメートルの探勝路もあります。

⑬レイクサイドヴィラ翠明閣

ランキング3位はレイクサイドヴィラ翠明閣です。温泉街に6軒ほどある宿泊施設の中で、最も湖畔に近い場所にあります。日帰り温泉はないので立ち寄り湯はできませんが、ぜひ宿泊して支笏湖のすばらしさをご堪能ください。

右手に恵庭岳、左手に樽前山と風不死岳が望める絶好のロケーションです。部屋は全8室で、すべて湖面側です。プライベート感を大切にしており、趣の違う2つの貸切露天風呂で温泉を満喫しましょう。

⑫支笏湖第一寶亭留 翠山亭

ランキング4位は支笏湖第一寶亭留 翠山亭です。和を基調にした佇まいの温泉旅館は、岩風呂や樹齢1,000年ともいわれる古代檜の内湯などで、思い思いに湯浴みできます。貸切露天風呂は和とアジアンテイストの2種類あり、家族風呂としての利用もおすすめです。

日帰り入浴は休止中のため、現在は立ち寄り湯はできません。ぜひ宿泊し、北海道の旬の食材をメインにしたお料理を味わい、ゆったりした時間をお過ごしください。

⑪しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌

ランキング5位は立ち寄り湯もできる、しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌（うた）です。特別室や露天風呂付き客室などの7タイプの部屋がある温泉旅館です。デザインに支笏湖の風物を取り入れており、非日常的な時間を過ごせるはず。

お風呂も種類豊富で、ジェットブロワーの立湯や寝湯、座湯、音楽が流れる露天風呂、女湯のアロマを楽しめるミストサウナなど、思う存分お風呂時間を満喫できることでしょう。

⑩しこつ湖鶴雅別荘　碧の座

ランキング6位は水の謌の姉妹館である、しこつ湖鶴雅別荘　碧の座です。支笏湖の色「碧」（あお）をテーマにしており、晴天時、高台の好立地からは静かな青い湖面に姿を映す山々が観られます。

全客室には、3～4人同時に入れるゆとりの露天風呂があり、家族風呂としても楽しめます。繊細なお料理はもちろんのこと、随所にアイヌ民族のモチーフを取り入れたデザインから、非日常的な時間が感じられるはずです。

⑨ユン二の湯（由仁町）

ランキング7位は札幌近郊のユン二の湯で、空港から30分ほどです。お湯がコーヒー色をしている理由は、太古の植物由来のモール系温泉のため。立ち寄り湯はもちろん、のんびりできる宿泊施設としても人気です。由仁町は「ゆにガーデン」などハーブにも力を入れており、月替わりのハーブ湯も楽しめます。

森を借景にした露天風呂に浸かれば、観光で遊び疲れた身体もいやせます。レストランでの種類豊富なお料理もお楽しみください。

おすすめ観光スポット：ゆにガーデン

ゆにガーデンは、ユン二の湯から車で3分ほどの場所にある、14.2ヘクタールもある日本トップクラスのハーブガーデンです。12のテーマがあり、春から秋までの季節ごとに楽しめる工夫がされています。

広大な敷地を歩いたり巡回バスに乗ったり、または気に入ったエリアがあれば停車駅で降りられます。レストランや野菜の直売所もあり、花や野菜が好きな人必見のスポットです。

⑧ながぬま温泉（長沼町）

ランキング8位は札幌近郊のながぬま温泉で、新千歳空港から20分ほどです。源泉かけ流しの泉質は塩化物強塩泉で、湧出量が北海道トップクラスの毎分1,150リットルある点も人気。保温効果が高くて湯冷めしないことから、「熱の湯」とも呼ばれています。立ち寄り湯と宿泊ができます。

長沼町は、リンゴのエキスなどに羊肉を漬け込んだ「かねひろの長沼成吉思汗」が有名。レストランでも味わえるので、ぜひご賞味ください。

⑦松原温泉（千歳市）

ランキング9位は、明治36年創業の松原温泉です。こじんまりとした歴史を感じさせる建物で、かつては湯治宿として有名でした。現在は、日帰り専用の立ち寄り湯として知る人ぞ知る穴場。

植物由来のモール温泉系のお湯はコーヒー色をしており、2種類の泉質が楽しめます。源泉かけ流しの重曹泉と弱塩泉はともに加温ですが、何度も浸かりたくなる肌ざわりです。素泊まりであれば宿泊できるので、湯治にもおすすめです。

おすすめ観光スポット：キウス周堤墓群

キウス周堤墓群は、松原温泉から車で5分の場所にある、最近注目のスポットです。縄文時代後期の約3200年前につくられたお墓で、地面を丸く掘って穴をつくり、堀った土を土手のように周りに積み上げてお墓にしてあります。

令和元年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、世界遺産の登録を目指してユネスコへの推薦が決定しました。無料で見学できます。キウス周提墓群に沿ったまっすぐな森の道も格好のドライブルートです。

⑥祝梅温泉（千歳市）

ランキング10位は、昭和62年創業の祝梅温泉です。陸上自衛隊東千歳駐屯地近くのひっそりした場所にあります。こじんまりした民家風の立ち寄り温泉で、地元の人と温泉マニア以外には知られていない、穴場中の穴場です。

加温ですが、源泉かけ流しの植物由来のモール温泉系で、やわらかいお湯を楽しめます。レトロな雰囲気が好きな人は、周辺観光の帰りにでもぜひ寄ってみてください。巨大なボウリングピンの看板が目印です。

⑤根志越温泉くるみの湯（千歳市）

ランキング11位は、根志越温泉くるみの湯です。長沼町方面から千歳駅までの国道337号沿いにある日帰り専用の立ち寄り湯です。泉質は、コーヒー色をした植物由来のモール温泉で、やわらかいお湯が身体の芯から温めてくれます。

以前は、温泉掘削を行った地熱利用組合会員や地域の貸し農園利用者限定でしたが、2017年に一般開放されました。穴場の温泉が好きな観光客が訪れるようになり、知名度が上がってきています。

おすすめ観光スポット：丘めぐり

千歳市の東部と隣りの長沼町の東部は、牧歌的な丘陵地帯です。丘を通る道路の左右には大豆畑や麦畑、季節ごとにひまわりや菜の花などが植えられています。農産直売所や農家レストランなども点在しており、買い物や食事などにもおすすめです。

北海道では、丘の街として有名なのは美瑛町ですが千歳市と長沼町の丘の景色も負けていません。ぜひドライブをお楽しみください。

④鶴の湯温泉（安平町）

ランキング12位は新千歳空港から車で20分ほどの安平町にある、鶴の湯温泉です。札幌近郊の便利な立ち寄り湯としてだけではなく、宿泊もできるため、多くのファンがいます。

歴史は1902年と古く、道南の知内町の温泉に次いで北海道では2番目とか。美肌を期待できる、ナトリウム‐炭酸水素塩泉の内風呂は20人ほどが入浴でき、ゆっくり浸かれます。夏は、目の前の庭園にある、大きな2つの池に咲くハスの花も有名です。

おすすめ観光スポット：菜の花畑

札幌近郊で新千歳空港に近い安平町は、菜の花での街づくりにも力を入れています。5月中旬、町内の5か所ほどで観られる黄色いカーペット状の菜の花畑もご堪能ください。菜の花は緑肥として植えられているので畑には入れませんが、路肩に車を停めて写真撮影する人も多くいます。

近くにある国道234号沿の道の駅あびらには、菜の花商品を始めとする特産品や竹炭入りのアイスなどが販売されているので、チェックしてみましょう。

③ホテルほくよう（白老町）

ランキング14位は札幌から少し遠い、立ち寄り湯もできるホテルほくようです。札幌からは高速道路利用で約1時間、新千歳空港へは高速道路利用で約40分です。300坪の庭園露天風呂が有名で、100パーセント源泉かけ流しのお湯はアルカリ性単純泉です。

昔から湯治施設として有名なホテルほくようの名物は、前浜で獲れたタラコなどの旬の食材を使ったお料理です。一度入ると納得の温泉に、ぜひお出かけください。

②竹山高原温泉（北広島市）

ランキング13位は、道内産の銘石を600トンも使用した露天風呂が有名な、立ち寄り湯の竹山高原温泉です。札幌近郊にも関わらず太古の植物由来のモール温泉を楽しめるとあり、地元住民や札幌市民に愛されてきました。

晴天時の、恵庭岳や樽前山などの支笏湖外輪山の遠望、星月夜には満天の眺めと、周囲のロケーションもばっちりです。家庭的な雰囲気の温泉施設ですが中規模なので、内風呂も露天風呂もゆったり入れます。

①新千歳空港温泉

ランキング15位は、新千歳空港の国内線ターミナルビル4Fにある新千歳空港温泉です。飛行機出発までの休憩場所として、一番ゆっくり過ごせる立ち寄り湯です。ターミナルビル閉館後も、23時間営業なので安心です。

泉質はナトリウム塩化物泉で、内風呂や露天風呂のほかにジェットバスや寝湯なども楽しめます。タイ古式セラピーなどのボディケアサービス、無料休憩所や食事処もあり、1日ゆっくり過ごしたくなることでしょう。

搭乗前に千歳エリアの温泉でリラックス！

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札幌近郊の千歳市とその周辺市町村には、高級旅館から家庭的な雰囲気までの、さまざまなタイプの温泉があります。

車で温泉に向かうときは、事前に観光地からのルートと新千歳空港までのルート、それぞれの所要時間を調べておきましょう。温泉旅館によっては無料送迎バスもあるので、交通機関なども賢く利用してください。あまりにも気持ちよすぎて、うっかり時間を忘れてしまわないように。

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