鬼怒川温泉で紅葉狩りを楽しもう!
いい旅してますか?今回の記事では栃木県の名湯「鬼怒川温泉」で秋の季節を満喫する旅をご紹介します。鬼怒川温泉は日光市を流れる鬼怒川の上流部に開けた温泉地で、開湯は江戸時代という古い歴史があります。温泉地周辺は豊かな自然に恵まれていて、秋には至る所できれいな紅葉を楽しむことができます。そんな鬼怒川温泉で紅葉狩りを楽しむおすすめの観光コースをこれからご覧いただきましょう(鬼怒川温泉の観光コースの情報は2020年9月27日現在のものです)。
旅の行程をご紹介
今回の旅では全部で6ヶ所のおすすめスポットを巡ります。温泉街のシンボル的存在の吊り橋や絶景スポットの展望台を訪れ、その後に鬼怒川のライン下りで紅葉を満喫します。温泉街で美味しいランチを食べてから今度はロープウェイに乗って山に登り、最後は名湯に浸かって疲れを癒します。ほとんど温泉街だけで紅葉狩りを楽しめる移動の少ない手軽なコースなっているので、鬼怒川温泉が初めてという方にもぴったりでしょう。
紅葉の見頃をチェック!
せっかく紅葉狩りを楽しむならベストシーズンに合わせて出かけたいですね。鬼怒川温泉の温泉街の標高は350m前後となっており、早い場所では10月下旬頃から見頃を迎え、遅い場所では11月中旬頃まで紅葉を楽しむことができます。特に寒暖差の大きな山の上や冷たい風が通りやすい渓谷などでは、10月下旬から11月上旬に出かけるときれいな紅葉を楽しめるに違いありません。ではこれから最初のおすすめスポットをご紹介しましょう。
吊り橋の上から紅葉狩り
鬼怒楯岩大吊橋
まず最初に訪れたいスポットは鬼怒楯岩大吊橋です。鬼怒川温泉のシンボルにもなっている吊り橋で、観光用の無料駐車場も整備されています。吊り橋の長さは140mで、高さが37mあるため下を流れる鬼怒川を見下ろすと足がすくみます。しかし、秋の季節の渓谷はとても美しく、断崖上部に生える木々や渓谷を囲む山全体が赤や黄色、オレンジ色や茶色に色付きます。吊り橋は少々揺れはするものの、吊り橋の上から眺める紅葉した渓谷は一度は見ておきたい絶景です。
足湯カフェでのんびりもおすすめ
吊り橋からの眺めも素晴らしいものがありますが、時間に余裕があれば近くの足湯カフェに立ち寄ってみるのもいいですね。この足湯カフェは吊り橋近くにある「ホテルサンシャイン」の中の施設で、宿泊者以外も利用することができます。カフェテラスとなっているので眺めが良く、吊り橋とは異なる位置から紅葉を楽しむことができます。美味しいコーヒーやスイーツをいただきながら足湯と紅葉を満喫できるちょっとおすすめなスポットです。
鬼怒楯岩大吊橋の詳細情報
鬼怒楯岩大吊橋
- 住所栃木県日光市鬼怒川温泉大原1436
- 電話番号0288-22-1525
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より25分
楯岩から絶景を眺めよう!
楯岩展望台
吊り橋で紅葉を満喫したなら、今度はさらに高い場所から紅葉の景色を眺めてみましょう。吊り橋を渡ってから歩いて長いトンネルを抜けると、そこには小さな神社が祀られています。ここからも景色が眺められますが、展望台はその場所からさらに急な階段を上ったところに整備されています。展望台のある楯岩の名前は戦いの際に兵士が使用する楯のような形が由来となっていて、展望台はその楯岩のトップにつくられています。
104mの高さから絶景を満喫
吊り橋は川からの高さが37mでしたが、こちらの展望台は約3倍の高さがあります。展望台からはホテルや旅館が立ち並ぶ温泉街が一望でき、紅葉した周辺の山々の景色も眺めることができます。紅葉シーズンは入れ替わり立ち替わり観光客が上ってくるため譲り合って楽しみたいですね。神社の脇には鬼怒川温泉街の名物キャラクター「鬼怒太像」が立っています。この像は楯岩の岩からつくられているので、ぜひこちらで記念写真をどうぞ。
楯岩展望台の詳細情報
楯岩展望台
- 住所栃木県日光市鬼怒川温泉滝
- 電話番号0288-22-1525
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より30分
舟の上から紅葉見物
鬼怒川ライン下り
次は鬼怒川を舟で下りながら渓谷の紅葉を堪能してみましょう。吊り橋の駐車場から3分ほどの場所にライン下りの乗り場があります。ライン下りは船頭さんが櫂を使って巧みに舟を操りながら鬼怒川を下るもので、奇岩や怪石が点在する美しい渓谷美を水しぶきを浴びながら鑑賞します。秋の季節はこの渓谷美にさらに紅葉の彩がプラスされてさらに素晴らしい景色が楽しめますね。キキョウやフヨウなど秋の花々も咲くので探してみましょう。
シャトルバスで帰りも楽ちん
ライン下りはおよそ40分の行程となっていて、帰りは無料のシャトルバスで乗り場まで戻ることができます。これは助かりますね。乗り場までは30分ほどかかるのでこの時間も考慮に入れてプランを立てたいですね。ただ、人気スポットのため紅葉シーズンは非常に混み合います。特に週末や連休のお出かけなら予約するのが最善でしょう。その際には後述する「鬼怒川ロープウェイ」とセットのお得なチケットを購入するのが断然お得です。
鬼怒川ライン下りの詳細情報
鬼怒川ライン下り
- 住所栃木県日光市鬼怒川温泉大原1414
- 電話番号0288-77-0531
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より30分
温泉街で美味しいランチ
そば処 大黒家
午前の部の紅葉狩りを楽しんだ後はお楽しみのランチタイムといきましょう。ライン下りの乗り場から車で5分の場所にあるそばの名店で絶品のそばをいただいてみてはいかがでしょうか。瓦屋根に白壁のいかにもそばの店という雰囲気の店舗で、「日光手打ちそばの会」の会員にもなっています。人気店のためランチタイムは15台ほどある駐車場は満車状態ということもありますね。おすすめしたいそばメニューはいろいろあります。
大黒屋のおすすめメニューは?
オーダーしてみたいのが「かき揚げそば」です。大きな椀からはみ出るほどの大きなかき揚げがそばの上に鎮座しています。かき揚げは具だくさんなもので、贅沢にもエビがたくさん入っていてその香ばしい風味がたまりません。少々甘めの出汁がかき揚げと見事にマッチしていて絶品ですね。ジャンボなかき揚げはお皿に別盛りでのオーダーもできるのでお好みでどうぞ。お腹がいっぱいになったなら再び紅葉狩りへと出発です。
そば処大黒家の詳細情報
そば処 大黒家
- 住所栃木県日光市鬼怒川温泉大原680
- 電話番号0288-76-1259
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より25分
- 営業時間11:00~15:00
- 定休日水曜日(祝日は営業)
空中散歩で紅葉狩り
鬼怒川温泉ロープウェイ
鬼怒川ライン下りで購入したチケットを使って、今度はロープウェイから紅葉の絶景を堪能してみましょう。標高700mの「丸山」にかけられたロープウェイで、麓の駅と山の中腹にある「おさるの駅」との間を4分間で結んでいます。紅葉シーズンには山肌に生える広葉樹が赤や黄色、オレンジ色に色付いてとてもきれいですね。ロープウェイは紅葉の絨毯の上を進んでいくため、窓越しに素晴らしい絶景が楽しめます。標高が高いだけに色鮮やかですね。
高級感たっぷりの展望台もおすすめ
おさるの駅を出ると現れるのが立派なつくりの展望台です。何と総ヒノキづくりの大変贅沢な展望台となっていて、木の肌も美しくそこに立つだけでもリッチな気分に浸れます。展望台からは温泉街の景色はもちろんのこと、温泉街を取り囲む紅葉した山々の景色やさらに遠くの那須山系の山々まで眺めることができます。展望台の近くにはサルたちが暮らす「おさるの山」があるので、餌を購入してサルたちと戯れてみてはいかがでしょうか。
鬼怒川温泉ロープウェイの詳細情報
鬼怒川温泉ロープウェイ
- 住所栃木県日光市鬼怒川温泉滝834
- 電話番号0288-77-0700
- アクセス日光宇都宮道路「今市IC」より25分
名湯で旅の最後を締めくくり
鬼怒川仁王尊プラザ
いよいよ最後の観光スポットです。鬼怒川温泉の旅の締めくくりはやはり温泉といきたいですね。こちらの施設は温泉旅館ですが、日帰り温泉を大人700円というリーズナブルな料金で提供しています。鬼怒川温泉にはもっと高級感のある日帰り温泉が可能なホテルや旅館がありますが、こちらの旅館は他の施設にはない大きな魅力を備えています。それは鬼怒川温泉では数少ない源泉掛け流しの温泉であることと、他にはない多彩な湯舟があることです。
すべての湯舟をはしごしよう!
男女別の湯舟は岩風呂風の内湯と露天風呂、ライン下りで使用していた屋形船をそのまま湯舟にした露天風呂があります。特に屋形船の露天風呂は変わり種の湯舟として人気で、紅葉の景色を眺めていると目の前をライン下りの舟が通り過ぎていきます。また、混浴の2つの露天風呂も屋形船と同じロケーションにあり、水着を着用して家族やカップルで楽しむことができます。女性用に湯浴み着のレンタルも用意されているので利用してみてはいかがでしょうか。
鬼怒川仁王尊プラザの詳細情報
鬼怒川仁王尊プラザ
- 住所〒321-2522
栃木県日光市鬼怒川温泉大原371-1 - 電話番号0288-76-2721
錦秋の鬼怒川温泉に出かけよう!
鬼怒川温泉で秋の季節を満喫する旅はいかがだったでしょうか。東京都心からも日帰りで楽しめる鬼怒川温泉は、紅葉狩りを楽しむにはぴったりな観光地です。今年の秋は記事で取り上げた情報を参考にして鬼怒川温泉できれいな紅葉を楽しんでみてください。