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【2021】永観堂の紅葉の魅力に迫る!見どころを余すことなくご紹介!

昔の人も「秋はもみじの永観堂」と讃え、秋の代名詞となった京都の永観堂。秋を迎えればライトアップイベントもあり、京都でも有数の紅葉の絶景が待ち構えています。2020年も見れば感動できる永観堂の紅葉の見どころを、余すところなくご紹介です。
更新: 2021年11月5日
はぐれ猫
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永観堂とは

京都の左京区にある寺院

秋になったら訪れたい永観堂があるのは、有名な大文字山が近くにある、左京区の東山の高台です。近隣には立派な平安神宮やかわいい動物満載の京都市動物園、そして歴史と風情ある南禅寺といった有名な観光名所も色々。歴史ある秋の永観堂に行ってみれば、紅葉観光はとても充実したものになるでしょう。

空海の弟子が創建した寺院

極めて人気な永観堂は、本来の名を聖衆来迎山(しょうじゅらいごうさん)、禅林寺と言います。る浄土宗の西山禅林寺派の総本山であり、その創建は仁寿3年(853年)まで遡ります。創建したのは弘法大師空海の高弟だった、真紹(しんしょう)。永観の名は、平安時代にこの寺を中興した住持、永観に由来しています。

紅葉の見どころいっぱい

古くは『古今和歌集』でも岩垣もみじが讃えられた永観堂なので、紅葉の見事さは京都でもトップクラスなのは間違いなし。有名な境内は池泉回遊式庭園があり、歴史的な建築物の数々があって、時期が来れば紅葉と合わさった魅力を発揮しています。ライトアップを拝見する目的で、夜間に訪ねてみるのもおすすめです。

基本情報

永観堂

  • 住所
    〒606-8445
    京都府京都市左京区永観堂町48
  • 電話番号
    075-343-0548(京都市観光案内所)
  • 公式サイトURL
    http://www.eikando.or.jp/

永観堂の紅葉の時期

見頃な時期は11月中旬~

毎年京都が秋の11月を迎える頃になると、永観堂の境内が色づき始めます。紅葉が見頃の時期となるのは、11月の中旬頃から。およそ3,000本にも達するイロハモミジやオオモミジが、黄色や赤の葉っぱで埋め尽くされています。永観堂で紅葉が特に見頃な時期は、12月の上旬まで続きます。

ライトアップの時期と時間

2020年の永観堂でも、紅葉が見頃の時期にライトアップイベントが予定されています。その始まりの時期は11月7日の予定で、寒くなってくる12月6日まで続きます。ライトアップ時間は、夕方の暗くなる時間にスタート。毎日夜の21時まで、境内の紅葉が鮮やかに照らし出されます。

名所が混雑する時期

秋深まる11月の永観堂は、日によっては混雑しがちな名所です。中でも夜間ライトアップの時間は、例年順番待ちの行列ができるほど、ものすごい混雑となっていました。永観堂が特に混雑するのは、週末や休日。2020年は混雑が若干緩和する可能性はありますが、それでも人出が多い状況が予想されます。

永観堂のアクセス

電車とバスでお出かけ

車の混雑を避けてのんびり紅葉を見に行くなら、永観堂まで電車とバスでのお出かけがおすすめ。JR京都駅前から市営バス5系統に乗り込めば、南禅寺・永観堂道バス停からは徒歩5分です。また京都駅前からは急行100系統と32系統もあり、宮ノ前町バス停から徒歩5分。地下鉄東西線の蹴上(けあげ)駅から、徒歩で行くこともできます。

車でお出かけ

車で永観堂へ向かっても、現地には駐車場が存在していません。そのため周辺の駐車場を利用するのが基本です。府道187号などでまず向かうのは、紅葉鑑賞の観光客で混雑しやすい、平安神宮エリア。岡崎公園には大きな地下駐車場があり、永観堂までの徒歩はさほど時間をかけません。

アクセスルート

【電車とバス1】JR京都駅→市営バス5系統→南禅寺・永観堂道バス停
【電車とバス2】JR京都駅→市営バス100系統・23系統→宮ノ前町バス停
【電車】地下鉄東西線→蹴上駅→徒歩10分
【車】烏丸通り→府道187号→岡崎公園駐車場→徒歩10分
 

永観堂の紅葉ポイント①西側の入口

総門と参道

有名な永観堂にたどり着くと、まず目に入るのは鹿ヶ谷通り沿いにある立派な総門の姿です。この総門は天保11(1840年)に建てられたという歴史あるもの。紅葉が見頃の時期には総門のあたりから人でいっぱいになり、周囲のもみじや奥に続く参道の紅葉も合わせた風景が魅力です。

総門と参道の紅葉の見どころ


鹿ヶ谷通りのもみじは見頃に真っ赤な色となって、総門を紅葉色で染め上げてしまいます。総門の先に続いている参道沿いの紅葉も折り重なって、江戸中期に完成した中門まで続く紅葉の並木道の姿も圧巻。混雑しやすい場所ですが、たどり着いたその場から、撮影ポイントに困らないのが永観堂なのです。

永観堂の紅葉ポイント②西側の名所

楓橋と画仙堂

西の総門のそばに、永観堂が誇る池泉回遊式庭園と放生池という名所があります。南側の小さな池の近くには楓橋という石橋が架かり、その先には画仙堂があります。この周囲は水辺の紅葉風景が綺麗なところで、見応えある日本庭園の鑑賞ついでに訪れてみたい、興味をそそるポイントです。

楓橋と画仙堂の紅葉の見どころ

昔の人も渡った楓橋を通過しながら、画仙堂を含めた紅葉の景色に見惚れることができます。永観堂の画仙堂ももみじに囲まれて、とても絵になる光景です。普段は非公開な画仙堂ですが、過去の紅葉シーズンには内部の特別拝観も実施されていました。浄土変相図という障壁画を見られたら、とてもラッキーな気分です。

永観堂の紅葉ポイント③絶景の池

放生池

古来より京都を代表するほどの池泉回遊式庭園が、観光客で混雑しやすい永観堂の放生池でした。池の中央には弁天社もあるので、弁天池という別名もあります。放生池は永観堂の日本庭園と紅葉の絶景を眺められる名所なので、観光するなら時間をかけてのんびり散策がおすすめです。

放生池の紅葉の見どころ

 放生池には紅葉の見どころが無数にありますが、北側の夢庵から錦雲橋を見る構図が、最も素晴らしいと評されています。池の周囲は特にもみじが折り重なって植えられたポイント。永観堂の有名な岩垣もみじの様子も確認できるし、極楽橋や、紅葉の森から天に伸びる多宝塔の姿も見どころです。

逆さ紅葉を見よう

そして永観堂の放生池と言えば、逆さ紅葉という絶景も有名です。逆さ紅葉とは鏡のようになった放生池の水面に、周囲の紅葉が映り込む光景のこと。紅葉が素晴らしい時期、無風の状態の日なら逆さ紅葉は見事に映し出されています。太陽の下の昼も、ライトアップの夜も、永観堂でも注目の楽しみです。

永観堂の紅葉ポイント④池の神社

弁天社

紅葉に包まれた放生池の中に浮かぶ弁天島は、お金のご利益をもたらすという弁財天を祀っている名所です。境内の参道からは錦雲橋を渡って参拝できます。金運のご利益を期待している人も、永観堂の紅葉の見頃には水辺の絶景に心癒やされてしまうに違いありません。

弁天社の紅葉の見どころ

太鼓橋のように膨らんでいる錦雲橋の向こうに、古風な造りの弁天社が見えています。その周囲を紅葉がバランスよく取り巻いて、何だかとても芸術的です。鳥居をくぐって錦雲橋を渡ってみれば、永観堂の放生池の紅葉を一望できるのも魅力に感じます。

永観堂の紅葉ポイント⑤癒しの茶屋

見返り茶屋

とても広い永観堂の境内の散策をすれば、時間と共に疲れを感じて何処かで休憩したくなってしまうもの。そんな時に立ち寄ってみたいのが、放生池のそばにある見返り茶屋です。じつはこの有名な茶屋の名所、休憩どころであると同時に、永観堂でも有数の紅葉鑑賞ポイントにもなっています。

見返り茶屋の紅葉の見どころ

茶屋の和風な椅子に座ってみれば、放生池を含む境内の見通しが良いため、遠方までの風景も楽しめます。紅葉の見頃となったカラフルな山林の中には多宝塔の姿もあり、写真を撮影するにもぴったり。ここではひとまず見返り茶屋の名物を注文して、じっくり眼前の紅葉に見入ってみてください。

見返り茶屋の名物と言えば?

気分も落ち着く、見返り茶屋のお抹茶は頼んでみたいところ。とことん甘党な人は、永観堂の茶屋名物、ぜんざいは確実に頼みたいメニューです。腹持ちが良いみたらし団子も見逃せません。体力回復の意味でも、甘酒もおすすめな飲み物です。

永観堂の紅葉ポイント⑥古い建物


釈迦堂(方丈)

今に残る永観堂の伽藍でも、釈迦堂の名もある方丈は見どころの1つです。この建物は京都市の文化財であり、社伝によれば16世紀始めに後柏原天皇が建立したと言いますが、実際には1627年(寛永4年)の建物だとか。いずれにしても優に400年が経過した建物であり、紅葉を合わせた魅力は高めです。

釈迦堂の紅葉の見どころ

入母屋造りの釈迦堂の前庭は、古風なデザインの日本庭園になっています。有名な前庭では、手入れの行き届いた不思議な枯山水を拝見できることも、楽しみな要素の1つ。そんな日本庭園があるため、永観堂の中でも紅葉はとても威厳のある印象で、写真に収めてみる価値ある名所です。

永観堂の紅葉ポイント⑦最大の仏堂

御影堂

放生池の極楽橋の先に行けばたたずむ御影堂も、永観堂では目にしてみたい建物です。御影堂は1912年(大正元年)に建てられた、永観堂では最大となる仏堂で、内部では宗祖法然を祀る役割を果たしています。御影堂の周囲も紅葉が濃いポイントで、秋の見頃には回廊を渡りながら鑑賞するのが楽しみです。

御影堂の紅葉の見どころ

総ヒノキ造の御影堂には幕が掛けられて、紅葉が組み合わさって永観堂の中でも一味違った雰囲気を醸し出しています。その背後には、古来より絶賛されてきた岩垣もみじを従えています。それが御影堂が写真撮影する上でも、無視できない見どころです。

永観堂の紅葉ポイント⑧本尊の建物

阿弥陀堂

境内の最奥に建っている名所が、永観堂の阿弥陀堂です。本堂となっている入母屋造の阿弥陀堂は、かつて大阪の四天王寺にあった曼荼羅堂が、安土桃山時代にこの地に移築された記録が残っています。「永観、遅し」の言葉で知られる、有名なみかえり阿弥陀像が安置されたお堂は、秋には紅葉に包まれます。

阿弥陀堂の紅葉の見どころ

阿弥陀堂のあたりも永観堂では紅葉が見事に映えるポイントで、立派なサイズのイロハモミジを見ることができます。歴史ある阿弥陀堂の姿と、真っ赤なもみじが重なって感動的。極彩色の装飾や、有名なみかえり阿弥陀像の拝観ができるのも見逃せない要素で、休日なら混雑は避けられないところです。

永観堂の紅葉ポイント⑨魅力の石仏

阿弥陀堂周辺の石仏

とても絵になる永観堂の石仏も、紅葉と合わせて目にしたいところです。境内の各地に存在する中でも、阿弥陀堂前は無視できない魅力的な仏像が集まっているポイント。紅葉と一緒に眺めれば霊験あらたかな感じがしますし、写真に納めたくなってしまうのも当然のことでしょう。

阿弥陀堂の石仏と紅葉の見どころ

まず阿弥陀堂前で目に付くのは、建物を守るようにたたずむ白く立派な仏像の姿。見頃には赤い紅葉に包まれて、独特な神々しさがあります。さらに阿弥陀堂の下には小さな石仏が集まって、まるでみんなで紅葉を鑑賞しているかのよう。永観堂では仏像の虜になってしまいそうです。

永観堂の紅葉ポイント⑩不思議な回廊

臥龍廊(がりゅうろう)と開山堂

何とも独特な建築物が、永観堂の境内の東方にある臥龍廊です。この建物は位牌堂と開山堂を結びつけている回廊の一部で、全体がS字を描きながら斜面をのぼる階段状になった独特なもの。16世紀初頭の建築とも昭和のものとも言われますが、紅葉の風景の中で歩いてみたい名所の1つです。

臥龍廊と開山堂の紅葉の見どころ

周囲が色づく風景の中、珍しくて有名な臥龍廊の急階段を上がるのは現実離れした時間です。臥龍廊の曲がりくねった建築美ともみじは相性が抜群で、色んな角度から眺めてみたくなります。登った先の開山堂は高台の展望台といったところで、紅葉で埋め尽くされた永観堂の様子に圧倒されます。

永観堂の紅葉ポイント⑪絶景の塔

多宝塔

この永観堂で一番眺望の良い場所と言ったら、東山の斜面にそびえる多宝塔のことです。釈迦堂の裏に建っている多宝塔は昭和3年の建築で、古風な様式が採用された建物。訪れるまでは臥龍廊を超えて、ちょっとした高台に上がることになります。総門から時間をかけてでも訪れたい、紅葉の名所です。


多宝塔の紅葉の見どころ

多宝塔のあたりは、永観堂の境内でもかなり標高があることがわかります。永観堂の境内の伽藍と見頃な紅葉が一望できてしまうのは勿論ですが、京都盆地の市街地や丹波高地など、広い範囲の景色が眺められてまさに絶景。これが多くの観光客が、多宝塔を目指して歩いていく理由です。

永観堂で訪ねたい名所

水琴窟

御影堂や臥龍廊の近くへ行けば、水琴窟と呼ばれるとても珍しい名所があります。これは秋の時期にも訪ねてみたくなる、永観堂が参拝者におすすめする魅力の1つ。周囲が紅葉に色づく中で、風流な音の楽しみを得られる時間がやってきます。

水琴窟の魅力

水琴窟は紅葉も楽しめる崖のそばにあり、その見た目は石を積み重ねてできた井戸のようです。竹のフタの上には水が湧き出る筧(かけい)があり、そこから水琴窟に水がしたたると、摩訶不思議な音がかすかに響くという仕組み。美しい音色なので、永観堂では何度も耳にしてみたくなってしまいます。

永観堂の紅葉ライトアップの見どころ

放生池の周囲でライトアップ鑑賞

決して見逃せないのが、永観堂の放生池と池泉回遊式庭園のライトアップです。境内でも一番もみじが濃い有名な庭園は混雑率も高めですが、11月からの見頃な紅葉のライトアップにより、昼間とは違う燃えるような姿を見せます。闇夜に浮かぶ錦雲橋と弁天社の姿が紅葉を引き立て、夜の放生池の逆さ紅葉が感動的です。
 

建築物と合わせたライトアップも魅力

入口にある総門から、夜のライトアップを楽しめる永観堂。境内では数々の歴史的建築物と、紅葉のライトアップのコラボも必見です。特に阿弥陀堂や釈迦堂などの紅葉スポットは、真っ赤なもみじが照らし出されて絶景そのもの。周囲の紅葉と組み合わせた多宝塔も芸術的です。

茶屋でライトアップ鑑賞

境内の紅葉を一望する永観堂の茶屋も、夜のライトアップでイチオシのポイントです。紅葉の森の奥には永観堂の多宝塔が浮かび上がって、和傘がライトアップされ、この世ではないような情景。混雑はしがちですが、幻想感の高い中でぜんざいをいただけば、格別な時間になります。

永観堂の紅葉を見に行こう

京都で随一の秋の絶景を求めて

昔の人を感動させてきた永観堂の紅葉は、現代人の心も鷲掴みにしてしまうスポットです。永観堂の秋の時期は日中に自然のままの紅葉を見るも良し、混雑する中で夜の時間帯のライトアップを見るのもおすすめ。2020年の秋の永観堂は、確実に京都観光で取り入れてみたいものですね。

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