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ネフロレピスの育て方とは?水やりや肥料、増やし方などポイントを解説!

ネフロレピスの育て方をご存知でしょうか?ネフロレピスはシダの中でも特に美しいシダとされており、沢山の方が育てている人気の種類ですが、耐寒性が弱いので冬越しに注意が必要です。今回はそんなネフロレピスの育て方をポイントごとに解説していきます。
2020年8月27日
T・S
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この記事で紹介しているアイテム

シダ ネフロレピス ダッフィー

ネフロレピスの育て方とは?

美しくて育てやすいシダをお探しの方にオススメなのが「ネフロレピス」です。ネフロレピスは数あるシダ植物の中でも特に美しいシダとされており、沢山の方が育てている人気の種類です。耐寒性が弱いの冬越しに注意は必要ですが、育てるのが難しい植物ではありませんので、気になる方はぜひ育ててみて下さい。今回はそんなネフロレピスの育て方をポイントごとに解説していきます。

ネフロレピスの特徴

ネフロレピスとは?

ネフロレピスはツルシダ科タマシダ属に分類される常緑性のシダ植物です。ツルシダ科はシノブ科とされることもあり、またタマシダ属もネフロレピス属とされることがあります。熱帯から亜熱帯の地域に30種類ほどが分布しており、日本には3種類が自生しています。草丈は種類によりますが、大きなものは1mにもなります。画像のように、熱帯地域を感じさせる雰囲気がユニークで、癒される観葉植物です。

ネフロレピスは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になるのが育てやすさですが、基本的には育てやすい植物です。シダ植物は強い日光を必要としない場合が多い為、室内で気軽に育てられるのも魅力です。また、暖かい地域の植物ですので、耐暑性が強いのもポイント。反面、耐寒性が弱いので、冬の気温には注意が必要となります。適切に管理すれば問題ありませんので、気軽に育ててみて下さい。

ネフロレピスの種類

ネフロレピスの種類①ツデータマシダ

こちらは最もよく育てられている種類です。よく「ツデー」と呼ばれており、大きさは20~30㎝ほどと、丁度良い矮性タイプになっています。まず試しに育ててみたいと考えている方は、こちらから始めてみると良いでしょう。

ネフロレピスの種類②ハッピー・マーブル

こちらは葉に不規則に斑が入る、明るい雰囲気の種類です。マーブル模様が個性的で、爽やかな印象があります。日光に当たるほど黄色の斑が濃くなりますので、日光の当て具合は上手く調整しましょう。

ネフロレピスの種類③タマシダ

こちらは日本に自生している、馴染み深い種類です。海外のものは「セイヨウタマシダ」と呼ばれており、区別されています。セイヨウタマシダとの違いですが、日本のものはほふく枝に塊茎がつくので見分けられます。

ネフロレピスの種類④ダッフィ

ダッフィは名前がとても可愛らしい種類です。ダッフィは「ダフィー」と呼ばれることもあります。ダッフィの特徴は葉が丸くて短い点で、大体1~1.5㎝ほどの葉となっています。また、葉身は細長く葉軸がよく二股に分かれます。ダッフィも流通していますので、気になる方は育ててみて下さい。

ネフロレピスの種類⑤ペンドゥラ

ダッフィは葉の形が特徴的でしたが、こちらは画像のように、長く垂れ下がるのが特徴の種類です。中南米が原産地で、原産地では「ケッツァールの尾」とも呼ばれています。葉の形が可愛らしいものを育てたい方はダッフィを、長く垂れ下がる面白いものを育てたい方はこちらを選ぶと良いでしょう。


ネフロレピスの花言葉と名前の由来

ネフロレピスの花言葉

花は咲かせませんが、実はシダ植物にも花言葉が付けられています。花言葉は「愛らしさ・愛嬌・魅惑」や「夢・誠実」といった言葉です。どの花言葉もとても良い意味となっていますので、人に贈る際も安心です。贈る際は意味を添えて贈ると喜ばれるかもしれません。意味は色々ありますので、用途も広がります。

ネフロレピスの名前の由来

不思議な響きの名前ですので、由来も気になるところです。これはギリシャ語が由来となっている名前で、ギリシャ語で腎臓を意味する「nephros」と、鱗片を意味する「lepis」が合わさった名前となっています。これは包膜が腎臓形であることが由来とされています。また、タマシダという和名は、ストロン上の球根が由来です。英名では「Erect sword fern」と呼ばれます。

ネフロレピスと風水

置き場所を決める際に参考になるのが風水です。風水では、風になびく葉を持つ植物は人間関係を良くするとされています。恋愛運を高めたい方も風水を参考にすると良いでしょう。東南の方角が人間関係に関係しているとされていますので、風水を大切にしたい方は東南方向に飾ってみて下さい。

ネフロレピスの販売価格は?

ネフロレピスの販売価格

シダ ネフロレピス ダッフィー

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

ネフロレピスは美しいシダ植物ではありますが、実は安価に販売されていますので、気軽に購入出来ます。ホームセンターなどでは小さなポット苗が200~300円程度で売られていることも多く、ネットショップでも数百円程度で購入可能です。大きい苗だと1000円以上の価格になっていることもありますが、小さな苗から育ててももちろん問題ありませんので、お好きなサイズのものを購入して下さい。

ネフロレピスの選び方

株の選び方ですが、やはり初期状態が悪いと育てるのが大変ですので、状態の良いものを購入しましょう。特に気を付けなければいけないのが、病害虫の被害です。病害虫の被害があるものは購入しないようにして下さい。また、葉の色や全体の雰囲気が生き生きとしたものを選びましょう。根詰まりしているものは、購入後早めに鉢に植え替えます。

ネフロレピスの育て方①環境

ネフロレピスは屋内?屋外?

育てる場所ですが、屋内でも屋外でも育てられますので、お好きな方で育てましょう。屋外の方が日光が当たりやすいですが、耐陰性がありますので、屋内でも問題ありません。日光が当たるほど元気に育ちますので、屋外で育てられるなら屋外で管理すると良いでしょう。ただし、直射日光による葉焼けがありますので注意して下さい。

ネフロレピスに適した生育環境

日光を好みますが、直射日光に当たり続けるのは危険ですので、屋外であれば明るい日陰で管理するのがおすすめです。屋内であればカーテン越しの光を当てましょう。エアコンの風を当てると調子が悪くなりますので注意して下さい。普通に鉢植えにして育てていきますが、葉が下に垂れるのが美しいので、ハンギング仕立てにして飾られることも多いです。

ネフロレピスの夏冬の管理

肝心の夏冬の管理ですが、耐暑性はあるものの、夏の強い直射日光には弱いので、屋外であれば半日陰で管理して下さい。屋外管理で場所を移せない場合は、寒冷紗等で50%ほど遮光してあげると良いでしょう。冬の寒さには耐えられないので、15度を下回る頃には室内に取り込みます。5度を下回ると枯れますので、早めに取り込むようにしましょう。


ネフロレピスの育て方②用土・植え付け

ネフロレピスの用土

使用する用土は、水はけが良く、腐植質のものが適しています。水はけの悪い土を使うと根腐れしますので気を付けましょう。赤玉土の小粒を5割、腐葉土を3割、軽石の小粒を2割の割合で混ぜるか、観葉植物の土を5割、赤玉土を3割、鹿沼土を2割の割合で混ぜた土を使用するのがおすすめです。また、土の表面を鹿沼土などで覆うと、コバエの発生を予防出来ます。

ネフロレピスの植え付け

植え付けの適期は5~8月です。暑い時期に植え付ける場合は、猛暑日を避けた方が良いでしょう。屋内であれば猛暑日でももちろん問題ありません。鉢底石を敷いてから用土を少し入れ、苗を置いて隙間に土を入れ、最後に水やりをすれば完了です。根があまり出ていないようであれば、しっかり根付くまで水切れに注意して下さい。

ネフロレピスの育て方③水やり・肥料

ネフロレピスへの水やり

水やりは季節ごとにポイントが変わります。春と秋は土の表面が少し乾いてきたタイミングで水やりをしましょう。乾きすぎないよう注意して下さい。夏は乾燥しやすいので水やりの回数を増やして管理します。上から水をかけると蒸れるかもしれませんので、上からかけないようにして下さい。冬時期はあまり水を必要としなくなりますので、減らし気味に管理します。少し乾燥気味にすることで耐寒性が上がります。

ネフロレピスへの肥料

花も咲かせませんので沢山の肥料は必要ありませんが、肥料を与えることで元気に育ちやすくなります。与える時期は春~秋時期です。2ヶ月に1回、緩効性肥料を与えるのが簡単でオススメです。液体肥料であれば10日に1回のペースで与えると良いでしょう。有機肥料を使うとコバエが発生しやすくなりますので注意して下さい。また、冬に肥料を与えると調子が悪くなりますので、冬は与えないようにします。

ネフロレピスの育て方④植え替え・増やし方

ネフロレピスの植え替え

鉢植えで育てていると、次第に根が詰まってきます。根詰まりする前に植え替えをしましょう。年1回の植え替えがオススメです。植え替えの適期は5~9月になります。鉢から株を出し、土を4分の1程度落としてから、一回り大きな鉢と新しい用土で植え付けます。

ネフロレピスの増やし方

一般的な観葉植物の増やし方は実生などがありますが、シダ植物は種まきでの増やし方は出来ませんので、株分けでの増やし方を行います。株分けは5~9月に、植え替えと同時に行いましょう。土を少し落としたあと、小さすぎないサイズにざっくりと分けます。傷んだ根があればカットして、別々の株として植え付けて育てていきましょう。しばらくは弱っていますので、1ヶ月ほど直射日光が当たらない場所で管理します。簡単な増やし方ですのでやってみて下さい。

ネフロレピスの育て方⑤剪定・葉水・手入れ

ネフロレピスの剪定

種類によってはどんどん大きく成長していきますので、大きくなりすぎている場合は剪定して調整しましょう。剪定のタイミングは、成長期の後半~成長期が終わった後がオススメです。

ネフロレピスへの葉水


シダ植物は葉が極端に乾燥すると危険です。特にエアコンの効いた部屋は乾燥しがちですので、葉水を行うと良いでしょう。葉水は霧吹きで水をかける手入れで、葉の乾燥を防ぐほか、ハダニなどの害虫予防にもなります。一日一回、葉水をしてあげるのが理想的です。

ネフロレピスの手入れ

その他の手入れとして、葉にホコリが溜まっていたら濡らしたティッシュなどで拭いてあげましょう。意外とホコリが溜まりますので、見栄えが悪くなる前に拭きます。また、葉の色が悪くなっているものがあれば、切り取って除去しましょう。

ネフロレピスの育て方⑥病気・害虫

ネフロレピスの病気

病気は「炭そ病」に注意しましょう。炭そ病は、糸状菌というカビが原因で発生する病気で、発生すると灰白色や黒ずんだ斑点が現れます。発生した葉は元通りになりませんので、すぐに取り除いて処分し、広がらないようにして下さい。

ネフロレピスに付く害虫

害虫は、一般的な観葉植物にもよく付く、アブラムシやハダニ、カイガラムシなどに注意します。ハダニは葉水でも予防出来ますので、葉水を毎日行いましょう。アブラムシとハダニの予防には、上記動画で紹介しているカダンセーフが気軽に使えてオススメです。カイガラムシは成虫になると薬剤が効きにくくなりますが、幼虫の間は薬剤が効きます。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

まとめ

今回の「ネフロレピスの育て方とは?水やりや肥料、増やし方などポイントを解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴や、ダッフィなどの種類、風水での置き場所などから育て方のコツまで幅広く解説させて頂きましたが、美しく育てやすいシダ植物ですので、ぜひ気軽に育ててみて下さい。風水を参考にしたい方は東南に飾り、カーテン越しの光を当てて、乾燥に気を付けて育てていきましょう。

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今回はネフロレピスについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方はぜひ見てみて下さい。