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長崎県の方言は?長崎弁の特徴や語尾などを例文付きで解説!結構可愛い?

長崎は異国情緒があって人気の観光地です。長崎に行く前に長崎の方言を勉強してから行きませんか。長崎市内をぶらぶらするときに、方言が分かれば、地元の人との距離はもっと深まります。長崎弁である長崎の方言には、可愛い響きがあります。
2020年8月27日
エルドラド
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長崎県とは

大浦天主堂
Photo by yoppy

長崎県は九州の北西部にある県で、佐賀県と隣接している以外は海に囲まれています。長崎県の特徴としては、島が多いことが挙げられます。長崎県は、47都道府県の中で最も島の数が多い県になっています。

長崎は7つの地域に分類

浦上天主堂
Photo by othree

長崎は行政上では、7つの地域に分類されています。長崎の方言も地域によって特徴があります。語尾に違いがあったり、イントネーションに違いがあったりします。

長崎地域

長崎市を中心とする地域で、古くから貿易港として開かれていた場所です。大浦天主堂など異国情緒あふれるスポットがたくさんあります。長崎の方言として取り上げられるのは、このエリアの方言が中心です。

県北地域

長崎県の北部、平戸市や佐世保市を中心とする地域です。ハウステンボスがあるのもこの地域です。最近では、佐世保バーガーやレモンステーキなどのグルメでも有名な地域です。

県央地域

長崎県の中間、諫早市や大村市がある地域です。長崎空港があるのが大村市で、長崎県の玄関口になっています。

島原地域

長崎県の南東部、島原市や雲仙市がある地域です。雲仙岳や雲仙温泉があります。有明海に面し、天草方面へ渡るフェリーが出ています。

五島地域

長崎県の西の端、五島列島を中心とした地域です。約140の島々で構成されています。長崎県内でも、古くからカトリックの信仰が厚く、教会が島々に点在しています。

壱岐地域

長崎県の北部、玄界灘の壱岐諸島がある地域です。魏志倭人伝に出てくる一支国(いきこく)があった場所とされています。

対馬地域

長崎県の最北部、玄界灘に浮かぶ対馬諸島がある地域です。古くから大陸との交流の窓口となる存在でした。ツシマヤマネコなど動植物では固有種が多いのが特徴で、独特の生態系が維持されています。

長崎の定番といえば


長崎には定番の観光地や定番のグルメなど、一度は行ってみたい場所がたくさんあります。そんなときに、長崎弁を理解でき、方言で話せたら、もっと楽しい時間を過ごせすはずです。

長崎の定番観光地

長崎市内には、大浦天主堂やグラバー園、オランダ坂、出島の洋館など至るところに定番の観光地があります。佐世保に行けば、九十九島やハウステンボスなどがあります。特徴としては、日本の伝統というよりは洋の文化を色濃く取り入れたものが多いです。

長崎の定番グルメ

長崎を訪れる目的はグルメにもあります。長崎グルメの定番といえば、卓袱料理やちゃんぽん、皿うどん、カステラなど、西洋や中国の文化が入り交じった独特の世界を持っているのが長崎の食文化の特徴です。

長崎の方言にも地域差

長崎弁といわれる長崎の方言は、大きくは博多や熊本などの方言と同じと分類されますが、長崎は行政上7つの地域に分類されています。長崎は島が多いこともあり、長崎の方言とひとことで言っても方言に地域差がかなりあります。長崎の方言は、発音やアクセント、語尾の変化などにそれぞれ特徴があります。長崎の方言は、長崎市内と北部の佐世保市内とを比べても違いますし、離島になるとさらに方言に違いがあり、長崎の西に位置する五島列島の方言と、長崎の北部にある壱岐の方言や対馬の方言ではイントネーションなどが違っています。

長崎の方言の特徴

長崎の方言の特徴で、まず浮かんでくるのが語尾です。博多の方言なども同じですが、方言の語尾の特徴を耳にすると、長崎に来たのだと実感できます。

長崎弁の語尾

長崎の方言では、語尾に特徴があります。長崎弁の語尾について、少し例文を挙げてみます。長崎弁といっても長崎のどこかに住んでいるかで方言が異なりますから、ここでは、長崎市を中心とした地域の方言を見てみます。

長崎の方言の語尾:例文①「~っと?」

長崎の方言の例文としてよく出てくるのが「なんばいよっと?」です。長崎の方言では、この例文の語尾「~っと?」というのは「~なの?」という感じで、この語尾を付けると疑問形になります。この長崎の方言を標準語に変換してみると、「なんて言ったの?」になります。「~っと?」を語尾に付けると方言ぽくなります。方言にチャレンジするなら、まず使ってみてください。方言ぽくなります。

長崎の方言の語尾:例文②「~やけん」

「~やけん」も長崎の方言の語尾としてよく出てきます。長崎の方言を標準語に変換すると「~だから」という感じでしょうか。長崎の方言で「好きやけん、~」は標準語で「好きやから、~」となります。

長崎の方言の語尾:例文③「~ばい」

長崎の方言では語尾に「~ばい」が付くのが特徴といわれています。実際、この方言を含むセリフは長崎ではよく耳にします。何か強調したいときにこの方言を使います。強調したいセリフがあって、方言で話す機会があれば、この「~ばい」を語尾に付けてみましょう。方言ぽくなります。

長崎の方言の定番

長崎の方言といえばこれかな?と浮かんでくる方言があります。長崎の方言の定番というよりは、日常会話のなかで、よく使われているセリフといったほうがいいのかもしれません。

長崎の方言:定番のセリフ


長崎の方言でもついつい口に出てくるセリフです。長崎の町なかを歩いていると、方言のなかでも耳にすることも多いセリフです。

長崎の方言:定番のセリフ①「せからしか」

「せからしか」という長崎の方言を標準語に変換すると、「やかましい」とか「うるさい」、「わずらわしい」といった意味になります。一方的に注意されたときなど、もういいから黙っててという感情になったときこの方言を使います。

長崎の方言:定番のセリフ②「どがんしたと?」

「どがんしたと?」という長崎の方言を標準語に変換すると、「どうしたの?」といった意味になります。探し物をしているのを見かけたときや、道に迷っているようだったりしたときに、「どがんしたと?」と長崎の人は方言を使って聞いてくれるでしょう。一緒に探しものを手伝ってくれたり、丁寧に道を教えてもらえたりするかもしれません。

長崎の方言:定番のセリフ③「ばってん」

「ばってん」、これは長崎の方言のなかでも逆説を表す接続詞です。この長崎の方言を標準語に変換すると「しかし」とか「だけど」に相当します。会話の中で話題を変換するときに使われますので、長崎の方言のうちでもよく耳にするセリフです。方言初心者でも「ばってん」を入れると方言ぽくなります。方言にチャレンジするときには、おすすめのセリフです。

長崎の方言を使おう!

長崎に行ったら、実際に長崎の方言を使ってみましょう。長崎の方言は、博多などの方言と似たような方言の使いかたもありますから、今までに耳にしたような長崎の方言がたくさんあるはずです。

長崎の方言を例文で

ここに挙げるのは、長崎の方言の一例です。長崎へ行く機会があるときに備えて、長崎の方言を身に付けておきましょう。

使おう長崎の方言:例文①「好きなしこもってけ」

長崎でも田舎のほうへ行ったら、おばあちゃんが「好きなしこもってけ」って方言で言われるかもしれません。この長崎の方言を標準語に変換すると「好きなだけ持って行きなさい」というイメージです。自分の畑で取れた果物や野菜をそんなにも食べれないというくらいに言ってくれますおばあちゃんの姿は何とも可愛いです。たくさん受け取って、もうそれ以上持ちきれないというときは「もうよかよか」って返しましょう。

使おう長崎の方言:例文②「とっとっとよ」

よくあることですが、お菓子がひとつ残ったとか、盛りつけられたおかずがひとつ残ったときなどに出てくる長崎の方言です。この長崎の方言を標準語で言うと「取っているのよ」ってなるのかと思いますが、方言である長崎弁を使われると響きよく聞こえます。

長崎の方言で告白

方言を使って告白される長崎弁のセリフは、どれも可愛いです。長崎の方言には語尾にも特徴があり、その響きを使って方言で告白されると、思わずよろしくお願いしますと、返してしまいたくなるはずです。

可愛い告白のセリフ

長崎の方言でも、可愛い感じがする告白されたときのセリフの例文です。長崎の方言では、語尾が「です」でなく「っと」とかになり、その響きが告白に柔らいイメージを与えているのかもしれません。

長崎の方言でささやく可愛い告白のセリフ①「好いとっと」

この長崎の方言を標準語に変換すると「好きです」。関西弁に変換すると「好っきゃねん」という感じです。はにかみながら「好いとっと」って告白されたら、キュンとなってしまいますね。

長崎の方言でささやく可愛い告白のセリフ②「一緒におりたか、よかね」

「一緒にいたいの、いいでしょ」という意味ですが、長崎の方言で言われると、何とも可愛いい響きがあります。長崎の方言で照れくさそうに、そっと告白されたら、もちろんOKですよね。

関西の方言を長崎の方言に変換


長崎の方言以上に、全国的に特徴のある方言として名の知れた方言は、関西の方言です。では、長崎の方言を関西の方言に変換するとどうなるのでしょう。長崎も関西も方言を文章だけで表現すると、どうしても語尾の特徴など伝わりきれないところがありますが、長崎の方言と関西の方言を対比してみます。

方言対決:長崎vs関西

長崎の方言も関西の方言も、文字にすると同じような意味を持つとは思えないものもあるのが方言の面白いところです。方言で言うとそうなのかというところを取り上げてみます。

長崎対関西の方言①「きつか」vs「えらい」

急な坂道を上ったり、仕事が忙しかったりしたときに出てくるセリフです。疲れた状態を表します。長崎の方言の「きつか」はなんとなくイメージがつきますが、関西の方言の「えらい」は疲れたとちょっと結び付きにくいですよね。

長崎対関西の方言②「なんばしよっと」vs「なにしとんねん」

「なにしてるの?」って感じのセリフですが、特徴としては、長崎の方言に比べて関西の方言は何となくキツイ感じがします。長崎の方言のほうが可愛い感じがします。実際には、方言が使われる場面に応じた語尾の強弱やイントネーションの付け方で全く違ったセリフになります。関西の方言も状況次第では文面よりはもっと柔らかなイメージの方言になります。

長崎対関西の方言③「そがん言わんでもよかね」vs「そんな言わんでもええやん」

誰かに何かきつく言われたときの反応です。長崎弁も関西弁も方言にすると、標準語よりも柔らかいイメージのセリフになります。実際は、このセリフに各方言のイントネーションなどの特徴が加わりますから、この方言が使われる状況と言ったときの感情次第では、可愛いと感じるかもしれません。

方言をマスターして長崎へ行こう!

長崎には、世界文化遺産に指定された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」があります。この中には、長崎でも五島の海辺にある教会なども含まれます。特に、離島へ行くと長崎の方言を耳にすることも多くなります。子供たちが長崎の方言を使っているのを聞くととても可愛いいです。地元のおばあちゃんが方言でしゃべっていることを理解して、地元の人と方言で会話できるように、長崎へ行く前に方言をマスターしておきましょう。方言が理解できたら、いろんなことを教えてもらえるはずです。

まとめ

方言っていいですよね。その土地の文化とともに生きているのが方言だと思います。今回は長崎の方言を取り上げました、可愛いいという特徴をもった長崎の方言はいかがでしたか。長崎だけでなく、どこかへ旅行へ行くときには、その場所の方言を良く調べてから行きましょう。方言が理解できると、地元のことについて理解が深ますはずです。

長崎の美味しいものが気になる方はこちらもチェック!

方言も気になるところですが、長崎の方言よりも、長崎へ行ったなら、やっぱり気になるのが長崎の食べ物ですよね。せっかくだから、長崎滞在中にいろんなものを堪能したいなら、こちらもチェックしましょう。