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ザルジアンスキアの育て方とは?
簡単に育てられる、白ベースの花を育てたいと考えている方におすすめなのが「ザルジアンスキア」です。ザルジアンスキアは花の形がとても可愛らしく、白と赤紫色が素敵な花。育て方は難しくないのですが、夏越しが非常に難しい花で、一年草として育てれば初心者の方でも問題なく育てられます。今回はそんなザルジアンスキアの育て方や増やし方などを解説していきます。
ザルジアンスキアの特徴
ザルジアンスキアとは?
ザルジアンスキアとは、ゴマノハグサ科ザルジアンスキア属に分類される多年草です。サクラカラクサ属とされることもあります。原産地は南アフリカで、35種類ほどが自生しています。草丈は種類により違いがあり、20~50㎝ほど。こんもりと茂るような形になり、葉は少し厚みがあります。葉に斑が入る品種もあります。
ザルジアンスキアは初心者でも育てやすい?
初心者の方が気になるのが育てやすさですが、一年草として扱うか多年草として扱うかで難易度が大きく異なります。本来は多年草なのですが、日本の夏の高温多湿を非常に苦手とする植物で、夏越しが難しいのが難点。秋に種をまいて、もしくは春に苗を植えて夏には枯れる植物だと考えて育てれば簡単です。暖地での夏越しはとても難しいのですが、せっかく育てるのであれば挑戦してみるのも良いでしょう。
ザルジアンスキアの開花時期
開花時期は春、4~5月です。花の色は表が白色で、花弁の裏が赤紫色になるのが特徴。夜間に開花するタイプで、夕方頃から花が開いていきます。日中は閉じているので、赤紫色のつぼみのような雰囲気となります。花径は2cmくらいで、一週間ほど開閉します。香りがあるのも特徴なのですが、夜に開いている時に香りが出るようになっており、昼間はあまり香りません。香りは甘く、人気があります。
ザルジアンスキアの寄せ植え
暖かくなってきたので、久しぶりに寄せ植えしてみた:blossom:
— 隼 (@yumi145437611) March 20, 2019
オステオスペルマム
シロタエギク
ザルジアンスキア
リナリア pic.twitter.com/9q6HB2AIOh
ザルジアンスキアは寄せ植えとしても利用されます。寄せ植えがお好きな方はぜひ使ってみて下さい。上記ツイートの方も他の花と組み合わせて寄せ植えをされています。ただし、ザルジアンスキアは昼間は花を閉じてしまいますので、昼間に楽しみにくいのは難点です。また、花期が短めの花ですので、寄せ植え相手とのタイミングも合わせにくいかもしれません。寄せ植え向きではないかもしれませんが、寄せ植えにはよく使われています。
ザルジアンスキアの種類
ザルジアンスキアの種類①カペンシス
Sat in the garden with a :wine_glass: wondering why the scent of flowers is so strong, quick google and found out this plant in the herb tub is a ‘Night Phlox’ Zaluzianskya capensis which blooms at dusk. #shityoudidntknow :cherry_blossom::v::type_3: pic.twitter.com/QYCS5Lg1JF
— Viva el Swain :bowling: (@Viva_el_Swain) April 19, 2019
こちらはよく栽培されている品種で、草丈が30~50㎝ほどになる背丈の高い酒類です。夜に開花するタイプで、香りが他の品種よりも強いのがポイント。ミッドナイトキャンディーなどとも呼ばれています。一般的な種類ですので、こちらの品種から始めてみるのも良いでしょう。
ザルジアンスキアの種類②オヴァタ
Red-backed, white star-shaped candy flowers which open at dusk to perfume the air with a beautiful sweet fragrance~ Zaluzianskya ovata (night phlox). pic.twitter.com/ZS60pHs8UZ
— Chris Howell (@christophhowell) April 23, 2019
こちらは草丈が20㎝程度にしか育たない、矮性の種類です。普通の葉のものは「ムーンライト・フラグランス」として流通し、斑入り葉のタイプは「スイートフレグランス」として販売されています。こちらもよく流通していますので、カペンシスかオヴァタか、このどちらかから育ててみて下さい。
ザルジアンスキアの種類③ヴィローサ
Zaluzianskya villosa “Southern Lilac Drumsticks”. Strongly scented like vanilla and jasmine. Blooms at night. Sta... pic.twitter.com/29sKdxON8O
— Beautiful Flowers (@ImanNaim3) July 27, 2014
白色と赤紫色が印象的なザルジアンスキアですが、画像のようなピンク花の種類もあります。ピンク花タイプは先述した二つと比べると育てられている数は少ないのですが、こちらも人気がありますので、気になった方はぜひ育ててみて下さい。
ザルジアンスキアの花言葉と名前の由来
ザルジアンスキアの花言葉
綺麗な花を咲かせますので、花言葉も持っています。可愛らしい花を咲かせる割にはシンプルな花言葉となっており、花言葉は「温厚」です。見た目としては恋愛に関連しそうな花言葉を持っていそうですが、温かみのあるシンプルな一言でまとめられているのが印象的。どなたかに贈られる際は花言葉も添えて贈ると喜ばれるかもしれません。
ザルジアンスキアの名前の由来
花言葉と共に知っておきたいのが、名前の由来です。長くて不思議な響きの名前となっていますが、これは意味がある訳ではなく、自然科学者である「アダム・ザルジアンスキー」という方の名前から付けられているのです。また、流通する時はナイト・フロックスという名前で販売されることも多いので、ナイト・フロックスという名称も覚えておくと良いでしょう。
ザルジアンスキアの苗の通販価格は?
ザルジアンスキアの苗の通販価格
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店頭でも販売されていますが、お近くにお店が無い場合は通販を利用すると良いでしょう。苗は通販では3月頃から流通し始めます。春に花が咲きますので、その少し前に開花株が出てくる形です。少し早めに通販サイトをチェックしておきましょう。時期が過ぎると通販でもあまり見かけなくなりますが、秋まき用の種も通販されており、そちらを見かけます。種を通販して育てるのも良いでしょう。
ザルジアンスキアの苗の選び方
種から育てても良いのですが、春に苗を購入して育てるとより気軽です。苗を購入する時は、調子の良さそうなものを購入しましょう。葉が青々としていて、苗全体が生き生きとした雰囲気のものを選びます。最初に病害虫の被害を受けていると大変ですので、そういったものは避けて下さい。通販だと苗が選べないことが多いので、信頼出来るお店を利用して下さい。
ザルジアンスキアの育て方①環境
ザルジアンスキアに適した生育環境
ザルジアンスキアは適切な環境で育てれば簡単に楽しめる植物です。日光が好きな花ですので、日当たりの良い場所で育てていきましょう。また、風通しの良い場所で管理することも大切で、乾燥した気候を好みます。適切な場所で育てると長持ちして、花付きも良くなります。夜間に花が開きますので、昼間は外で日光に当てて、夜に室内で花を楽しむのも良いでしょう。
ザルジアンスキアの夏冬の管理
育てる上で最もポイントとなるのが、夏越しについてです。夏越しはかなり難易度が高く、特に関東以西の暖地では諦めて一年草として育てた方がストレスが溜まりません。半日陰の涼しい場所に移して、高温多湿にならないよう注意して管理して下さい。ちなみに、夏越しをすれば多年草として育てられますが、株自体の寿命が短いので注意しましょう。耐寒性はある程度ありますので、0度程度までは耐えられます。
ザルジアンスキアの育て方②用土・植え付け
ザルジアンスキアの用土
用土も、夏越しをさせるか一年草として扱うかで少し感覚が変わります。一年草として扱い、夏には枯れる予定で育てるのであれば、あまり神経質になる必要はありません。一般的に販売されている草花用の培養土を使用すると良いでしょう。夏越しを狙っていくのであれば水はけが大切ですので、山野草用の培養土を使用し、鹿沼土を入れるなどして改良しながら使います。
ザルジアンスキアの植え付け
苗から育てる場合は3月頃に購入することがほとんどですので、購入してすぐに植え付けしましょう。遅霜の心配がある場合は4月に入ってから植え付けします。お好きな鉢を用意し、鉢底ネットと鉢底石を敷いて下さい。中に用土を入れ、ポット苗を置き、隙間に土を入れ、水やりをたっぷりすれば完了です。最初から鉢に入っている場合はそのまま育てても構いませんが、もし窮屈そうであれば一回り大きな鉢に植え替えると良いでしょう。
ザルジアンスキアの育て方③水やり・肥料
ザルジアンスキアへの水やり
水やりの具合も非常に大切なポイントとなります。適湿を好みますので、多湿にも乾燥状態にもならないよう管理して下さい。土の表面が乾いたらたっぷり水やりをするのが基本ですが、多湿になるのは危険ですので、少し待ってから水やりするくらいが安心です。待ちすぎると水切れしてしまいますので、タイミングを見計らって下さい。夏は水が蒸発しやすいので、時期によってペースを変えましょう。
ザルジアンスキアへの肥料
肥料を沢山必要とするタイプの植物ではありませんが、少量施すことで成長しやすくなります。植え付けが終わったら週一回のペースで薄めの液体肥料を与えると良いでしょう。6月に入ったら肥料を与えるのをやめます。夏越しが上手くいったら、秋の間はまた少し肥料を与えて下さい。
ザルジアンスキアの育て方④増やし方
ザルジアンスキアの増やし方①種まき
今年も買ってきたザルジアンスキア。しかし去年のナイトフロックスは草丈30cmくらいあったのに、このムーンライトフレグランスはちんちくりんだなぁ。去年は途中で枯らしてしまって種が取れなかったので、今年は種取るのが目標。昼間は花閉じていて、夕方くらいから開きます。 pic.twitter.com/yASxwbnpRf
— みぎり (@Migiri_Ex) March 11, 2018
増やし方は種まきかさし芽のどちらかになります。開花後に種を付けますので、種まきをする予定の方は採取して、秋まで乾燥貯蔵しておきましょう。秋時期になったら種まきをします。ポットや育苗箱に清潔な土を入れて種まきして下さい。軽く覆土し、水やりをします。発芽するまでは水気が切れないようにして、発芽したら日光に当てます。本葉が出てきたら液体肥料を薄めに与えながら育て、本葉が5枚ほどになったら植え替えて育てていきます。
ザルジアンスキアの増やし方②さし芽
もう一つの増やし方がさし芽です。さし芽は特に、斑入り葉の品種に適しています。秋時期に行いましょう。発根するまで水切れしないよう管理して下さい。
ザルジアンスキアの育て方⑤手入れ
夏越しを狙わない限りは簡単で、特別な手入れもありません。花を楽しみ、見守りましょう。夏越しをさせるとなれば、様子を十分に見ながら適切に管理する必要があります。環境が最も大切なポイントとなりますので、高温多湿環境を避けて管理していきましょう。
ザルジアンスキアの育て方⑥病気・害虫
ザルジアンスキアの病気
ザルジアンスキアは灰色かび病に注意して育てていきましょう。灰色かび病はその名の通り、葉い色のカビのような病斑が出てくる病気で、放っておくと枯れていってしまいます。発病部が広がる前に切除して拡大を防ぎましょう。日当たりと風通しの良い場所で管理することで予防します。発病してしまったら薬液を散布すると良いでしょう。
ザルジアンスキアに付く害虫
一般的な害虫であるアブラムシの被害も多いので注意しましょう。アブラムシはカメムシの仲間で、植物にくっついて汁を吸汁する害虫です。少数であれば問題無いのですが、雌だけでも増える性質があり、どんどん増えてしまいますので、早めに対処するのが肝心です。少数の内はガムテープなどで取っても良いでしょう。増えてきたら薬剤で対応します。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

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まとめ
今回の「ザルジアンスキアの育て方とは?適した管理方法や増やし方などを解説!」はいかがでしたでしょうか?一年草として育てれば問題なく育てられる植物ですので、初心者の方もぜひ育ててみて下さい。夏越しは難しいのですが、せっかく育てるのであれば挑戦してみるのも良いでしょう。寄せ植えにも出来ますので、お好きな方は他の花と一緒に寄せ植えしてみて下さい。
ザルジアンスキアが気になる方はこちらもチェック!
今回はザルジアンスキアについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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