《グランドカバー》サギゴケ ホワイト 10.5cmポット苗
サギゴケとはどんな植物?
自然風の庭を作りたい方、またはグラウンドカバーになる植物を育てたいと考えている方におすすめなのが「サギゴケ」です。サギゴケは野趣溢れる植物であり、ナチュラルな庭作りには最適。生命力が強くて丈夫なので、植物をあまり育てたことがない初心者の方でも問題なく育てられるのも嬉しいポイントです。今回はそんなサギゴケの特徴や花言葉、育て方や病気についてなどを解説していきます。
サギゴケの特徴
サギゴケとは?
サギゴケとは、ハエドクソウ科サギゴケ属に分類される多年草です。ゴマノハグサ科に分類されることもあります。原産地は日本の本州から九州ですが、台湾や朝鮮半島でも自生しています。草丈は3~10㎝と低く、広がるように増えていくため、グラウンドカバーによく利用されています。葉っぱは切れ込みが深く、赤い葉脈があるのが特徴です。葉っぱだけの時は雑草のようですが、自然風の庭にはよく合います。
サギゴケは初心者でも育てやすい?
初心者の方が気になるのが「育てやすさ」ですが、サギゴケは非常に生命力が強く、特に育てやすい植物として知られています。そもそも日本で自生している植物ですので、環境さえ問題なければ枯れることなく育ってくれます。暑さや寒さに関しても、寒冷地でなければ問題ありません。手がかからない分、少し地味なところはありますが、葉っぱをグラウンドカバーに利用するのに適しています。
サギゴケの花期
常緑性で、普段は葉っぱを楽しむ植物ですが、花期になれば花を楽しめます。花期は3~5月の春時期です。花期になると、品種によって白やムラサキ、ピンク色の花を咲かせます。画像の白色の花が基本ですが、その他の花色のものを混ぜて植え付けることで、花期には更に華やかにすることも出来ます。花期が過ぎてもまた葉っぱを楽しめますので、一年中楽しめる植物と言えます。
サギゴケの種類
サギゴケの種類①ムラサキサギゴケ
白いものはシロバナサギゴケと呼ばれており、こちらはムラサキ色の種類になります。ムラサキのものも珍しい品種ではありませんので、こちらも気軽に購入出来ます。気になる方はぜひ育ててみて下さい。また、ムラサキ以外にもピンク色のモモイロサギゴケもあります。
サギゴケの種類②トキワハゼ
こちらは本種とよく似ている種類ですが、少し違いがあります。まず花が小さく、直径1㎝程度しかありません。また、本種はランナーを出して増えていくのですが、こちらの種類はランナーを出さないのも大きな違いです。果実をはじけさせ、種を飛ばして増えていく為、「常葉・常盤ハゼ」と呼ばれるようになりました。
サギゴケの種類③マズス・ラディカンス
他にも品種があり、こちらはニュージーランド原産の種類になります。標高150〜1000mの場所に自生しており、葉っぱが少し厚めなのが特徴。ほふく枝を伸ばして増えていきます。育て方は変わりませんので、同様に育てていけます。
サギゴケの花言葉と名前の由来
サギゴケの花言葉
綺麗な花が咲く植物ですので、花言葉も持っています。白花タイプの花言葉は「想いを募らせないで」です。恋愛の雰囲気を感じる花言葉となっていますので、どなたかに贈られる際は気を付けて使いましょう。また、ムラサキ色の種類の花言葉は「忍耐強い・追憶の日々・あなたを待っています」となります。白タイプ同様に恋愛の雰囲気がある花言葉がありますので、意味を理解して使いましょう。
サギゴケの名前の由来
育てる際に知っておきたいのが名前の由来です。「サギ」の部分については、花の見た目が「鷺」が飛んでいるように見えることから付けられました。「ゴケ」の部分ですが、苔の仲間ではないものの、這って広がるように増えることから苔のようだとイメージされたそうです。他にも「サギシバ」と呼ばれたり、英名である「マズス」と呼ばれることもあります。
サギゴケの販売価格は?
サギゴケの販売価格
《グランドカバー》サギゴケ ホワイト 10.5cmポット苗
サギゴケの苗は安価に販売されているのが嬉しいところです。ポット苗1つであれば数百円程度で購入出来ますので、気軽に育て始められます。安い苗ですので、ネットショップだとセット売りされていることも多く、セット売りであれば1株あたり更に安価になります。お店でも販売されていますが、見当たらない時はネットショップをチェックしてみましょう。
サギゴケの選び方
草花の苗/サギゴケ:シロバナサギゴケ3号ポットhttps://t.co/35uKY6FzUW pic.twitter.com/dkKjhCzFZZ
— カートにいれたら (@QJzxc) February 24, 2016
特に選び方のポイントはありませんので、良さそうに見える苗を選びましょう。葉っぱを含め、全体的に生き生きとしているかをチェックします。病気や害虫の被害があまり無い植物ですが、おかしな所はないか一応チェックしておきましょう。また、ムラサキのものか白色のものか、花色も選択します。
サギゴケの育て方①環境
サギゴケは地植え?鉢植え?
地植えでも鉢植えでも育てられる植物ですので、お好きな方法で育てましょう。自然風の庭やグラウンドカバーとしてよく利用されていますので、地植えにする場合が多いです。鉢植えにして花を楽しむより、庭作りの一つの要素するのがおすすめになります。花期になれば白やムラサキ色の花も楽しめるグラウンドカバーとなってくれます。
サギゴケに適した生育環境
明るい日陰でも育ってくれる植物ではありますが、日光を好みますので、ある程度日当たりのある場所に植えると良いでしょう。日陰になっても枯れることはありませんが、花つきが悪くなってしまいます。花もちゃんと楽しみたいと考えている場合は、日なたに植えて下さい。
サギゴケの夏冬の管理
植物にとって厳しい季節である夏と冬ですが、耐寒性も耐暑性もありますのであまり枯れる心配はありません。乾燥は苦手ですので、夏の乾燥には注意した方が良いでしょう。夏は昼に水を与えると高温になってしまいますので、朝や夕方に水を与えます。冬は水やりの頻度が下がりますが、乾燥していたら水を与えます。葉が少し枯れることはありますが問題ありません。関東より南であれば、問題なく冬を越せるでしょう。
サギゴケの育て方②用土・植え付け
サギゴケの用土
用土は山野草用の土がおすすめです。草花用の培養土でも構いません。また、ご自身で用意する際は、赤玉土を7割、腐葉土を3割の割合で混ぜても良いでしょう。自生するほど丈夫な植物ですので、土にこだわりすぎる必要はありません。地植えする場合、問題なければ庭土をそのまま使います。水はけが悪そうであれば、川砂や赤玉土、腐葉土などを混ぜて土を改善しましょう。
サギゴケの植え付け
ヒメイワダレソウは冬枯れるらしいからサギゴケ追加。部屋から見える花壇側が枯れ枯れは困るし。乾燥に弱いっていうからジメジメ通路にも植えた。よせばいいのに花壇にもwピエールドゥロンサールが黒星病になったから泥跳ね予防になるかな(^^)植え付け時期がちょっと心配だけど根付きますよーに! pic.twitter.com/FeTUmUMDsh
— のりちゃん (@higurasi153) July 5, 2017
植え付けの適期は苗が出回り始める3~4月頃です。通常の植物同様に、植穴を掘って、苗を入れ、たっぷりと水やりをすれば完了です。丈夫な植物ですので、あまり細かく気にする所もなく、気軽に植え付けられます。地植えする際は、やや湿り気のある場所に植え付けると良いでしょう。
サギゴケの育て方③水やり・肥料
サギゴケへの水やり
乾燥を嫌うタイプの植物ですので、水やりが大切です。乾燥すると枯れる可能性がありますので、毎日一回、水やりをすると良いでしょう。冬は乾燥しにくくなりますので、2~3日に1回で構いません。地植えは雨水がありますので、乾燥して少ししおれている様子の時に水やりをして下さい。
サギゴケへの肥料
手をかけなくても自生するような植物ですので、肥料もあまり必要ありません。育ててみて、花が問題なく咲いているようであれば、与えなくても良いでしょう。成長を早くしたい、もしくは葉の色が悪い時に肥料を与えます。肥料は緩効性肥料でも液体肥料でも問題ありません。沢山は必要ありませんので、与えすぎないようにして下さい。
サギゴケの育て方④植え替え・増やし方
サギゴケの植え替え
鉢植えにして育てる場合、毎年植え替えをします。植え替えの適期は1~2月の冬時期、もしくは9月です。丈夫な植物ですので、植え替えも気軽に行いましょう。一回り大きな鉢を用意し、鉢から株を出して、新しい鉢に植え替えます。植え替えする際、後述する株分けも同時に行うと良いでしょう。地植えにした場合、3年ほど経ったら一度掘り上げて、株分けも兼ねて植え替えすることをおすすめします。
サギゴケの増やし方
サギゴケ「湿った日当たりの良い場所に生える多年草。半日陰やジメジメした場所など多少生育適地から外れた環境でもそれなりに育ちます。株分けで簡単に増やせます。」
— あとりえ 悠 (@you1no) May 7, 2015
→粘土質で日陰の建物裏にも二株から増えました~♪勝手に株分けした模様。 pic.twitter.com/mQ5wBJmfrn
増やし方は株分けが一般的です。株分けでの増やし方は、極端に暑い・寒い時期以外ならいつでも行えます。株を掘り上げて、茎葉をほどきながら株を分けて、また植え付けましょう。グラウンドカバーにする場合、あまり生えていない薄い場所に多く植え付けることで、全体を満遍なく茂らせることが出来ます。増やし方は簡単ですので、ぜひやってみて下さい。
サギゴケの育て方⑤切り戻し・手入れ
サギゴケの切り戻し
どんどん広がっていく植物ですので、広がりすぎていると感じたら、少し切り戻しをして調節しましょう。お好みの場所で切り戻してしまって構いません。逆に、もっと茂らせたいと思った時は肥料を与えて早く育てます。
サギゴケの手入れ
グラウンドカバーによく使われているサギゴケですが、他の雑草に成長速度で負けてしまうことがあります。枯れることはありませんが、見た目が悪くなりますので、他の雑草が目立ってきたら少し草むしりをすると良いでしょう。ある程度茂ってくれば問題ありません。
サギゴケの育て方⑥病気・害虫
サギゴケの病気
初心者の方が心配になるのが病気についてですが、サギゴケは病気になりにくいので安心です。病気にはならなくても、乾燥で枯れることはありますので、毎日少しだけ、様子を見てあげると良いでしょう。また、水を与えすぎると病気になる場合がありますので、与えすぎには注意して下さい。
サギゴケに付く害虫
病気同様に、害虫被害もあまり受けないので安心です。被害を受けるとすれば、ナメクジやアブラムシがあげられます。とはいえ、枯れるほどの被害を受けることは少ないので、あまり心配はいりません。ナメクジは夜行性ですので普段はあまり見かけないのですが、鉢底などに隠れていますので、見つけたら補殺すると良いでしょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。
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まとめ
今回の「サギゴケとは?花言葉や葉っぱの特徴から育て方まで解説!開花時期は?」はいかがでしたでしょうか?特徴や花期、育て方や増やし方などを解説させて頂きましたが、基本的に育てやすい植物ですので、ぜひ気軽に育ててみて下さい。乾燥にだけ気をつければ問題なく育てていけるでしょう。
サギゴケが気になる方はこちらもチェック!
今回はサギゴケについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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