リクニス コロナリア アルバ
ラムズイヤー ハーブ苗
ヒューケラ・ドルチェ ブラックジェイド
シルバーリーフ モクビャッコウ ポット苗
シルバーレース シルバーリーフ
アイリスオーヤマ 培養土 花 野菜用
はじめに
シルバーリーフとは?育て方や人気の種類も
シルバーリーフとは白っぽい色をした葉っぱの植物。有名で鉢植えや花壇でもよく見かけるものばかりが目立ちますが、気をつけて見てみるとその種類は意外と数が多いのに気づきます。葉の細いものから丸いもの、大きかったり細かったりとこの種類の植物だけを集めて鉢植えを作る人もいるくらい。たくさんの白いカラーリーフの仲間の紹介から育て方や増やし方までご紹介!まずは人気の10品種を見ていきましょう。
人気のシルバーリーフの種類①
シルバーリーフの中でもかなりポピュラーなのがシロタエギク。植え付ける時期を選ばない常緑の植物なのもその人気の理由です。
シロタエギクの基本情報
科・属:キク科セネシオ属
原産地:地中海沿岸
学名/英語名:Senecio cineraria/dusty miller
植物の種類:常緑多年草
草丈:10cm~
シロタエギク
シロタエギク 苗
シロタエギクは耐寒性が非常に高いので冬の寄せ植えにもよく使われる植物。ほぼ通年を通して植え付けや種まきもできるのでいつでも育て始めることができます。特に気をつけることもなく、肥料も寄せ植えで植えている他の草花と同時に与えても大丈夫。育て方難易度は初心者向けでとても人気の高いカラーリーフです。日陰でも育ちますが葉っぱの美しさを保つためには明るい場所で育てましょう。
人気のシルバーリーフの種類②
リクニスコロナリアは葉のみでなく花もフワフワの触り心地が気持ちいい植物。花色によって育て方難易度が多少変わりますがおすすめは白花の品種。ピンクよりも少しだけ丈夫です。
リクニス・コロナリアの基本情報
科・属:ナデシコ科センノウ属
原産地:北西アフリカ、中央アジア
学名/英語名:Silene coronaria/Lychnis coronaria
植物の種類:二年草
草丈:60cm~
リクニス・コロナリア
リクニス コロナリア アルバ
リクニスコロナリアは白い産毛の葉っぱが特徴的な花。花色は白の他ピンクがあります。リーフだけでなく花もビロードのようなフワフワ感があるのが特徴。多年草ですが日本では湿度で絶えてしまうこともあるので二年草扱いとなっています。こぼれ種でも自然に生えるので増やし方は簡単。耐寒性もあり常緑種なので冬の寄せ植えにも使えます。やや半日陰でも育ちます。
人気のシルバーリーフの種類③
かわいい葉っぱの形で人気が高いのがラムズイヤーです。こんもりと大きく育ちますが、それゆえに少し通気性が悪くなって多湿で元気がなくなることも。そんな問題を避けるためにも、他の株と近づけすぎないように植え付けるのがポイントです。
ラムズイヤーの基本情報
科・属:シソ科イヌゴマ属
原産地:トルコ・アルメニア・イラン
学名/英語名:Stachys byzantina/lamb's-ear
植物の種類:常緑多年草
草丈:30cm~
ラムズイヤー
ラムズイヤー ハーブ苗
白い産毛に覆われた葉っぱはとても愛らしく、羊の耳(ラムズイヤー)に形が似ていることからこの名が付けられています。見た目だけでなく触れるとまるでぬいぐるみのような感触なのも特徴的。見た目が美しいだけでなく良い香りがすることでも人気のハーブ。湿気に弱いのでやや育て方には株分けや剪定が必要。夏は高温を避け日陰に置いてあげましょう。
人気のシルバーリーフの種類④
白だけでなくいろいろな葉色の種類があるのがヒューケラ。シルバーリーフというよりもカラーリーフとして楽しみましょう。
ヒューケラの基本情報
科・属:ユキノシタ科ツボサンゴ属(ヒューケラ属とも)
原産地:北米、メキシコ
学名/英語名:Heuchera /coralbells
植物の種類:常緑多年草
草丈:20cm~
ヒューケラ
ヒューケラ・ドルチェ ブラックジェイド
ヒューケラはコーラルフラワーとも呼ばれる植物。葉っぱの色は白だけでなく赤やグリーン、オレンジ、黒などカラーリーフとして分類されています。花もかわいらしいピンク色のものが5月~7月頃開花。耐暑、耐寒ともに高く育てやすいシルバーリーフです。しかし、あまり丈夫ではないので他に繁殖力の強い物があるとそれに負けてしまうので注意が必要。
人気のシルバーリーフの種類⑤
独特な香りで楽しませてくれるモクビャッコウ。害虫の心配がほとんどないのが嬉しい植物です。古くなると下の方から木化してきますので挿し木などで木を更新しつつ育てます。
モクビャッコウの基本情報
科・属:キク科モクビャッコウ属
原産地:アジア東部の亜熱帯から熱帯
学名/英語名:Crossostephium chinense/
植物の種類:低木常緑樹
草丈:30cm~
モクビャッコウ
シルバーリーフ モクビャッコウ ポット苗
低木常緑樹のシルバーリーフ。多年草といっても絶えてしまうものが多い中、木化してずっと葉の美しさを見せてくれる植物として人気があります。日陰はあまり得意ではないので、日当たりの良い場所で育てるのが必要。病気や害虫被害もほとんどなく育てやすい。冬に小さな黄色い花をたくさんつけます。独特の香りがありもぐさの代用品にもなる植物。
人気のシルバーリーフの種類⑥
シロタエギクと似ているシルバーリーフ。丈夫さや育てやすさではシロタエギクが人気ですが、美しさでは負けていません。
シルバーレースの基本情報
科・属:キク科タナケツム属
原産地:カナリア諸島
学名/英語名:Tanacetum ptarmiciflorum/
植物の種類:常緑多年草
草丈:20㎝~
シルバーレース
シルバーレース シルバーリーフ
同じキク科の常緑シルバーリーフとしてシロタエギクと混合されてしまいがちですが別の種類の植物。葉っぱの切れ込みが細かくてキク科というよりもシダのような見た目なのが特徴。花が咲く時期が夏であり花もたくさん咲くのでそのまま放置すると株が弱ります。とてもきれいな白い花なので、切り花にすると良いでしょう。日当たりの良い場所を好むので日陰を避けて植えます。
人気のシルバーリーフの種類⑦
ラベンダーのような良い香りがするハーブであり、シルバーリーフなのがこの植物。少し変わったシルバーリーフを探している人におすすめ。
サントリナの基本情報
科・属:キク科ワタスギギク属(サントリナ属とも)
原産地:ヨーロッパ南部
学名/英語名:Santolina chamaecyparissus /
植物の種類:低木常緑樹
草丈:30cm~
サントリナ
サントリナグレー
日当たりの良い場所が好きなのですが、暑さに弱いため半日陰くらいの場所に植えるのがおすすめ。デイジーと同じ仲間ですがラベンダーに似ていることからコットンラベンダーとも呼ばれます。香りもラベンダーのような良い香りがします。花色は黄色。大きくなっても1mにも満たない低木樹でいろいろな形に仕立てることが可能。
シルバーリーフの育て方①植え方
種まき
シルバーリーフは種から育てられるものも少なくありません。シロタエギクなどはその代表的な種類。種から育てると苗を買うよりも時間はかかりますがまた違った楽しみ方ができるのでおすすめ。また種まきできる品種は丈夫なものが多く育て方も簡単です。種まきの詳しいやり方は増やし方の項で解説します。
苗の植え方
シルバーリーフの多くは寄せ植えなどに用いることが多いため、苗も多く流通しています。種まきが大変と思う方は苗から植えるのが良いでしょう。花木センターやホームセンターに苗が出まわる時期が植え付け時期です。お好みのシルバーリーフを選んで、寄せ植えや花壇に植え付けていきましょう。鉢植えにする場合は他の草花などの土に合わせて赤玉土に腐葉土を3割程度混ぜた土を使います。元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきます。
シルバーリーフ用おすすめの土
アイリスオーヤマ 培養土 花 野菜用
シルバーリーフの植え付けには一般的な草花用の培養土を使うのが手軽で初心者の方に向いています。肥料が配合されているので自分で土を数種類、肥料も混ぜるなどの難しいことは一切必要なし。苗を買ってすぐに鉢植えに仕立てられるでしょう。
シルバーリーフの育て方②日常管理
日当たり・置き場所
鉢植えの置き場所や花壇への植え付け場所は日当たりの良いところにします。植物によっては暑い日差しが苦手であったり、多湿で根腐れをするものもありますので適宜すだれや寒冷紗で日陰を作ってあげると良いでしょう。鉢植えならば移動できるのでそんな心配はありません。
水やり
シルバーリーフは乾燥気味に育てるのが向いているものが多いです。水のやりすぎには注意します。基本的には一般的な草花の水やりに準拠しますので、寄せ植えの植物に合わせたやり方(例として1日1回朝に与える)で様子を見ましょう。
肥料
肥料も同じ時期に成長する他の寄せ植えにした草花や周りの植物と一緒に与えて問題ありません。水やりのときに薄めた液肥を与えたり、緩効性肥料を株元にばらまいておきます。根に直接肥料が触れないように注意してください。
シルバーリーフの育て方③増やし方
シルバーリーフの増やし方は簡単!
シルバーリーフの多くは挿し木や種まきで増やすことができます。そのやり方は簡単。それぞれのやり方を解説しましょう。
増やし方①種まき
種まきはそれぞれの植物のタネ袋の裏の表示に応じた時期に蒔きます。例えばシロタエギクなら9月から翌年5月頃が適期となっていますが、秋にまいた方が翌年の管理がしやすくおすすめ。薄く土をかぶせて乾燥させないよう新聞紙にスプレーで湿り気を与えたものをかぶせ、日陰で発芽まで管理します。
増やし方②挿し木
種まきよりも多くは挿し芽(挿し木)で増やすことが多いシルバーリーフ。例えば長く育てているうちにだんだんと下の葉っぱが枯れて姿が乱れてきます。そんなときに切り戻しをすると新しいわき芽が出てきて形が戻ります。このとき剪定した若い枝を使って挿し木で増やすことができます。
挿し木のやり方
できるだけ新しい枝を選んで5~6cmくらいの長さに切ります。この時ハサミを使わず切れ味の良いカッターなどの刃物を使ってください。水はけの良い清潔な赤玉土などをポットに入れたところに挿し、1~2ヶ月様子を見て発根してきた(新しい葉や枝が生えてきて成長してきた)のを確認できたらポットから鉢や庭に植え替えます。
まとめ
シルバーリーフは美しい庭や寄せ植えのアクセント
種類も豊富で美しく触った感触もふわふわのシルバーリーフ。そのどれもが比較的育て方も簡単で、1年中美しい姿を保つ常緑の植物です。緑が少ない冬の寄せ植えなどに重宝されるだけでなく、春や秋の鉢や花壇のアクセントとしても美しい姿で楽しませてくれるでしょう。挿し木などで自分で増やすこともできますので、姿が乱れたきたら剪定するのと同時に増やし方にも挑戦してみると良いですね。
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