冬ランニングの心構え
冬は身体が硬直してしまいウォーミングアップをしないとなかなか本格的なランニングが出来ません。また、冬は日の出が遅く日の入りが早く明るい時間帯が短いため、冬のランニングは暗い道を走ることも想定しなければいけません。そして何よりも体感的に寒いと感じると走るモチベーションが途端に上がらなくなります。では、そんな寒い冬でも快適にランニングするにはどのような格好をして走り出せば良いのでしょうか?
冬ランニングの基本の服装
ちなみに、ランニングの基本の服装は、やはりタンクトップ型のランニングシャツと短パンです。でも、冬はそのような格好で走り始めてもモチベーションが下がるだけで逆効果です。また、身体がなかなか温まらないまま走り続けようとすると怪我の原因にもなりかねません。ですので、寒い冬はしっかりと防寒対策をした服装で走り始めることが大切なのです。
冬ランニングの防寒対策の服装ポイント
冬に屋外を走る時の基本は、肌をさらけ出さない格好をすることです。そして、走った時に風が最も当たり寒さを感じやすいのが手や顔や足などいわゆる「先」と呼ばれる部位です。顔はともかく、手先や足先、爪先が冷たいと神経がそこにばかり集中してしまいランニングに集中できません。ですので、冬のランニングは「先」を寒さから防ぐ格好をすることが大切なポイントです。
冬ランニング服装の選び方
ベテランランナーは、タイムアップを図るためウォーミングアップを充分にして身体を温めてから走るので、ウォーミングアップが終わればタンクトップやTシャツと短パンで大丈夫です。でも、初心者の冬のランニングは、とにかく肌を外気にさらさないようにして、ランニングのモチベーションを下げないようにすることが大切です。ですので、基本の服装は、上はジャージ素材はニット素材の軽めのもの、下はランニングタイツがおすすめです。
冬ランニングに最適な服装①
冬の寒い日に手袋をせずにランニングをすると、寒さのあまり手先にばかり気が行ってしまいランニングになかなか集中できないものです。ランニンググローブはフォームの安定にもつながります。ランニングに集中するためにも、冬の寒い日は必ず手袋を着用して先の対策をしてランニングすることをおすすめします。
冬ランニンググローブ
いわゆるランニンググローブは、手にフィットすることを重視して設計されており防寒機能を備えたものはあまり多くありません。冬ランニング時に着用する手袋の選び方は、防寒用であり手にフィットするものであれば、特にランニング用のグローブでなくても構いません。要は、ランニングの邪魔にならず冷たい風を確実に遮りランニングに集中できるものであれば、ランニング専用のグローブでなくても良いのです。
初心者におすすめ人気冬ランニンググローブの選び方
初心者に限らないかもしれませんが、ランニンググローブには、通気性を重視したものや保温性を重視したものなどがあります。夏で汗を書きやすい時ならともかく、初心者は防寒を重視したものを選びましょう。また、冬の雨の染み込みも寒さ対策としてはマイナスです。初心者は、撥水性も兼ね備えたランニングローブを選ぶことをおすすめします。
冬ランニングに最適な服装②
冬のランニングでは走り初めに頭がとても寒くなるので、防寒のために帽子を被ることは有効です。でも、頭は身体の中でも割と血の巡りが良い部分ですので、走り始めに寒くても少し走っているとすぐに温まってくる部分でもあります。ただ、夏場も常に帽子を被ってランニングをしている人は、防寒関係なく被った方がランニングに集中できるでしょう。
冬ランニングキャップ
もともとランニングキャップは寒さよりも夏の日差しを遮ることを目的とすることが多いので、薄くて軽いものがほとんどです。ですので、防寒を目的とした帽子を選ぶ時には、キャップスタイルではなくて、ニット帽のような被り物を選ぶ方が良いかもしれません。ニット帽タイプであれば、暑くなり不要になった時にはポケットに収納することもできるので邪魔にはならないはずです。
初心者におすすめ人気ランニングキャップの選び方
ランニング以外に気をそらされないためにも、初心者はとにかく防寒を最重視したアイテムを選びたいものです。どのみち帽子を被る格好をするのなら、冬の日差しは低いのでできるだけひさしのある防寒帽子を被る選び方をしたいものです。
冬ランニングに最適な服装③
寒さから身を守り体温の低下を防ぐには、やはりウインドブレーカーがおすすめです。ウインドブレーカーは、素材が薄いものが多く軽量なため、ランニングへの影響が少ないのでランニングの余計な負担にはなりません。また、名前の通りウインドをブレイクする上着なので薄いとは言え、とても機能的なのでスポーツ時の装備としてはうってつけなのです。
ウインドブレーカー
一般的なウインドブレーカーは、割とフワッと羽織る格好のものが多いのですが、ランニング時に着るウインドブレーカーは、走っていてもバタバタとしない身体にフィットするものを選びたいものです。ランニングやトレーニング専用のウインドブレーカーであれば、もともとバタバタしないよう考慮して作られていますので、人気のメーカー製品からの選び方であれば間違いないかもしれません。
初心者におすすめ人気ウインドブレーカーの選び方
ランニングを始めると身体はすぐに暑くなります。でも、初心者は寒いと途端にモチベーションが下がってしまいますので、初心者ランニング用のウインドブレーカーを選ぶ最大のポイントは、防寒対策です。ウインドブレーカーは、ナイロン製かポリエステル製のものがほとんどです。その中から上にも書いたように自分の身体にフィットした走りの邪魔にならない、そして出来るだけ軽量のものを選びたいものです。
冬ランニングに最適な服装④
「先」の次に冬のランニング時に寒さを感じるのは、「首」と呼ばれる部分だと言われます。つまり、首・手首・足首の部分が外部に直接さらされながら走っていると、寒さを敏感に感じるためランニングに集中できなくなるのです。そんな時には、まず一番大きな「首」を覆うためにネックウォーマーの着用をおすすめします。ネックウォーマーの防寒効果は絶大で、セーターを着てランニングするのと同じくらいの効果があると言われています。
ネックウォーマー
ネックウォーマーは、特にランニング用とか人気のものでなくても良いです。ネックウォーマーは、どこでも安価で購入出来るものなので、自分の首に合ったものを選べば良いでしょう。ただ、これもランニング用としてのアイテムですので、自分の首に合うのはもちろんのこと、出来るだけ軽量で薄手のネックウォーマーを選びましょう。首は皮膚が薄いので、血の流れが良くなるとすぐに温かくなるので薄手のもので十分なのです。
初心者におすすめネックウォーマーの選び方
初心者にとってランニング時のネックウォーマーは、それほどタイムに影響するものではないのでランニング専用のものでなくても良いと書きました。でも、例えば、メーカーのミズノが開発したネックウォーマーは、吸収した汗を熱に変える素材を使っており、汗をかいても冷えることがなく着用することができますし、速乾性もある人気のネックウォーマーです。タイムにこだわらない初心者ランナーでも、少しでも走りに集中したい方は、このような専用のネックウォーマーも選択肢の一つにしても良いでしょう。
冬ランニングに最適な服装⑤
耳は皮膚が薄い割には、寒さにそれほど敏感な部分ではありません。と言うのも、耳はほとんどが軟骨でできており、「首」や「先」と呼ばれる部分のように皮膚の下に血管が多くあるわけではないので寒さを感じにくいのです。ですので、ランニング時の防寒のために耳を防ぐこと必須ではありません。
イヤーウォーマー
初心者に限らずランナーは誰でもランニングのための防寒対策をしっかりしたとしても、重かったりかさばったりしするアイテムだと逆にランニングに支障が出ます。ですので、たかがイヤーウォーマーと言えども、ランニングに影響が出ないよう、軽くてコンパクトな防寒イヤーウォーマーの選び方をしたいものです。
初心者におすすめイヤーウォーマーの選び方
やはり初心者にとって、寒さはランニング時のモチベーションに大きく影響するものです。ですので、どうしても耳の寒さによりランニングに集中できないようならいっそのことイヤーウォーマーを着用してランニングすることをおすすめします。アディダスやシックスなどからは、フリース素材のものが出ていますので、初心者はこのようなイヤーウォーマーなら気にならずにランニングに集中できるはずです。
冬ランニングに最適な服装⑥
寒い冬のランニングは、外だけではなく中から温めたいもの。そんな時にぴったりのウェアと言えば、やはりインナーです。中でも身体を適度に締め付けるコンプレッションインナーを着れば、インナーが体の一部になったかのようにフィットしながらも、伸縮自在の素材によりランニングの動きを損ねることないので、動きにくいと言ったストレスもたまらず済むでしょう。
コンプレッションインナー
コンプレッションインナーは、一般的に保温性の高い起毛素材を採用して作られているものが多いものです。冬のランニングでも、防寒対策をしっかりして走り出すとすぐに汗が噴き出します。でも、吸水速乾に優れたコンプレッションインナーを着ていれば、そんな冬のランニングによる汗でも素早く外に逃がしてくれるため、冬とは言えランニングによりかいた汗をすぐに体外に逃がしてくれ快適にランニングできます。
初心者におすすめ・その他の防寒対策服装①
冬のランニングは、モチベーションを上げるのがとても大変です。毎日走ることを習慣のようにしているベテランランナーでも、冬は室内でウォーミングアップをしてからでないとなかなか走り出せないものです。冬ランニングの服装は、機能性と防寒対策の両方を備えた格好がベストです。ですが、なかなか両立した服装はないものです。
カイロ
そんな時に防寒のアイテムとして活躍するのが、カイロです。カイロには、貼るタイプのものがありますので、インナーの上に貼り付けておけば見た目の格好にも影響なく走ることができます。カイロには、つま先用など大きさも様々なタイプがありますので、自分の寒さを感じるポイントとなるところに貼って走れば、モチベーションもすぐに上がるはずなのです。
初心者におすすめ・その他の防寒対策服装②
走り込んでいるランナーは、体脂肪も少ないためお腹周りに冷たい風が当たるとウェアの上からでもすぐに冷えてしまいます。お腹が痛くなる場合は、ほとんどのケースではトイレに行くような状況になります。練習中ならともかく、レース中にお腹が痛くなると、トイレに行くだけで多大な時間を使ってしまい、せっかくモチベーション高く練習してプライベートベスト更新を狙っていても水の泡になりかねません。
腹巻
そんなことにならないためにも、お腹の冷えが心配な方は是非とも「腹巻き」を着用することをおすすめします。腹巻きは、特に防寒のためのウェアでも服装でもありません。でも、すぐにお腹を冷やしてしまうランナーには必ず検討したい冬の対策ウェアなのです。
初心者におすすめ・その他の防寒対策服装③
フリースは、今や冬の格好としては定番のウェアであり、冬の人気の防寒対策の素材です。フリースのランニングウェアとしては、専用のものは少ないのですが、ユニクロなどカジュアルウェアブランドのものでも、冬のランニングウェアの選び方としては間違いのないものばかりです。
フリースアイテム
フリースアイテムの代表的なウェアは、上着系からインナーの長袖やジーンズの裏素材になっているものまで最近では様々なところで使われています。そして、それらのフリースアイテムは、肌触理がよくとてもボウイ完成に優れているものばかりです。でも、フリースという素材は、吸水速乾に優れているとは言い難く、ランニングのウェアとしては、あまりそぐわないと思われます。でも、軽量であり着用してすぐに保温性を感じるアイテムであるため、厳しい寒さの中のランニングには着用する方が良いでしょう。
初心者におすすめ人気メーカー
初心者のランナーは、ランニングを続けたくなるような格好をすることをおすすめします。人気メーカーの本格的なウェアを身に纏っていると、モチベーションも上がり毎日走りたくなるものです。人は見た目が8割、と言われるくらいですから、形から入ることで周りから見られる目も違うはずです。
ナイキ
ナイキと言えば、言わずと知れた世界でも屈指のスポーツメーカーです。そんなナイキのランニングウェアは、正に機能性を損なうことなく防寒対策もできる服装を選ぶことができます。ナイキのウェアは、格好いい服装やアイテムが多いので、ファッションを楽しむように服装を選べるメーカーであり昔も今も若者に人気のスポーツメーカーなのです。
アディダス
アディダスと言えば、月桂樹の冠をモチーフにしたマークでおなじみのドイツ発祥のスポーツメーカーです。アディダスのスポーツウェアやシューズには三本ラインがあしらわれており、どこから見てもすぐにアディダスと分かるようなデザインになっています。アディダスは、2000年代前半までは世界3番目のメーカーでしたが、2005年にリーボック社を買収し2番目のメーカーとなりました。アディダスは、機能的にも高い評価を得ており老若男女問わずスポーツを愛する人から愛されてきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?冬のランニングでは、体がまず一番初めに寒さを感じるのは「先」と呼ばれる部分で、その次は「首」と呼ばれる部分です。「首」と呼ばれる部分には「頭」を支える首と手首・足首があります。それらは、頭や手や足をそれぞれ柔軟に動かすためにつなぎ合わせるポイントです。つまり細く強い構造を保ちながら可動域を大きくしているので、皮膚も薄い手首などの血管は一番外側にあるため寒さを感じやすい箇所なのです。冬ランニングを集中して走るためには、格好や服装も大切なのでが、モチベーションを保つために「先」と「首」を抑えることがこつなのです。
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