西表島を遊びつくす最高の楽しみ方を紹介
LCCの普及によって石垣島へのアクセスが容易になった近年、山川海の大自然豊かな離島で有名の西表島への旅行も行きやすくなりました。とはいえ、まだまだ観光客が訪れるようになってから時間が経っていないのです、西表島を遊びつくすためには情報が足りません。そこで今回、この記事では西表島観光をより充実したもにするために、おすすめの楽しみ方をさまざまなプラン形式にしてご紹介します。
個人旅行と現地ツアーごとの楽しみ方を紹介
絶景を鑑賞したり現地のグルメに舌鼓をしたり、マリンアクティビティに山遊びなど、西表島には数多くの魅力が存在します。これらの要素は個人手配で満喫できる観光地と、現地ツアーの力を借りて楽しむアクティビティに分類することができるので、それぞれおすすめの楽しみ方を紹介します。最後まで読めば、西表島の大まかなレジャー情報が掴めるはずですので、楽しみにしていてください。※記事の情報は2019年7月17日時点のものになります。
西表島を個人旅行で楽しむ観光プラン1
西表野生生物保護センター
西表島で遊ぶまえに、まず立ち寄って欲しいスポットは西表野生生物保護センターです。ここではイリオモテヤマネコの生態と歴史をメインに、西表島の独特な野生動物の生命情報を学ぶことができます。イリオモテヤマネコや野鳥の剥製が展示されており、リアルな姿を見学してみてください。なんと入場料は無料で、入り口に用意されたアンケート用紙に、どこから来たのかなど簡単な回答をするだけで中に入ることが可能です。
見どころを紹介
西表野生生物保護センターの見どころは、無料で正しい西表島の生物情報を学べる点です。イリオモテヤマネコは絶滅寸前の品種ですが、現在もまだ島の中心部に生息していることや、年々交通事故で母数が減っていること。本州では見たこともない、南国ならではアカショウビンなどの野鳥の可愛さなど、20分~30分の滞在時間で多くの為になる情報が得られるので後の西表島観光をより充実した時間にさせてくれるはずです。
西表島を個人旅行で楽しむ観光プラン2
由布島
西表島に来たら定番の観光スポットになるのが由布島です。由布島は西表島の北東に位置する小さな離島で、西表島から浅瀬の海を渡って向かうことができます。その方法は、水牛者に乗って海を渡るか、干潮のタイミングを見計らって徒歩で渡る2種類の渡り方があります。島の中は植物園になっており、季節の草木や花はもちろん、生きているアカショウビンを見ることも可能。夏には、琉球マダラなどの希少種の蝶が島内を飛んでいる姿も発見できるでしょう。
見どころを紹介
由布島の見どころは2つあります。1つめは水牛車での移動です。深さ数十センチの浅い海を、水牛が引っ張る車に乗って渡り、牛使いのスタッフさんが三線で音楽を奏でてくれます。まさに沖縄に訪れた気持ちにさせてくれるので、外国人からも人気のイベントです。もう1つは、由布島の北側に面するマンタの浜です。この浜では、正面にある離島「小浜島」を望むことができるので、沖縄の八重山諸島の地理を肌で感じることができるでしょう。
西表島を個人旅行で楽しむ観光プラン3
南風見田の浜
西表島の最南端には、南風見田の浜という美しいビーチがあります。このビーチは、海の家や出店など観光施設は一切なく、白くてサラサラの砂浜と真っ青な海が広がるだけのスポットです。のんびりとした時間とはまさにこのことだと、実感させてくれるくらい穏やかな雰囲気に包まれています。南国チックな貝殻を見つけたり、レジャーシートを敷いて日光浴などしてのんびり過ごしたい方におすすめのスポットです。
見どころを紹介
南風見田の浜の見どころは、自然が生み出す色です。天候に恵まれれば、青い空と海、バックに広がるグリーンに足元の白い砂だけの数色しかありません。「世界はこんなにシンプルな作りだったの?」と感動するはず。また、訪れる観光客も少ないので、穴場スポットとも言えるでしょう。アクティブに遊びたい、刺激が欲しい、といった方にはおすすめしません。なお、バスは通じていないので、アクセスはレンタカーかタクシーに限られます。
西表島を個人旅行で楽しむ観光プラン4
星砂の浜
星砂の浜は西表島を代表するビーチスポットになります。ビーチの名前にある通り、砂浜の中には星の形をした砂が紛れ込んでいるため、星砂の浜と呼ばれるようになりました。落ちている星砂を持ち帰ることは出来ませんが、入り口付近では、小さな瓶に詰められた星砂が不定休で販売されていますので、運が良ければ購入することができるかもしれません。
見どころを紹介
星砂も話題性があって魅力的ですが、このほかに注目すべき遊び要素があります。星砂の浜に面する海は程い深さで、ちょうど目の前に岩があるため波も穏やか、そのためシュノーケリングに向いているビーチと言えます。海でのんびりもいいけれど、せっかくなら沖縄の海で遊びたいという方には、星砂の浜で思い切り泳いでみてください。周辺には商業施設もあるので、小腹がすいたら食事することも可能です。
西表島を個人旅行で楽しむ観光プラン5
大見謝ロードパーク
西表島を結ぶ2つの港(上原港と大原港)のちょうど中間に位置する大見謝ロードパークは、東シナ海を望めるパノラマビュースポットです。天気が良ければ、西表島の北に位置する離島「鳩間島」を発見することができるでしょう。干潮時と満潮時で大きく景色が異なるので、潮の流れに応じて2回以上訪れてみることもおすすめです。入場料は無料で、路線バスの運行区間でもあるので、付近を通過するさいは是非立ち寄ってみてください。
見どころを紹介
大見謝ロードパークの楽しみ方は、壮大な海を眺めるだけではありません。展望台周辺には、マングローブ林の中に設置された遊歩道を周遊することができます。マングローブとは海の中に根付いた沖縄に見られる植物で、干潮時以外は根っこ部分が海水に面しているため、遊歩道かボートに乗って鑑賞するのが基本です。大見謝ロードパークの遊歩道にを歩けば、マングローブ林を目の前にすることができるので、沖縄の植物に興味がある方におすすめします。
西表島を個人旅行で楽しむ観光プラン6
イダの浜
西表島には、車ではたどり着けない地域があります。一般道は島を一周しているわけではなく、白浜港周辺で行き止まりとなります。この白浜港から船で10分ほど南下したところにあるのが、舟浮集落です。人口100人未満の小さな集落ですが、そこには小学校、民宿、飲食店など公共施設から商業施設まで点在しています。このエリアで注目されているのが「イダの浜」という切り開かれたビーチです。
見どころを紹介
イダの浜では、海へ入水するとすぐに深度が深くなり、尚且つ波は穏やかで透明度も抜群なのでシュノーケリングをするにはピッタリの環境です。広いビーチでありながら、観光客も少ないので、閑散期を狙えば貸し切りに近い状態で遊泳することも出来てしまいます。ただし、白浜港へ帰る船は1日に5本程度しかなく、天候によっては運休することも珍しくないので、旅行日数に余裕がない方は注意が必要です。
西表島をツアーで楽しむ観光プラン1
ここまでは、沖縄西表島の個人旅行での楽しみ方を紹介しました。ここからは、現地のツアーサービスをフル活用した楽しみ方を紹介します。ツアーでは、沖縄の西表島でしか得られない貴重な体験をしていきましょう。
サップツアー
西表島の海や川は水質が良いだけではなく、穏やか水流が特徴です。マングローブ林やどこまでも続く水平線など、水上の見どころ満載の西表島は、まさにサップに適した環境なんです。西表島では、サップでの島内周遊を提供するツアーデスクが複数あり、仲間川の下流や日出の海を舞台にサップツアーが決行されます。広大な沖縄の西表島をサップで自由に動き回るのは、観光というよりも冒険に出ているような気持ちになりますよ。
見どころを紹介
沖縄の西表島のサップツアーでは、プレイ中の写真撮影が定番イベントです。西表島の大自然をバックに、友達やカップルとサップ体験している姿を写真に残します。ときには転倒してずぶ濡れになったり、短時間でサップの操作術が急成長して上手に乗りこなせるようになったり、すべてが楽しい思い出になるでしょう。西表島で参加したいおすすめサップツアーは、下記のリンク先で紹介しています。
西表島をツアーで楽しむ観光プラン2
バラス島シュノーケリングツアー
地図では見つけることができないけど、実際に存在する島「バラス島」という島は、サンゴのはけんが集まって出来た極小サイズの島です。直径数メートルしかなく、大潮の満潮時にはさらに小さくなってしまう幻の島では、とにかく海の中が綺麗。ボートで近くまで接近したら、そのままシュノーケリングセットを身につけて海へダイブしちゃいましょう。トロピカルな魚たちに出会えるはずです。
見どころを紹介
バラス島の位置は上原港より北東に1kmほど進んだ海のど真ん中になります。船の免許を持っている方は、直接行くことが可能ですが、観光で訪れた人は基本的にツアーに申し込んで現地へ向かいのが基本です。シュノーケリングの他の楽しみ方では、360度海に囲まれた環境で、写真を撮ってSNSにアップするのも良いでしょう。西表島で参加したいおすすめバラス島周遊ツアーは、下記のリンク先で紹介しています。
西表島をツアーで楽しむ観光プラン3
体験ダイビングツアー
沖縄に来たら見逃せないマリンスポーツが体験ダイビングでしょう。沖縄本島の海も美しいですが、八重山諸島の西表島周辺の海は、また一味違う海の癒しを体感することができます。海外からも、西表島の海の透明度や青さを見るために、多くの旅行者が参加しているほど人気のアクティビティです。運が良ければ、映画ファインディング・ニモ で有名になった南国の魚、「カクレクマノミ」にも会えるかもしれませんよ。
見どころを紹介
西表島でするダイビングの見どころは、海の中に住むカラフルな魚たちやサンゴの数々です。シュノーケリングツアーでは見ることのできない、水深10mほどの世界を探検しますので、綺麗な魚に出会える確率は大幅にあがります。西表島の海にはウミガメも伸び伸び生息しているので、見つけたときは感動するでしょう。西表島で参加したいおすすめ体験ダイビングツアーは、下記のリンク先で紹介しています。
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西表島をツアーで楽しむ観光プラン4
仲間川遊覧ツアー
西表島観光は海遊びだけでは終わりません、西表島に広がる山と川の魅力を見逃してしまっては非常にもったいないでしょう。西表島の名物といっても過言ではないマングローブ林は、西表島の大原港付近を流れる仲間川で見ることが可能です。ただ遠くから眺めるだけではなく、クルーズ船に乗って鑑賞すれば、まるで異国のジャングルを冒険しているかのようなワクワク感を抱きながら周遊することできるでしょう。
見どころを紹介
参加時期や時間、潮の関係によって姿形を変える仲間川は、何度行っても新しい発見があるでしょう。例えば、満潮時にはサキシマスオウノキという植物が鑑賞できて、干渉時にはマヤプシキというマングローブを近くで見学することが可能です。運が良ければ、カンムリワシやアカショウビンなどの希少種の野鳥の姿や声を感じることができるでしょう。仲間川遊覧ツアーツアーは、下記のリンク先で紹介しています。
西表島をツアーで楽しむ観光プラン5
ピナイサーラの滝ツアー
西表島の上原港周辺の一般道を走行していると、何やら山の方に大きな滝を発見することができます。実はその滝、目の前まで行ったり、滝の上に登ったりできるんです。まずカヌーに乗って川を進み、山の入り口まで向かうと、そこから20分ほどトレッキングをします。すると巨大な滝「ピナイサーラ」の真上に到着することができ、記念撮影タイムへ。その後は滝つぼで泳ぐといった、ボリューム満点のツアーが今人気を呼んでいます。
見どころを紹介
カヌー、トレッキング、絶景、滝つぼで水遊び、一度に4つの楽しみが味わえるピナイサーラの滝ツアーは、お得感もあり子供から大人まで大満足の内容になっています。西表島の山側のアクティビティを満喫するのは一押しのプランでしょう。それなりにカロリーを消費するので、宿に帰ったあとの食事も楽しみになりますね。西表島で参加したいおすすめピナイサーラの滝ツアーは、下記のリンク先で紹介しています。
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西表島をツアーで楽しむ観光プラン6
ナイトツアー
海や山での遊びで西表島を満足したかと思いきや、最後にとっておきの楽しみ方が待っています。それは夜の西表島です。街灯など見当たらない島内は、夜になっても自然の美しさを目や耳で感じることができます。ナイトツアーでは、一晩で枯れて落ちてしまうサガリバナの観察や、ウミガメの産卵、ホタルの群れなど、時期によって見れる内容が変わります。そしてとっておきのイベントは星空を眺めることです。
見どころを紹介
西表島の夜といえば、新月の夜は1m先すら見えない漆黒の世界です。普通なら恐怖を感じて外に出ることなど考えませんが、ツアーなら安心。真っ暗な世界を安全に楽しめるのもツアーならではの魅力です。夜行性の生き物を観察するのも素敵な体験ですが、やはりナイトツアーの醍醐味は満点の星空。運が良ければ天の川を目にすることができるかもしれません。西表島で参加したいおすすめナイトツアーは、下記のリンク先で紹介しています。
西表島の繁華街について
最後に、西表島を旅行するうえでちょっと気になるスポット、繁華街について解説したいと思います。結論から述べますと、西表島に大きな繁華街はありません。お店が連なるエリアは、大原港と上原港周辺になりますが、繁華街はありません。繁華街と言い切ることは難しいですが、レストランやカフェが多くあるのスポットは上原港周辺になります。ガイド雑誌に大々的に載っていませんが、地元の人が通うスナックは何軒かあるでしょう。
繁華街なら石垣島の美崎町がおすすめ
繁華街で思い切り飲んで食べて楽しみたいという方は、となりの石垣島の繁華街「美崎町」へ行ってみることをおすすめします。石垣島の繁華街の美崎町は、居酒屋はもちろんバーやカラオケ、ナイトクラブまである巨大な繁華街です。那覇市の繁華街に引け劣らない繁栄ぶりに、驚く観光客も少なくありません。繁華街での遊びも、平行して旅行プランに含めたい方は、連泊中の1日を石垣島に宿泊してみてはいかがでしょうか。
まとめ
西表島の楽しみ方は本当にたくさんあります。今回紹介したスポット以外にも、まだまだ西表島には見どころ満載のスポットがあるので、一度遊びに行ったらまた行きたくなること間違いないでしょう。とくに海の中はおすすめなので、シュノーケリングセットは持参して、色々なスポットで海を楽しんでみてください。経験したいアクティビティに合わせて旅行計画を立てたら、思う存分西表島を楽しんでいきましょう。
西表島が気になる方はこちらもチェック
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