会津木綿ってどんな織物?福島の有名な織物の特徴や活用方法をご紹介!のイメージ

会津木綿ってどんな織物?福島の有名な織物の特徴や活用方法をご紹介!

会津木綿がどんな織物かご存知ですか?通常の綿より厚地で丈夫、吸汗性と保温性のよさが特徴の平織物、それが会津木綿です。福島県会津若松市の特産物として有名なこの織物は、着物のほか、どのようなものに活用されているのでしょうか。その特徴と活用方法についてご紹介します。

2019年06月15日更新

森川 美月
森川 美月
ガーデニングやDIYなどが得意分野です。多種多様な情報の中から、初心者の方にも挑戦しやすい方法を調査し、分かりやすくまとめています!お読みいただいた後、早速試してみたくなるような、楽しい気持ちになれる記事を心がけております。
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目次

  1. 福島の有名な織物「会津木綿」とは?
  2. 福島の有名な織物:会津木綿の特徴.1
  3. 福島の有名な織物:会津木綿の特徴.2
  4. 福島の有名な織物:会津木綿の特徴.3
  5. 福島の有名な織物:会津木綿の特徴.4
  6. 福島の有名な織物:会津木綿の活用.1
  7. 福島の有名な織物:会津木綿の活用.2
  8. 福島の有名な織物:会津木綿の活用.3
  9. 福島の有名な織物:会津木綿の活用.4
  10. 会津木綿ってどんな織物?まとめ

福島の有名な織物「会津木綿」とは?

会津木綿の歴史

会津木綿は江戸時代初期から生産が始まり、会津の特産物の一つで約400年の歴史があります。時代を超えて愛される丈夫な会津木綿の魅力について、まとめてみました。

会津の綿花栽培は、天正年間に蒲生氏郷が執った産業振興策に由来するという。
寛永4年(1627年)には、加藤嘉明が以前の領国である伊予国松山から織師を招いて、会津に技術を広めた。伊予国はこの頃、瀬戸内交易の影響で、外国風の木綿の縞織物を特産品としており、これらの「伊予縞」(いよじま)と呼ばれる織物の技術が、現在の会津木綿の多彩な縞模様の素地となった。

会津木綿の生産地

最盛期には30軒以上もあった機業場は、昭和以降の需要の減少により、現在、福島県会津若松市日吉町の「はらっぱ原山織物工場」と、同市内七日町の「山田木綿織元」の2社のみとなっています。「はらっぱ」は120年の伝統ある工場です。「山田木綿織元」さんは時代に合わせたデザインを工夫し、民芸織物として高評価を得ています。

福島の有名な織物:会津木綿の特徴.1

織物の特徴

「使えば使うほど味がでる」と評される会津木綿の特徴について、その魅力についてご紹介いたします。会津木綿はその風合いのよさから、着物をはじめ生活雑貨やインテリア小物などに幅広く活用され、今では暮らしの中で気軽に触れられるようになっています。

木綿の平織物

会津木綿は、木綿の丈夫な平織物です。昔から野良着などとして会津の人に着用されてきました。厚地ゆえに使い始めはごわごわしていますが、着ているうちに肌になじみ、洗濯を繰り返すうちにやわらかく肌ざわりがよくなってくるのが特徴で、現代ではストールや洋服に用いられています。

美しい縞模様

会津では、古くから綿花栽培と藍の生産が盛んで、収穫した綿でつむいた糸を藍で染め、多彩な色の組み合わせにより多くの縞柄を生み出しました。「地縞」と呼ばれるこの模様は、土地の染料を使うため、縞の太さや色みによって住んでいる地域が分かると言われます。会津地方の地縞は「藍」でした。

色柄の種類

会津の人は、藍の濃淡を活かして木綿を織り、さまざまな種類の縞模様を生み出しました。柄の種類は、定番柄で50~60種類、見本帳には驚くことに200種類以上があります。現在では赤やオレンジ、緑などの色も染色可能で、着物や風呂敷、バッグとして活用され人気です。が、やはり藍の色こそ会津木綿の伝統色といえます。

ここがポイント!

こちらのお守り袋の会津木綿、縞模様の中に横糸の筋が浮き上がっています。これが会津木綿の特徴です。手つむぎの時代の糸の不均一による立体感や風合いを守るため、会津木綿は機械つむぎになった後も横糸に節のある糸を使用し、伝統的な素材感を生み出しています。

福島の有名な織物:会津木綿の特徴.2

生産工程

国内の紡績工場で購入した綿糸を精錬・染色し、井戸水で水洗いしたのちに竹竿で乾燥させます。ここまでの工程で緯糸(よこいと)が完成です。次に経糸(たていと)を丈夫にするために固く糊付けし、乾燥させたのち、機織を開始します。縞模様は経糸の配列によって決まり、緯糸は紺色です。

ふっくらとした厚み

生産工程で空気の層ができるためにふっくらとした厚みが生まれ、吸汗性と保温性に優れた織物になります。厚みがあるため、防寒具のストールやひざかけに最適です。化学繊維のように静電気も起こりにくく、肌の弱い体質の方にもやさしい木綿の肌触りが好まれています。

福島の有名な織物:会津木綿の特徴.3

縮みにくい

会津木綿は、一般的な木綿の平織物と比べると丈夫で縮みにくい性質があります。汗のつきやすい首周りのストールや洋服も、洗濯に耐える会津木綿なら気兼ねなく着用することができます。風合いのよい上質な木綿を日常使用できるのは、魅力のひとつです。

家庭での洗濯について

家庭の洗濯機で洗濯が可能です。縮みにくい特性の生地ですが、洗濯によってまったく縮みが生じないというわけではありません。また、藍染め以外の会津木綿は、色落ちの少ない化学染料で着色されていますが、念のため初回は他の洗濯ものと分けての洗濯がおすすめです。つけ置き洗いや漂白剤の使用、濡れたままでの放置はなるべく避けましょう。

福島の有名な織物:会津木綿の特徴.4

吸汗性に優れる

会津の人たちの普段着や野良着に活用されてきた会津木綿。冬は寒さが厳しく、夏は盆地のため暑くなる会津の気候風土の中で、保温性と吸汗性に優れた会津木綿は人々に愛用されてきました。特に汗をかきやすい農作業での着用は、快適さをもたらしたことでしょう。

保温性に優れる

会津木綿は、厚地で保温性が高いことから、寒さの厳しい福島の会津地方で人々の防寒具として愛用されてきました。現代では、ストールや洋服という形で暮らしになじんでいます。ふっくらと厚みのある木綿が、デリケートな肌をやさしくふんわりと包みます。

福島の有名な織物:会津木綿の活用.1

着物に活用

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会津木綿を反物で購入する場合、一反の価格は1万円弱から2万円ほどです。一旦は、幅およそ37cm、長さ約12mの布になります。長さ12mだと身長160cm弱の女性向けの着物サイズです。着物の仕立てをオーダーすると価格は約2倍になります。通販ショップなどでも購入可能です。

洋服に活用

長く使える丈夫な会津木綿は、洋服の生地としても活用されています。リネンやオーガニックコットンを支持する方にも好評の肌触りと、吸汗性・保温性の高さが魅力です。独特の生地の感触が夏は涼しくさらりと着られ、冬は厚地の木綿が体の温もりを逃がさないよう守ってくれます。

パジャマ

いつもジャージの上下を着ているお父さんに、もっとおしゃれな部屋着を!という声に対して提案されたのがこの会津木綿のパジャマ。おしゃれなだけでなく、吸汗性がよいので夏はさらりと快適、保温性が高いため冬も暖かく過ごせます。上質な会津木綿を日常着にするぜいたくを、お父さんに味わってほしいですね。

福島の有名な織物:会津木綿の活用.2

バッグに活用

やわらかく丈夫な厚地で使うほどに味が出るという特徴から、会津木綿はバッグにも活用されています。トートバッグやショルダーバッグ、ちょっとしたきんちゃく袋や手提げ袋など、日常使いできる丈夫さが頼もしいですね。生地だけを購入して手作りされる方も増えています。

御朱印帳バック

入荷後、即完売してしまうというこちらの人気バッグは、御朱印帳を持ち歩くためのバックです。持ち手、外ポケット、ボタン、すべて会津木綿を使用して作られています。御朱印帳以外にも携帯電話を入れたりお財布を入れたり、使い方は自由。ご夫婦でご購入されたりと、渋い色使いが男性にも好評です。

パッチワークポシェット

明るい色や爽やかな色など、さまざまな色合いの会津木綿がありますので、着物のはぎれを組み合わせてパッチワークにするのも素敵なアイデアです。どの縞模様も昔ながらの着物の渋い色なので、レトロテイスト漂うおしゃれなポシェットができあがります。

ポーチに活用

品の良い落ち着いた色使いが和風の趣を感じさせ、若者からご年配の方まで幅広く支持されているのが会津木綿のポーチです。木綿の生地だけを購入し、ハンドメイドで創作される方もおられます。特にがま口のポーチはレトロな雰囲気があり、会津木綿と相性がよいですね。

福島の有名な織物:会津木綿の活用.3

ヘアアクセサリーに活用

独特の縞模様が魅力の会津木綿のヘアアクセサリーは、その風合いを生かすシンプルな丸い形が多いです。色の美しさが際立ち、和の装いにも洋の装いにもマッチします。外国からのお客さまや観光客にも、ちょっとしたお土産品として人気が高い商品です。

ネックレスに活用

くるみボタンやマカロンのような会津木綿のネックレスは、厚地木綿の温もり感が素敵です。色違いでいくつも持ちたくなるかわいらしさ。七宝焼きを組み合わせたアンティークな雰囲気のネックレスや、チェーンの代わりに会津木綿のひもですべて作られたネックレスもあります。

ストールに活用

厚地の会津木綿はその保温性の高さから、ストールが評判です。冬は防寒具として幾重にもストールを巻き、夏は日よけとしてさらりと羽織れば、一年を通して使えます。会津木綿のストールは使うほどにやわらかく味わい深くなりますので、愛着も増してゆくことでしょう。

ネクタイに活用

丈夫でおしゃれな会津木綿の縞模様は、ネクタイにも活用されています。価格は3000円~7000円と、普通のネクタイとそれほど変わりません。いつも頑張ってくれているお父さんへのプレゼントやお土産に、風合いの良い会津木綿のネクタイは喜ばれること必至です。

福島の有名な織物:会津木綿の活用.4

生活雑貨に活用

会津木綿の美しい色合いの縞模様はあらゆる人に好まれ、あらゆる生活雑貨に活用されています。こちらの写真はワークショップで作られた、山の形のブローチです。さまざまな会津木綿の生活雑貨をご紹介いたしますので、会津木綿の現代的な魅力に触れてください。

スリッパ

小粋な会津木綿の縞模様は、おしゃれなスリッパとして活用されています。洋風のルームシューズをはじめ、イグサの和風スリッパとの相性が抜群です。丈夫な厚地の会津木綿は、日曜消耗品であるスリッパに最適な素材といえます。

コースター

吸汗性のよさを利用して、汗をかくコップを置くためのコースターが考案されました。会津木綿のコースターは10cm角の正方形のもので540円 (税込)ぐらいからあり、猫の形や葉っぱの形など、凝ったデザインのコースターになると少し高くなりますが、1000円前後です。

扇子

扇子に会津木綿を用いた製品は、郷土色が強く趣があります。会津木綿の特徴でもある紺色が涼しげでおすすめです。高級感があり織物の縞が美しいので、ご両親へのプレゼントや敬老の日のプレゼントなどに喜ばれるでしょう。

ランチマット

気軽に洗濯ができ、丈夫で厚地であることから、ランチマットなどのテーブルの敷物としても会津木綿は人気です。保温性が高い素材なので、器から伝わる料理の温かさを保ちます。また、織物として広い面で縞模様の美しさを観賞できるので、大切なお客さまのおもてなしの席にぴったりです。

折り紙

会津木綿の意外な活用方法として、折り紙が挙げられます。素材は紙なのですが、会津木綿独特の手触りや質感にこだわって作られています。日本伝統の織物で、同じく伝統の折り紙遊びに親しむなんて素敵ですね。和の作品づくりやポチ袋づくりに、活用されています。

会津木綿ってどんな織物?まとめ

会津地方の気候風土に合った、吸汗性と保温性を兼ね備えた丈夫な厚地の織物、会津木綿は400年の伝統があります。いまなお人々に愛される理由は、手織りの風合いに宿る温もりと、飽きのこない落ち着いた色みの縞模様の美しさでしょう。会津木綿は、いつまでもすたれてほしくない、日本が誇るべき伝統工芸品です。

会津が気になる方はこちらをチェック!

会津木綿で有名な会津若松とはどんな地方なのか?気になる方は、ぜひこちらの記事も併せてお読みください。

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