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日々草の栽培方法と育て方!剪定や植え付け・切り戻しのコツもご紹介!

日々草の育て方をご存知でしょうか?夏に楽しめる元気いっぱいの花と言えば日々草です。日々草はとても丈夫な花であり、剪定・切り戻し・摘芯といったお世話をすればとても素敵な姿が見られます。今回はそんな日々草の育て方と植え付けや切り戻し、摘芯のコツを解説します!
2020年8月27日
T・S
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【日々草】ニルバーナ3.5号ポット

サマーミントレッドアイ3〜3.5号ポット

レディーチュチュ3〜3.5号ポット

日々草の栽培方法と育て方!

夏のお花を育てたいと考えている方におすすめなのが、日々草です。日々草は非常に丈夫な植物であり、初心者でも育てられるのが嬉しいポイント。剪定、切り戻し、摘芯といった作業を行えば、ボリュームが出て長持ちしますので、是非少しだけお世話をして楽しんで下さい。今回はそんな日々草の育て方と植え付けや切り戻し、摘芯のコツを解説します!

日々草の特徴①

日々草とは?

日々草は「ニチニチソウ」と読みます。キョウチクトウ科ニチニチソウ属に分類される植物で、原産地はマダガスカル島やモーリシャス島の暖かい地域になります。その為、日本の夏でも元気いっぱいに咲いてくれます。本来は多年草の植物なのですが、日本は冬に気温が下がってしまいますので、寒さで枯れてしまい、一年草として育てることがほとんどです。

日々草は初心者でも育てやすい?

とても丈夫な植物ですので、初心者でも育てやすく、安心して育てていけます。特に夏の対策をする必要はなく、水切れにだけ注意すれば問題ありません。道路沿いに植えると排気ガスがあたりますが、排気ガスにも耐えてくれます。放っておいても育ってくれますが、剪定・切り戻しや摘芯といった作業をしてあげることで、より良い姿になってくれます。

日々草の特徴②

日々草の開花時期

開花時期が長く、5~10月に花を見せてくれます。これだけ長い間花を見せてくれて、とても育てやすい植物は少ないので、是非育ててみて下さい。花色は赤やピンク、白や、暗い紫色など、色とりどりです。品種によって違いますので、品種選びも楽しみましょう。花の最盛期になると、どんどん花を咲かせますが、花は数日で枯れてしまいます。

日々草は寄せ植えに出来る

画像のように、寄せ植えで楽しまれることも多い植物です。寄せ植えにする際は、生育環境が似ている植物と寄せ植えすると良いでしょう。生育環境が違い過ぎると、どちらかが病気になる可能性があります。アンゲロニアやペチュニア、ペンタスなどの植物とよく寄せ植えされています。夏に咲く花であれば寄せ植え出来ることが多いでしょう。

日々草には抗がん剤が含まれる?

豆知識になりますが、実は抗がん剤に使われている成分が日々草には入っています。ビンクリスチンとビンブラスチンという成分で、この二つは細胞分裂を阻害する作用があります。ただし、素人が利用するのはとても危険で、食べてしまうと痙攣や筋肉麻痺、心機能障害などが起きる可能性があります。脱毛などの副作用もありますので食べないようにして下さい。

日々草の品種

日々草の種類について

ニチニチソウ属には全部で8種類あり、品種は沢山作られています。品種によって色や形が違いますので、お好きなものを育てましょう。

品種①ニルバーナカスケード

【日々草】ニルバーナ3.5号ポット

こちらははい性で大輪の種類です。白い縁にピンク色がとても可愛らしく人気があります。はい性ですので横に広がっていきます。ある程度花壇の面積を埋めて欲しい場合におすすめです。病気にも強いので、病気が心配な初心者の方にもおすすめです。

品種②サマーミントレッドアイ

サマーミントレッドアイ3〜3.5号ポット

こちらは中心部分がピンク色に染まる、はい性の種類です。垂れるように這いますので、ハンギングバスケットにも良いでしょう。草丈が大きくありませんので、前景の植物として使うのに適しています。

品種③レディーチュチュ

レディーチュチュ3〜3.5号ポット

チュチュシリーズは縁がフリルのようになる可愛らしいシリーズです。種が付きにくい特徴がありますので種まきで育てにくく、一年草として楽しむことをおすすめします。

日々草の花言葉と名前の由来

日々草の花言葉


花言葉は「楽しい思い出」と「友情」です。どちらも、見た目から感じる明るさをちゃんと表している花言葉になっています。楽しい思い出と付けられた由来は、夏を満喫する子供たちを連想させるところから来ているとされています。その他、生涯の友情や、優しさ、美徳といった花言葉もあります。

日々草の名前の由来

日々草はすぐに花を枯らしてしまいますが、すぐに次の花が咲きます。この毎日新しい花を付ける姿から名づけられました。また、学名は「Catharanthus」と書きますが、これはギリシア語の「純粋」と「花」という言葉を組み合わせて作られた学名となっています。

日々草の販売価格は?

日々草の販売価格

苗は、春時期の4月頃から流通し始めます。販売価格は300~800円ほどで販売されることが多く、種であれば200~300円で購入出来ます。どちらからでも育てられますので、お好きな方を購入しましょう。苗は少し価格差がありますが、ブランド苗の方が高い傾向があり、高い苗の方が育ちやすいのでおすすめです。

日々草の選び方

ネットショップで購入される場合は選べませんが、店頭で購入される方は苗をしっかり選びましょう。葉の色が濃く、生き生きとしているかが大切です。また、病気にかかっていないか、害虫が付いていないかも見ておきましょう。品種による栽培難易度の違いはあまりありませんので、お好きなものを選んで大丈夫です。

日々草の育て方・栽培方法①環境

日々草は鉢植え?地植え?

鉢植えでも地植えでも育てられますので、お好きな方で育てましょう。後述して解説していますが、鉢植えであれば、越冬を狙えます。日本では一年草として育てることが多いですが、本来の多年草として育ててみたい方は鉢植えを選んで下さい。

日々草に適した生育環境

見た目の通り、日光を好む植物です。日当たりの良い場所に地植えするか、鉢を置くかして育てましょう。また、風通しの良い乾燥した環境で育てることも大切なポイントで、じめっとした環境だと病気にかかる可能性があります。少し日陰になる程度の場所なら大丈夫ですが、日当たりが良いほど花が付きやすくなります。

日々草の冬の管理

地植えした場合は冬時期に枯れてしまいますが、鉢植えにして室内に取り込めば冬越し出来る可能性があります。室温10度を下回ると枯れる可能性がありますので、10度以上を保てるお部屋に移してあげて下さい。室内は日当たりが悪くなりますので、日当たりも確保できる場所に置いてあげましょう。

日々草の育て方・栽培方法②用土

日々草に適した用土

じめっとした環境を嫌う植物ですので、水はけの良い用土を使うことがポイントになります。ただし、元々の性質が丈夫ですので、気にしすぎる必要はありません。画像のような、市販されている培養土で十分育ってくれます。地植えで育てる場合は、植え付け一週間ほど前に、腐葉土を混ぜておくと良いでしょう。

用土を自分で混ぜる場合

市販されている培養土を使わずに、ご自分で混ぜて用土を作りたい場合は、赤玉土を5割、腐葉土を3割、ピートモスを2割の割合で混ぜるのがおすすめです。ピートモスが無ければ、赤玉土を6割、腐葉土を4割にしても大丈夫です。

日々草の育て方・栽培方法③植え付け

日々草の苗の植え付け

用土や鉢、苗が用意出来たら植え付けをしましょう。植え付けの適期は4~7月になります。20度くらいの気温になったら植え付けると良いでしょう。植え付けは午前中に行うのがベストです。鉢に鉢底石を敷いて、用土を入れ、優しく苗を置いて、周りの隙間を用土で埋めていきましょう。最後に水やりをして、根を活着させたら植え付け完了です。

日々草の植え付けのポイント

他の観葉植物は、植え付け時に根をほぐすことがありますが、日々草は直根性で、中心の太い根が傷つくと枯れる可能性があります。根をほぐさず、傷つけないように優しく植え付けるのがポイントです。

種まきの方法


種から育てる場合は種まきをしましょう。種まきの適期は4~6月で、20度を超えたら行って下さい。ポットに用土を入れ、1㎝ほどの深さで種を埋めて水やりをします。日光が当たると育ちにくくなるタイプの種ですので、土は軽くかけてあげましょう。上手く育てば2週間ほどで発芽します。水気が切れないように管理してあげて下さい。

日々草の育て方・栽培方法④水やり

日々草への水やり

植物の育て方で最も大切なのが、水やりの具合です。日々草は乾燥した環境を好み、水やりをしすぎると病気になってしまいます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから水やりをしましょう。乾く前に水やりをすると病気になるかもしれません。ただし、夏はすぐに乾いてしまいますので、一日二回の水やりが必要になるでしょう。水やりの際は、花に水がかからないようにして下さい。地植えであれば雨水だけで問題ない場合が多いです。

水やりの注意点

乾燥を好む植物ではありますが、当然、乾燥しすぎると枯れてしまいます。土の表面が乾うまで待たなければいけませんが、乾かしすぎには注意して下さい。乾かしてたっぷり水やりをするメリハリが大切になります。

日々草の育て方・栽培方法⑤肥料

日々草への肥料

肥料がなくても育ってくれる丈夫な植物ですが、肥料が少ないと花付きが悪くなってしまいますので、肥料を与えることをおすすめします。植え付け時に元肥として肥料を混ぜておく他、開花し始めたら追肥を行っていくと良いでしょう。液体肥料であれば月に二回、緩効性肥料であれば二ヶ月に一回程度で大丈夫です。

おすすめの肥料

使用する肥料は、既にお持ちのものがあればお持ちのもので構いません。これから買われる場合は、肥料の主な成分がバランス良く入ったものがおすすめです。極端に栄養素が偏っていないものを購入しましょう。ただし、神経質になりすぎる必要はありません。

日々草の育て方・栽培方法⑥剪定・摘芯・切り戻し

日々草の剪定

剪定は必ず必要ではありません。見た目が悪くなってきたら剪定してスッキリ整えてあげると良いでしょう。3分の1程度であれば剪定しても問題ありません。好きな大きさになるように剪定して下さい。

日々草の摘芯

剪定・切り戻しは梅雨時期以降に行うことが多いのですが、梅雨に入る前には摘芯をしておきましょう。摘芯とは、実や花を大きくするために、新しく伸びてくる茎・枝を途中でつみ取る作業のことです。本葉が8枚ほど付いたタイミングで先端の芽を摘芯します。摘芯をすると脇芽が生えてきます。摘芯して脇芽が出ることによりボリュームが出ますので、より良い姿にしたい方は摘芯をして下さい。

日々草の切り戻し

梅雨前に摘芯を行い、梅雨が明けたら切り戻しを行います。切り戻しも必ず行わなければいけない訳ではありませんので、伸びすぎだと感じたら切り戻しましょう。切り戻しも摘芯同様に、切った箇所の下部から脇芽が出てきます。切り戻しする部分が低すぎると体力を奪いますので、数枚の葉を残すのがポイントです。

日々草の花がら摘み

日々草は勝手に花びらが落ちるタイプの植物ですので、花がら摘みが必要ありません。ただし、落ちた花びらを放っておくと病気の原因になってしまいますので、花びらは取り除くようにしましょう。また、花後には種が入ったサヤを付けます。種を採取する予定がない方はサヤを摘んで、種に栄養が行かないようにしましょう。

日々草の育て方・栽培方法⑦植え替え・増やし方

日々草の植え替え

日本では一年草として育てるのが一般的ですので、植え替えをすることはあまりありません。冬越しをさせる場合でも、直根性ですので植え替えすると枯れる危険性があります。植え替えは避けた方が良いでしょう。どうしても植え替えたい場合は、根に気をつけて行って下さい。

日々草の増やし方

日々草の増やし方は、種まきになります。サヤの中に種が作られますので、サヤが茶色くなるまで待ってから摘み取りましょう。種は涼しい暗所で保管しておいて、来年の春になったら種まきをして育てていきます。


日々草の育て方・栽培方法⑧病気・害虫

日々草の病気

初心者の方が心配になるのが病気です。丈夫な植物ですので、あまり病気にはなりませんが、立ち枯れ病という病気にだけ気をつけておきましょう。立ち枯れ病はいきなり枯れてしまう病気で、菌が原因となります。菌は高温多湿環境を好みますので、風通しの良い場所で育てて、水やりを適切に行い、枯れた花びらを取り除くことが大切です。

日々草に付く害虫①アブラムシ

他の観葉植物同様に、アブラムシが付きますので対策しましょう。数が少なければガムテープで取って対処出来ますが、数が多すぎる場合は薬剤を使用するのがおすすめです。肥料が多すぎる場合に発生しやすくなりますので、肥料を少なめにするのも良いでしょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

日々草に付く害虫②ハダニ

ハダニもアブラムシ同様に、よく見かける害虫です。葉の裏に付いて吸汁しますので、付いていないかよく見ておいて下さい。ハダニの詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

日々草の育て方・栽培方法⑨その他

葉に水をかけて害虫予防

葉の裏につくハダニなどの害虫は、水を嫌う性質があります。そこで、葉に水がかかるように水やりをすると害虫予防となります。葉の上からかけても効果がありますが、定期的に霧吹きで葉の裏にスプレーするのも良いでしょう。

連作障害について

キョウチクトウ科の植物は連作障害が起きてしまいますので、同じ場所、同じ土で毎年育てないようにしましょう。一度植えたら3年は開けることをおすすめします。同様に夏の花を育てたい場合は、ペチュニアやサフィニア等があります。

まとめ

今回の「日々草の栽培方法と育て方!剪定や植え付け・切り戻しのコツもご紹介!」はいかがでしたでしょうか?概要から育て方のポイントまで詳しく解説させて頂きましたが、基本的に育てやすい植物ですので、気軽に育ててみて下さい。一年草として育てることが一般的ですが、鉢植えにして冬越しさせるのにもチャレンジしてみましょう。

日々草が気になる方はこちらもチェック!

今回は日々草について解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。