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横浜山手の洋館めぐりおすすめコースは?異人館など観光スポットをご紹介!

横浜山手は江戸時代末期の開港後、外国人の居留地となったエリア。レトロな洋館や美しい庭園など観光スポットが目白押しです。テニスの発祥地やペリーと一緒にやってきた海兵のお墓も!そんな横浜山手のおすすめスポットをご紹介していきます。お楽しみください。
2020年8月27日
haekon
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はじめに

横浜山手はどんなところ?

横浜山手は江戸時代末期の横浜の開港後、外国人の居留地となったエリア。観光地としても有名で、レトロな洋館や美しい庭園などを見学することができます。テニスの発祥地があったり、ペリーと一緒にやってきた海兵のお墓があったりと見どころも満載。そんな山手のおすすめスポットをご紹介していきます(本記事は2019年6月10日現在の情報をもとにしています)。

観光コースについて

山手観光の最寄り駅はJR石川町駅または、みなとみらい線の元町・中華街駅が便利です。本記事では石川町駅に近い「外交官の家」から始めて、元町中華街駅に近い大佛次郎記念館をラストにしています。気になるスポットをつないでオリジナルの散策コースを作っていただければと思います。下に公式マップのリンクをしますのでご参考になさってください。

西洋館MAP||山手西洋館公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
横浜山手西洋館を散策する際に便利なマップです。 ダウンロードはこちら 日本語(J...

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館1

外交官の家(がいこうかんのいえ)

山手町にある八角形の塔がシンボルの建物。外交官・内田定槌(うちださだつち)氏の邸宅だったものです。内田氏は駐スウェーデン公使も務め、大河ドラマ「いだてん」にも登場する著名人。館内にはたくさんの資料が展示され、明治や大正の山手の様子をうかがうことができます。

異人館&会館の散策コース

インテリアも当時の様子を再現。豪華な食堂や書斎などを見学できます。この建物は明治時代にイタリア領事館があった「イタリア山庭園」の一画にあり、庭園の散歩でも楽しいひと時を過ごせます。園内には「ブラフ18番館」なる洋館があり、こちらは関東大震災後に建てられたもの。優雅な造りですがモルタルを使うなど、災害対策が施されているのが特徴です。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町16
【連絡先】045-662-8819
【アクセス】JR石川町駅から徒歩で約7分
【駐車場】なし

外交官の家公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などを務めた明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として、明治43(1910)年に東京渋谷の南平台に建てられました。 設計者はアメリカ人で立教学校の教師として来日、その後建築家として活躍したJ.M.ガーディナーです。 建物は木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、華やかな装飾が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残しています。1階は食堂や大小の客間など重厚な部屋が、2階には寝室や書斎など生活感あふれる部屋が並んでいます。これらの部屋の家具や装飾にはアール・ヌーボー風の意匠とともに、19世紀イギリスで展開された美術工芸の改革運動アーツ・アンド・クラフツのアメリカにおける影響も見られます。 横浜市は、平成9(1997)年に内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復原し、一般公開しました。そして同年、国の重要文化財に指定されました。室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。各展示室には、建物の特徴やガーディナーの作品、外交官の暮らし等についての資料を展示しています。また、付属棟には、喫茶室が設けられています。 館内の様子を360度の動画でご覧いただけます。(外部ウェブサイトに移動します)

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館2

山手公園

横浜市山手町にある1870年に完成した日本初の西洋式公園です。また国内で初めてテニスが行われた、発祥の地としても有名。上のようなテニス発祥記念館もあります。昔のラケットやウエアなど、テニスをしない方でも興味深い展示品がたくさん。散歩の一休みにも最適の場所です。

異人館&会館の散策コース

こちらでテニス以外にも有名なのが春の桜です。吉野桜や八重桜が30本程度と、多くはありませんが散歩道沿いに並んで咲く様が人気。洋風の建物とのコラボレーションもインスタ映えします。

基本情報

【住所】横浜市中区山手町230
【連絡先】045-641-1971(山手公園管理センター)
【アクセス】JR石川町駅から徒歩で約10分
【駐車場】あり(有料)

山手公園公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
1870年に、横浜居留外国人の手によってつくられた、国内初の洋式公園です。 日本で初めてテニスがプレーされたテニス発祥の地であり、園内の「テニス発祥記念館」では、テニスの歴史を知ることができます。 また、ヒマラヤスギが日本で初めて植えられ、ここから全国に広まりました。 2004年3月に、国の名勝に指定、2009年2月には、近代化産業遺産に認定されました。 花見の名所で、桜の大木が広がり、春には桜色のトンネルを楽しむことができます。

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館3

カトリック山手教会

山手町にある中世ヨーロッパの建築手法を用いた教会。現在のものは昭和8年にチェコ人のJ.J.スワガー氏により設計されてものです。アーチ型のステンドグラスが綺麗なことで有名。裏側に見える尖塔も色鮮やかです。

異人館&会館の散策コース

観光客も立ち入り自由です。昔ながらの説教壇や美しい絵が描かれたステンドグラス、パイプオルガンなどがお出迎え。雰囲気に浸るだけで心が洗われるようです。日曜日には日本語ミサが開催されています。ご興味のある方はこれを機に参加してみてはいかがでしょうか?

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町44
【連絡先】045-641-0735
【アクセス】JR石川町駅からから徒歩で約10分
【駐車場】あり

カトリック山手教会公式ホームページ
カトリック山手教会公式Webサイト

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館4


ベーリック・ホール

イギリス人貿易商ベリックの邸宅だったところです。山手町に昭和5年に建てられたスペイン風の建物。山手にある異人館では最大の規模というのが売りになっています。現在は横浜市の所有で無料開放。室内も広く散歩のしがいがあります。

異人館&会館の散策コース

上のようなインスタ映えする部屋が多数。絨毯から天井までモダンなムードを保っています。また、タイル張りの床や可愛い形の窓など、インテリアの随所に遊び心があります。結婚式に使うこともできるので、ご興味ある方は調べてみてくださいね。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町72
【連絡先】045-663-5685
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約8分
【駐車場】なし

ベーリック・ホール公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、昭和5(1930)年に設計されました。第二次世界大戦前まで住宅として使用された後、昭和31(1956)年に遺族より宗教法人カトリック・マリア会に寄付されました。その後、平成12(2000)年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていました。 現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、設計したのはアメリカ人建築家J.H.モーガンです。モーガンは、山手111番館や山手聖公会、根岸競馬場など数多くの建築物を残しています。約600坪の敷地に建つべーリック・ホールは、スパニッシュスタイルを基調とし、外観は玄関の3連アーチや、クワットレフォイルと呼ばれる小窓、瓦屋根をもつ煙突など、多彩な装飾が施されています。内部も、広いリビングルームやパームルーム、アルコーブや化粧張り組天井が特徴のダイニングルーム、白と黒のタイル張りの床、玄関や階段のアイアンワーク、また子息の部屋の壁はフレスコ技法を用いて復原されていることなど、建築学的にも価値のある建物です。 平成13(2001)年に横浜市は、建物の所在する用地を元町公園の拡張区域として買収するとともに、建物については宗教法人カトリック・マリア会から寄付を受けました。復原・改修等の工事を経て、平成14(2002)年から、建物と庭園を一般公開しています。 館内の様子を360度の動画でご覧いただけます。(外部ウェブサイトに移動します)

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館5

エリスマン邸

元町公園の散歩道からでも白色が目立つ瀟洒な建物です。大正15年に作られたスイス人貿易商の家。現在の建物は平成になってから復元されたものです。派手な装飾はありませんが、天井は高くスペースもゆったりした住みやすそうな家。部屋からの景色も心和ませるものです。

異人館&会館の散策コース

お散歩で小腹が減ったらスイーツはいかがでしょうか?今年3月までは敷地内にあったカフェ「しょうゆ・きゃふぇ」は周辺でも人気の休憩スポット。評判のメニューは写真の「元祖生プリン」です。生卵が上にのっている変わったプリン。口の中でとろけて濃厚なプリンの味になるそうです。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区元町1-77-4
【連絡先】045-211-1101
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約8分。
【駐車場】なし 

エリスマン邸公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅でした。大正14(1925)年から15(1926)年にかけて、山手町127番地に建てられました。設計は、「近代建築の父」といわれるチェコ人の建築家アントニン・レーモンドです。創建当時は木造2階建て、和館付きで建築面積は約81坪。屋根はスレート葺、階上は下見板張り、階下は竪羽目張りの白亜の洋館でした。煙突、ベランダ、屋根窓、上げ下げ窓、鎧戸といった洋風住宅の意匠と、軒の水平線を強調した木造モダニズム的要素を持っています。設計者レーモンドの師匠である世界的建築家F.L.ライトの影響も見られます。昭和57(1982)年にマンション建築のため解体されましたが、平成2(1990)年、元町公園内の現在地(旧山手居留地81番地)に再現されました。1階には暖炉のある応接室、居間兼食堂、庭を眺めるサンルームなどがあり、簡潔なデザインを再現しています。椅子やテーブルなどの家具は、レーモンドが設計したものです。かつて3つの寝室があった2階は、写真や図面で山手の洋館に関する資料を展示しています。また、昔の厨房部分は、喫茶室として、地下ホールは貸しスペースとして利用されています。

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館6

山手234番館

山手町一帯が関東大震災で被害を受けた後、昭和2年に建設された外国人向けの共同住宅です。実際に1975年代頃まで使われていたもので、当時の外国人の生活がイメージできる貴重な文化施設となっています。

異人館&会館の散策コース

内部の一部は見学もできます。1階は再現されたリビングやパネル展示のコーナー。2階は貸しスペースのため、展示会などの場合のみ立ち入りが可能です。写真のような贅沢な造りからも、当時の外国人の優雅な生活を垣間見ることができます。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町234-1
【連絡先】045-625-9393
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約7分
【駐車場】なし

山手234番館公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
昭和2(1927)年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、現在の敷地に建てられました。ここは関東大震災の復興事業の一つで、横浜を離れた外国人に戻ってもらうために建設された経緯があります。設計者は、隣接する山手89-6番館(現「えの木てい」)と同じ、朝香吉蔵です。 建設当時は、4つの同一形式の住戸が、中央部分の玄関ポーチを挟んで対称的に向かい合い、上下に重なる構成をもっていました。3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられています。また、洋風住宅の標準的な要素である、上げ下げ窓や鎧戸、煙突なども簡素な仕様で採用され、震災後の洋風住宅の意匠の典型といえます。 第2次世界大戦後の米軍による接収などを経て、昭和50年代頃までアパートメントとして使用されていましたが、平成元(1989)年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。平成9(1997)年から保全改修工事を行い、平成11(1999)年から一般公開しています。1階は再現された居間や山手234番館の歴史についてパネルを展示しています。2階は貸しスペースとして、ギャラリー展示や会議等に利用されています。

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館7

ヨコハマ猫の美術館

山手町にある変わった美術館です。エリスマン邸とベーリック・ホールの間の小さな道を散歩していくと、普通の住宅に上のような看板が付いています。オーナーが海外旅行などで集めた、猫をモチーフにした美術品を展示しています。

異人館&会館の散策コース

猫を描いた絵画からフィギュアやグッズまで展示の種類はさまざまです。海外だけでなく、歌川国芳(うたがわくによし)の猫の版画など、貴重な国内作品も展示されています。洋館見物で疲れた体にいい癒しになるのではないでしょうか?

基本情報

【住所】横浜市中区山手町76-1
【連絡先】045-662-6821
【アクセス】JR石川町駅から徒歩で約10分
【駐車場】なし

ヨコハマ猫の美術館

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館8

横浜外国人墓地

山手町にある外国人専用の墓地です。1854年に2度目の来航を果たしたペリーの時代、アメリカの艦船で事故死した海兵ロバート・ウィリアムスを葬ったのが始まりとなっています。その後、この地で亡くなった外国人約5000人が眠る場所です。3月末から12月末の間、毎週土日祭日のみ公開。写真のマリア像などが見守る中、静かな時を過ごす事ができます。

異人館&会館の散策コース

併設の外国人墓地資料館は石造りの重厚な建物。高台にあって横浜の美しい街並みを眺められるスポットとしても有名です。ここでは墓地の埋葬者の業績を紹介。キリンビールの前身を作ったコープランド氏などの著名人もいます。さまざまな人が横浜で活躍し、日本の発展に関わってきたことがわかる資料館。お墓をお参りする前に訪れた方が良いかもしれません。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町96
【連絡先】045-622-1311(管理事務所)
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約8分
【駐車場】なし

横浜外国人墓地

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館9

岩崎ミュージアム

明治18年に山手町に造られた劇場・ゲーテ座の跡に建つ博物館。ファッションやメイク、美容などの学校を運営する岩崎学園が創立50周年を記念してつくったものです。服飾のコーナーでは、古代エジプトからの服の歴史を展示。勉強にくる若い人も多いスポットです。またエミール・ガレのガラス工芸やミュシャの装飾絵画も展示され、気軽に美術を楽しめるお散歩場所にもなっています。

異人館&会館の散策コース

併設のカフェでは天然酵母パンのセットなどが人気。ミュージアムショップにはかわいいポストカードがたくさんあります。おしゃれな雰囲気の山手らしい観光地。散歩の休憩に立ち寄りたい場所の一つです。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町254
【連絡先】045-623-2111
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約3分
【駐車場】なし

top of IwasakiMuseum
横浜山手にある服飾資料館。日本初の西洋式劇場ゲーテ座の跡地に建っており、山手ゲーテ座ホールを併設。

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館10

ブリキのおもちゃ博物館

写真のような山手町らしい建物。「開運!なんでも鑑定団」などでも有名な玩具コレクター・北原照久氏の手掛ける博物館です。洋館を改造した建物は、周囲の雰囲気にとけ込んでいます。

異人館&会館の散策コース

館内に入るとレトロ感がさらに増します。上のように個性豊かなブリキのおもちゃたちは、1890年代から1960年代の日本製が中心とのことです。どことなく暖かい雰囲気のするのがブリキ製の持ち味。子供のことに持っていたおもちゃが見つかるかもしれません。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町239
【連絡先】045-621-8710
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約5分
【駐車場】あり

ブリキのおもちゃ博物館

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館11

山手111番館

山手町にあるアメリカ人・ラフィン氏の邸宅として造られた洋館です。大正15年に有名建築家・モーガンにより造られたもので、1階は鉄筋コンクリート、2階は木造の珍しい造り。和洋の双方が楽しめる工夫がされています。外から見ると、現代の住宅といわれても違和感がありませんね。当時の建築技術の高さが伺えます。

異人館&会館の散策コース

山手111番館を出ると写真のように「バラとカスケードの庭」なる散歩スペースがあります。丘の高低差の持ち味を生かした花々の展示が素晴らしいと定評があり、山手でも有数のインスタ映えスポットとなっています。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町111
【連絡先】045-623-2957
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約8分
【駐車場】なし


山手111番館公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
山手111番館は、横浜市イギリス館の南側にあるスパニッシュスタイルの洋館です。 ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、港の見える丘公園のローズガーデンを見下ろす建物は、大正15(1926)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として建設されました。 設計者は、ベーリック・ホールと同じく、J.H.モーガンです。 玄関前の3連アーチが同じ意匠ですが、山手111番館は天井がなくパーゴラになっているため、異なる印象を与えます。 大正9(1920)年に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えます。 赤い瓦屋根に白壁の建物は、地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟造りです。 創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。 横浜市は、平成8(1996)年に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存、改修工事を行い、平成11(1999)年から一般公開しています。館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配置し、設計者モーガンに関する展示等も行っています。現在、ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶室として利用されています。

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館12

横浜市イギリス館

山手町の「港の見える丘公園」の中にある建物。元英国総領事の公邸です。昭和12年にイギリス人の設計で作られたもの。昭和初期の鉄筋コンクリート建築ですが、上のように今なお美しい姿を見せてくれます。2階の展示室や寝室が一般公開されています。 

異人館&会館の散策コース

イギリス館の前庭は「イングリッシュローズガーデン」として整備され、散歩コースとしても人気。「港の見える丘公園」には他にも、沈床花壇や噴水広場などの名所があり、散歩には不自由しない公園。デートスポットとしても有名です。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町115-3
【連絡先】045-623-7812
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約7分
【駐車場】なし

横浜市イギリス館公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会
横浜市イギリス館は、昭和12(1937)年に、上海の大英工部総署の設計によって、英国総領事公邸として、現在地に建てられました。鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模をもち、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けられていました。 主屋の1階の南側には、西からサンポーチ、客間、食堂が並び、広々としたテラスは芝生の庭につながっています。2階には寝室や化粧室が配置され、広い窓からは庭や港の眺望が楽しめます。地下にはワインセラーもあり、東側の付属屋は使用人の住居として使用されていました。玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版(ジョージⅥ世の時代)や、正面脇の銅板(British Consular Residence)が、旧英国総領事公邸であった由緒を示しています。 昭和44(1969)年に横浜市が取得し、1階のホールはコンサートに、2階の集会室は会議等に利用されています。また、平成14(2002)年からは、2階の展示室と復元された寝室を一般公開しています。 館内の様子を360度の動画でご覧いただけます。(外部ウェブサイトに移動します)

横浜の山手観光で人気!めぐりたい洋館13

大佛次郎(おさらぎじろう)記念館

山手町にある横浜生まれの作家・大佛次郎を記念した建物。赤レンガと白壁が特徴的です。大佛氏は「鞍馬天狗」などで有名な小説家。自筆原稿や遺品だけでなく、ネコのコレクションもかわいいと評判。空調の効いた部屋で大佛氏の作品を思う存分読むこともできます。

異人館&会館の散策コース

この博物館では大佛氏の小説と「はいからさんが通る」などで有名な大和和紀(やまとわき)氏の漫画「ヨコハマ物語」をコラボした企画展を実施中。9月8日までテーマを変えて続きます。様々な横浜の姿が見られる魅力的な企画。アニメや小説ファンでなくても楽しめます。

基本情報

【住所】神奈川県横浜市中区山手町113
【連絡先】045-622-5002
【アクセス】みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩で約8分
【駐車場】なし

大佛次郎記念館
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まとめ

横浜山手で人気の洋館やそのめぐり方をご紹介してきました。江戸末期から昭和まで時代により趣の違う洋館があることがわかりました。イギリスやフランス、スペインなど住む人の国籍によっても建築方法やインテリアが違い、山手を歩くだけで海外旅行の気分になれるとの口コミもあります。そんな横浜山手で非日常の世界に浸ってみませんか?

横浜が気になる方はこちらもチェック!

横浜には他にも観光スポットが目白押しです。下のリンクでは中華街やディナーデートなど別の視点からもご紹介しています。こちらもお楽しみくださいね。