ギンブナの生態や特徴を解説!オスはとても少ない?飼育方法や釣り方は?のイメージ

ギンブナの生態や特徴を解説!オスはとても少ない?飼育方法や釣り方は?

ギンブナとはどのような魚かご存知でしょうか?ギンブナをはじめとするフナ類は日本人にはとても馴染みがありますが、その特徴や生態を詳しく知っている方はあまり多くありません。今回はそんなギンブナの生態や特徴、釣り方、飼育方法などを解説していきます!

2019年05月30日更新

T・S
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元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!
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目次

  1. ギンブナの生態や特徴を解説!
  2. ギンブナの特徴
  3. ギンブナの生態
  4. ギンブナの寿命
  5. ギンブナの繁殖・産卵
  6. ギンブナの釣り方
  7. ギンブナの飼育方法①用意するもの
  8. ギンブナの飼育方法②準備・導入
  9. ギンブナの飼育方法③管理・その他
  10. ギンブナは食べられる魚
  11. まとめ

ギンブナの生態や特徴を解説!

日本を代表する川魚と言えば色々いますが、フナをイメージされる方も多いのではないでしょうか。フナにも色々と種類があり、中でもギンブナはとても有名なのですが、その特徴や生態を詳しく知っている方はあまり多くありません。今回はそんなギンブナの生態や特徴、釣り方、飼育方法などを解説していきます!

ギンブナの特徴

ギンブナとは?

ギンブナとは、コイ目コイ科コイ亜科フナ属に分類される淡水魚です。日本に生息するフナの中でも最も一般的なフナとされており、「マブナ」という名称でも親しまれています。体の色はオリーブ色と表現されることが多く、お腹は銀白色となっています。

コイとフナの見分け方は?

パッと見ではコイと見分けられない方もいます。確かにコイに似ていますが、コイの特徴であるヒゲがギンブナにはありません。また、形も大きく違っており、ギンブナは頭が大きいのが特徴です。コイとフナを一緒の水槽・池に入れると、コイが中層を泳ぎ、フナが低層を泳ぐのも違いの一つです。因みに、日本産のフナ属は6種類いますが、この6種類の違いを見分けるのは初心者にはとても難しいとされています。

ギンブナの他の呼び方

マブナと呼ばれることも多いのですが、他にもヒラブナと呼ばれたり、そのままフナと呼ばれたりしています。琵琶湖を泳いでいる個体は「ヒワラ」と呼ばれることもあります。どの呼び方が正しいということはありませんので、お好きな呼び方で呼びましょう。

ギンブナは飼育が簡単な魚

今回は飼育方法も解説していきますが、飼育難易度は低く、初心者の方でも簡単に育てられます。環境に適応する能力が高いのも特徴ですので、雑な育て方をしない限りは問題が起きることは少ないでしょう。餌も何でも食べてくれますので安心です。

ギンブナの生態

生態①ギンブナの分布

生息分布ですが、日本であれば全域で見られます。北海道から沖縄まで生息していますので、是非探してみて下さい。釣り方も後述して解説しています。日本以外にも、朝鮮半島や中国、台湾にも生息していますので、「アジアに分布する魚」とイメージすると良いでしょう。

生態②ギンブナのサイズと成長速度

気になる大きさですが、最大で30センチ程度、平均すると15~20センチ程度の個体が成魚のサイズとなっています。平均サイズで言えば、大人の手のひら一枚分くらいの大きさとなります。稚魚は孵化して1~2年ほどで性成熟しますが、そこからも徐々に大きくなっていきます。

生態③ギンブナの餌

飼育環境では金魚の餌などを与えますが、野生個体はプランクトンや無視、イトミミズなどを食べています。雑食性ですので何でも食べるのですが、どちらかと言えば藻類を好む傾向にあります。餌にあまり悩まず、お持ちの餌を与えれば大丈夫です。

ギンブナの寿命

ギンブナの寿命は5~10年ほど

育てる際に気になる寿命ですが、大体5~10年で寿命を迎えます。この寿命は一般的な目安のようなものであり、飼育環境に寄っても寿命は伸び縮みします。10年を超える個体もいますので、大切に育ててあげたいですね。ちなみに、似た魚であるコイはもっと寿命が長く、20~30年ほど生きます。見た目は似ているのに、寿命は大きく違います。

ギンブナの寿命を伸ばすには?

これから育てる予定の方は、どうすれば寿命が伸びるのかが気になりますよね。魚の寿命を伸ばすには、ストレス無く、快適な環境で育ててあげることが大切です。ストレスは混泳魚からの刺激や人からの刺激などで溜まりますのでご注意下さい。また、水換えを定期的に行うことで快適な環境を保ってあげることも大切です。

ギンブナの繁殖・産卵

ギンブナはオスがいない?

「ギンブナにはオスがいない」という噂を聞いたことがある方もいるかもしれません。実はこの噂はほぼ正解で、ギンブナにはオスがほとんどいません。ギンブナの繁殖は、無性生殖の一種である「雌性発生」という形になっており、オスの精子によって発生し、メスがクローンの子供を作るといった流れなのです。そのオスはギンブナである必要がなく、他の魚のオスの精子で卵を発生させ、メスのギンブナが生まれてくるという不思議な形となっているのです。

ギンブナのオスの発生確率

産まれてくる稚魚はメス親のクローン状態ですので、ほぼオスは生まれません。オスが生まれる確率は僅か1%とされており、更に、関東のギンブナはオスが全く発生しないとされているのです。オス個体は必要ですがオスが生まれず、またオス個体は他の魚でも良いという不思議な生態は、非常に興味深いですよね。

ギンブナの繁殖・産卵の流れ

不思議な繁殖形態のギンブナですが、繁殖期・産卵期は4~6月です。浅瀬にある水草に集まって、粘着性の小さな卵を産卵します。産卵した卵は4~5日で孵化し、稚魚は1年で10㎝、2年で15㎝まで成長します。販売されている個体は10㎝程度のものが多いので、稚魚として孵化してから1年ほどの個体であることが分かります。金魚もフナの仲間ですので、フナの稚魚は「色の付いていない金魚」といった雰囲気があります。

ギンブナの釣り方

釣り方①狙う時期

気になる釣り方ですが、狙う時期はいつでも問題ありません。寒さに強く、冬でも活動していますので、狙いたい時に狙ってみましょう。ただし、時期によって生息場所を変えることがありますので、どの時期にどこにいるのかを探る必要があります。基本的には、流れのゆったりした河川、用水路に生息しています。

釣り方②必要なもの

ギンブナ釣りに必要なものは少ないです。のべ竿にウキとハリス、道糸というシンプルなセットですので、すぐに揃えられます。高級なものを用意する必要はありませんので、初心者の方も気軽にチャレンジしてみましょう。餌は、ミミズやねり餌が定番です。

釣り方③ギンブナ釣りのコツ

狙った場所にギンブナがいれば釣れますので、もし釣れない場合は粘らずに移動しましょう。粘っても釣れない場合が多いので、生息している場所を探るのが大切です。小さな稚魚が釣れた場合は少し粘ってみても良いでしょう。

ギンブナの飼育方法①用意するもの

用意するもの①60㎝水槽

まずは水槽を用意しましょう。一般的な成魚であれば、60㎝水槽で育てることが出来ます。大きく育つ個体であれば60㎝水槽では手狭になる可能性もありますが、魚は水槽サイズに合わせて成長することが多く、最初から60㎝水槽で育てていれば、適切なサイズになってくれます。

用意するもの②フィルター

餌をよく食べ、水をよく汚す魚ですので、フィルターは必須です。水槽セットを購入した場合は、セットになっていたものを使いましょう。別で購入する場合は、ろ過能力が高く、安価で取り扱いも簡単な上部式フィルターがおすすめです。

用意するもの③照明

綺麗に観賞する為に照明も用意しましょう。照明は水槽セットであれば一緒に付いていることが多いです。持っていない場合は別途購入して下さい。特別なものである必要はありませんので、一般的なLEDタイプをおすすめします。

用意するもの④餌

餌も先に用意しておきましょう。既に金魚や熱帯魚を育てている方は、与えている餌をそのまま使いまわして構いません。餌を選り好みしないのは嬉しいポイントです。餌をまだ持っていない場合は、川魚用の餌を購入すると良いでしょう。

用意するもの⑤カルキ抜き

水道水を使うことになりますが、水道水には魚にとって危険な塩素が入っています。塩素を中和する為のカルキ抜きを用意しましょう。おすすめのカルキ抜き剤は下記記事で紹介しています。

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用意するもの⑥底砂・水草

底砂も敷いてあげましょう。川魚ですので、川魚らしさを感じられる砂利タイプの「大磯砂」がおすすめです。小粒のものを敷いてあげましょう。水草は浮かぶタイプのものが合っていますので「マツモ」などを入れると良いです。

用意するもの⑦掃除道具

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週に一度、掃除と水換えをしますので、掃除道具も持っておきましょう。水換えに使うポンプは100均でも販売されていますが、長く使うことを考えますと、上記画像のものがおすすめです。また、抜いた水を入れる為のバケツとコケ掃除の為の新品のスポンジも用意しておきましょう。

ギンブナの飼育方法②準備・導入

水槽の立ち上げ

用意が出来たら水槽を立ち上げていきましょう。強度のある場所に水槽を置いて、底砂を入れ、カルキ抜きをした水道水を入れ、フィルターを運転開始させれば下準備は完了です。ちゃんとフィルターがろ過出来ているかチェックしておきましょう。

バクテリアを増やす

水槽立ち上げ直後は、アンモニアを分解してくれるバクテリアが少ない状態です。すぐに稚魚を入れると危険ですので、2週間ほど魚を入れずにフィルターと動かしっぱなしにしておきましょう。この間に、少ないですがバクテリアが増えてくれます。

ギンブナを購入・採集

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水槽の立ち上げが終わったら、ギンブナを購入するか採集しましょう。ギンブナを取り扱っているお店は少ないので、ネットショップで購入するのがおすすめです。1匹数百円で販売されていることが多いです。自然採集であれば、流れの緩やかな川に網を入れて探ってみると良いでしょう。

ギンブナを水合わせして入れる

手に入ったギンブナは、水合わせをしてから入れましょう。入手したギンブナと入手先から持ってきた水をバケツの中に入れ、その中に水槽の水をゆっくり入れていきます。大体1時間ほどかけて水質と水温を合わせてから、水槽にギンブナを移しましょう。

ギンブナの飼育方法③管理・その他

ギンブナへの餌やり

水槽にギンブナを入れたら、あとは適切に育てていくだけです。餌やりは1日2回、一度に3分程度で食べられる量を与えましょう。大食漢ですので、食べるからといって与えすぎないようにして下さい。少し少ないくらいの方が寿命が伸びる傾向にあります。

ギンブナ水槽の水替え

水換えは週に一回、3分の1の水量を換えてあげて下さい。その際、底砂に溜まった汚れもポンプで吸ってあげましょう。また、綺麗なスポンジでコケ取りもしてあげると良いです。

病気にかかった場合は金魚と同じ対処を

丈夫な魚ですが、病気にかかることもあります。かかりやすい病気の種類は金魚と同じですので、金魚の病気の特徴や治療法方が参考になります。気になる方は下記記事を見てみて下さい。

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飼育環境で繁殖させるのは難しい

魚を育てる醍醐味の一つに産卵・繁殖がありますが、残念ながらギンブナの繁殖を狙うのは難しいでしょう。かなりスペースが必要になりますので、巨大な水槽か池が必要です。初心者の方は産卵・繁殖を狙わずに育てていきましょう。

ギンブナと他魚との混泳について

他の淡水魚と混泳させてみたい方は、サイズに気をつけましょう。ギンブナは雑食性の魚で、小魚も食べてしまいます。メダカやネオンテトラのような小さな魚は食べてしまいますので入れないようにして下さい。ある程度サイズがあり、動きも遅くない普通の金魚などは混泳可能です。

夏に暑くなりすぎる場合は冷却ファンを設置

自然環境でも生きていられる魚ですので、ヒーターやフィルターは必要ありません。ですが、あまりにも水温が上がりすぎると危険ですので、水温30度を超えてしまうようであれば、下記記事で紹介している「冷却ファン」を検討して下さい。また、水温が暑くなると酸欠になりやすいので、エアレーションも検討しましょう。

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ギンブナは食べられる魚

ギンブナは実は食用魚

食べられる魚なのかも気になるところですが、かつてはよく食用にされていました。今でも食べている地域があり、また一部地域では養殖された個体も販売されています。

ギンブナの食べ方は?

食べ方は様々ですが、塩焼きや煮つけにすることが多く、有棘顎口虫がいる可能性がある為、刺身には適していません。上記ツイートで紹介されている「フナ飯」もよく知られています。

ギンブナは食べ過ぎ注意?

実はギンブナには「チアミナーゼ」という成分が多く含まれていることが分かっています。この成分を摂取しすぎると、必要な栄養素を壊してしまいますので、食べ過ぎは禁物です。また、上記ツイートに書かれているよに、動物に与えるのも控えましょう。

まとめ

今回の「ギンブナの生態や特徴を解説!オスはとても少ない?飼育方法や釣り方は?」はいかがでしたでしょうか?特徴から不思議な繁殖形態、飼育方法などをご紹介させて頂きましたが、身近な魚でありながら、あまり知られていないことも多い魚でしたよね。育てることも出来ますので、興味がある方はぜひ飼育してみて下さい。

ギンブナが気になる方はこちらもチェック!

今回はギンブナについて書かせて頂きましたが、他にも魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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