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岡山の方言はかわいい?特徴的で難しい岡山弁を実際の会話例を含めてご紹介!

「方言萌え」という言葉があるように、日本各地の方言に憧れを持つ方も多いです。数ある方言の中でも岡山弁が特徴的だといわれており、告白シーンもかわいいという噂も…。そこで今回は岡山弁の特徴を例文を交えながらご紹介していきます。
2020年8月27日
Nov
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かわいい?怖い?岡山の方言をご紹介!

岡山弁の正体に迫る!

日本各地にはいろいろな話し方が存在していて、その地特有の魅力的な語感があります。変わったものも多いですが、中でも中四国地方の方言が特徴的であるといわれています。高校生の告白シーンの再現で注目された各地の方言ですが、果たしてかわいいのでしょうか?今回は、中四国地方の中でも特に注目されている岡山弁に注目して解説していきます。

かわいいものもある!

各地方の会話の中で日常的に出てくる言葉ですが、初めて聞く方にとっては新鮮そのもので、時として驚くほどの響きを持つ言葉も耳にすることができます。しかし、一方でかわいいというイメージを持つ方も多く、非日常的な響きがギャップを生み出しているともいえます。果たして今回ご紹介する岡山弁は本当にかわいいのでしょうか?その正体に迫っていきます!

岡山の方言をご紹介①:岡山弁の特徴

独特の訛りがある

岡山弁の特徴は何といっても独特の訛りです。語尾なども独特ですが、話している時の語感が他地方と異なっていて、時として怖いイメージを持たれることもあります。また、岡山弁のみならず中四国地方の方言は少し似た部分があり、イントネーションが似ているほか、語尾が違うものの響きは似ているといったケースが多い傾向があります。

語気が強め

語気が強いと怒ったようなイメージを受けますが、岡山県民の語気は比較的強く感じられます。当の本人たちは怒っている調子ではないものの、怖いイメージがあるという声も多いです。独特な響きに語尾や語気が組み合わさることで汚いといった印象を持つ方も存在しています。しかし、怒っているわけでも汚い発言をしている訳ではないので、誤解しないように注意しましょう。

岡山の方言をご紹介②:かわいい響き

他地方で聞かない響き

中四国地方の隣には九州や関西があり、どちらも特徴的な方言として知られていますが、間に挟まれた中四国地方もまた特徴的であるといわれています。方言萌え最大の魅力はギャップなので、会話する本人とのギャップが人気を生んでいるといえます。初めて聞く人の中には衝撃を受ける人もいますが、会話の仕組みを覚えると意味も理解しやすいため、ぜひマスターしてみましょう!

年齢性別問わず使われるワードも

岡山では老若男女問わず使われているワードもあり、時折漫画の中で聞くようなイントネーションも耳にすることができます。詳しくは後に実例をご紹介しますが、特に多いのが「~じゃ」という話し方で、お年寄りのような響きがありますが、子供から大人まで幅広く使われています。この言葉だけでなく、さまざまなシーンで独特な会話が繰り広げられていますので要チェックです!

岡山の方言をご紹介③:怖い響き

語気と響きで少し怖い

語気が強いと怒っているようなイメージがある通り、怖い人たちだと思われやすいです。また、中には早口の人も比較的多く見られ、語気と相まって怖いイメージをアップさせているともいえます。誤解を招かないようにお伝えしておきますが、岡山県民は怒りっぽいというわけでも意地悪というわけでもないので、怖い人たちとして見るのはやめましょう。

岡山県民は情に厚く優しい


少し汚いイメージを持たれがちな岡山弁ですが、当の本人たちは情に厚く優しい人ばかりです。初めて会った時は少し怖いかもしれませんが、仲良くなる内に彼らの内面に惹かれること間違いなしです。方言は各地で古くから使われてきた言語なので、方言一つで県民性や内面までを決めつけないようにしましょう!

岡山の方言をご紹介④:よく聞く語尾

よく聞く方言:~じゃ

お年寄りが使いそうなイメージですが、岡山では日々の会話に用いられているメジャーなイントネーションです。意味は「~だから」のことを指しており、「~じゃけえ」という使い方が多く見られます。

よく聞く方言:~が

標準語でも「~が」という言葉が使われますが、岡山の方言では標準とは異なる話し方になります。標準語に変換するとは「~でしょ?」や「~ね」などになり、主に同意を求めたり注意を促す際によく用いられます。また、地方によっては「~がん」発する人も存在しています。

よく聞く方言:~しょーる

関西弁にもある「~しよる」の訛った響きで、さまざまなイントネーションで使われています。地方や世代によって響きが変わり、中には「~しよおた」や「~しょーた」という話し方もあります。

会話使用例

・「あ!きび団子じゃが!」→「あ、きび団子ではありませんか!」
・「○○じゃけぇよぉ!」→「○○だからね!」
・「お、マスカットあるが!」→「お、マスカットあるじゃん!」
・「ショウタ君がしょーたとこじゃ」→「ショウタ君がやったとこだよ」
・「あたしがしよおたのはなぁー」→「私がやっていたのはね」

岡山の方言をご紹介⑤:よく聞く語句

よく聞く方言:おえん

関西弁に「アカン」という言葉がありますが、岡山では「おえん」といわれています。「アカン」と同じく「ダメ」という意味を指しており、その他の方言などと併せて用いられることが多い傾向にあります。

よく聞く方言:たいぎぃ

一般用語で「ダルい」という言葉がありますが、岡山においては「○○たいぎぃな!」などと表現されます。その他の方言と比較すると使用頻度が少なく感じられますが、中高年を中心に使われることが多いです。

よく聞く方言:でぇれぇ

「めっちゃ」や「ばり」などの強調語が各地にはありますが、岡山では「でぇれぇ」の他に「でれ」という強調語がしばしば使われます。強調語としては「ぼっけぇ」の印象があるかもしれませんが、意外にも使われる機会が少ないです。

他にもいっぱい

ここでご紹介したものはごく一部で、会話の中でよく用いられるワードをご紹介しました。その他には「なんしょん?(何してるの?)」や「かちる(痛む)」などもあり、会話中に驚くようなフレーズも多々存在します。中にはすごい響きの言葉もあり、「ぶちくらわす(ぶちのめす)」などという何とも怖いワードもあります。

会話使用例


・「~しちゃおえんよ?」→「~やったらだめですよ?」
・「でれたいぎぃわ」→「すごい面倒だ…」
・「でぇれぇうめぇが!」→「すごくおいしいですね!」
・「でれすげぇーよ?」→「とてもすごいですよ?」

岡山の方言をご紹介⑥:実はあまり聞かない方言

実はあまり聞かない方言:ぼっけえ

「すごい」を意味する有名な言葉ですが、意外にも使われるシーンは少ないです。主にお年寄りの方々が使うことが多く、その他には若者たちがふざけて使用するといった例があります。「ぼっけぇ」は、先ほど「でぇれぇ」の部分で説明した通り強調語となっていますが、「すごい」を表現する場合は「でぇれぇ」の方が使用頻度が多いように感じられます。

実はあまり聞かない方言:もんげぇ

アニメ「妖怪ウォッチ」で人気を博した「もんげぇ」ですが、残念ながらあまり耳にすることはありません。意味は「すごい」のことを指していますが、実際の会話では標準語と同じ「すごい」と表現されることが多いです。しかし、全く聞かないというわけでもないので、もし聞くことができたら非常にラッキーだと思いましょう。

実はあまり聞かない方言:きょうてぇ

「ぼっけぇ、きょうてぇ(すごい怖い!)」というフレーズが岡山にはあり、小説や標語にも用いられることがありました。しかし実際使われることは稀で、岡山県民の多くは標準語通り「怖い」と話すことが多いです。ご年配の方の中には「きょうてぇ」を使う方もいらっしゃいますが、これもまた聞くことができたらラッキーであるといえます。

岡山の方言をご紹介⑦:誤解されやすい方言

誤解されやすい方言:~しねぇ

「はよしね!」といわれると危険な響きがありますが、別に汚い意味合いでも何でもありません。しかし、語気の強さと相まって怒られているような雰囲気に聞こえてしまいます。「しねぇ」というのは「しなさい」という意味であり、訛った結果誤解を招く響きになってしまいます。汚い印象を持たれてしまうものの、日常的に用いられている話し方でもあります。

誤解されやすい方言:しわい

関西弁にも「しわい」という方言がありますが、岡山弁では「噛み切れない(食べ物)という意味合いで使われます。他の地域では「渋い」や「苦い」という意味で用いられることもあるため、食事をしているときに誤解を招くということも時折あります。中には「しゅえー」という言い方をされる方もいますが、意味については違いがありません。

誤解されやすい方言:あんごう

「あんごう」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?もし自分のことが「あんごう」と呼ばれていたら注意が必要かもしれません。「あんごう」は【あほう(アホ)→あんごう】という風に訛ってできた言葉で、間抜けや馬鹿者を指す言葉となっております。若者たちは使いませんが、お年寄りが使うことがあり、もしあんごうと言われたときは素行などを見返す必要があるかもしれません。

岡山の方言をご紹介⑧:告白はかわいい?

どんな告白?

地方特有の告白がかわいいと思う方も多いようですが、岡山もまた特徴的な響きをしています。岡山弁に慣れてしまえば特に何も思うことがないかもしれませんが、異性からこのような告白をされようものなら思わずキュンとしてしまいそうです。

岡山ではこんな告白が

うち、あんたんこと好きじゃけぇ


「私…あなたのこと好きだからね…」

一人称と二人称は特徴的でないものの、「じゃけぇ」のインパクトが絶大となっています。この言葉を照れながらいっている様子を考えると、一度は告白されてみたいと考える人も多いのではないでしょうか?

ぼっけぇ(でぇれぇ)好きなんじゃけどね

「大好きなんだけど…」

告白シーンに地方特有の強調語が用いられると、アタックの威力が増大すること間違いなしです。ご年配の方が使うイメージの「じゃ」が良い味を出していて、かわいらしさのポイントであるといえます。

岡山の方言をご紹介⑨:その他

標準語も多い

標準語に近い言葉でも話されており、「ありがとう」などの方言はなく、そのまま用いられたりします。汚いという噂もありましたが、語気が強いものの丁寧な話し方なので、恐れることなくコミュニケーションを取ってみましょう。また、特徴的であるためか口調がうつりやすく。数年過ごしただけで岡山弁に染まるというケースもあります。

実は告白も普通

告白を方言を用いてするというよりも、割と標準語寄りなフレーズであるといわれています。方言をフルに生かした告白方法もご紹介できますが、実際はあまり使われることがありませんので、今回のセリフは現実に即した告白方法をご紹介しました。

まとめ

岡山弁は汚い方言ではない!

難しいイメージのある岡山弁ですが、話し方をマスターすることで難なく理解することができます。方言の難易度はそれほど高くないので、岡山に行く際は気軽に足を運びましょう。汚いというよりはかわいいイメージの方が強いため、怯えず岡山県民と仲良くなりましょう!

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