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バタフライフィッシュとはどんな熱帯魚?飛ぶ特徴や飼育方法を解説!

バタフライフィッシュとはどのような熱帯魚かご存知でしょうか?大型魚として有名なアロワナとそっくりの顔をしていますが、サイズはとても小さいので育てやすいのがポイントです。今回はそんなバタフライフィッシュの飛ぶ特徴や飼育方法などを解説していきます!
更新: 2021年9月29日
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バタフライフィッシュとは?

古代魚を育ててみたいけど、あまり広いスペースは確保出来ないという方にオススメなのが、バタフライフィッシュです。こちらは古代魚として有名なアロワナの仲間であり、見た目に特徴があり、とても魅力的な熱帯魚。

オーソドックスな種類ではありませんが、実は育てやすいので初心者にもオススメです。今回はそんなバタフライフィッシュの飛ぶ特徴や飼育方法などを解説していきます!

バタフライフィッシュの特徴

バタフライフィッシュは、アロワナ目パントドン科の熱帯魚です。パントドン科はこの一種類しかおらず、そのままパントドンと呼ばれることも。

生息地はアフリカ大陸で、水流の緩やかな川にいます。古代魚として有名なアロワナと同じく、昔から存在する魚として知られているのです。普通の魚とはかなり違った印象になります。

バタフライフィッシュの飼育は簡単?

気になる飼育難易度ですが、成魚でも15㎝程度と小さいので、育てやすいのが嬉しいポイントです。ただ、初心者向けとされる小型熱帯魚よりは気難しい面がありますので、中級者向けと言えますね。

初心者でも基本さえ守れば育てられますので、是非チャレンジしてみえ下さい。寿命は3~5年程度となっており、ある程度の期間楽しめます。

バタフライフィッシュは飛ぶ魚

蝶のように見える魚

上から見ると蝶のように見えることから名づけられました。しかし、見方によっては蛾にも見えますよね。色合いはどちらかと言えば蛾に似ていますので、蛾のようだと言われることも。色々な魚が存在しますが、川の魚で蝶のように見える魚は珍しいですよね。

バタフライフィッシュは飛ぶ

一番驚く特徴が、飛ぶこと。胸ビレと尾ビレが発達しており、水面から飛び上がって昆虫を捕食するのですが、なんと水面から出た後に飛べるのです。基本的には滑空するのですが、胸ビレを動かして羽ばたくことも出来ます。

飛ぶ魚はいくつかいますが、アロワナの仲間が飛ぶとは驚きですよね!水槽飼育をしていてその姿を見る機会はあまり無いと思いますが、非常にロマンがあります。

バタフライフィッシュは混泳出来る?

ポリプテルスとの混泳がオススメ

顔つきは険しいのですが、実は穏やかな性格をしており、混泳させることが出来ます。水面付近にたたずむ魚ですので、混泳魚はポリプテルスのような下層の魚がオススメ。ポリプテルスやプレコなどを入れておくと、餌の食べ残しを食べてくれるのも良いですね。

ポリプテルスも古代魚ですので、簡単に古代魚水槽を作ることが出来ます。泳ぎの激しい魚を入れるとストレスになりますので、そういった点でもポリプテルスはオススメです。

混泳させない方がいい魚は?

ポリプテルス等の下層を泳ぐ魚以外にも、色々な魚と混泳させることが出来ます。ただし、ポリプテルスのような体型はしていても、実は活発な魚であるスネークヘッドは避けた方がいいですね。

活発な魚は合いません。また、混泳魚のサイズが小さすぎると餌と認識され、食べてしまいます。ある程度サイズの大きな魚を入れた方が良いでしょう。

バタフライフィッシュの値段は?

バタフライフィッシュの値段は安い


古代魚であり、とても魅力的な魚ですが、実は値段が安いので手に入れやすいのもポイント。大体1000~3000円ほどで販売されていますので、気軽に購入可能です。小型の初心者用熱帯魚よりは値段が高いですが、他の古代魚と比べると値段はかなり抑えられていますね。

どこで販売されているの?

熱帯魚はホームセンター等でも扱われていることが多いですが、バタフライフィッシュは多少珍しい存在ですので、見かけることは少ないかもしれません。熱帯魚販売店に行くか、ネットショップを見ると良いでしょう。

販売店でもネットショップでも値段はあまり変わりません。ただし、ネット販売は送料がかかりますので、その分値段は高くなります。

バタフライフィッシュ水槽のレイアウトは?

水を少なめにするレイアウトがオススメ

一般的なレイアウトで飼育出来ますが、より魅力を感じたい方は、レイアウトを少し工夫しましょう。画像のように、水を少なめにして、流木などが水より上に出るようにしてもいいですね。

餌やりの際に流木などに餌を置いてあげると、水面から飛び出して食べる姿が見られます。その際は生き餌で誘うようにしましょう。野性味溢れるレイアウトにすることで、生息地の雰囲気を感じられます。

30㎝水槽で飼育出来る?

バタフライフィッシュは15㎝程度の熱帯魚ですので、30㎝水槽で育てられるかもと考える方もいます。しかし、30㎝水槽では狭いので、45㎝以上の水槽で飼育しましょう。

あまり泳ぎまわる魚ではありませんが、30㎝水槽だと狭すぎてストレスになります。また、他の魚を混泳させる時は、更に大きな水槽を用意してあげて下さい。

バタフライフィッシュの飼育方法①用意・準備

用意するもの①水槽・照明・フィルター

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先述した通り、30㎝水槽では狭いので、45㎝以上の水槽を用意して下さい。幼魚の時だけなら30㎝水槽でも構いません。ただし、水槽サイズで成長速度も変わりますので、30㎝水槽では少し小さくなる可能性もあります。

照明は一般的な水槽用のライトで大丈夫です。フィルターは水槽サイズに合ったものを用意しましょう。全てがセットになったものを下記記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。

用意するもの②ヒーター

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熱帯魚ですので、ヒーターで水温を一定に保ってあげましょう。飼育出来る温度は22~30度とされていますが、適温は26度前後となります。26度前後であれば、自動で水温が保たれるオートタイプのヒーターでもいいですね。

白点病にかかった時は水温を少し高めたいので、その点も考慮するならサーモスタットで調整するタイプがオススメです。ヒーターは下記記事でも紹介しています。

用意するもの③餌

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内容量100g

バタフライフィッシュは生き餌を好みますが、人工飼料も食べてくれます。中でもよく食べると評判なのが、画像の「テトラ・クリルE」です。こちらはエビの餌で、アロワナに適しています。

慣れないうちは中々食べてくれないこともありますが、慣れれば問題ありません。メダカ・コオロギ等の生き餌を使いつつ、人工飼料も与えましょう。

用意するもの④カルキ抜き

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熱帯魚にとって危険な塩素を、カルキ抜き剤で中和しましょう。カルキ抜き剤は安価に販売されています。オススメのカルキ抜き剤は下記記事で紹介していますので、気になる方は見てみて下さい。値段に多少の差がありますので、最初は販売価格で選んでも良いですね。

用意するもの⑤レイアウトアイテム

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底砂を敷かないベアタンク水槽で育てても問題ありませんが、ひどく汚れが溜まる熱帯魚ではありませんので、素敵なレイアウトでオシャレに育てるのがオススメです。

お気に入りの底砂を敷いて、浮かぶタイプの水草、または水面まで届くような長い水草を入れると良いでしょう。水草は繫殖にも必要になります。

用意するもの⑥掃除道具

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週に一回掃除をしますので、掃除道具も購入しておきましょう。熱帯魚が販売されているコーナーには、画像のような水換え用のホースも販売されているはずです。こういったホースと、抜いた水を入れるバケツ、コケ掃除をする為の新品のスポンジを用意しておきましょう。

水槽の立ち上げ

用意が出来たら、水槽の立ち上げをしていきましょう。水槽を置き、底砂を入れ、フィルターやヒーターなどを設置します。後はカルキ抜きをした水を入れて、機材の電源を入れれば下準備完了です。

ここですぐにバタフライフィッシュを入れず、一ヶ月の間パイロットフィッシュを育てるのがオススメ。この一ヶ月で水槽環境が良くなり、死亡する確率が減ります。パイロットフィッシュについては下記記事で紹介しているのでチェックしてみてください。

バタフライフィッシュの飼育方法②導入・管理

水合わせをして入れる

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購入すると、画像のような袋に入れてくれます。この袋を、用意した水槽の水に30分間浮かべて水温を合わせましょう。その後、袋を開いて、水を少し捨て、捨てた分だけ水槽の水を足します。

この作業を3回繰り返し、水質を合わせてから水槽に魚を入れましょう。水質を合わせる作業を雑に行うと、PHショックで死んでしまう可能性がありますので、時間をかけてゆっくりと合わせて下さい。

餌やり

水槽に入れたら、あとは育てていくだけです。餌は1日2回、2分で食べきれる量を与えましょう。上の動画はクリルを食べている様子なのですが、ワイルドに食べていて魅力的ですよね。最初は餌だと認識してくれない場合がありますので、その際はそっと入れるのではなく、投げるように入れてみて下さい。

水換え

水換えは週に1回、水量の3分の1を交換します。水換えは水を交換するだけじゃなく、底砂に溜まった汚れを吸い取る作業でもありますので、しっかり汚れを取りましょう。水換えホースの使い方は、上の動画が参考になります。また、ガラス面にはコケが付きますので、スポンジで優しく擦り落としましょう。

バタフライフィッシュの飼育方法③その他

水流について

バタフライフィッシュはゆるやかな川に棲んでいる魚ですので、水流の強い環境を好みません。フィルターの水流を調整出来る場合は、水流を抑え目にしてあげましょう。

また、水流によって水面が波立つとストレスを感じます。その場合は、水流をガラス面やアイテムにぶつけて、拡散されるよう工夫しましょう。水流は何かにぶつけるだけでもかなり弱まります。


飛び出し事故に注意

水面から飛び出して餌を取る魚ですので、飛び出し事故が起きやすいです。驚いた時にも飛び出しますので、水槽には必ずフタをしておき、驚かさないようにして下さい。小さな隙間から飛び出すこともよくありますので、隙間はなるべく埋めておきましょう。

白点病にかかったら

白点病という白い点が付く病気にかかることがあります。初期段階であれば治療しやすいので、早めに見つけましょう。白い点が付いていたら、まず水温を28度に上げます。いきなり上げると驚きますので、一日に一度だけ上げて下さい。

その後、グリーンF、もしくはメチレンブルーという薬剤で薬浴します。薬に弱いので、3分の1程度の濃さで薬浴させましょう。

バタフライフィッシュは繫殖可能?

バタフライフィッシュの繫殖は難しい!

ペットの飼育の醍醐味に、繫殖がありますよね。バタフライフィッシュの繫殖は不可能ではありませんが、まだ確立されていない部分がありますので、初心者には難しいとされています。

繫殖を狙いたい方は、しっかり餌を与えて、立派に育った親魚を用意しましょう。生き餌を与えてワイルドに飼育すると良いですね。

バタフライフィッシュの繫殖方法

オスメスは尾びれの形に違いがあり、メスは上半分がけけていますので、すぐ見分けられます。親魚が用意出来たら、水面付近まで届く長い水草、もしくは浮かぶ水草を入れて下さい。

バタフライフィッシュは水面に浮遊性の卵を産みます。卵を食べてしまいますので、見つけたら違う水槽に移しましょう。卵は一週間ほどで孵化します。稚魚にはブラインシュリンプを与えて育てていきましょう。

まとめ:バタフライフィッシュとは?

今回の「バタフライフィッシュとはどんな熱帯魚?飛ぶ特徴や飼育方法を解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴、レイアウト、飼育方法について解説させて頂きましたが、興味深い魚でしたよね!

30㎝水槽では狭いので、45㎝以上の水槽で飼育して下さい。ポリプテルスとの混泳は相性が良いのでオススメです。繫殖はいきなり狙わず、慣れてきてから試しに狙う程度で良いでしょう。

バタフライフィッシュが気になる方はこちらもチェック!

今回はバタフライフィッシュについて解説させて頂きましたが、他にも熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。