おすすめの熱帯魚は?
熱帯魚を飼ってみたい、もしくは新しい熱帯魚を買い足したいと思ってペットショップに行っても、沢山の種類がズラズラと並んでいて中々選べないという経験がある方は多いようです。どの熱帯魚も素敵で、迷ってしまいますよね。
また、混泳させても大丈夫なのか、注意点はどのようなことがあるのか、飼いやすいのかなどを含めると中々選ぶのは大変です。そこで今回はおすすめの熱帯魚を、小型から大型の種類までご紹介していきます!
おすすめの小型熱帯魚①
ネオンテトラ
ネオンテトラは熱帯魚ショップに行けば必ず見かける定番の熱帯魚。赤色と青色のコントラストがとても美しい小型の魚で、大きさは大体4㎝程度です。群泳する習性を持っているため、沢山の数を水槽に入れることで更に美しい風景にすることが出来ます。
小型魚ではありますが、寿命は3年以上ありますので、長く楽しめるのもポイント。繫殖させるのは困難な魚ですが、安価ですので買い足しやすいのが嬉しいですね。
この熱帯魚は育てやすい?
ネオンテトラは初心者でも簡単に育てられる、飼いやすい熱帯魚です。初心者が最初に育てるのにおすすめの種類の一つであり、不安な方には是非選んでみて欲しいですね。他の魚との混泳も問題なく出来ます。
小型魚ですので、大きな魚と一緒にして食べられないようにだけご注意下さい。飼育で特別に必要なものはありません。石や流木、水草などをレイアウトして、赤と青色が映えるような風景を作るのがおすすめです。
おすすめの小型熱帯魚②
グッピー
グッピーは熱帯魚を飼っていない方でも知っている有名な魚です。オスのヒレがとても美しい魚で、色々な柄があって楽しめます。普通のペットショップで気軽に購入することが出来ますが、ヒレが大きく美しいものは高値となることもよくあります。
大きさは大体5㎝程度で、寿命は約1年ほど。メダカの仲間は基本的に寿命が短いのですが、繫殖しやすいので、繫殖させれば買い足さなくても楽しめます。
この熱帯魚は育てやすい?
グッピーは寿命こそ短いものの、初心者でも簡単に育てられる飼いやすい魚です。他の魚とも混泳出来ますので、安心して水槽に入れられます。特に気をつけることは無い簡単な魚ですので、ヒーターを入れた水槽で普通にそだてましょう。
必要なものですが、上層付近を泳ぐ魚ですので、飛び出す可能性があり、出来れば天井部分に簡単な蓋をしたいですね。蓋自体は高いものではありませんので、グッピーを育てる際は買っておきましょう。
おすすめの小型熱帯魚③
ベタ
ベタは大きなヒレが特徴の魚で、美しい姿から人気があります。あまり酸素を必要としないのもポイントで、濾過装置のついていない水槽でも育てられるため、変わった飼い方も出来ます。大きさは大体7㎝程度ですが、高価なものはヒレも大きいので、全体的に少しサイズが大きくなります。
寿命は3年以上ありますので、比較的長く楽しめますね。因みにヒレが美しいはオスですので、繫殖を考えないのであればオスだけ飼育しましょう。
この熱帯魚は育てやすい?
ベタは初心者でも簡単に育てられる飼いやすい魚ではありますが、いくつか注意点、必要なものがあります。まず水流の強い場所が苦手ですので、濾過器のフィルターは水流がの弱めものを使うか、弱める工夫をしましょう。
水温は25度前後を好みますので、ヒーターはもちろん、夏場は水槽用のクーラーを使うのがオススメです。混泳に関しては闘争心がかなり強い魚ですので、1つの水槽につき1匹だけで育てましょう。
おすすめの小型熱帯魚④
アカヒレ
アカヒレはシンプルな見た目と赤いヒレが特徴の魚です。とても強靭な生命力を持っており、全熱帯魚中最も強い魚の一つと言えるでしょう。
また、酸素もあまり必要としない魚ですので、濾過器や酸素ポンプなどが無くても育てられます。大きさは大体4㎝程度と小型で育てやすく、寿命も3年以上ありますので長く楽しめます。適正水温は15度からとなっていますので、暖かい地域であればヒーター無しでも育てられます。
この熱帯魚は育てやすい?
アカヒレはどの熱帯魚よりも育てやすく、多少劣悪な環境でも生きていける生命力を持っています。はじめて熱帯魚に挑戦する際、不安であればまずアカヒレから始めてみましょう。水槽立ち上げの際に最初に入れる魚としても適しています。
他の魚との混泳も可能ですが、大きい魚と一緒にする際は食べられないようにご注意下さい。育てる際に必要なものは特にありませんので、手間・費用もかからない優秀な魚と言えます。
おすすめの小型熱帯魚⑤
コリドラス
コリドラスは南米原産のナマズの仲間。小さな魚ですが、口からヒゲが生えており、鯉のような雰囲気もあって人気です。形も特徴的ですが、底面を這うように泳いで、口を下につけて食べ残しを食べてくれるのがメリット。水槽のお掃除屋さんとして活躍してくれます。
種類によってサイズは違いますが、大体5㎝程度。寿命は3年~5年程ありますので、比較的長く楽しめます。お掃除屋さんとして是非入れておきたい小型魚ですね。
この熱帯魚は育てやすい?
コリドラスは初心者でも簡単に育てられる、飼いやすい魚です。性格が優しいので、他の魚を攻撃したりすることもなく、混泳も容易。地面を這う魚ですので、底砂は優しい手触りのものを選びましょう。
また、他の魚の食べ残しだけでは餌が足りませんので、コリドラスタブレットという専用の餌が必要なものとなります。種類によっては胸鰭に軽い毒を持っていることがありますので、触る際は直接触らない方が良いでしょう。
おすすめの中型熱帯魚①
エンゼルフィッシュ
エンゼルフィッシュは形が非常に特徴的な中型魚です。中型魚として非常にメジャーな魚であり、多くの方に育てられていますね。大きさは15㎝~30㎝程度にまで成長し、大きなものになるとかなり迫力があります。
寿命は約5年程となっており、長く楽しめる魚ですね。少し雑な育て方をしても3年程度は生きますので、ある程度長く楽しみたい方におすすめです。水草水槽に入れても映える魚ですので、スタイリッシュな水槽を作りたい方にピッタリですね。
この熱帯魚は育てやすい?
エンゼルフィッシュは飼いやすい魚ではありますが、初心者でも簡単に育てられる小型魚と比べると少しだけ難易度が上がります。人工飼料を与えて育てられますが、あまり食いつきが良くないこともありますので、ドライフードが必要なものに入ってくるでしょう。
また、比較的攻撃的な性格をしていますので、他の魚と混泳させる際は水草をしっかり入れて隠れ家を作ってあげる必要があります。ちょっと慣れてきたら育ててみたい魚ですね。
おすすめの中型熱帯魚②
ポリプテルス・セネガルス
ポリプテルス・セネガルスはセネガルやアフリカに生息するポリプテルスの一種で、他のポリプテルスと比べてサイズが小さく、約30㎝程にしか育たない中型魚です。
30㎝でも十分大きいのですが、他のポリプテルスはもっと大きくなりますので、中型魚として紹介させて頂きました。寿命は10年以上ありますので、長く付き合うことが出来る魚です。サイズも大きい中型魚ですので、小型魚とは違ったペット感を味わえますね。
この熱帯魚は育てやすい?
#ポリプテルスセネガルス#熱帯魚#アクアリウム pic.twitter.com/hnVRsYijxh
— アニマルテイル (@animal_tail0317) December 5, 2018
ポリプテルス・セネガルスは小型魚と比べれば簡単ではありませんが、初心者でも育てることが出来ます。エサは人工飼料を基本としますが、人工飼料を食べてくれない場合は餌用の金魚を与えましょう。
必要なものとしては隠れ家があります。見た目の割に臆病な性格をしていますので、流木などをレイアウトして隠れられるようにして下さい。混泳は中型魚となら可能ですので、エンゼルフィッシュなどと一緒に育てると良いでしょう。
おすすめの中型熱帯魚③
プレコ
プレコも大人気の中型魚です。吸盤のような口を持ったナマズの仲間で、水槽の苔を食べてくれるお掃除屋さんとして活躍してくれます。コリドラスよりも大きなお掃除屋さんが欲しい方は是非育ててみましょう。
柄が美しいものも沢山いて、縞々のものや斑点模様のものなどがあります。原産地はアマゾン川流域、寿命は10年以上と長く付き合える魚です。1年間に数センチしか育ちませんが、最終的には30~50㎝程度になります。
この熱帯魚は育てやすい?
プレコは温和な魚で混泳もさせることができ、初心者でもチャレンジ出来る中型魚です。必要なものとしては、ちょっと大きめの水槽を用意した方が良いでしょう。
中型魚の中でも大きなサイズに育つ魚ですので、水量がある程度多くないと、すぐに水質が悪化してしまいます。また、プレコの口で水槽が傷つきますので、アクリルではなくガラス水槽を使うのもポイント。エサ不足に注意して育ててみましょう。
おすすめの中型熱帯魚④
パロットファイヤー
パロットファイヤーは、画像のようにとてもキュートな姿をした中型魚です。口がおちょぼ口となっており、非常に愛嬌がありますよね。横から見ても可愛らしいのですが、前から見た姿も大人気です。
大きさは大体20~25㎝程度に成長、寿命は5年~10年と長く楽しめる魚です。色はレッドが基本ですが、イエローやブルーもあります。因みに改良品種ですので、野生下には生息していない熱帯魚でもあります。
この熱帯魚は育てやすい?
パロットファイヤーは観賞用に改良された魚ですので、初心者でも簡単にチャレンジ出来る、飼いやすい中型魚です。水槽サイズは60㎝から対応出来ますが、出来れば余裕を持って90㎝水槽で育てたいですね。
必要なものとしては、水質が悪化しやすいので、濾過効率の高い濾過機があった方が良いでしょう。エサは人工飼料で大丈夫です。意外と気が荒い魚ですので、混泳させる時はある程度大きな魚と混泳させましょう。
おすすめの中型熱帯魚⑤
コンゴテトラ
コンゴテトラは中型魚と言う程のサイズではありませんが、テトラとしては大きく、体長は10㎝を超えます。実はネオンテトラ等とは違う種類の魚で、原産地も違います。
コンゴテトラは画像のような美しい色を持っており、育てる程に色合いが美しくなっていくのが特徴。寿命は約5年ほどとなっていますので、他のテトラよりも長く楽しめます。複数匹飼育して、水槽内を賑やかに彩ってもらいたい魚ですね。
この熱帯魚は育てやすい?
コンゴテトラは育てやすい魚ですが、いくつか注意点もあります。まず、水草をかじってしまう性質がありますので、柔らかい水草を沢山育てている水槽に入れると食い荒らしてしまう危険性があります。
何でもよく食べますので、ちょっと太りやすい一面もありますね。色を早く綺麗に発色させたい場合は色揚げの餌を使いましょう。他の魚との混泳は可能ですが、小さな魚を入れると攻撃してしまう可能性がありますので、コンゴテトラより大きな魚と混泳させましょう。
おすすめのかっこいい熱帯魚①
オスカー
オスカーはとてもかっこいい中~大型魚です。小さなサイズで安価に販売されているのですが、成長速度がはやいので、最初から90㎝水槽を用意してしっかりと育てていきたいですね。
大体サイズは30㎝程度にまで育ち、厚みがある魚ですので凄く雰囲気があります。寿命は10年以上で、20年生きることもあります。大きく長寿命ですので、長い目で付き合っていきたい魚ですね。よく餌を食べて、よくなつく魚ですので、ペット感を楽しめます。
この熱帯魚は育てやすい?
オスカーは育てやすい魚ではありますが、混泳に少し注意が必要です。オスカーは気性が荒い面があり、そこがかっこいいのですが、混泳させるとなると喧嘩が起きて弱い個体が衰弱する可能性もあります。
初めは単独飼育でオスカーを育てることに慣れた方が良いかもしれません。他の魚を入れる際は、オスカーより大きな魚を入れると良いでしょう。また、水質が悪化しやすいので、濾過力の高いフィルターを使いましょう。
おすすめのかっこいい熱帯魚②
アロワナ
かっこいい熱帯魚と言えば、アロワナは外せません。サイズが大きいので初心者向けの熱帯魚ではありませんが、いつかは挑戦したいかっこいい魚ですよね。生きた化石とも言われている古代魚であり、圧倒的な存在感があります。
サイズは種類にもよりますが、大体60㎝程度で、シルバーアロワナという種類は1m程度にまで成長します。寿命は約10年ほどとなりますので、長く付き合える環境を用意してあげましょう。
この熱帯魚は育てやすい?
アロワナは大きな魚ですので、飼いやすい魚ではありませんが、必要なものさえ用意出来れば大丈夫です。水槽は150㎝程度のものを用意し、フィルターは大型魚に対応出来る濾過力の高いものを使用します。
エサは人口餌を使うのがおすすめ。混泳させる時は3匹以上にするのがポイントで、2匹だと喧嘩しやすくなります。ただし、大きなアロワナを3匹混泳させるとなると、水槽サイズも大きくする必要があります。
おすすめのかっこいい熱帯魚③
レッドテールキャット
レッドテールキャットはとてもかっこいいナマズの仲間。その名の通り、尾が赤くなっているのが特徴で、サイズが大きくかっこいい魚ですね。人によく慣れるのも人気のポイントで、寿命は10年以上あり、長く付き合えます。
ペットショップでは10㎝程度の小さなサイズが安価で販売されていますが、とても大きく育つ魚で、半年で25㎝程度になり、最終的には1m程度になります。放流することの無いよう、長く育てる準備が必要です。
この熱帯魚は育てやすい?
人になつき、何でもよく食べる魚ですので、準備さえしっかり出来れば飼いやすい魚だと言えます。小さい時は臆病なのですが、大きくなるにつれて気が荒くなり、ある程度のサイズの魚であれば丸のみで食べてしまいます。
混泳させる魚は大きな魚にしましょう。また、低層を泳がない魚との混泳をおすすめします。必要なものは濾過力の高いフィルターと、隠れることが出来る物陰です。物陰があると落ち着きますので用意してあげましょう。
おすすめのかっこいい熱帯魚④
ガーパイク
ガーパイクもかっこいい熱帯魚として有名です。種類にもよりますが、小さめのスポテッドガーという種類は50㎝程度になります。大きな水槽を用意して、余裕を持って育てたいですね。
とても珍しい特徴があり、ガー科の魚は空気呼吸が出来ます、水面に出て呼吸しますので、口が水面から出せるようにスペースを取りましょう。寿命は10年以上あり、育てきれなくて放流した個体が問題になっていますので、最後まで育てるか、適切に手放しましょう。
この熱帯魚は育てやすい?
1~2mに育つガーパイクでなければ、ある程度大型魚になれた方なら飼いやすい魚です。性格もおとなしいので混泳もできますので、ガーパイクを複数匹育てるのもおすすめです。
混泳させない方が良いとされているのはプレコやアロワナ類です。水槽から飛び出す事故が起きやすい魚でもありますので、飛び出さないよう工夫しましょう。大きいので簡単に飼える魚ではありませんが、育て甲斐があるかっこいい魚です。
おすすめのかっこいい熱帯魚⑤
ピラルクー
ピラルクーは大型熱帯魚が好きな方にとって憧れの魚です。ピラルクーはアロワナ科に属しており、1億年の間姿を変えていないとされる生きた化石。大きさはなんと3mにもなり、世界最大の淡水魚です。
そんなピラルクーは個人で飼うのは難しいのですが、不可能ではありません。実は稚魚は5000円程度で販売されており、巨大水槽さえ用意出来れば飼育しても大丈夫なのです。お金はかかりますが、夢がありますよね。
ピラルクーを育てるには?
ピラルクーを育てるのに必要なものは色々ありますが、まずは大きな水槽が必要です。最低でも4m程度の水槽が必要となり、重さは8トン程度になりますので、それだけ頑丈な床も必要になります。
また、大量の水を濾過できるシステム、ヒーター等も必要です。エサは人口餌を使えますので、ランニングコストとしては多少安心ですね。画像のように他の魚と混泳させることも出来ますので、余裕がある方はチャレンジしましょう!
まとめ:おすすめの熱帯魚は?
今回の「熱帯魚おすすめ15選!初心者でも育てやすい種類と必要な物をご紹介!」はいかがでしたでしょうか?簡単で飼いやすい熱帯魚から大型の憧れの熱帯魚までご紹介させて頂きましたが、飼ってみたい種類は見つかりましたか?
初心者の方は、まずは小型の、簡単で飼いやすい種類から始めてみて下さい。徐々に中型サイズにもチャレンジして、最終的には大型も楽しめるようにレベルアップしていきましょう!
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今回はおすすめの熱帯魚をご紹介させて頂きましたが、他にも魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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