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【2019】世界で一番治安の悪い国は?危ない街や都市がある国をランキング!

外国に足が運びやすい環境が整ってきていますが、世界には治安の悪い国が多く存在します。注意しないと想像を絶するような怖い経験をしたり犯罪に巻き込まれたりする可能性があります。今回、2019年版世界で治安の悪い国と都市をランキング形式で紹介します。
更新: 2021年3月4日
ichi1219
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はじめに

手軽に外国旅行が楽しめる時代となってきた現在ですが楽しい旅行中、犯罪に巻き込まれる事件を時折耳にします。大きく報じられるのは亡くなってしまった場合ですが、報道されない場合でも窃盗などの軽犯罪に巻き込まれる方は大勢いらっしゃいます。本記事では世界で治安の悪い国、街をランキング形式で紹介していきます。

治安の悪さにも種類がある

治安の悪さ=犯罪の多さという定義はほとんどの場合成立します。しかし、国単位で治安の悪さを見る場合はほとんどが戦争や紛争です。街の場合は主に犯罪発生率になります。本記事では、国(戦争や紛争関連)と街(主に犯罪の多い都市)で分けて治安の悪いランキングを紹介します。

治安の悪い国ランキング第10位/ソマリア

ソマリア連邦共和国はアフリカの東側を領土とする国です。ケニアとエチオピアと国境を接しています。この国の治安の悪さは世界から問題視されています。どのような問題が治安を悪くしているのか紹介します。

治安が悪い理由①長期に渡る内戦

1970年代から現在まで約50年にも及び内戦が続いています。内戦激化でアメリカが治安維持部隊を派遣したこともありますが民兵との戦闘で多数死者を出したことから部隊は撤退しています。現在も内戦が終息に向かう見通しはありません。

エチオピアの軍事支援を受けた政権が1991年に発足しましたが、以降国土が4つに分裂。南部をソマリア連邦共和国、北東部をプントランド、北部をソマリランド、南西部を南西ソマリアが統治する形になっています。

治安が悪い理由②貧困と教育水準の低さ

一番の問題は食糧難です。世界的にみても食料自給率が低く貧困、飢餓が蔓延しています。降水量低下により農業は壊滅的状態です。教育水準も低く教育が行き届きません。国民の約6割が文盲だといわれています。

近隣国へ難民出国する国民が後を絶たない状況です。世界的にみても観光目的で訪れるトラベラーは非常に少数ですが、特に夜間外出は自殺行為です。貧困が犯罪を生み、外国人は金持ちとみられ強盗目的で襲撃される可能性があります。

治安が悪い理由③海賊とテロ組織「アル.シャバーブ」

海上には海賊が蔓延っており民間の船から金品の強奪、誘拐が後を絶ちません。また、国際テロ組織「アルカイダ」と繋がっているといわれる「アル.シャバーブ」というイスラム系過激派組織によりテロや外国人拉致、誘拐、殺戮、弾圧などが横行しています。世界的に問題視されているテロ組織です。

治安の悪い国ランキング第9位/ベネズエラ

ベネズエラは教会や美しい公園が広がる観光にもうってつけの国です。国の北東部に位置するマトゥリンは特に観光客に人気の街になります。石油産業でも有名ですが、近年経済危機のあおりを受けて治安が悪化しています。

殺人事件が多い観光都市/マトゥリン

マトゥリンは人口50万人弱の都市です。上述した経済危機による治安悪化で殺人事件が急増しています。年間10万人当たり86人が殺人事件に巻き込まれて死亡している危険な都市です。

2019年はもっと犯罪率が上昇する見通しです。警察の治安維持能力が低下しており安全の確保が困難です。プライベートセキュリティで身を守らないと危ない街です。

治安の悪い国ランキング第8位/アフガニスタン


国名の正式名称は、アフガニスタン・イスラム共和国です。南アジアまたは中央アジアに位置する共和制国家で民族種の多い他民族国家です。とても紛争が多い地域で外国人は全員敵と認識するテログループがいます。非武装の外国人が拉致や襲撃される事件を多く耳にする危険な国です。

治安が悪い理由①/平均寿命が短い

アフガニスタンは世界で2番目に平均寿命が短い国です。平均寿命は48歳。乳幼児死亡率が25.7%となっており4人に1人の小さな子供が亡くなっています。大きな理由は衛生面の悪さです。非衛生な水の飲用による慢性的な下痢が死亡率を高める原因だと言われています。

治安が悪い理由②/紛争・テロの横行

イスラム原理主義組織「タリバン」と政府の間で紛争が続いています。他にも、テロや誘拐が日常茶飯事におこっており治安は最悪と言えます。2001年9月11日アメリカ同時多発テロをおこしたイスラム系過激派組織「アルカイダ」と密接に関わりがあります。世界的にも危険視されている組織です。

治安が悪い理由③/麻薬の生産

アフガニスタンの領土は、砂漠、荒野が多くアヘンの原料であるケシが生育しやすい環境にあります。このことからアヘンの生産地としても有名です。政府が取り締まり強化を図ったこともありますが効果は皆無でした。アジア、北中南アメリカなどを中心として世界中にアヘンが密輸されています。

治安の悪い国ランキング第7位/メキシコ

メキシコは麻薬大国として有名です。麻薬流通に伴いマフィアも多く組織間の抗争が後と絶ちません。国際貿易港としても栄えるメキシコの重要都市である「アカプルコ」は太平洋側に位置するリゾート都市で年間数百万人の観光客が訪れます。栄えた街であるアカプルコですが近年治安の悪化が深刻化しています。

麻薬流通とマフィアの抗争/アカプルコ

2000年代から麻薬絡みの犯罪が多発、またマフィアの抗争により年間の殺人事件率が人口10万人あたり105人で世界第4位。毎日2人殺人事件に巻き込まれている計算になります。2019年現在ではそれまで安全な観光地であった場所も犯罪が多発し観光客の数が激減しています。知識なくして訪れるには危ない街です。

治安の悪い国ランキング第6位/イラク

正式名称イラク共和国です。中東アジア、西アジアに位置する連邦共和制国家です。シリア、イラン、トルコなどと隣接しています。元アルカイダ系イスラム過激派組織ISILの活動拠点になっていることが治安を悪くする大きな理由になります。

治安が悪い理由①/ISILの活動拠点

ISILは非常に効率的で統治能力が優れていたことから勢力を飛躍的に拡大してきました。プロバガンダ戦略などはその一端といえます。しかし、2015年5月にシリア領の大半を統治する程の勢力でしたが、シリア民主軍や米軍との戦いを経て現時点では衰退しています。

しかし、いまだにISILの残党やイスラム過激派組織によるテロが国内で治まることはありません。近年アジアをまたにかけて世界中を震撼させた組織です。

治安が悪い理由②/政情が不安定


原油埋蔵量世界3位にもかかわらず貧困が拡大しています。過去の政治家汚職事件などの影響で、政情不安が蔓延しており一人当たりの生活支出がイランイラク戦争時よりも低下しています。2019年現在が一番経済状況が衰退しています。

治安の悪い国ランキング第5位/エルサルバドル

エルサルバドルの首都であるサンサルバドルは高層ビルが立ち並ぶ大きな街です。この土地のきれいな水はビールや飲料水の精製で栄えています。観光名所もたくさんあり旅行者が訪れやすい街です。しかし、エルサルバドルの中で一番治安が悪く危ない街としても有名です。

貧富差が拡大/サンサルバドル

治安が悪い理由は貧富の差にあります。栄えた街の裏側の旧市街地では貧しい人達で組まれたギャングが闊歩しています。麻薬や武器の取引が路上で行われている程です。

旅行で一番多い犯罪はATMでお金を下ろす旅行者を襲撃することです。人が殺される率が高く、年間10万人当たり109人が事件に巻き込まれて亡くなっています。観光名所のある旧市街地は、殺人・強盗・性犯罪が多く危ない街です。

治安の悪い国ランキング第4位/ベネズエラ

ベネズエラの首都であるカラカスは人口400万人を超える大都市です。ベネズエラの政治、経済、産業の中心ではありますが犯罪発生率も国内一番です。殺人事件に遭遇する可能性の高い危ない街です。

警察官も犯罪を犯す街/カラカス

殺人事件に合う確率は、人口10万人当たり120人です。この数は世界の中でも極めて高く危険な数値です。たとえ事件が起こっても犯人が捕まることはまれで、警察官が制服のまま犯罪を犯すこともあるのだそうです。

また、街の中心にある「ダヴィド・タワー」という高層ビルが未完成のまま放置されていたところいつのまにか貧困層の住民が勝手に住み始めスラムビルと化し、犯罪の温床となっており周辺は一番危ない地域です。

治安の悪い国ランキング第3位/南スーダン

正式名称は南スーダン共和国です。東アフリカに位置しています。隣接国は、スーダン・エチオピア・ケニアなどです。2011年にスーダン共和国から独立し国家として認められました。しかし、2019年現在も南北間の諍いが後を絶ちません。

治安の悪い理由①/経済的不安定

インフレが進行したことにより現地通貨が下落しました。これにより外国通貨を保有しているであろう外国人を襲撃する事件が多発しており危険な国です。車両の強奪や強盗が後を絶たない現状です。

治安の悪い理由②/インフラ整備不良、感染症の拡大

2019年現在もインフラ整備が極端に悪いです。国土には大量の地雷が埋まっておりインフラの整備が進まないことが大きな理由です。

南スーダンは国連や先進国より医療支援を受けているものの派遣された職員にまで犯罪が及んだりインフラの悪さによって支援物資が届かなかったりと2019年現在も最低限必要な予防接種を受けることもできず感染症が進んでいるとされています。

治安の悪い国ランキング第2位/ホンジュラス

ホンジュラスの街であるサン・ペドロ・スーラは治安の悪い危険な街世界第1位といわれています。世界1位の殺人事件発生率に加えマフィアの抗争、薬物流通と犯罪が極めて多い危ない街です。


マフィアの抗争と麻薬/サン・ペドロ・スーラ

麻薬の流通が盛んなことからマフィアの抗争が絶えず、毎日のように殺人事件が発生しています。敵から身を守るために自ら刑務所に入る犯罪者が多く刑務所が本来の機能を果たしていません。

人口10万人当たりの殺人事件発生率は、187人と他を寄せ付けず世界1位です。2009年には軍事クーデターで景気が悪化し失業者を大量に出したことから貧困者が急増し治安が悪くなることに拍車をかけました。

治安の悪い国ランキング第1位/シリア

正式名称はシリア・アラブ共和国です。中東アジア/西アジアに位置する共和制国家になります。イラク、ヨルダン、レバノンなどと隣接しています。内戦や革命運動が後を絶たず世界で一番平和と縁遠い国といわれています。

治安の悪い理由①/内戦、ISILの侵攻

アサド政権と反対派クルド人勢力の内戦に加えて、ISILがシリア国内に侵攻したことで3つの組織がぶつかりあい争いが激化しました。

ISILのシリア侵略は失速していますが、これを理由にアメリカが派兵を撤退したことによりイラン、ロシアに支援されているアサド政権側にパワーバランスが傾きつつあります。今後も争いが激化する可能性が高いです。

治安の悪い理由②/化学兵器の使用

内戦により2011年には罪なき子供3500人が命を奪われ、2013年には市民に対して化学兵器が使用され12万人が犠牲となる事件がありました。アメリカ、ロシア、中国、イラン、イスラエルなどの敵対国や軍事支援国との国際関係も複雑化しており情勢悪化が止まりません。

まとめ

激しい紛争が起こっている国に旅行に行かれる方は少ないかと思いますが、メキシコに旅行に行かれた方は多いのではないでしょうか?

食も美味しく現地の人たちも優しいので安心しがちですが「治安が悪い」「危険である」ということを念頭に置いたうえで行動することを心がけましょう。本記事で紹介した街や国を訪れる際は夜間の外出や一人行動は控えることを強くおすすめします。

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