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【2019】日本全国の有名な夏祭り15選!開催時期や日程、楽しみ方を大公開!

日本の全国各地で行われる夏祭りは、その地域の自然や文化を反映して神事としての色合いが濃いものから、夏の到来を喜びパフォーマンス的な祭りまで、さまざまな形態があります。今回は日本の北から南へ縦断する形で人気の夏祭りを集めてご紹介していきます。
2020年8月27日
fumiyama
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はじめに

日本の全国各地で行われる夏祭りは、その地域毎の自然や伝承文化などを反映して神事としての色合いが濃いものから、夏の到来を喜び踊りなどをメインにしたパフォーマンス的な祭りまで、さまざまな形態があります。今回は祭り好きな方のために、日本の北から南へ縦断する形で人気の夏祭りを集めてご紹介していきます。

【2019】日本全国の有名な夏祭り①

お盆の時期の祭り:ねぶた祭【青森県】

ねぶた祭りは毎年8月のお盆に先立ち開催される青森県の夏祭りで、期間中は青森市や弘前市など多くの市や町で「ねぶた祭り」が開催され、最近は国内のみならず海外からもたくさんの観光客が訪れて賑わっています。「ねぶた」という呼び名は昔、夏の農作業中に襲ってくる睡魔「ねむたい」を追い払う為に行ったとされそれが語源になったとのことで、弘前市では「ねぷた」とにごらずに言い、重要無形民俗文化財にも指定されています。

芸術性の高い山車が見事!

祭りでは武者絵などの見事な人形型や扇型の出車(だし)がたくさん繰り出し、これらの山車は毎年新たに作られ、山車そのものが芸術作品として品評会なども行われ互いの伝承芸術の技を競っています。祭りが始まるとこの山車の周りを「跳人(はねと)」と呼ばれる飾りの付いた笠をかぶった踊り手が「ラッセラー」の掛け声と共に飛び跳ねながら踊り、祭りは最高潮を迎えます。

夏祭りの基本情報

【開催日程】8月2日~7日
【開催場所】青森県青森市、弘前市、黒石市など多数

イベントスケジュールなどの情報HP:青森ねぶた祭
夏祭りの場所:ねぶた祭

【2019】日本全国の有名な夏祭り②

お盆の時期の祭り:秋田竿燈(かんとう)まつり【秋田県】

竿燈まつりは秋田市で毎年夏に行われる祭りで、幾つもの竿灯を十字に組んだ竹の棒につけ、竿燈全体の姿を稲穂に、また並んでいる提灯を米俵に見立て豊作を祈って始められた神事の元にもなっている祭りで、重要無形民俗文化財に指定となっており「青森のねぶた祭り」、仙台の「七夕まつり」と共に東北三大祭りの一つになっています。

竿灯を自在に扱う技がみどころ!

この祭りの見どころは、重さ50kgにもなる「大若」と呼ばれる竿灯を囃子に合わせて手の平や額、肩、腰でバランスを取りながらささえる技で、中には口や顎で支える強者もいるとか。そしてこの竿灯を支える妙技は町ごとの競技会も行われ、「ドッコイショー ドッコイショ」の掛け声と共に夜空に高々と掲げられて、祭りはいやが上にも盛り上がっていきます。
 

夏祭りの基本情報

【開催日程】8月2日~6日
【開催場所】秋田市竿燈大通り
 

イベントスケジュールなどの情報HP:秋田竿燈まつり
夏祭りの場所:秋田竿燈まつり

【2019】日本全国の有名な夏祭り③

お盆の時期の祭り:盛岡さんさ踊り【岩手県】

盛岡さんさ踊りは、藩政時代から盛岡近郊各地で行われ伝承されていた「さんさ踊り」を中心にして、毎年お盆を迎える時期に開催される祭りで、東北五大祭りの一つに指定されており、大勢の太鼓の打ち手とそれに合わせて踊る踊リ子を見にたくさんの観光客が訪れ賑わいます。

優雅な舞が印象的!


祭りは笛や太鼓に合わせて「サッコラチョイワヤッセ」という独特のかけ声と共に踊り手が優雅に舞いながら、市の中大通りをパレード形式で進みます。参加チームは企業や学校、町ごとに構成され、それぞれ工夫を懲らした衣装と揃った踊りで「ミスさんさ踊り」や「ミス太鼓」なども選ばれ、チーム毎の競技会も行われて祭りを盛り上げています。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年8月1日~8月4日
【開催場所】盛岡市中央通
 

イベントスケジュールなどの情報HP:盛岡さんさ踊り
夏祭りの場所:盛岡さんさ踊り

【2019】日本全国の有名な夏祭り④

お盆の時期の祭り:花笠まつり【山形県】

山形花笠まつりは、華やかに飾られた山車を先頭にして、色とりどりの艶やかな衣装を着て、山形市の花でもある紅花があしらわれた笠を手にした踊り子が、市の中央通りを花笠音頭に合わせて踊りながら進み、「東北三大祭り」や「 東北五大祭り」の中に数えられている人気の夏祭りとなっています。

花笠の群舞に魅了される!

踊りの各グループは揃った衣装に、紅花で飾られた花笠を手にして「ヤツショ、マカショ」の掛け声と共に花笠を掲げて踊り、その群舞の模様は迫力があり、グル―プは小さな女の子のチームから大人の大集団まであり、それぞれ工夫を懲らした踊りで祭りを盛り上げています。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年8月5日~7日
【開催場所】山形市十日町近辺から文翔館までの通り。

イベントスケジュールなどの情報HP:山形花笠まつり

夏祭りの場所:山形花笠まつり

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑤

お盆の時期の祭り:仙台七夕まつり【宮城県】

七夕といえば仙台市と言われるくらい有名で、その代表ともなっている仙台の七夕まつりは、初代仙台藩主「伊達政宗公」の時代から始められたという歴史のある行事でそれが現在まで受け継がれおり、期間中は街中が七夕一色になり「東北三大祭り」の一つにも数えられ、海外からの観光客も多く毎年二百万人以上の人で賑わう人気の夏祭りとなっています。

巨大な吹き流しが魅力!

七夕の飾りは「短冊」や「折り鶴」、「巾着」、「吹き流し」などの七種類で構成され、一見ビニール製のように見えますが、ほとんど和紙などの紙で作られており伝統の美しさが感じられます。期間中は花火大会や夕涼みコンサートなどいろいろなイベントも開催され、七夕をさらに盛り上げています。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年8月6日~8日
【開催場所】仙台市の駅前や商店街全般。

イベントスケジュールなどの情報HP:仙台七夕まつり
夏祭りの場所:仙台七夕まつり

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑥

お盆の時期の祭り:深川八幡祭り【東京都】

深川八幡祭りは、東京の江東区ある富岡八幡宮の毎年お盆の時期行われる祭礼で、「神田祭」や「山王祭」と並んで「江戸三大祭」のひとつ数えられ三百七十年の歴史を誇り、夏の暑気払いの為に水がかけられ別名「水掛け祭」とも呼ばれています。江戸の頃から大人気の祭りで、これを見に大勢の人が押しかけ近くの永代橋が崩落するという事態が発生したほどです。

「江戸の粋」を今に伝える!

この深川祭りには五十台以上の大みこしが勢揃いし、それが大勢の担ぎ手に担がれ通りを練り歩きそこに沿道から水がかけられる光景は壮観であり、みこしの担ぎ手と観衆が一体となって盛り上って「江戸の粋」を現代に伝える祭りとして人気があり、毎年海外からの観光客も大勢見に訪れます。

夏祭りの基本情報

【開催日程】8月15日前後
【開催場所】富岡八幡宮界隈

イベントスケジュールなどの情報HP:深川八幡祭り
夏祭りの場所:深川八幡祭り

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑦

お盆の時期の祭り:郡上おどり【岐阜県】

郡上おどりは、岐阜県の郡上八幡の伝統的な盆踊りで、徳島県の「阿波踊り」や秋田県の「西馬音内の盆踊り」と共に「日本三大盆踊り」に、また唄われる群上節は「江差追分」や「山中節」と共に「三大民謡」に数えられています。

踊りの起源は、初代郡上藩主により領民の融和をはかるため奨励されたとされ、踊りの期間は七月から九月と長く、お盆の時期になると明け方まで徹夜で踊られます。郡上節の中の曲「春駒」に合わせる踊りは振付も容易で老若男女誰もが踊れるので、町中の人が観光客も一緒になって夜遅くまで踊っています。是非郡上を訪れて一緒に踊ってみてください。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年7月中旬から9月上旬まで。徹夜踊りは8月13日~8月16日の4日間。
【開催場所】岐阜県郡上市八幡町 新町~橋本町、本町

イベントスケジュールなどの情報HP:郡上おどり
夏祭りの場所:郡上おどり

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑧

お盆の時期の祭り:京都祇園祭【京都府】

祇園祭は千百年にもわたる伝統がある京都の八坂神社の祭礼で、毎年七月から一か月に渡って行われ、上賀茂神社の「葵祭」や平安神宮の「時代祭」と共に「京都三大祭」に数えられ、大阪の「天神祭」や東京の「神田祭」と共に「日本三大祭」に、また高山祭や秩父夜祭など共に「日本三大曳山祭」や「日本三大美祭」に指定され、日本を代表する人気の祭りとなっています。

鉾の方向転換は大迫力!

祇園祭の中でも、特に山鉾巡行が人気で、山鉾の数は30以上を超え、鉾の高さは地上から25mもあり、形も長刀や月に山形、三日月、菊花などがあり、山鉾の重量は10トンを超えこれが通りの角を曲がる時には1.9mの木と鉄でできた車輪の下に竹を敷き、掛け声と共に一気に引いて方向を変える光景は迫力があります。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年7月1日~7月31日
【開催場所】京都八坂神社

イベントスケジュールなどの情報HP:京都祇園祭
夏祭りの場所:京都祇園祭

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑨

お盆の時期の祭り:那智の火祭り【和歌山県】


「那智の火祭」は和歌山県熊野那智大社の古くから伝わる例大祭の御火の神事で、長野県野沢の「道祖神祭り」や「鞍馬の火祭」と共に「日本三大火祭り」の数えられている豪快な火祭りで、県の無形民俗文化財にも指定されているこの地方独特の伝統の祭りとなっています。

参道を行く大松明は大迫力!

この火祭は、熊野の十二の神々が第一から十二までの扇神輿に乗り、年に一度元宮の那智の滝に帰っていく神事で、那智大社の境内で「大和舞」や「那智田楽」が奉納された後に、白装束に烏帽子姿の氏子達が重さ約50キロを超す燃え盛る何本もの大松明を担いで、参道の階段を上り練り歩く姿は勇壮で圧巻です。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年7月14日
【開催場所】熊野那智大社

イベントスケジュールなどの情報HP:那智の火祭り
夏祭りの場所:那智の火祭り

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑩

お盆の時期の祭り:天神祭【大阪府】 

天神祭は大阪天満宮の祭礼で、京都の「祇園祭」や東京の「神田祭」と共に「日本三大祭」や「大阪三大夏祭り」のひとつに数えられており、平安時代から千年以上続く伝統と長い歴史を持つ夏祭りとなっています。

川に繰り出すたくさんの船の神事が壮観!

この祭りのクライマックスは七月二十四日の宵宮と二十五日の本宮の夜に行われる「船渡御(ふなとぎょ)」と呼ばれる神事で、淀川には神体や神霊を乗せた百艘を超える船が繰り出す光景は壮観で、またこの時期には花火も打ち上げられ大勢の人々が訪れて賑わいます。

夏祭りの基本情報

【開催日程】6月末から7月24日、25日
【開催場所】大阪天満宮周辺

イベントスケジュールなどの情報HP:天神祭
夏祭りの場所:天神祭

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑪

お盆の時期の祭り:阿波おどり【徳島県】

阿波おどりは江戸時代以前から続く阿波の国(現徳島県)の踊りで、秋田県の「西馬音内の盆踊り」や岐阜県の「郡上おどり」と共に「日本三大盆踊り」に選ばれており、踊るチームは「連」と呼ばれ、三味線や太鼓、笛などを伴奏に先頭に連の名前が書かれた提灯を掲げて揃いの浴衣を着て「えらいやっちゃ…」の掛け声と共に町の通りから広場まで夜遅くまで踊り続けます。

踊りはダイナミックな動きの「男踊り」や「女踊り」として浴衣に編笠を深く被り、下駄を履き艶っぽく踊るのが特徴で、阿波踊り期間中は各所に観覧席のある演舞場が設置されここを各連が踊りながら通りその熱気は見ている側にも伝わってきます。また阿波おどりは夏祭りの踊りとして日本各地にその地域独自の名前を付けた「阿波踊り」として広まるほど人気となっています。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年8月12日~15日
【開催場所】徳島市内の各所

イベントスケジュールなどの情報HP:阿波おどり
夏祭りの場所:阿波おどり

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑫

お盆の時期の祭り:よさこい祭り【高知県】

高知市のよさこい祭りは、毎年8月9日の前夜祭から12日の後夜祭まで4日間にわたって行われ、前夜祭には約四千発の納涼花火大会も開催され祭りの開始を盛り上げます。また徳島の「阿波踊り」や愛媛の「新居浜太鼓祭り」と共に四国三大祭りの一つにもなっており、開催期間中は延べ約100万人の人で賑わう土佐の人気の夏祭りとなっています。

「よさこい大賞」争奪戦は見ていても迫力!

祭りの中心となるのはチームごとの「よさこい踊り」で、これはそれぞれの選んだミュージックをバックに各チームが独自の振り付をして踊るもので、期間中は各所に演舞場が設置され、また「よさこい大賞」争奪の競技会も行われ、各チーム揃いの色彩豊かな衣装と化粧でユニークな舞踊合戦となっていて見ていても迫力があり、この模様は最近テレビなどでも放送されるほど人気となっています。

夏祭りの基本情報

【開催日程】8月9日から12日
【開催場所】高知市内各所

イベントスケジュールなどの情報HP:よさこい祭り
夏祭りの場所:よさこい祭り

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑬

お盆の時期の祭り:博多祇園山笠【福岡県】

博多祇園山笠は福岡市博多区にある櫛田神社に祀られている「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」に奉納される七百年以上の歴史のある伝統的な祭で、7月始めから15日の期間に開催され、同じく5月に開催される「博多どんたく」と共に博多を代表する人気の祭りとなっています。

駆け抜ける「追い山笠」に圧倒される!


祭りは山笠と呼ばれる10mを超す武者などが飾られた山車が10台以上登場し、博多の町を練り歩きます。さらに最終日に行われる「追い山笠」では約5キロの行程を早足で駆け抜け、重量感ある山車が早いスピードで目の前を駆け抜ける光景は迫力があり圧倒されます。そして山笠の掛け声となっている「おっしょい」は「日本の音風景100選」にも選ばれており、博多の町に響き渡る夏の風物詩となっています。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年7月1日~15日
【開催場所】櫛田神社周辺

イベントスケジュールなどの情報HP:博多祇園山笠
夏祭りの場所:博多祇園山笠

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑭

お盆の時期の祭り:精霊流し(しょうろうながし)【長崎県】

精霊流しは、長崎県の各地でお盆に行われる死者の魂を弔って送リ出す伝統行事のことで、8月15日になると、お盆の前に亡くなった人の遺族や友人が故人の霊を弔うために小さな船を造り、この船を曳きながら街を歩いた後に川に浮かべて流し、故人の魂を極楽浄土へ送り出します。

故人を偲んで夜遅くまで続く!

造られる船の大きさや材料なども木や竹、ワラなどとまちまちで、名前や家紋などを書き写真を添えることもあります。夕暮れになると町の方々から静かな鐘の音が流れ、それと対照的に耳をつんざくほどの爆竹の音が町中に鳴り響き、故人の魂を送り出す行列は夜遅くまで続きます。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年8月15日
【開催場所】長崎各所

イベントスケジュールなどの情報HP:精霊流し
夏祭りの場所:精霊流し

【2019】日本全国の有名な夏祭り⑮

お盆の時期の祭り:火の国祭り【熊本県】

火の国まつりは、夏の熊本で1978年から続いている人気の祭りで、毎年8月の第1週の金曜から日曜まで開催され、今では熊本の夏の風物詩となっています。主会場となっている熊本城では初日に「希望の火」が点火され、メインステージではさまざまのミュージックなどのイベントが行われ、夜には納涼花火大会も開かれます。さらにまつり期間中は、街の中を花電車が走り祭り気分が盛り上がります。

和風サンバカーニバルのよう!

この祭りのメ-ンイベントとなっているのは「おてもやん総おどり」という踊りのパフォーマンスで、熊本を代表する民謡「おてもやん」と、これをベースにした軽快なサンバのリズムに編曲した「サンバおてもやん」の二つのミュージックに合わせて、約60のチーム、総勢五千人もの踊り手がユニークなコスチュームで着飾って街中を踊り歩く光景は壮観で、まるで和風サンバカーニバルのようです。

夏祭りの基本情報

【開催日程】毎年8月第1週の金曜から日曜
【開催場所】熊本市の各所

イベントスケジュールなどの情報HP:火の国まつり
夏祭りの場所:火の国まつり

まとめ

【2019】日本全国の有名で人気な夏祭りのご紹介、いかがでしたか?
こうして見てくると日本の各地にはさまざまな形態の祭りがありますね。今年の夏には、これらの祭りからセレクトしてその地域を訪れて、実際にそこの夏祭りの良さや面白さを実感してみてください。

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