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グランクラスの気になる料金は?割引の情報と設備、サービスをご紹介!

昨今電車やバスなどでワンランク上の体験ができる、というサービスが流行っています。新幹線に導入されているグランクラスはどんな内容なのでしょうか?乗るためにかかる料金は?気になるグランクラスの料金やサービス内容について紹介します。
2020年8月27日
akapon1218
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グランクラスの料金やサービスなどについてご紹介

昨今、通常料金に上乗せしてワンランク上の体験ができる、というサービスが増えてきています。夜行バスや新幹線にも採用され、世間で注目を集めているのです。今回は東北新幹線や北陸新幹線に採用されているグランクラスというサービスについて、詳しくみていきます。グランクラスの車内設備はどのようなものなのか?サービス内容は?気になる料金とあわせて紹介していきたいと思います。(この記事の情報は2019年3月9日時点のものです。)

グランクラスとは

グランクラスの成り立ち

グランクラスはこれまでのどの車両よりも高いサービスを提供していて、東北新幹線が新型車両E5系を投入するのを機に設定されました。2007年秋、静かでゆとりある空間で移動したいというお客様の声を実現させるため、社内でプロジェクトチームが発足されました。

2011年3月営業スタート

これまでのグリーン車よりも高級感あふれる内装やサービスの提供内容について議論したのち、2008年4月にスーパーグリーン車という仮名称でサービスを開始しました。2010年5月にグランクラスへと名称が変更となり、2011年3月から営業開始となったのです。東京から北海道方面、青森・岩手などの東北方面、富山・金沢などの北陸方面への旅を、これまでより快適に優雅にすることができる車両の誕生となりました。

グランクラスのコンセプト

グリーン車よりも上位ランクということで、内装にもこだわっています。「特別な旅のひとときをあなたに-Exclusive Dream-」をコンセプトにデザインされているのですが、そのデザイン性の高さは日本デザイン振興会の2011年度グッドデザイン賞を受賞したほどです。この優雅でおしゃれな空間が特別な旅を演出します。

グランクラスだけの特別なロゴ

グランクラス関連のものには「G」というロゴが使われています。扉にもそのロゴが記されていて、他の車両との境界を示しています。時刻表にもこのロゴが使用されていて、一目でグランクラスが連結されている車両か確認できます。コップやお弁当箱にも「G」の印字があり、このグランクラスだけに使用されているロゴが特別感を演出してくれます。

グランクラス料金を採用している新幹線

グランクラスの先駆け「はやぶさ」「はやて」

まず1番にデビューしたのは東北新幹線の「はやぶさ」です。その後青森の盛岡駅までと、北海道新幹線を走る「はやて」がデビュー。そして東京駅から仙台駅間、東京駅から盛岡駅間を走る「やまびこ」もデビューしました。さらには東京駅から那須塩原駅、郡山駅間で運行している「なすの」など列車おいても、次々と営業が開始されました。

北陸新幹線「かがやき」「はくたか」にも導入


2015年3月、富山駅や金沢駅まで延長した北陸新幹線の「かがやき」「はくたか」でも、グランクラスの営業が開始されました。さらには2016年3月26日に北海道新幹線用として導入されたH5系でも営業を開始しました。2018年度からは上越新幹線の東京駅から新潟駅間にも、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」と同じE7系を導入しています。

グランクラス料金の基本

グランクラス料金についての基本情報

グランクラスに乗車するためには必要なのは乗車券と特急料金、グランクラス特別料金です。グリーン車の一種という位置づけのため特別車両券にはグリーン券と表示されます。グランクラスの切符ではないのでは?と間違わないように気をつけましょう。なお、グランクラス料金は閑散期に安くなったり、繁忙期に高くなったりするなどの料金の違いはありません。切符は指定席を買うときと同じ要領で、券売機や緑の窓口で購入できます。

グランクラス料金区分

グランクラスの料金区分は次のように表記されます。グランクラス「A」はアテンダントが乗車している列車を指し、アテンダントが配置されておらず乗車のみする場合は「B」です。グランクラス「A」を導入しているのは、東北新幹線の「はやぶさ」と「はやて」、北陸新幹線の「かがやき」と「はくたか」、さらに東京駅から青森の盛岡駅まで運行している「やまびこ」です。これに当てはまらない列車はグランクス「B」となります。

東北新幹線「はやぶさ」「はやて」のグランクラス料金

東北新幹線のグランクラス基本情報

東北新幹線の料金を、東京駅からの主な区間と照らし合わせて紹介します。東北新幹線でグランクラスが採用されているのは先駆けとなった「はやぶさ」と「はやて」そして1部の「やまびこ」です。山形新幹線の「つばさ」と秋田新幹線の「こまち」には、グランクラスはありません。なお乗車する為にはこの特別料金のほかに、運賃がかかります。

アテンダントが乗車していない列車もあるので注意

また、「なすの」と「やまびこ」はアテンダントが乗務していませんので、アテンダントサービスの提供はありません。なお、アテンダントが乗務していない時間帯もありますので注意が必要です。

東北新幹線の主な区間のグランクラス料金

東京駅から宇都宮駅間は9,670円。東京駅から郡山駅間は11,910円。東京駅から福島駅間は11,910円。東京駅から仙台駅間は13,990円。東京駅から盛岡駅間は15,050円。東京駅から新青森駅間は16.960円。東京駅から新函館北斗駅間は26,720円です。仙台、新青森、盛岡、新函館北斗の料金は、「はやぶさ」を利用した場合の料金となります。

北陸新幹線「かがやき」「はくたか」のグランクラス料金

北陸新幹線のグランクラス基本情報

東京から富山、金沢へ向かう北陸新幹線「かがやき」と「はくたか」にもグランクラスが設定されています。「あさま」は座席のみの提供です。金沢駅から富山の新高岡駅間を走る「つるぎ」はグランクラスの設定はありません。また、東北新幹線と同様で時間帯によってはアテンダントがいない場合がありますので、注意が必要です。


北陸新幹線の主な区間のグランクラス料金

東京駅から高崎駅間は9,670円。東京駅から軽井沢駅間は10,000円。東京駅から長野駅間は11,910円。東京駅から糸魚川駅間は17,420円。東京駅から富山駅間は19,100円。東京駅から金沢駅間は19,630円です。

グランクラス料金の割引情報

グランクラスの特別料金割引はない

高額となるグランクラスには割引が採用されている切符はあるのでしょうか。残念ながら現在適用されている割引はありません。えきねっとのトクだ値にもグランクラスについては設定がないのです。新幹線のグランクラスに少しでも安く乗車したい場合は、乗車券の割引切符をうまく使う方法があります。

乗車券の割引を利用して安く乗車できる

東北新幹線と北陸新幹線では「休日おでかけパス」「週末パス」「三連休東日本函館パス」「首都圏週末フリー乗車券」「学割」などの割引切符が使えます。こちらを使って乗車券を安く購入することで、通常料金よりも安く乗車することができます。

グランクラスの設備について

定員わずか18名のゆったりとした車内

グランクラスは北海道新幹線、東北新幹線のE5系・H5系では10両編成の10号車に、北陸新幹線のE7系やW7系では12両編成の12号車に設定されています。座席は1人掛けと2人掛けの3席が6列のみで、定員は18名です。さらに車内設備についてもこれまでにない設備が採用されており、高級感を演出しています。

照明やシートにもこだわり

まずは照明設備についてのこだわりです。通常レールと並行についている照明が、グランクラスは垂直についており一般車両との差別化を図っています。まるで車内でないような感覚になる、こだわりの設備となっています。シート設備もこれまでの列車にくらべ上位ランクの設備となっています。シートの前後間隔は130cm、座席幅は52cmとグリーン車にべても、さらにゆとりのあるシートです。

有名メーカーとコラボした極上シート

このシートは世界的に有名なメーカーとコラボしていて、こちらもこれまでの列車にはない新しく快適な座席の誕生となりました。倒しても後方との幅が狭くならないようバックシェルタイプを採用していて、リクライニングは45度まで気にすることなく倒すことができます。ゆったりと包み込まれるような乗り心地を実現しています。

グランクラスで受けられるサービスについて

専任のアテンダントによるサービス

上質な設備に加え、グランクラスでは充実したサービスも特徴のひとつです。専任のアテンダントも常駐しています。車内では食事提供のサービス、アルコールを含まれているフリードリンクサービス、新聞や時刻表の貸し出しなど、質の高いサービスを提供してくれます。また、東京発の場合は東京駅のビューゴールドラウンジも利用でき、出発までの時間を優雅に過ごすことができます。


ホテルなみのアメニティ

また、アメニティも充実していて、アイマスクやブランケットなど車内で快適に過ごすためのアイテムが用意されています。座席付近のポケットにはスリッパも用意されており、ホテルのようなサービスが受けられるのです。ブランケットは持ち帰ることができ、旅の思い出にもなりますね。

グランクラスの軽食サービス

行先によって異なる和軽食メニュー

食事は好きな時間にオーダーすることができ、和軽食と洋軽食が用意されているので好きな方を選択できます。上りと下りで別メニューが用意されていて、例えば下りは東京ならではの食材や名物をつかったメニュー、青森など東北発の「はやぶさ」や「はやて」では東北や北海道名物を取り入れた東北・北海道編、また富山や金沢など北陸発の「かがやき」や「はくたか」は富山や金沢の食材や伝統料理を取り入れた北陸編を提供しています。

季節によってメニューが変わる洋軽食

洋食は季節によってメニューがわけられており、それぞれ季節の旬の食材を使用したサンドイッチが用意されています。また付け合わせには青森産のリンゴなど、地域の名物を使用した料理がついてきます。なお食事は1回の乗車により1回のみの提供です。また、車内で販売されているその他の食事も、アテンダントに申し付ければ購入できます。アルコールやソフトドリンクは飲み放題となっていて、様々な種類のドリンクを楽しめます。

ワンランク上の設備とサービスを兼ね備えたグランクラス

グランクラスの詳しい内容について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。少々高いと感じる料金設定はそれ相応のサービスと設備があってこそでしたね。シートや食事など高い水準のサービスは、旅がよりよいものになるアクセントとなることでしょう。「はやぶさ」や「はやて」を使って青森や北海道へ、「かがやき」や「はくたか」を使っての富山・金沢の旅へ、グランクラスで優雅で素敵な思い出を作ってみるのもいいですね。

グランクラスが気になる方はこちらもチェック!

グランクラス料金について紹介しましたが、暮らし~のではグランクラスを採用している「かがやき」「はくたか」について、こちらの記事でも紹介しています!「かがやき」「はくたか」について徹底調査していますので、ぜひチェックしてみてください!