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北陸新幹線グランクラスの魅力とは?「はくたか&かがやき」を徹底調査!

有名シェフによるお食事やラウンジなど豪華な内装やアメニティ、行き届いたサービスなど、もはやただの移動手段ではなくなってきた鉄道や新幹線。北陸新幹線はくたか&かがやきのグランクラスもそのひとつです。そんな北陸新幹線グランクラスの特徴や魅力について徹底調査します。
2020年8月27日
豆飼
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今注目の新幹線

飛行機と並んで日本では欠かせない移動手段のひとつ、新幹線。日本の行動経済成長の象徴とされ、1964年の東京五輪を控える中で開通が企画された「世界初の高速鉄道」と言われています。近年では新しい新幹線ルートも続々整備され、今までは行くのに不便だった田舎でも、新幹線であっという間に到着することができ再び注目が高まっています。

快適な乗り心地と最新技術によるスピード

国外からも高く評価される日本の新幹線。その秘訣は最新技術を駆使した快適な乗り心地と安全性、そしてスピードです。時速200km超の高速スピードながら、高い防音性で揺れも少なく、乗り物酔いやフラつくことも少ないです。また、その優れた外観デザインや内装の美しさや座席の機能性、食事やラウンジなどのサービスや設備にも注目が集まり口コミで拡散しています。

N700系とE7系

N700系は2007年、高速性、快適性、環境性、省エネルギー性に優れた仕様としてデビューし、2013年にはさらに進化したN700Aが誕生しました。E7系はJR東日本とJR西日本が共同開発した新幹線車両で、JR東日本が所有する車両が「E7系」、JR西日本が所有する車両が「W7系」とされています。最高速度は時速260km以上を誇り、従来のグリーン車に加えて更に料金の高い「グランクラス」1両が設けられています。

高級化・モダン化する鉄道や新幹線

日本三大クルーズトレイン①TWILIGHT EXPRESS 瑞風

2017年6月に開始した、京都・大阪駅と下関駅を発着駅として瀬戸内海側・日本海側を通る豪華クルーズトレイン瑞風。客車6両と食堂車、ラウンジ、展望車があり、アールデコ調をベースにしたクラシカルでシックな雰囲気や豪華なお食事が魅力です。1泊2日、2泊3日のコースがあり、お値段は20万〜100万円と結構なお値段ながらも、抽選倍率12~30倍と予約も困難なほどの人気です。

日本三大クルーズトレイン②ななつ星in九州

2013年10月に運航開始した、豪華クルーズトレインの火付け役として知られるななつ星。現在でも予約の倍率は平均16倍という人気ぶりで、予約も困難です。JR博多駅発着で九州各地を周遊する1泊2日と3泊4日のコースがあり、お値段は18~125万円まであります。道中は有名シェフによる本格的なお食事や、ピアノのあるラウンジなど豪華絢爛仕様の座席や内装を楽しみながら旅ができます。

日本三大クルーズトレイン③TRAIN SUITE 四季島

2017年5月にスタートした、上野駅を発着駅として関東甲信越、東北、北海道まで季節によって多彩なコースが楽しめる四季島。1泊2日から3泊4日のコースがあり、車内だけでなく外での食事やバス移動も含んだ豪華でアイデア豊かな旅行プランです。外観・内装ともにモダンで革新的ながらも和のテイストも盛り込み、客室のほか煌びやかなラウンジ&バーやダイニングを備えています。お値段は32万~45万円と高額ですが、お値段以上の経験ができる旅ができます。

グランクラスとは?グリーン車との違いは?

グランクラスとは、東北新幹線・北海道新幹線・北陸新幹線にのみ設けられている特別車両および座席の名称です。飛行機のファーストクラスに当たり、グリーン車よりも更に上のクラスです。主な違いは座席の配列が普通は横5列であるのに対してグリーンが4列、グランクラスは3列で、前後の間隔もグリーン車より約15cm広くゆとりがあります。シートのリクライニング角度も45度まで倒すことができ、コンセントも全席に装備され、食事や飲み物が無料サービスになっています。

最大の違いはサービス面

グリーン車とグランクラスの最大の違いは、サービス面です。グランクラスには飛行機のように客室アテンダントが付いており、食事や飲み物が無料で提供され、新聞や雑誌類も用意されています。スリッパや毛布、アイマスクといったアメニティも充実しており、値段に差はありますが値段以上の価値のあるサービスが提供されます。


普通車、グリーン車、グランクラスの差額は?

北陸新幹線の普通車とグリーン車/グランクラスの値段は、距離〜100kmで普通車料金に+グリーン料金1,030円/グランクラス料金6,170円、〜200kmで2,060円/7,200円、〜300kmで3,090円/8,230円となっており、グリーン車とグランクラスの差額はいずれも5,140円です。お食事や飲み物も含み、ラウンジ利用やシートなどの快適さを考えたら安い差額かもしれません。

北陸新幹線のグランクラス、対象車両は?

北陸新幹線「かがやき」

JR東日本とJR西日本が東京-金沢間で運行している北陸新幹線の特別急行列車が「かがやき」です。2015年3月に運航開始され、東京--金沢間が2時間28分で移動できるようになり、開業一番列車は発売開始から25秒で完売するほど注目されました。グランクラスと普通車のほか、グリーン車もあり、1日10往復を運行し、高い口コミ評価を得ている人気車両です。

北陸新幹線「はくたか」

「かがやき」と同じく東京-金沢間を運航する北陸新幹線で、長野-金沢間も1往復、また平日の早朝に上越妙高発長野行の臨時列車が1本設定されています。かがやきに次ぐ速達列車で、かがやきよりも停車駅が多く14往復と本数も多くなっています。グランクラス、普通車、グリーン車がありますが、長野-金沢間ではグランクラスはアテンダントのいないグランクラス(B)となっています。

北陸新幹線はくたか&かがやきの停車駅は?

東京-金沢間を運行する「かがやき」「はくたか」の営業キロは450.5kmです。かがやきの停車駅は、東京を出て上野駅、大宮駅、高崎駅、長野駅(相互接続)、飯山駅(一部通過)、上越妙高駅、糸魚川駅、黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅、金沢駅となっています。はくたかの場合、東京駅、上野駅、大宮駅、熊谷駅、高崎駅、長野駅(相互接続)、飯山駅(一部通過)、上越妙高駅、糸魚川駅、黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅、金沢駅となっています。

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力①

近代的な車両デザイン

日本の「和の価値や美意識に光を当て、さらに未来へとつないでいきたい」という願いが込められた「かがやき」「はくたか」。外観は、高速で走るために計算しつくされた流れるようなラインで、日本の伝統的な色合いである空色・銅色・アイボリーホワイトを車体に使用し、沿線の風景ともマッチして美しい風景を作り出します。内装デザインも近代的な中にも和のテイストを盛り込み、豪華仕様に作られています。

とても新幹線の車内とは思えないゴージャスなデザイン。外観も近代的。

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力②

アテンダントやサービスの充実

グランクラスとグリーン車の最大の違いが、客室にアテンダントがいるというサービス面です。座席にあるボタンひとつでアテンダントを呼び、飲み物の注文や新聞、雑誌の貸し出しなどのサービスに応じてくれます。また、口コミによると、呼ばなくても飲み物が少なくなったら声をかけてくれ、気配りも行き届いたサービスになっていると満足の声が上がっています。

客室アテンダントの行き届いたおもてなしで、快適な新幹線の旅ができます

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力③

充実したアメニティ

グランクラス(A)には、新幹線内での旅を快適に過ごせるよう、スリッパやアイマスク、靴ベラ、ブランケットといった充実したアメニティが座席に備えられているのも口コミ高評価のポイント。雑誌や新聞、時刻表などの貸し出しもしてくれます。しかもブランケットと貸し出し以外のアメニティは持ち帰ることもでき、旅の記念にもなります。

持ち帰ることもできるスリッパ、アイマスク、靴ベラと、貸し出しのブランケットで新幹線の旅を快適に

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力④

豪華なお食事


北陸新幹線はくたか&かがやきのグランクラス(A)には軽食が付いています。季節の旬の食材を使用したヘルシーな和食と手軽に食べられる洋食から選べますが、どちらも軽食というより食事という豪華さで、こちらも口コミ高評価のポイントとなっています。さらにお食事だけでなくドリンクやアルコール類も飲み放題で、別途パウンドケーキなどのおやつのサービスも付いてきます。

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力⑤

快適な座席シート

グランクラスの口コミ評価の最大ポイントはこの座席シートと言っても過言ではありません。1席1席が広々ゆったりとした本革張りにヘッドレストが付いた豪華な座席で、計算しつくされた構造で包み込まれるような快適な座り心地です。グリーン車の35度よりさらに大きい45度のリクライニングが手元ボタンで電動操作でき、細かい調整も可能です。シューズトレイがあり靴を脱いでゆったりでき、各座席に電源コンセントや読書灯、テーブルを備えています。

本革張りに電動リクライニングで快適なポジションで寛げる最高のシート

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力⑥

高級感ある内装や造り

グランクラスといえば、やはりその高級感が最大の売りです。値段がただ高いだけではなく、それに見合った高級感ある内装や設備、造りになっており、ただの新幹線移動ではなく癒しの空間で過ごす「プレミアムな時間」を満喫することができます。グリーン車よりもさらに上の、入った瞬間別世界に変わる特別な車両がグランクラスです。

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力⑦

乗車までの待ち時間も専用ラウンジで優雅に

グランクラス利用者は、当日は東京駅にある専用ラウンジ「ビューゴールドラウンジ」を利用できます。ビューゴールドプラスカード会員でグリーン車を当日利用する人など限られた人だけが利用できるラウンジで、豪華な内装や調度品を設えたプレミアムなラウンジでゆったりと優雅に待ち時間を過ごすことができます。

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力⑧

口コミ評価の高い満足度

普通料金よりもかなり高額になってしまうグランクラスですが、数々の質の高いサービスや居心地のよさ、快適さなどから、お値段以上の価値があると評価する口コミも多数見受けられます。飛行機で言うところのファーストクラス並みのサービスや環境であることを考えるとお得とも言えます。中には、以前は飛行機で移動していた区間をグランクラスの新幹線に変えたという口コミもあります。

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの魅力⑨

セキュリティ面も安心

最近では「新幹線=安全」という神話も崩れつつあり、新幹線内外で起きた事件・事故のニュースをよく目にするようになりました。その点、グランクラスなら特別車両で他の車両とは分かれておりアテンダントが付き、また客室車両およびトイレにも対話型非常通報装置を設置し、客室車両とデッキには防犯カメラが設置されています。飛行機ほど厳重な検査がない分、新幹線が狙われるケースが増えているかもしれませんが、グランクラスならセキュリティ面も配慮されており安心して旅を楽しめます。

客室内やデッキには防犯カメラが設置され、客室及びトイレなどには非常時用の通話装置も設置されるなど安全面にも配慮されています

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの料金や割引

実際に北陸新幹線グランクラスに乗る場合の料金はどれくらいかかるのでしょうか。はくたか・かがやきグランクラス(A)で東京-金沢間移動の場合、26,970円(大人正規料金)、東京-長野で15,910円となっています。その他区間の詳しい料金は料金表をチェックしてみましょう。差額の項目で説明したとおり、グリーン車とグランクラスの差額は区間距離にかかわらず値段は同じですので、目的地が特に決まっておらずグランクラスの旅を楽しみたいののであれば、終点まで満喫する方がお得になります。

グランクラスは割引適用はある?


グランクラスは予約方法がいくつかあり、その方法によっては割引がある場合があります。また、株主優待は運賃のみが対象でグランクラス料金券は割引は適用されません。国会議員に支給されるJR新幹線グリーン車無料パスも、グランクラスは適用されないようです。

北陸新幹線はくたか&かがやき、グランクラスの予約方法

①みどりの窓口や販売機で

通常のJR指定席特急券と同じように、乗車日の1か月前から発売されます。全国のみどりの窓口のほか、券売機でも北陸新幹線が対象のものであれば購入し予約可能です。
 

②インターネット予約サイト「えきねっと」を利用

JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」(要会員登録)からも乗車日の1か月前に加えてさらに1週間前のAM5:30から事前予約登録することができます。ただし、発売は1か月前のAM10:00ですので、取れない場合もあるので注意が必要です。
 

③モバイルSuicaを利用

モバイルSuicaのチケットレスサービス「モバイルSuica特急券(モバトク)」を利用した予約も可能です。モバトクには通年で割引設定価格を利用できるサービスがありますが、こちらはグランクラスも適用されお得です。

④パッケージツアーを利用する

パッケージツアーに申し込めば、グランクラスの新幹線+宿泊施設などまとめて予約することができます。パックだと手軽で料金もセットで若干お得になるのも嬉しいポイント。ただし、まだグランクラス対象のパックは数が少なく、希望の時間帯が取れない場合も多いので、通常の指定券で購入した方がいいという口コミも見受けられます。

グランクラスを利用して旅をするツアーの特集なども組まれています

まとめ

北陸新幹線かがやき&はくたかの豪華車両グランクラスは、座り心地抜群の座席や本格的なお食事、豪華なラウンジやアテンダントのサービスなどが高評価を得、口コミもどんどん広まっています。座席数が少なく予約も希望通りに取るのは難しいですが、ぜひ一度は乗ってみたいもの。多少高額ではありますが、値段以上の価値があるとの口コミも多数ですので、ぜひ体感してみましょう。

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