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ディスクコーラルはどんなサンゴ?特徴や種類、飼育方法を詳しく解説!

ディスクコーラルはどのようなサンゴかご存知でしょうか?非常に育てやすく初心者にも大人気のサンゴですが、ポイントをしっかり押さえておかないと死んで溶けることもあります。今回はそんなディスクコーラルの特徴や種類、飼育方法を詳しく解説していきます!
2020年8月27日
T・S
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ディスクコーラルはどんなサンゴ?

ディスクコーラルは多くの方が育てている定番のサンゴとして知られていますよね。お店でもよく見かけますので、これから育てようと考えている方も多いかもしれません。そんなディスクコーラルは非常に育てやすいのですが、ポイントを押さえておかないと死んで溶けることもあります。今回はディスクコーラルの種類や特徴、飼育方法を詳しく解説しましたので、参考にして育ててみて下さい。

ディスクコーラルの特徴

ディスクコーラルとは?

ディスクコーラルはその名の通り、円盤型のサンゴです。この円盤の根本には吸盤が付いていて、その吸盤で付着して固定されています。こちらは珍しいサンゴではなく、世界中に分布している定番のサンゴですので、広く親しまれています。

ディスクコーラルは移動出来る

見た目からは想像しにくいかもしれませんが、実はイソギンチャクに近しいサンゴであり、自分で移動することが出来ます。サンゴを植物だと思われている方も多いのですが、実は動物ですので動けるのです。とは言っても、速く移動出来る訳ではありません。

ディスクコーラルは育てやすい

ディスクコーラルは生命力が強いので、初心者にもオススメ出来る種類の一つとしてよく紹介されています。サンゴは敏感で育てにくい種類も多いのですが、普通に海水魚を育てられている環境であれば、問題なく飼育出来ると言われている程です。初心者の方も気軽にチャレンジしてみて下さい。

ディスクコーラルの他の種類

種類①スポットディスク

ディスクコーラルにはいくつか種類があり、画像左上のスポット状の柄があるものはスポットディスクと呼ばれています。

種類②バブルディスク

見た目がかなり強烈なのが、バブルディスクです。名前の通り、泡のような見た目をしていますよね。バブルディスクの中にも触手の大きいものがあり、カリブ海のものは特徴が強いのでカリバブなどと呼ばれています。

種類③ヘアリーディスク

こちらは触手が長い種類で、先端が蛍光になっているのが特徴です。水槽に入れると美しい種類ですね。

ディスクコーラルの色

レッド

ディスクコーラルには主に3種類のカラーがあり、レッドは定番カラーです。レッドは水槽内でとても映える色ですよね。水槽をカラフルにしたい方はレッドを検討してみましょう。レッドは約3000円程で販売されていることが多いです。

ブルー

レッドとはまた違った良さがあるのがブルーです。ブルーのサンゴは実はあまり多くないので、ディスクコーラルのブルーは水槽内で活躍する存在。他のカラーと交えてブルーを配置すれば、よりカラフルになります。ブルーも約3000円程で販売されていることが多いですね。


グリーン

レッド・ブルーと比べて少し地味な印象があるのがグリーンです。とは言え、画像のようにレッド等と混ぜるとグリーンも美しいですよね。更に美しく感じるグリーン個体もいます。また、グリーンは青色の照明を当てることで更に美しくなります。グリーンは価格が安く、1000~2000円程で販売されていることが多いですね。まずお試して育ててみたい方は、グリーンから始めてみても良いのではないでしょうか。

ディスクコーラルの毒性と相性

ディスクコーラルの毒性について

見た目は何の問題も無さそうに見えますが、サンゴですのでやはり毒性があります。他のサンゴよりも少し毒性が強いのですが、更に強い毒性を持つサンゴもいますので負けてしまうこともあります。毒性が強めのサンゴは、触ると手が荒れる可能性がありますので、ビニール手袋を付けて触った方が良いでしょう。

ディスクコーラルとサンゴの相性

ディスクコーラルと他のサンゴを一緒に育てる際は、お互いが触れないようにしておきましょう。触れるとどちらかが負けてしまう可能性が高いからです。同じディスクコーラル同士であれば問題無いことが多いので、まとめて置いてしまって構いません。

ディスクコーラルと魚の相性

ディスクコーラルは毒性がありますが、大抵の海水魚と一緒に育てることが出来ます。ただし、ディスクコーラルをつついてしまう海水魚もいますので、そういった種類の魚は入れないようにしましょう。それぞれの毒性を考えつつ配置すれば、画像のように賑やかな海水魚水槽が作れます。

ディスクコーラルに餌は必要?

餌は与えれば食べる

サンゴは動物ですので餌を食べることが出来ます。ですが、必ずしも餌は必要ではなく、ディスクコーラルは与えれば食べる程度の認識で大丈夫です。エサを与えすぎると消化不良になることもありますので、基本的には餌は与えない方向で育てるのがオススメですね。ヘアリーやバブルディスクは餌を好みますので、与えてみても良いでしょう。多少与えることでより早く成長するようになります。

与える餌は?

餌を与える場合は、サンゴ用のドライフード、もしくはクリルを砕いて与えると良いでしょう。口部分より少し小さめにしてあげて下さい。大きすぎると上手く食べられません。頻繫に与える必要はありませんので、月一回程度で良いでしょう。

ディスクコーラルの飼育方法①用意

用意するもの①水槽

まだ水槽を持っていない方は、水槽を買うところから始めましょう。水槽サイズは大きい方が水質が安定しやすいのですが、大きすぎると扱いづらい面もありますので、60㎝サイズがオススメです。60㎝であれば合うアイテムも多く、水量もあるので水質も安定しやすく、ある程度魚も入れられます。あまりスペースに余裕が無い場合は45㎝水槽でも良いでしょう。

用意するもの②フィルターとスキマー

サンゴは非常に水質に敏感な生き物ですので、濾過能力の高いフィルターを用意しましょう。60㎝水槽であれば外部フィルターがオススメですが、上部フィルターでも構いません。フィルターに加えて、プロテインスキマーというタンパク質を除去する機器も備えるとより良い環境になります。ディスクコーラルは丈夫ですので、スキマーが無くても育てられますが、用意出来る方は用意した方が良いでしょう。

用意するもの③照明

ディスクコーラルは照明が大切です。強い照明じゃなくても問題ありませんが、照明が弱いと色が悪くなってしまいますので、ある程度の光量は欲しいところですね。グリーン等の色はブルーのLEDライトを当ててあげると良いでしょう。こだわりのライトは多少高いのですが、それだけの価値があります。

用意するもの④ライブロックとサンゴ砂


サンゴはライブロックに設置することになりますので、ライブロックも必須アイテムです。画像のように、水槽いをある程度埋める量を買っておくと良いでしょう。ライブロックは購入してすぐに使える場合と、キュアリングをしなければいけない場合とがあります。詳しくは下記記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

用意するもの⑤ヒーターとクーラー

暖かい海に生息しているサンゴですので、水温調節が必要です。適温は25度前後になりますので、ヒーターとクーラーを設置して水温を保ってあげましょう。多くの方がヒーターのみ設置しているのですが、夏場に30度を超えるようだと死んで溶ける危険性がありますので、やはりクーラーも用意しておいた方が良いですね。オススメの水槽用クーラーは下記記事で紹介していますので、気になる方は見てみて下さい。

用意するもの⑥その他

その他、水道水の塩素を中和する為のカルキ抜きや、海水にする為の人工海水、水換え用の掃除用具を用意します。これらは海水魚を取り扱うお店に行けば販売されています。もし分からなかった場合は店員の方に聞いてみると良いでしょう。人工海水の中にはカルキ抜きも出来るものがあります。

水流ポンプは必要?

サンゴ水槽では画像のような水流ポンプがよく付けられています。水流ポンプがあることで快適に過ごせる種類のサンゴは多いのですが、ディスクコーラルはそこまで水流を必要とするタイプではありませんので、水流ポンプは無くても良いでしょう。むしろ強めの水流を当て続けるとストレスになることもあります。初心者の方はフィルターの水流だけで育ててみましょう。フィルターの水流であれば、強すぎてストレスになることはありません。

ディスクコーラルの飼育方法②準備

水槽の立ち上げ

一通り用意が出来たら、水槽を立ち上げていきましょう。機器を一旦水洗いしてからセットしていきます。サンゴ砂を敷いて人工海水を入れ、ヒーターやフィルター等をセットすれば完了です。水温が整ったタイミングでライブロックも入れましょう。

空運転期間は1週間

ここですぐにサンゴを入れるのではなく、1週間空運転をさせましょう。この間にバクテリアが増え、汚れが出ても分解される状態になっていきます。魚を入れる予定であれば2週間空運転させて下さい。ディスクコーラルのみで始める場合は1週間で大丈夫です。

ディスクコーラルの購入

準備が整ったらディスクコーラルを購入します。海水魚を取り扱うお店の多くで販売されていますので見に行ってみましょう。選ぶ際は、ポリプを広げている元気そうな個体を選んでください。状態が悪いものは問題があるかもしれませんので避けましょう。また、既に岩に活着している個体を選べば、わざわざ活着させる必要が無いので、初心者の方にオススメです。

ディスクコーラルの導入

導入する際、岩に既に活着している場合は問題ありませんが、活着していないものはライブロックに付けなければいけません。接着剤があまり効かないので、サンゴ粒に活着させてから接着剤でライブロックに付けてあげると良いでしょう。

ディスクコーラルの飼育方法③管理

餌も基本的には必要なく、特にやらなければいけないことはありませんので、水換えだけしっかり行い、水質だけ保ってあげましょう。水替えは週に一回、3分の1の水を交換します。水質が悪くなると死んで溶ける可能性が出てきますので、水換えだけは忘れず行いましょう。

ディスクコーラルの増え方


ディスクコーラルの増え方は面白い

ディスクコーラルは、環境が合えば分裂して増えていくサンゴです。勝手に分裂して増えることが多いので、いつのまにか増えていたと驚かされることもありますね。ただし、中には中々分裂しない個体もいます。環境に慣れて分裂するまで、早くても一ヶ月程度はかかりますので、気長に分裂するのを待ちましょう。

株分けでの増え方

分裂して自然な増え方をするサンゴですが、株分けで強制的に分裂させる増え方もあります。株分けでの増え方は簡単で、ハサミでカットするだけです。切るのが少し怖い増え方ですが、一ヶ月程度断つと元通りの姿に戻りますので思い切ってカットしましょう。ライブロックにしっかり付いている場合は、岩の表面ごとノミなどで剝ぎ取り、カットして、くっついている岩に接着剤を付けて他のブロックに接着しましょう。

バブルディスクは増えにくい

分裂と株分けでの増え方を解説しましたが、実はバブルディスクは中々増えてくれません。そもそもバブルディスクは成長が遅い種類です。すぐに増えるのを期待せず、のんびり育てていきましょう。

ディスクコーラルが溶ける場合

死ぬと溶ける

サンゴが溶ける時は死ぬ時です。溶ける前には段階があり、ポリプが閉じていって、色も悪くなり、次第に小さくなっていって溶けていきます。

溶ける原因は?

死んで溶ける原因は、水質・水温変化、もしくは魚につつかれていることが多いです。水換えを定期的に行い、水温も一定温度をキープさせ、一緒に入れる魚は少なめ、かついたずらしない種類にしましょう。

まとめ:ディスクコーラルはどんなサンゴ?

今回の「ディスクコーラルはどんなサンゴ?特徴や種類、飼育方法を詳しく解説!」はいかがでしたでしょうか?ディスクコーラルは非常に育てやすいサンゴで、初心者にもとてもオススメですが、水質が合わないと溶けてしまうこともあります。基本をしっかり守って育てていきましょう!落ち着けば増えていきますので、とても楽しめるサンゴですよ!

ディスクコーラルが気になる方はこちらもチェック!

今回はディスクコーラルについて解説させて頂きましたが、他にもサンゴや海水魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。