葉山の朝市とは
未だ参加も観賞もしたことがない葉山の朝市は、想像もできない特徴や魅力を秘めています。これからマーケットを自分の庭として通ってみたいなら、市場の基本から抑えておきたい知識は色々です。
葉山町で開催される朝市
絶えず日曜に開催される場所は、三浦半島の西の付け根にあたる、葉山町の鐙摺(あぶずり)港です。ちょっと読みづらい文字ですが、葉山マリーナも近い鐙摺港の岸壁に、朝市エリアが設けられます。ここは東方の横須賀や、北方の逗子、鎌倉の市街地からも離れていない場所です。
朝っぱらからとんでもない行列
名物的な光景といえば、人気の販売ブース前に並ぶ、とんでもない人口密度の行列。それはまだ葉山の街が寝静まっている時間帯からのことです。朝市のケーキの切り落としや、タルトやロールケーキなどの人気グルメを入手しようと、食いしん坊が100人を超す規模でマーケット内に詰めかけてきます。
1990年に始まった葉山マーケット日曜朝市
この評判高い朝市が葉山で開催されるようになったのは、それほど古い昔ではない1990年のこと。漁業協同組合の敷地で始まった当時、参加する商店もわずか数店舗でした。宣伝もしなかったので、地元民もまるで興味を示さぬ状態だったとか。20店近くが出店して人で溢れる今では想像もできません。
葉山朝一の開催時間
朝の8:30~10:30
一年を通じ、基本的には早朝の8時30分からが葉山の朝市のスタート時間です。しかし現地では早朝から異様な熱気を帯びた行列をなし、マーケット開催を待ち構える人々の姿があります。店舗によっては販売開始を数分フライングするのも当たり前。厳守するお店が少ないのは、朝市のご愛嬌です。
商品がなくなり次第終了する
決まりとしては、10:30が葉山の朝市の終了時刻となっています。しかし日曜の人気朝市なだけあり、ケーキの切り落としを扱う店舗を始め、僅か数十分で商品がなくなり店じまいとなる様子も通常通りです。それでも10時半ギリギリまで営業しているお店も残るので、時間遅めでも訪れる価値はあります。
葉山朝市のアクセス
葉山朝市のアクセスの概要
わりと近隣に在住している住人ならば、車や自転車で訪れるのが普通です。駐車場については、場所を覚えていないと現地で苦労しかねません。また、葉山の朝市には鉄道とバスを経由して各地から訪れることも可能で、使えるバス停は鐙摺港のそばと、葉山マリーナ前の2か所です。
電車とバスでアクセス
【JR横須賀線・逗子駅から】京急バス→鐙摺バス停・葉山マリーナバス停
【京急逗子線・新逗子駅から】京急バス→鐙摺バス停・葉山マリーナバス停
(バス停から徒歩1~2分で葉山朝市)
車でアクセス
【逗子市街地から】県道311号→24号→207号→駐車場
【鎌倉市街地から】国道134号→県道207号→駐車場
【逗子インターから】横浜横須賀道路→逗葉新道→県道311→国道134号→県道207号→駐車場
葉山朝市の駐車場
ラ・マーレ・ド・チャヤ駐車場
時間を掛けずに葉山の日曜朝市に突入できる駐車場といえば、鐙摺(あぶずり)港に隣接するラ・マーレ・ド・チャヤの駐車場です。こちらの駐車場は朝市の時間帯なら無料ですが、駐車台数が少ないという問題があります。しかし店舗のケーキやタルトをお目当てにした利用もおすすめできます。
駐車場情報
【所在地】 神奈川県三浦郡葉山町堀内24-2 ラ・マーレ敷地内
【駐車台数】9台
【料金】無料(朝市開催の時間帯のみ)
県営葉山港駐車場
ごった返す朝市の現場より南西側200mに位置し、葉山マリーナに接する葉山港内に広がる県営駐車場です。マリーナに隣接した敷地には137台の駐車スペースを有します。1時間あたり300円台とまずまずの料金設定で、日曜の朝市の日でも余裕をもって利用しやす居場所といえるでしょう。
駐車場情報
【所在地】神奈川県三浦郡葉山町堀内50番地(葉山マリーナ隣接地)
【駐車台数】普通車:137台(車いす用4台)、二輪車:20台、大型車最大2台
【料金】一般1時間:普通車310円・大型車620円・二輪160円
【利用時間】5:00~22:00
葉山マリーナ駐車場
鐙摺港から南へ200m離れたところに、葉山マリーナプラザという商業施設があり、駐車場の利用も可能です。ここは日曜日は15分400円とかなり高めですが、葉山マリーナのショップの利用により、3時間の駐車サービスがあります。お買い物ついでなら、良いかもしれません。
●朝市はいってない
駐車場情報
【所在地】神奈川県三浦郡葉山町堀内50-2
【駐車台数】160台
【料金】日曜日:15分400円(ショップ利用で3時間サービス)
葉山の朝市攻略法とは
人気商品のためなら早朝から並ぶのが基本
いかに早く到着したかで、名物の限定グルメに手が届くかを決するのが葉山の朝市です。その争奪戦は、早ければ朝の4~5時台に1番手が並びだします。したがって確実に順番待ちもしないでお目当ての食べ物を入手するなら、現地到着の時刻は5時台ということも考えられ、難易度は少々高めです。
2人以上で行動する
たった1人きりで葉山の朝市に挑みかかれば、入手できる人気商品は1つのみという、残念な結果も待ち受けます。しかし朝市に2~3人連れ立って訪れてみれば、人気商品はそれぞれで獲得ができ、順当な分け合いも成立します。複数でいくこと、これも朝市攻略法の基本に含まれます。
潮風を受けながら名物をいただく
できるだけ出来たてに近い状態でいただけるのが、葉山の朝市の醍醐味と言われています。朝市ではテーブル椅子やベンチが幾つも並んでいるので、買ったものはその場ですぐ食べるのも楽しみとなります。寒すぎず晴天ならば、海と船とマーケットの風景を眺めつつの朝ごはんでこころ踊ります。
おすすめの休憩場所
【朝市のテーブル椅子】朝市開催地の鐙摺港の岸壁に沿って並ぶ。
【葉山港駐車場通路のベンチ】高台になって景色の良い場所。
【葉山港駐車場奥の公園】海と緑に囲まれて港とヨットを眺める場所。
葉山朝市のおすすめの魅力①
ラ・マーレ・ド・チャヤのケーキの切り落とし
葉山朝市限定のラ・マーレ・ド・チャヤのタルト&ケーキの切り落としGETしてきた。
— ひびき (@noirchat_hibiki) September 10, 2017
6時に並んで16人目くらい…激戦(´ω`;)
タルト、アーモンドプードル入ってたけど、大丈夫な気がする!!……する!!!← pic.twitter.com/JcsbeYdyHf
来訪者が止めどなく行列を成す代表格といったら、鐙摺港に面した立地のラ・マーレ・ド・チャヤ。このお店は葉山の日曜朝市にて、存在感が増しているケーキの切り落としや、朝市タルトなどの超人気商品を扱っています。切り落としなどは数が限定的だから、まさに現地は朝っぱらからの争奪戦です。
ケーキの切り落としの特徴
WBS・THE行列・葉山の朝市。ラ・マーレ・ド・チャヤのケーキの切れ端、1パック100円。1個で数百円の角切りケーキを作る時に出る切れ端を、店の名前と味を覚えて貰う為に、破格の安値で売る。10分で完売。朝4時から並ぶ人もいて400人が行列! pic.twitter.com/8KYNUxKbW0
— kegasa (@kegasa2007) October 15, 2017
カテリーヌの名前でラマーレでも名物的なケーキの切れ端が、切り落としの正体です。カテリーヌのチョコやココアスポンジの独特な甘さが人気の秘密です。激安にて葉山朝市で販売していますが、切り落としの数量は50個を超える程度で、1人1パックという制限がつきます。
朝市タルトの特徴
違いが明確な3種のタルトが用意されている、ケーキの切り落としに並ぶマーケットの人気商品です。洋梨タルト、オレンジタルト、アップルタルトなど爽やかな味覚の3種があります。葉山朝市のタルトは160個限定で、1人1個しか購入できませんが、ケーキ切り落としとタルトの合わせ買いは可能です。
主要メニューと価格
【ケーキの切り落とし】1パック100円、数量50~60個程度
【タルト】各種1個1,000円、数量160個程度
(2019年1月5日現在)
葉山朝市のおすすめの魅力②
葉山レリッシュプレインのシュークリーム
南部上ノ山公園にほど近い、葉山の谷あいに出店している葉山レリッシュプレイン。この地元で支持率高めなお店は、葉山の日曜朝市でも売れ筋商品を販売しています。店舗同様に行列を作るほど人気を集めて止まないのが、名物の窯出しシュークリームです。
シュークリームの特徴
こちらの限定シュークリームは、とくに葉山近隣のあたりのお子様や女性にとっては大好物となるメニューです。葉山レリッシュプレインが窯焼きをして朝市に提供する手作りシュークリームは、バニラビーンズのカスタードクリームがぎっしり。小柄なサイズなので、うっかり食べ過ぎも必至です。
主要メニューと価格
【シュークリーム】1個100円
(2019年1月5日現在)
葉山朝市のおすすめの魅力③
プレドールの朝市限定さとうきびのラスク
大峰山の東に店をかまえるプレドールは、カフェとしても訪れてみたい、葉山で超がつくほどの人気パン屋です。海辺の朝市のほうでは焼き立てのパンを入手できるので、売り切れも早めです。なかでも朝市限定でしか手に入らない、さとうきびのラスクが名物です。
さとうきびのラスクの特徴
プレドールの自家製食パンに、さとうきびをまぶして焼き上げているお菓子です。朝市では袋にぎっしりと詰め込まれているのに、1袋200円を切るほどの安さも魅力。葉山で健康的で軽めのおやつを探しているなら、マーケットで手に入れたい品です。
主要メニューと価格
【さとうきびのラスク】1袋180円
【デニッシュトースト】1斤465円
(2019年1月5日現在)
葉山朝市のおすすめの魅力④
ブラウンスイーツのキャラメルロールケーキ
すでに新名所となっている葉山ステーション内で人気のブラウンスイーツも、葉山の朝市で注目のロールケーキなどの販売のブースを設置しています。マーケットに出店のブースで欲し一品といえば、キャラメルを使っているロールケーキとチーズケーキ、そして朝市プリンも含む3種です。
キャラメルロールケーキの特徴
ヨットが辺り一面を覆う海の街の葉山にふさわしく、ロールのパッケージにはイルカがあしらわれています。朝市のカゴの中では、ふわっとしたキャラメルのロールケーキとチーズケーキがセットになっています。ひとくち含むと、普通のロールケーキにはない味わいが広がります。
朝市プリン
俄然ロールを期待するブラウンスイーツで、好評な味わいのひとつが朝市プリン。こんがり具合に焼き上げて、ロールケーキにも似た黄金色の出来栄えが綺麗なプリンです。通常価格はお店で300円を超えるところが、200円と格安に買えてしまうのは、葉山の朝市ならではのサービス精神です。
主要メニューと価格
【キャラメルロール&チーズケーキ】1,000円
【葉山朝市プリン】1個200円
(2019年1月5日現在)
葉山朝市のおすすめの魅力⑤
葉山港湾食堂の海鮮丼
ロックオンをかけるのはスイーツだけに限らずに、漁港という地の利を活かしたグルメもおすすめです。葉山港湾食堂は鐙摺港と葉山マリーナに接するレンガ造りのおしゃれ食堂ですが、とくに日曜の朝市でひと目を引いて止まらないのが、朝市にならぶ各種の海鮮丼です。
海鮮丼の特徴
この朝市ではしらす丼を提供するお店が他にも出ていますが、葉山港湾食堂の場合はしらす+αが付くのが特徴的。一番人気は岩のりがトッピングされた岩のりしらす丼です。ほかにも母の味らしき「おかあさん」、いくらやうになどの海鮮を一緒に味わえる海の幸丼などが注目です。
主要メニューと価格
【岩のりしらす丼】500円
【おかあさん】600円
【日替わり丼】700円
【海の幸丼】1,000円
(2019年1月5日現在)
葉山朝市のおすすめの魅力⑥
ミラマールの牛すじ煮込みとクラムチャウダー
多様化を進めた葉山の朝市では、地元でフレンチを提供するミラマールの料理も登場しています。フレンチの巨匠と呼ばれたポール・ボキューズ氏の味を受け継ぐのがミラマールです。この名店が提供するマーケットの2大名物といったら贅沢な牛すじ煮込みと、クラムチャウダーの2本立てです。
牛すじの赤ワイン煮込みの特徴
熱されている鍋から提供されるので、葉山の朝市ではアツアツ状態でいただけます。鍋の中では牛すじのほかにこんにゃく、だいこんなどの野菜が一緒に煮込まれています。仕上げに上に刻みネギが乗っかっている見た目です。健康的なオトナの料理を、港の風景を見ながら味わってみてください。
主要メニューと価格
【牛すじの赤ワイン煮込み】1杯450円
(2019年1月5日現在)
葉山朝市のおすすめの魅力⑦
旭屋牛肉店の葉山コロッケ
脈々と大正の頃より葉山元町で営業している旭屋牛肉店は、牛肉だけではなくお惣菜も多様に販売している地元の人気店です。葉山の朝市のほうではご自慢の名物葉山コロッケを中心とした揚げ物の販売をしていて、名物を入手しようと常に人だかりができてます。
葉山コロッケの特徴
香ばしく中身の牛肉がコクを生み出す原動力となっている葉山コロッケは、そのままかじりついても美味しいグルメです。ごはんに載せてコロッケ丼にしてみたり、日曜朝市で買ったパーカーパンに挟み込んで、コロッケサンドにする食べ方もおすすめです。
主要メニューと価格
【コロッケ】1パック300円
【旭屋コロッケ専用パーカーパン】300円
(2019年1月5日現在)
葉山朝市のおすすめの魅力⑧
宮木丸の海産物
まだこの朝市が誕生間もなくのんびりとしていた黎明期より、葉山の朝市では海産物と野菜の販売が主流となっていました。その基礎的な流れを今も変えず、地元産海産物をブースに並べて激安販売をしているのが、葉山の近海で漁をいとなんでいる宮木丸です。
宮木丸の海産物の特徴
なにより目に飛び込むのは相模湾で採れたてのサザエで、一山1,000円と葉山のマーケットならではの安値でまとめて販売をしています。朝市ではナマコも入手できるなど独特な商品が並びます。海産物が好物な主婦なら、葉山の朝市ではチェックしておきたい店舗となります。
【サザエ】一山1,000円(時期で変動)
【ナマコ】一山400円(時期で変動
(2019年1月5日現在)
野菜と柑橘類と花の産直市
JAよこすか葉山 葉山支店 野菜部産直市
大峰山麓で三浦半島の農業を取り仕切るJAよこすか葉山も、この街で注目の朝市に出会えるスポットです。ここでは地元の葉山の野菜を中心として、柑橘類や花の販売もしています。戦場となる港の葉山朝市とはまるで毛色が違って、こちらはのんびりとしたマーケットの風景です。
JAよこすか葉山支店前で日・水開催
鮮度の高い野菜が並ぶのは、国道134号の葉山大通交差点前の、JAよこすか葉山支店前の空きスペースです。ここは国道沿いで京急ストアのお隣なので、迷いにくい立地です。朝市の開催は毎週日曜日と水曜日の週2日で、季節や日によって違う野菜や花々がカラフルにお出迎えします。
JA朝市情報
【所在地】神奈川県三浦郡葉山町一色1719
【時間】日曜日:7:30~11:00、水曜日8:00~11:00(7月、8月は開催曜日増加)
【駐車場】6台(無料)
葉山の朝市にいこう
朝市限定グルメを求めて
味わい経験ゼロで、食べてみたくなる葉山朝市の名物料理はどれでしたか?名店のケーキの切り落としやタルト、ロールケーキなどスイーツは充実、和食も洋食も海産物も、葉山マリーナそばのマーケットならばあらゆるものが手に入ります。日曜日になったら、もう葉山に行くしか無いですね。
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