大人から子供まで人気のマロニーちゃん
「マロニーちゃん」という名前で人気の高いマロニーは、大人から子供まで人気の食材です。
柔らかいのでご年配の方でも安心して食べる事ができます。鍋や汁物に入っているとちょっと嬉しくなりますよね。意外とカロリーも高くなく、ダイエット効果も高いといわれるマロニーちゃん。
そんなマロニーちゃんが何でできているのか、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?今回はマロニーちゃんの原料などの基本情報から、気になるカロリーや糖質量、栄養成分などをご紹介します!
原料
マロニーの主原料はジャガイモでんぷんです。全て北海道産のジャガイモを使用したもので、そこにコーンスターチ(トウモロコシのでんぷん)を配合してつくられます。マロニーちゃんは国産商品なので、安心して食べることができますね。
主原料のみでなく、加工工場も全て国内にあるんですよ。
ジャガイモでんぷんやコーンスターチというと、食の安全性に関心のある方だと「遺伝子組み換えじゃないの?」と思われるかもしれませんが、マロニーの原料は全て遺伝子組み換えでないものを使用しています。
なのでお子様のいるご家庭でも安全・安心で食べる事ができますよ。
アレルゲンを含まない安心食材
マロニーちゃんはアレルゲン(特定原材料等27品目)を含まない食材です。
原料のジャガイモでんぷんとトウモロコシでんぷんは非常に純度の高いでんぷん粉で、そこに水を加えて作られるため、特定原材料等27品目にアレルギーを持つ方でも安心して食べることができます。
またマロニーちゃんが作られ初めて以来、製造ラインではマロニーちゃんしか作られていないので、製造過程でもアレルゲンがマロニーちゃんに触れることなく作られます。マロニーちゃんは遺伝子組み換えでなく、アレルゲンもないお子様にも安心の食材ですね。
春雨・しらたきとの違い
マロニーちゃんというと、似た食材の春雨と何が違うのか気になりますよね。マロニーは先ほどもお伝えしたようにジャガイモでんぷんとコーンスターチから作られますが、春雨はさつまいもでんぷんや、緑豆などを主原料に作られます。
春雨もでんぷんが主原料となっているんですね。比べると春雨よりマロニーの方が煮崩れしにくく、味付きが良いという特徴があります。また春雨はかつて中国から伝来した食材ですが、マロニーはマロニー株式会社が独自開発した商品です。
春雨の他にマロニーに似ている食材だと、しらたきもありますよね。したらきの原材料はこんにゃく芋とお水からできています。
しらたきの原料のこんにゃく芋はごつごつした丸いお芋で、そのお芋をすりつぶして、乾燥させた後すりつぶし粉状にします。そこに水をくわえて小さな穴のあいた場所からお湯の中に出すと、細長いしらたきができます。
ちなみに袋へ入れてそのまま固めるとこんにゃくになるんですよ。こんにゃく芋はそのまま食べようとすると灰汁が強く食べられないため、こんにゃくやしたらきにすることで、食べやすくしているんです。先人の知恵ですね!
しらたきは特に低カロリーな食材としても知られています。
具体的には後ほどご紹介しますが、春雨やマロニーちゃんと比べても、1/8以下のカロリー量です。スーパーなどでも、「こんにゃく麺」など低カロリーで食べれる、ダイエット向きの商品が置かれていますよね。
それもしらたきの原料に水がたくさんふくまれているからで、なんとしらたきは約97%が水分なんです!しっかり固められているため水分もでないですし、驚きですよね。カロリー摂取で太るのが気になる方にはおすすめの食材です。
名前の由来
「マロニーちゃん」のCMでも耳なじみの良い、「マロニー」という商品名。マロニーを作っているマロニー株式会社の社名にもそのまま使われています。
ですが、マロニーという名前の由来は実はマロニー株式会社の中でも確かな答えはなく、たくさんの説が出ているんです。唯一有力な説といわれているのは、「まろやかに煮えるから、マロニー」というネーミング案です。
創業者の吉村義宗さんは、終戦後シベリアで抑留生活を送り、日本へ帰ってからマロニーを開発しました。
当時シベリアの工場にいた際、明るく笑顔が特徴の「マロン」という女性がいたそうです。明るい性格の彼女のイメージを商品に照らし合わせ、マロニーという商品名に決定したのではといわれています。
ただし今も真実は吉村さんの口から語られてはいません。マロニー株式会社は「自由に想像力をはたらかせて楽しんでいだければ」とコメントしています。なんだかロマンがありますよね!
種類
マロニーは生マロニーと、乾燥マロニーの二種類を販売しています。それぞれの製造過程の違いや、食感などの特徴をご紹介します。
生マロニー
生マロニーは生のまま商品として出荷されているマロニーで、スーパーなどだとしらたきや豆腐のコーナーで販売されています。
乾燥させないで製造後そのまま商品化されているので、もちもちとした食感が特徴です。封入液と一緒にパッケージされているので、鮮度が落ちずに料理に使用できますよ。
冷蔵しておけば製造されてから90日間もつので、一度に使用できない場合は液と一緒に密閉の容器に移し替えれば食感を失わずに使い切れます。
乾燥マロニー
乾燥マロニーはマロニーをシート状にし、麺の長さにカットして乾燥させた商品で、なんといても常温で長く保管が効くのが特徴です。
賞味期限は製造されてから3年も持つんですよ!一度に全部使えなくても保存がきくと助かりますよね。常温保管なので冷蔵庫を圧迫しないのも嬉しいです。乾燥マロニーの食感は生マロニーとは異なり、つるつる、シコシコとしたのどごしがあります。
スーパーでは乾燥春雨などと同じコーナーに置かれていますよ。また生マロニーに比べると乾燥マロニーの方がしっかり味がしみやすいです。どちらが好みの食感か、ぜひ食べ比べしてみてくださいね。
マロニーのカロリーはどれくらい?
主材料がジャガイモでんぷんでできているマロニーちゃんは、意外とカロリーが低く、ダイエットにも向いている食材です。カロリーは乾燥マロニーを水分で戻した状態で、100gあたり約80Kcalとなっています。
でんぷんというとカロリーが高く太る原因になる気がしますが、やせたい時に食べるのにおすすめですよ。
ちなみに似た食材の春雨も、同じく約80Kcalです。ただしらたきは100gあたり約6Kcalととても低いので、カロリーだけで考えるとしらたきがダイエットに効果がありそうですね。
低カロリーなマロニーがモンドセレクション受賞
モンドセレクションとは、食品のオリンピックともいわれる、食品の国際的な品評会です。
よく食べ物のパッケージで「モンドセレクション受賞!」と欠かれたものを見ますよね。モンドセレクションは世界中の優れた食品を発掘し、表彰するためにできた賞で、審査は原材料から味、衛生面、包装などにいたるまで、とても厳しいです。
賞は点数によって最高金賞、金賞、銀賞、銅賞の4種類があります。専門家の審査委員会で評価されるので、モンドセレクションを受賞しているということは、それだけで安心でおいしい食品だと保証されていることでもあります。
低カロリーなヘルシーさから受賞
マロニーちゃんはそんな厳格な審査を経て、なんとモンドセレクション金賞を三年連続で受賞しています!これはマロニーちゃんがヘルシーかつ、天然の素材を使った安全な食品だからこそです。使用されているジャガイモでんぷんの純度も受賞の理由です。
北海道産、しかもほとんどが十勝平野を中心としたジャガイモだからこそ、マロニーちゃんの細かな透明度が保たれているんです。マロニーちゃんは、世界も認めた美味しさなんですね。
またモンドセレクションは衛生面も厳密にチェックされます。マロニーちゃんは徹底した品質管理のもと作られているので、モンドセレクションの金賞を受賞できているんです。知れば知るほど、安心して食べられる食材ですね。
マロニーの糖質量はやや高め!ダイエットにはどう?
ダイエットをする上で気になるのは、カロリーももちろんですが糖質ですよね。現在人がもっとも過剰摂取をしている栄養成分で、太る原因といわれる糖質。
マロニーちゃんの糖質量は、100gあたり約14.5gと、やや高めとなっています。主原料がでんぷんなので、どうしても糖質は高めですね。あまり大量に食べると、糖質制限ダイエットをしている方は太る原因になってしまうかもしれません。
ダイエット向きの食材?
マロニーは低GI食品
糖質だけみると太る原因になるのでは!?と思ってしまうマロニーちゃんですが、ダイエット向きな効果も併せ持っています。マロニーは低GI食品と呼ばれる食材で、太る原因を抑えるといわれています。
GI値とは、食べた後に血糖値がどのくらいのスピードで上昇するかを数値化したものです。
血糖値が急激に上昇するとインスリンと呼ばれるホルモンが作られるのですが、このインスリンは脂肪として身体にエネルギーを蓄える資質があるんです。つまり、急激な血糖値の上昇を抑え、インスリンをなるべく分泌しないほうがやせたい方には良いんですね。
マロニーの栄養成分
ここからはマロニーの栄養成分をご紹介します。どんな栄養が含まれているのか知っていると、献立でバランスを考えるのに助かりますよね。マロニーちゃんは主成分のでんぷんの他にも、身体に良い効果のある栄養成分が含まれています。
1.アミラーゼ
マロニーには、アミラーゼと呼ばれる成分が含まれています。あまり聞き慣れない成分ですが、アミラーゼはなんと炭水化物を分解する役割をもっているんです!「炭水化物ダイエット」という言葉もあるように、炭水化物は太る原因として有名ですよね。
炭水化物は身体に脂肪として溜まりやすい性質がありますが、アミラーゼはその炭水化物を分解して、身体につくまえに排出してくれます。やせたい時に食べるには効果的な栄養成分ですよね。
2.食物繊維
マロニーには食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があることで有名で、特に身体の冷えやすい女性におすすめです。食物繊維をとり腸内が綺麗になるとダイエットにも効果的なので、やせたい時にぜひ食べたい栄養成分ですね。
便秘が改善されると、太る身体になりにくいともいわれています。その他にも食物繊維は心筋梗塞や糖尿病などの病気の予防にも効果があります。
和洋中なんでも合う!麺の代用にもおすすめ
マロニーは太く春雨やしらたきに比べて食べごたえもあるので、スープやお鍋に、ごはんやうどん、ラーメンといった炭水化物の代わりに入れるのがおすすめです。特に麺類の代わりに使用すれば太る原因の炭水化物も減らせ、やせたい方にはぴったりです!
マロニーは味がまろやかでどんな味にも合いやすいので、和・洋・中どんなスープに入れてもおいしく食べる事ができます。
またお鍋などであれば、マロニーでとれないタンパク質などの栄養成分のある鶏胸肉や魚を一緒に入れれば、よりやせたい方は効果が高まります。タンパク質は筋肉の素になるので、身体を引き締める栄養成分として欠かせません。
食物繊維が豊富なマロニーと一緒に食べれば、身体作りへの効果が期待できますよね。
調理時はカロリーに注意
マロニーは麺類などに比べてカロリーが低く、ダイエット中でも摂りたい食材ですが、とりかたによってはカロリーが増えてしまいます。原因はカロリーの高いスープを吸わせすぎることです。
特に乾燥マロニーを使用する場合は水分を吸って倍以上に太るため、吸ったスープのカロリーが高ければ、それだけ吸収してしまいます。
そのためマロニーをやせたい目的で食べる場合は、薄味のスープや、水炊きの鍋でいただくのがおすすめです。太る原因を少しでも減らしたい方は、ぜひ余分にカロリーを摂り過ぎないように、薄味にしてみてくださいね。
おいしく食べて健康的にダイエット
マロニーはカロリーはでんぷんが主成分ですが意外とカロリーが低い食材です。またやせたい時にピッタリの食物繊維やアミラーゼなどの栄養成分も含まれています。
糖質はやや高めなので糖質制限を厳しくされている方は気をつけた方がいい食材ですが、炭水化物を減らしたいと考えている方には、マロニーは代用できておすすめです。マロニーを上手く活用して、太る原因を減らし、やせた身体を手に入れましょう!