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ハタタテハゼはどんな海水魚?
ハタタテハゼは誰もが知る魚という訳ではありませんが、海水魚飼育では定番の魚として知られています。お店に行くとよく見かけますよね。海水魚と言えば映画になって大人気となったカクレクマノミがいますが、カクレクマノミと並ぶほど定番の、飼育に適した海水魚です。今回はそんなハタタエハゼの特徴、生態、飼い方・飼育方法をご紹介していきます。
ハタタテハゼの特徴
ハタタテハゼについて
ハタタテハゼは、スズキ目・クロユリハゼ科・ハタタテハゼ属に分類される海水魚で、大きさは大体7センチ程度と小柄な種類です。特徴はやはり背びれですよね。名前の由来にもなっているこの背びれにより、一瞬で見分けることが出来ます。また、背びれだけではなく、燃えるように綺麗な体色も魅力とされており、沢山の方に愛されている魚です。
ハタタテハゼは初心者でも飼育しやすい?
背びれが特徴的で育ててみたいと考えている初心者の方が沢山いますが、飼育難易度が気になるところですよね。実はハタタテハゼは飼い方が非常に簡単で、生命力も強くて丈夫な魚です。餌も何でも食べてくれますので、特に大きく困るところはありません。強いていうなら飛び出し事故が多いという程度ですので、初心者の方も気軽に育てられる魚です。
ハタタテハゼの性格
立派な背びれがあり、目つきも少しキリっとしている魚ですが、実は大人しい性格をしています。ただし、幼魚の時は群れて生活しているものの、成魚になるにつれ縄張り意識が強くなりますので、仲間同士でも喧嘩するようになります。性格がキツイ訳では無いのですが、同種の混泳は避けた方が無難でしょう。
ハタタテハゼとの混泳
ハタタテハゼと他の魚の混泳は基本的に問題ありません。ただし、混泳させる際は先にハタタテハゼを育てて、縄張りがある状態で他の魚を入れた方がスムーズでしょう。また、攻撃的な種類や大きな魚との混泳はいじめられたり食べられたりする可能性もあります。性格やサイズを合わせて混泳させてあげましょう。
繫殖は可能?
ハタタテハゼを意図的に繫殖させる方はあまりいませんが、飼育しているといつの間にか産卵していて、繫殖準備にいそいそと取り掛かる方もいます。もしライブロック等に産卵し、繫殖しようとしていたら、繫殖準備をしてみましょう。といっても、既に産卵している場合は行うべき繫殖準備も無いので、エアレーションをして孵化するのを待つだけです。稚魚が生まれたらブラインシュリンプ等の小さな餌を与えて、繫殖が上手くいくかチャレンジしてみましょう。
ハタタテハゼの生態
ハタタテハゼの分布
色や背びれが素敵な魚なので、海外にいる魚というイメージがあるかもしれませんが、実は日本にも普通に生息しています。分布は東アフリカからハワイ周辺で、日本では和歌山県より南に分布しており、大体水深10mから30m程度の深さを泳いでいます。時折もっと深く、70mくらいの場所を泳いでいることもあるようですね。水温は少し冷たくても耐えられます。サンゴ礁域にいることが多いので、ダイビングしている時に見つかることも多々あります。
テッポウエビとの共生
ハタタテハゼなど、小型のハゼの仲間はよくテッポウエビと共生します。テッポウエビが作った穴にハゼが住み、ハゼがテッポウエビを守ってあげるという助け合いが行われるのです。これは水槽内でも行われる行動なので、ハタタテハゼを育てる際はテッポウエビもセットで育てるのがおすすめですね。テッポウエビとのセット販売もよく行われています。
サンゴとの飼育もOK
海水魚を検討する際に気になるのが、サンゴとの相性ですよね。ハタタテハゼはサンゴとの相性が良く、サンゴにいたずらすることはありませんので安心です。サンゴなどが良い隠れ家となりますので、ストレス緩和の為にも入れてあげたいところです。
ハタタテハゼの寿命
育てる際に気になるのが寿命ですよね。小さな魚なので寿命は短いと思われがちですが、実は寿命は5年程度あります。このサイズの魚の寿命としては少し長めです。丈夫な魚ですので、その5年の間に病気になって死んでしまうという可能性も低く、寿命を全うさせやすいでしょう。育てる際は、数年の寿命があるイメージで始めてみて下さい。
ハタタテハゼの飼い方・飼育方法①用意
用意するもの①水槽
エーハイム グラス水槽 EJ-60
まずは水槽を用意しましょう。小さな魚ですので、30㎝程度の水槽でも構いません。ただし、他の魚との混泳を考えていたり、繫殖の可能性もありうることなどを考えると、少し余裕を持って、45~60㎝水槽があるとベストです。初心者の方は水槽と他の備品がセットになったものがおすすめで、下記の記事でおすすめの水槽セットを紹介していますのでチェックしてみて下さい。
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用意するもの②カルキ抜き
テトラ (Tetra) コントラコロライン 500
魚を飼育する上で必要なのがカルキ抜きです。水道水には魚に有害な塩素が入っていますので取り除く必要がありますが、この塩素は天日に二日ほどあてておくだけで取り除けます。ただ、二日も天日にあてるのは手間ですので、通常は上記画像のようなカルキ抜きを使って取り除きます。おすすめのカルキ抜きは下記記事でご紹介していますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
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用意するもの③人工海水
インスタントオーシャンプレミアム 20kg
海水魚ですので、水槽内の水は海水の状態にする必要があります。そこで使うのが、上記のような人工海水です。こちらを使えば簡単に海水が作れますので、これから海水魚飼育を始められる方は用意しましょう。色々なサイズがありますが、ずっと使っていくので、ある程度容量の大きな製品を購入しても大丈夫です。
用意するもの④フィルター
オートワンタッチフィルター AT-20
水槽内の水はすぐに汚れていきますので、フィルターは必須です。小さな水槽であれば、上記のような外掛け式のフィルターが安価かつ手間もかかりにくくてオススメですね。60㎝水槽サイズになってくると、上部式フィルターが定番となります。
用意するもの⑤ライト
ジェックス クリアLED パワーIII 300
せっかく美しい魚を育てているのであれば、ライトで照らして綺麗に眺めたいですよね。水槽サイズに合わせたライトが沢山販売されていますので、合ったものをチェックしてみましょう。最近のライトはLED仕様のものなど、高機能な製品が沢山あります。また、海水魚水槽ではブルーライトも一般的ですのでチェックしてみて下さい。
用意するもの⑥ヒーター
ハタタテハゼは水温の高い海を泳ぐ魚ですので、ヒーターで必ず水温調整をしましょう。一般的に水温は25度程度に調整されることが多いのですが、ハタタテハゼは少し低めの水温である23度程度も構いません。ただし、他の魚と混泳させる際は、水温25度に調節した方が無難です。サーモスタットがあるヒーターや、自動で水温調節されるヒーターなどあり、下記記事でおすすめヒーターを紹介していますのでチェックしてみて下さい。
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用意するもの⑦底砂など
ジュン (JUN) プラチナリーフサンド NO.5
画像のような砂をサンゴ砂と言い、海水魚飼育ではサンゴ砂が定番となっています。サンゴ砂は水をアルカリ性に傾ける性質があり、海水魚にピッタリです。また、色も白色で美しく、色とりどりな海水魚が映える底砂ですね。ハタタテハゼは穴に住む性質がありますので、穴を作りやすいよう、大小入り混じったサンゴ砂を使用するのがおすすめです。
用意するもの⑧餌
テトラ マリン ミニグラニュール 115g
餌に関してはデリケートではありませんので、画像のような海水魚用の人工飼料で問題ありません。もし上手く食べてくれない場合は生の餌も検討してみましょう。
用意するもの⑨掃除用具
ジェックス おそうじラクラク 砂利クリーナー
フィルターでろ過をしていても水は汚れていきますので、画像のような水替え用ホースとバケツを用意して、定期的に掃除をしましょう。水替え用のホースはお店に行けばほぼ必ず販売されていますし、最近では100均でも見かけますのでチェックしてみて下さい。
ハタタテハゼの飼い方・飼育方法②準備
水槽のセッティング
まずは水槽を置く場所から決めていきましょう。45㎝以上の水槽はかなりの重量となりますので、強度の高い場所に置く必要があります。もし適した場所が無い場合は、水槽台を別途購入しましょう。水槽や底砂は事前にに水洗いをしておき、外側を拭いてからセットします。底砂を入れて、人工海水を入れ、フィルターやヒーターなどを設置すれば下準備完了です。
しばらく放置
水槽を設置してすぐに魚を入れても、丈夫な魚であれば問題無いことも多いのですが、出来ればしばらく空運転をさせて、良い状態にしてあげましょう。2週間ほどフィルターを回して空運転させることで、水を入れた直後よりも環境が整い、魚にとって良い状態となります。
ハタタテハゼの飼い方・飼育方法③導入
ハタタテハゼの購入
用意が整ったらハタタテハゼを購入しましょう。ハタタテハゼの相場は大体700円から1500円程となっていますので、気軽に買える金額なのが嬉しいですよね。お店に行くと販売されている可能性が高い魚ではありますが、もしお店にいなければネットショップもチェックしてみましょう。生命力が高いので、ネット購入もよくされている魚です。
水合わせ
画像はハタタテハゼではありませんが、水合わせをしている様子が紹介されています。魚を購入したら、まずは画像のようにして袋を見ずに浮かべて、水温を合わせます。次に、袋の中に水槽の水を入れて水質を合わせていき、最後に手ですくってハタタテハゼを水槽に入れましょう。袋の水は汚れている可能性がありますので、水槽には入れないのがおすすめです。
3日ほど放っておく
引っ越してきたばかりの魚は非常に緊張していますので、可愛いあまりに可愛すぎると強いストレスがかかってしまいます。最初の数日間は放っておくようにしましょう。また、餌も控え目にしておき、3日程くらいから本格的に与えるのがおすすめです。
ハタタテハゼの飼い方・飼育方法④管理
餌やり
普段の餌やりですが、混泳させていない場合は特に問題無く食べてくれます。混泳させている場合は他の魚に餌をとられてしまうこともありますので、もし餌をとられている場合は、ハタタテハゼの近くまでスポイトで餌を持っていってあげると良いでしょう。
水替えと掃除
水替えのやり方は、上記動画が参考になりますので、是非見てみて下さい。淡水魚水槽でのデモンストレーションですが、海水魚水槽でもやり方は同じです。
ハタタテハゼの飼い方・飼育方法⑤注意点
ハタタエハゼ飼育で一番気を付けなければいけないのが飛び出し事故です。水槽から飛び出してしまい、寿命まで育てられなかったという方が沢山いますので、水槽には飛び出し防止のフタを必ずしましょう。水槽サイズに合ったフタが販売されていますが、もし無ければラップで覆ってあげたり等、工夫してあげて下さい。小さな隙間から飛び出しますので、なるべく隙間は無くしましょう。
ハタタテハゼに関する動画
こちらのツイートでは、ハタタテハゼ飛び出しの瞬間を撮影した動画が紹介されています。容器の中にいるハタタテハゼが勢いよく飛び出していますよね。水槽には必ずフタをして、飛び出し事故が起きないよう気をつけましょう。
まとめ:ハタタテハゼはどんな海水魚?
今回の「ハタタテハゼはどんな海水魚?特徴的な背びれや飼育方法などを解説!」はいかがでしたでしょうか?ハタタエハゼの特徴や生態、飼育方法を一挙にご紹介してきましたが、非常に魅力的な魚でしたよね!育てるのは難しくありませんので、是非チャレンジしてみて下さい!ただし、飛び出し事故にだけは注意しましょう!
ハタタテハゼが気になる方はこちらもチェック!
今回はハタタエハゼについてご紹介させて頂きましたが、他にも海水魚・熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非チェックしてみて下さい。
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