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ギンガハゼはどんな海水魚?砂に潜る特徴や飼育方法などを詳しく解説!

ギンガハゼがどんな海水魚かご存知でしょうか?綺麗なイエローに水色のドットがとても可愛らしく、また巣穴から顔を出しているユニークさも人気の魚ですが、育てる際はいくつかポイントがあります。今回はそんなギンガハゼの特徴や生態、飼育方法を解説していきます!
更新: 2019年2月27日
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ギンガハゼはどんな海水魚?

普通の海水魚ではなく、ちょっとユニークな魚を探している方に大人気なのがギンガハゼですよね!色も生態も可愛らしい特徴的なハゼであり、またテッポウエビとの共生でもよく知られています。ギンガハゼはとても育てやすい海水魚ですが、飼い方にはいくつか気をつけるべきポイントがあります。今回はそんなギンガハゼの特徴や生態、飼育方法を解説していきます!

ギンガハゼの特徴

特徴①黄色にドット柄

大きな特徴が、上記画像のような綺麗な色です。多くの個体は美しいイエローをしており、白・水色のドット柄を持っています。この色合いが可愛らしくて人気がありますよね。また、個体によっては一部が黒っぽくなっていたりと、少しさがありますね。大きさは6㎝程度で、最大で10㎝まで成長することもあります。

特徴②初心者でも育てやすい

初心者に嬉しいのが、丈夫で育てやすいことです。基本的な飼い方を押さえておけば、特に問題なく飼育出来ますので、初心者の方も是非チャレンジしてみて下さい。映画で大人気になったカクレクマノミよりも飼育が簡単とされていますので、入門魚に最適です。

特徴③黒いギンガハゼもいる

少し先述しましたが、ギンガハゼには黒いタイプもいます。画像の下の個体は体色が黒く、ドットは水色のままになっていますよね。黒とドットで、夜空の銀河のようです。多くの場合は最初から黒くなっているのですが、たまにイエロー個体が黒く変化することも報告されています。人気なのは黒よりもイエローの個体ですね。

特徴④オスとメスの違い

ギンガハゼにも当然オスメスがありますが、オスメスの判別が付きにくい魚です。一応、オスの方がサイズが大きいのですが、ほんの僅かな違いであり、色合いもあまり変わりません。ただ、オス同士が出会うと喧嘩しますので、一緒の水槽に入れてしまえば分かります。オスメスのペアの場合は、画像のように1つの穴に2匹で入ります。

ギンガハゼの生態

生態①分布

生息分布は暖かな海で、パラオやフィリピン、太平洋、日本では石垣島や西表島に住んでいます。また、生息する場所は浅い場所がほとんどで、水深は3mより浅いことが多く、浅瀬を泳いでいると見つけられる可能性がある魚でもあります。

生態②テッポウエビとの共生

ギンガハゼの生態で一番面白いのが、テッポウエビとの共生です。テッポウエビは巣穴を作るエビなのですが、そのテッポウエビが作った巣穴にギンガハゼが住み着き、ギンガハゼがテッポウエビを守って、テッポウエビが巣穴をケアするという共存関係になっているのです。自宅で育てる際も、テッポウエビを水槽に入れておくことで可愛らしい共存関係が見られます。

生態③テッポウエビなら共生出来る

テッポウエビにも種類があり、ニシキテッポウエビが有名ですが、モンツキテッポウエビなど、他の種類でも問題ありません。育てる際は是非入れてみて下さい。

ギンガハゼの寿命


気になる寿命ですが、約1~2年と、短い寿命となっています。サイズの小さな魚は寿命が短い傾向にありますので長くは楽しめませんが、寿命が短い魚は手を出しやすいというメリットもあります。寿命は短いのですが成長は比較的遅めなので、寿命までゆったりと楽しみましょう。

ギンガハゼの性格と混泳について

ギンガハゼの性格

ギンガハゼの性格も気になりますよね!顔つきはちょっと険しいので性格も荒々しいのかとイメージさせますが、比較的温和な性格をしています。ただし、臆病で縄張り意識の強い一面がありますので、身の危険を感じれば威嚇します。

ギンガハゼと他の魚との混泳

性格が温和で、かつ底生で生活している為、他の魚との混泳はスムーズです。ただし、攻撃的な魚との混泳になるといじめられる可能性がありますので、スズメダイ等との混泳は避けた方が良いでしょう。また、底生で生活するタイプの魚を他に入れると喧嘩になる可能性がありますのでご注意下さい。

ギンガハゼ同士の混泳

縄張り意識が強いため、同種の混泳も避けましょう。性格が優しいとはいえ、自分のテリトリーを害されるのを好みません。ただし、オスメスのペアの場合は仲良く1つの穴で生活出来ます。試しに入れてみて、上手くペアリングされた場合だけ同種の混泳を楽しみましょう。また、どうしても複数匹育てたい場合は、大きな水槽を用意して、棲み分け出来るようにしておきましょう。

サンゴとも相性が良い

ギンガハゼはサンゴを食害することも無いので、他の生き物にあまり危害を加えない、相性の良い魚だと言えます。サンゴとギンガハゼはレイアウトととしても合いますので、是非一緒に育てたいですね。

ギンガハゼの飼い方・飼育方法①用意

用意するもの①水槽

単独飼育をされるのであれば小さな水槽でも構いませんが、水質の安定などを考えると、初心者の方におすすめなのは45㎝以上の水槽です。45㎝以上の水槽であれば他の魚との混泳も出来ますので、スペースに余裕がある方は検討してみましょう。他の魚との混泳をさせないのであれば、30㎝水槽でも構いません。

用意するもの②底砂など

巣穴を使って生活する魚ですので、底砂は必ず用意しましょう。底砂はパウダー状のものよりも、粒がしっかりしていて、大小混じっているものを使うのがおすすめです。中目の底砂でも構いませんが、少し細目の底砂を混ぜてあげると良いですね。底砂はサンゴ砂を使用するのが一般的です。

用意するもの③カルキ抜き

海水魚に限らず、魚を育てる際に絶対行わなければならないのがカルキ抜きの作業です。私たちが使っている水道水には塩素が入っており、この塩素は魚にとって大変危険なものなので、天日に2日程あててカルキを抜いてあげる必要があります。しかし、上記画像のようなカルキ抜きを使えば数秒でカルキを抜くことが出来るので、とても簡単になります。おすすめのカルキ抜きは下記記事で紹介していますので、是非チェックしてみて下さい。

用意するもの④人工海水

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海水魚ですので、水道水を海水状態にしてあげる必要があります。上記のようなアイテムを使うことで簡単に人工海水が作れますので、持ってない方はチェックしてみましょう。人工海水を作る際は濃度に注意して下さい。間違って薄くしたり濃くしてしまうと、体調悪化の原因となります。

用意するもの⑤フィルター


丈夫な魚ではありますが、水質が悪化するとやはり体調が悪化してしまいますので、フィルターは必ず用意して下さい。小さな水槽であれば外掛け式フィルターが、60㎝水槽であれば上部式フィルターがおすすめです。また、フィルターのろ材は定期的に交換する必要がありますので、替えのろ材もストックしておいた方が良いでしょう。

用意するもの⑥ライト

多くの水槽セットにはライトが付いていますが、もしライトが無ければ購入しましょう。白色のライトでも綺麗ですが、青色のライトを使うことで、より海水魚らしさを楽しめます。

用意するもの⑦ヒーター

暖かな海に生息する魚ですので、ヒーターも必ず用意しましょう。適温は24度となっていますが、24~26度程度であれば上下しても問題ありません。また、多少の変化には耐えられますので、一応水温計をセットしてチェックはしつつも、水温に関しては安心して良いでしょう。

用意するもの⑧餌

底生の魚ですので、餌が沈んでこないと食べられません。単体で育てている場合は、沈むタイプの海水魚の餌を購入しましょう。人工の餌を食べてくれるので、ランニングコストはあまりかかりません。

用意するもの⑨掃除用具

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水替えをして水質を綺麗に保たなければいけないことと、底砂に汚れが溜まりますので、画像のようなホースを購入しておきましょう。このホースで底砂に溜まった汚れを水と一緒に取ることが出来ます。100均でもこういったホースが販売されていることがありますので、チェックしてみて下さい。

ギンガハゼの飼い方・飼育方法②準備

水槽の立ち上げ

必要なものが揃ったら、立ち上げていきましょう。水槽の中に入れるものを一旦すべて水洗いしておき、頑丈な場所に水槽をセットして、順に入れていきます。底砂を入れ、ヒーターやライブロックなどをセットしてから人工海水を入れ、フィルターを回し、ライトを付ければ下準備完了です。

2週間放置

下準備が完了してもすぐには魚を入れず、2週間ほど放置しておきましょう。最初は水槽内にバクテリアがいないので、放置することで魚にとって少しでも良い状態にします。

ギンガハゼの飼い方・飼育方法③導入

ギンガハゼの購入

用意が出来たら、ギンガハゼを購入しましょう。お店でも販売されていますし、お近くにお店が無い場合はネットショップでも購入出来ます。どちらで購入しても価格は大体1000円~2000円程度であることが多いですね。ネットショップでの購入は少しリスクがありますので、お店がある場合はお店を利用するのがおすすめです。

水合わせ

購入すると、空気と水の入った袋に入れられますので、その袋を水槽に浮かべて、まずは水温を合わせましょう。30分浮かべるとほぼ水温は同じになります。次に、封を開けて、袋の中に水槽の水を少しずつ注いで、水質を合わせていきます。袋の中がいっぱいになったら、手ですくって水槽に入れましょう。お店の水は汚れている可能性がある為、水槽には入れずに捨てましょう。

しばらくは放っておく

水槽に入れてしばらくは緊張していますので、ストレスをかけないように、3日ほど放置してあげましょう。次第に緊張が解けていきます。餌も最初から沢山与えず、少しずつ増やすようにして下さい。


ギンガハゼの飼い方・飼育方法④管理

餌やりはスポイトがおすすめ

ギンガハゼに餌を与えたくても、他の魚が餌を奪ってしまうことがよくあります。そんな時はスポイトを使いましょう。スポイトでギンガハゼの前に餌を与えることで、確実に食べさせることが出来ます。自ら餌を取りに行くタイプではありませんので、少し手間ではありますが、餌が奪われる際は試してみて下さい。

水替え・掃除

こちらは水替えの様子を紹介した動画です。淡水水槽ではありますが手順は同じですので、是非参考にして水替え・掃除を行ってみて下さい。

ギンガハゼの飼い方・飼育方法⑤注意点

病気について

丈夫な魚ではありますが、水質悪化・体調不良によって病気になることもあります。基本的な飼い方を押さえていればあまり心配はいりませんので、病気にならない為にも、丁寧にお世話してあげましょう。

もし白点病にかかったら

ギンガハゼがかかる可能性があるのが、白点病です。これは小さな白い寄生虫が寄生することにより発症します。もし本来の柄ではない白点が増えてきたら、白点病を疑いましょう。白点病にかかったら、銅イオン溶液で治療してあげて下さい。1週間ほどで改善する可能性があります。

まとめ:ギンガハゼはどんな海水魚?

今回の「ギンガハゼはどんな海水魚?砂に潜る特徴や飼育方法などを詳しく解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴や寿命、性格、生態などをご紹介させて頂きましたが、とてもユニークで育てやすい魚であることが伝わったかと思います。特に育てる上で難しい点はありませんので、是非チャレンジしてみましょう!

ギンガハゼが気になる方はこちらもチェック!

今回はギンガハゼについて解説させて頂きましたが、他にも海水魚・熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方はチェックしてみて下さい。