スリランカってどんな国?
インドの南東に位置する島国
「スリランカ」とはインドの南東に位置する島国です。首都は「スリジャヤワルダナプラコッテ」ですが、名前が長いことから普段は「コッテ」と呼ばれています。スリランカの気温は1年を通して平均気温が一定で約27度です。
日差しが強く暑いですが1年中ビーチで泳ぐことができます。青色に輝く海がきれいで、海外から多くの観光客が訪れる人気の国です。また、「スリランカ」特有の食文化にも注目されています。
物価が安い
スリランカの物価は日本に比べて安いです。手頃な料金で本格的なスリランカのグルメやスイーツを食べられるのが嬉しいですね。食事などの滞在費を抑えられるので長く旅行できるのも人気の理由の一つです。またバスや電車などの交通機関も充実しており料金も安く観光しやすいのもよいです。
スリランカの食文化は?
食文化①食事はカレーが定番
スリランカ人はカレーをよく食べます。毎食カレーを食べるほどスリランカ人に愛されています。島国なので魚介類が入ったカレーが多く、バリエーションが豊富です。レストランや家庭によってレシピはさまざまです。
日本とは違い、スリランカのカレーはいろいろな種類のカレーを一皿に入れてご飯と混ぜて食べます。さまざまな味のカレーが合わさって奥深い味になります。またスパイスの効いた辛口のカレーが定番です。
食文化②主食はお米
スリランカ人の主食はお米です。インドと違い、スリランカではカレーはご飯と一緒に食べます。一般的にスリランカで食べられるお米は細長くて粘り気がないです。日本人と同じで、ご飯はさまざまなおかずと一緒に食べます。
また米粉使った料理やスイーツが多いのもスリランカならではの食文化です。米粉を使って作る麺料理や伝統的なお菓子など、スリランカ人にとって食事をするうえでお米は欠かせません。
食文化③料理に香辛料を多く使う
スリランカの食文化は「辛さ=美味しさ」と言われており、料理に香辛料を多く使います。一般的なスリランカ料理は「グローブ」「カレーリーフ」「シナモン」「ターメリック」などのさまざまな香辛料を1度に使います。
またスリランカではカレー味に味付けされたグルメが多いのも特徴的です。香辛料の効いたスパイシーな味のグルメが多いですが、ココナッツミルクもよく使われるので辛さの中にまろやかな味を感じることができます。
食文化④新鮮な魚がよく取れる
スリランカは島国ということもあって新鮮な魚を使った料理が多いです。スリランカでは日本で見かけない珍しい魚やエビなどが食べられるシーフードレストランが数多くあります。またスリランカ料理には「モルディブフィッシュ」がよく使われます。
「モルディブフィッシュ」とは乾燥させてから使うスリランカの調味料です。かつお節によく似た風味で料理の調味料として頻繁に使われることからスリランカ料理は日本人の口に合いやすいです。
日本でもスリランカ料理が人気
現在、日本ではスリランカ料理店が急激に増えてきています。日本では馴染みのない香辛料を使ったスリランカのグルメは日本人にとって感じたことのない奥深い味を味わうことができます。特に「スリランカカレー」が人気で専門店では行列ができるほど話題の食べ物です。
またスリランカのスイーツも人気で自然にとれる材料を使ったスイーツは美味しく優しい甘さが特徴的です。現在、日本でも人気のスリランカの有名な料理&スイーツを紹介していきます。
スリランカの有名な名物料理18選
①「スリランカカレー」
スリランカの有名な名物料理①は「スリランカカレー」です。先ほども紹介しましたが、スリランカのカレーは日本のカレーの食文化と異なります。ご飯の周りに数種類のカレーや副菜を盛り付けて、それらを混ぜて食べます。
いろいろな種類のカレーが混ざり合い、食べるたびに味が変化していき美味しさが増していきます。スパイシーで辛いですが香辛料の爽やかさもあり癖になります。海外の人にも人気のスリランカを代表する名物グルメです。
②「インディアッパー」
スリランカの有名な名物料理②は「インディアッパー」です。「インディアッパー」とは米粉で作られた麺をカレーにつけて食べる日本のつけ麺のような食べ物です。「スリランカカレー」と同じくらい頻繁に食べられています。
特に朝の食事として食べることが多くスリランカ人に大人気の定番グルメです。麺に弾力はあまりなく柔らかいのが特徴的です。素朴な味わいの麺とスパイスの効いたカレーは相性がよいです。
③「ゴダンバロティ」
スリランカの有名な名物料理③は「ゴダンバロティ」です。「ゴダンバロティ」とは小麦粉で作られた薄い生地の中に、じゃがいもやひき肉、野菜などの具材が入っている食べ物です。
中の具材はカレー味に味付けされていてスパイシーでスリランカらしさを感じられる味わいです。サンドイッチのように手軽に食べれられることも人気の理由の一つです。
④「アンブルティヤル」
スリランカの有名な名物料理④は「アンブルティヤル」です。「アンブルティヤル」とはゴラカや青唐辛子、ジンジャーなど15種類以上の香辛料を使って鮪などの魚を煮こんだ料理です。
魚に香辛料の味を染み込ませるため完成するまでに時間がかかりますが、香辛料のおかげで臭みがなく柔らかくて美味しいです。作る人によって鮪の代わりにイカを使ったり、カレー粉を入れたりとレシピが異なります。お酒のおつまみやご飯との相性がよいです。
⑤「キリバット」
スリランカの有名な名物料理⑤は「キリバット」です。スリランカではお正月やお祝いの食事の席で食べることが定番になっている「キリバット」はお米をココナッツミルクと塩で炊いた伝統ある食べ物です。ココナッツの甘さと塩のしょっぱさが美味しいです。
お米が炊き上がったら、ひし形に切ってバナナの葉に盛り付けるのが一般的です。赤い玉ねぎと香辛料を混ぜた「ルヌミリス」と一緒に食べます。「キリバット」には「ミルクご飯」という意味があり、スリランカ特有の食文化です。
⑥「コットゥ」
スリランカの有名な名物料理⑥は「コットゥ」です。日本ではあまり知られていない「コットゥ」は小麦粉で作られた薄い生地を細かく刻み、野菜や豚肉などの具材と炒めた食べ物です。
野菜炒めのようですが、小麦粉で作られた生地が入っているため、満足感のある一品です。「コットゥ」はスリランカのローカルレストランでは必ずある有名な名物グルメです。またカレー粉や魚介類を入れたりとレストランによってレシピはさまざまです。
⑦「カトレット」
スリランカの有名な名物料理⑦は「カトレット」です。「カトレット」とは、日本のコロッケのような食べ物ですが、中の具材は魚のミンチやじゃがいもが定番です。島国ならではの新鮮な魚を使った「カトレット」は結婚式などのお祝いの席での食事として食べられることが多いです。
「カトレット」は家庭で作られることが多くスリランカのローカルレストランではあまり見かけることのないスリランカの家庭料理です。
⑧「キャベツのマッルン」
スリランカの有名な名物料理⑧は「キャベツのマッルン」です。「キャベツのマッルン」とは細切りにしたキャベツとココナッツミルクやカレー粉、マスタードなどと炒めた食べ物です。レシピは簡単でスリランカではよく食べられる有名な名物グルメです。
ココナッツミルクの香りがよく、シャキシャキとした食感が美味しいです。また、キャベツの代わりにチンゲン菜やブロッコリーで作るレシピもあります。
⑨「スリランカオムレツ」
スリランカの有名な名物料理⑨は「スリランカオムレツ」です。「スリランカオムレツ」は日本のオムレツとは違い、やはり辛く味付けされています。オムレツの具材は家庭やレストランによってさまざまですが、青唐辛子は入っていることが多いです。
またカレー味に味付けされており、スリランカならではのオムレツです。「スリランカオムレツ」は朝の食事やお酒のおつまみに食べられることが多い人気のグルメです。
⑩「パティス」
スリランカの有名な名物料理⑩は「パティス」です。「パティス」とは揚げ餃子のような食べ物です。日本の揚げ餃子とはレシピが異なり、中の具材は魚のすり身や卵が入っているのが定番です。
また具材を包んでいる生地も厚めで食べ応えがありパイのようなさっくりとした食感です。こちらの料理もスリランカらしくカレー味でスパイシーな味付けです。普段の食事やスナックとして食べられる幅広い世代に人気の名物グルメです。
⑪「エッグホッパー」
スリランカの有名な名物料理⑪は「エッグホッパー」です。見た目は珍しい形をした食べ物ですが「エッグホッパー」のレシピはシンプルです。米粉とココナッツミルクを溶いたものをフライパンでお椀型に焼き上げ中央に卵を乗せて食べます。
「エッグホッパー」は朝の食事の定番グルメで卵だけではなくカレーや玉ねぎを辛く炒めた物と一緒に食べることもあります。クレープのような薄くてもちもちとした生地が美味しいです。
⑫「アラテルダーラ」
スリランカの有名な名物料理⑫は「アラテルダーラ」です。「アラテルダーラ」とは、じゃがいもとモルディブフィッシュを香辛料で炒めた食べ物です。レシピは家庭によってさまざまで玉ねぎやお肉を入れたり、カレー味にしたりとバラエティー豊かです。
また、「アラテルダーラ」はカレーの副菜として食べられることが多いです。普段の食事やお酒のおつまみとしてスリランカ人に愛されている名物グルメです。
⑬「ビリヤニ」
スリランカの有名な名物料理⑬は「ビリヤニ」です。「ビリヤニ」とはスリランカの炊き込みご飯です。たくさんの具材と香辛料で炊き上げたご飯は味がしっかり染み込んでいて美味しいです。
レシピはレストランや家庭によってさまざまですが、スパイシーな味付けの「ビリヤニ」が一般的です。中の具材は魚介類や羊のお肉を使用した「ビリヤニ」もありいろいろな種類があります。普段の食事にはもちろん、お祝いの席でも食べられる人気料理です。
⑭「サンボール」
スリランカの有名な名物料理⑭は「サンボール」です。「サンボール」とは、ご飯の上にかけて食べるのが定番で日本で言う「ふりかけ」のような食べ物です。
「サンボール」のレシピにはモルディブフィッシュを使用し、ライム果汁や香辛料と混ぜ合わせた物が一般的です。日本人の口に合いやすい食べ物として人気です。カレーの付け合わせとして一緒に食べるのも多いです。
また、スーパーや市場で瓶詰めの「サンボール」が売られているので、お土産にも人気です。
⑮「ワタラッパン」
スリランカの有名な名物料理⑮は「ワタラッパン」です。「ワタラッパン」とは日本のプリンによく似たスリランカで人気のスイーツです。一般的な日本のプリンとレシピは似ていますが材料が異なり、黒糖やココナッツミルクを使用します。
黒糖の優しい甘さとココナッツミルクの香りが楽しめる美味しいスイーツです。スリランカでは「ワタラッパン」は招待客へのおもてなしスイーツの定番です。
⑯「コキス」
スリランカの有名な名物料理⑯は「コキス」です。「コキス」とは米粉やココナッツミルク、ターメリックを混ぜて星型や蝶の形に揚げたスイーツです。日本では料理に乾燥した米粉を使いますが、「コキス」に使う米粉は乾燥していない物を使用します。
スリランカ特有の食文化ですね。そんな「コキス」はスリランカの伝統的なスイーツでお正月やお祝い事などの特別な日に食べられることが多いです。
⑰「アルワ」
スリランカの有名な名物料理⑰は「アルワ」です。「アルワ」のレシピに使う材料は一般的に米粉や糖蜜、カシューナッツです。これらの材料を一緒に練り合わして作るスイーツです。柔らかい食感ですが粗めの米粉を使うので、さくさくしていて美味しいです。
素材の味を生かした優しい甘みが観光客にも人気のスイーツです。また「アルワ」はスリランカの紅茶とよく合い、お土産としても好評です。
⑱「カード」
スリランカの有名な名物料理⑱は「カード」です。「カード」とは水牛のミルクで作られたヨーグルトでスリランカで人気のスイーツです。スリランカの市場やスーパー、屋台などでさまざまな種類の「カード」が売られており、日頃からよく食べられています。
日本の一般的なヨーグルトより濃厚で酸味が強いのが特徴的です。またヤシの木からとれる蜜をかけて一緒に食べます。朝の食事や食後のスイーツとしてスリランカ人に愛されています。
スリランカのご飯やスイーツを食べてみよう
スリランカのご飯やスイーツで気になった食べ物はありましたか?日本では手に入らない香辛料や材料を使って作る料理はスリランカならではの食文化です。さまざまな香辛料が混ざり合った名物グルメはスパイシーで奥深い味わいです。
日本でもスリランカの料理店が増えてきているので食べに行ってみてはいかがでしょうか?
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