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治安が悪いと噂のコロンビアの実際は?現在の治安情報と旅行時の注意点を解説!

サッカーワールドカップでも日本と対戦したコロンビアですが、コロンビアに関して旅行に行くとき、観光地や治安に関して知識がある人はあまりいないと思います。今回はそんなコロンビアの治安の良し悪しや旅行時の注意点などを解説していきたいと思います。
2020年8月27日
高橋元輝
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はじめに

先日行われた、サッカーワールドカップで日本と対戦したコロンビアの事を皆さんはどれだけご存知でしょうか。知名度も上がり、コロンビアについて興味がある人も多くなってきていると思います。そこで、コロンビアに旅行する際の注意点や治安の良し悪しなど解説していきたいと思います。

 

コロンビアについて

コロンビアは南米の国です。南米と言えば、サッカーが強いイメージと、サンバや暑いというイメージが多いかもしれません。コロンビアももちろん、サッカーも強いですし、踊りも「サルサ」という有名な踊りがあります。それに赤道に近い分、もちろん暑いです。

現代の人ではこんなイメージかもしれません。しかし、少し前はなかなかいいイメージはなかったように思います。

危険な国?治安が悪い?

コロンビアは「麻薬」や「犯罪」などのマイナスなイメージを持つ人がいるのも事実です。麻薬を流通させて富豪となった人もいますし、モデルで麻薬を密輸した女性もいます。サッカーでオウンゴールを決めて、帰国後殺された選手もいます。そのため、日本人からしたら危険な国というイメージを持つ人がいるのもわかります。しかし、麻薬を持っている人、殺害されてしまった人なんて、日本にもいますよね。それだけの情報で危険な国と決めつけるのは少し早合点ではないでしょうか。

実際のコロンビアの治安

やはりコロンビアについては実際に行った人の感想や住んでいたことのある日本人の感想などを聞かないと本当のコロンビアはわからないものです。危険な国と言われていても、スリやひったくりなどはヨーロッパでもよくあることらしいですし、良いところも絶対にあるはずなので、その良い所と悪い所と実際のコロンビアの情報を確認していきましょう。

コロンビアの良い所

音楽とダンスの国

コロンビアもブラジルの「リオのカーニバル」と同じく、南米ではとても有名な「バランキージャカーニバル」があります。南米の三大カーニバルと言われるくらい有名で、国が支援するほど、ダンスと音楽には力を入れています。旅行に行く際は見ていくといいかもしれません。

コロンビアのダンス

コロンビアのダンスと言ったら一番有名なのはサルサです。サルサはコロンビアのカーニバルでは何万にもが躍るほど浸透しているのですが、実は日本でもサルサのダンス教室があるくらい有名なのです。それほど、コロンビアはダンスを国が推進している国です。

また、サッカーのワールドカップでもコロンビア代表のゴールパフォーマンスが話題になっていました。コロンビア出身の人はダンスが体に染みついているのかもしれません。

コロンビアの音楽

ダンスがあれば当然音楽もあります。コロンビアの音楽はダンスと同じくとても陽気なものが多いです。ラテン系と言われる音楽が主で、この音楽と一緒にダンスを踊ります。特にコロンビアの音楽で有名なアーティストは海外でも人気になるほど、コロンビアの音楽は世界で認められています。


コロンビアの悪い所

治安の悪さ

やはり日本人から見ると、治安の悪い町は存在するようです。先程紹介したサルサで有名なカリという町や日本人移民が多く住んでいたパルミラという町は、殺人事件や麻薬の売買が多く、とても問題となっています。国もこの都市に観光する人や滞在する人には注意喚起するほどの治安の悪さです。

しかし、治安の悪い都市は少ないので、決してコロンビア全体が治安が悪いというわけではありません。

スリなどが多い

これはヨーロッパでもアジアでも南米でもどこでも注意しなくてはいけない事かもしれません。コロンビアでも同じで、バッグや写真を撮るために持って行ったカメラなどが盗られてしまったということはよくあります。基本的に手荷物は少なくして観光したほうがいいです。

また、自分が旅行者であるということも気付かれないようにした方がいい場合もあります。観光の本を持っているだけでも観光で来ていると思われ、詐欺やスリのターゲットとなってしまいます。

コロンビアの治安情勢

コロンビアの情勢は先程書いたように治安が悪いイメージがどうしてもつきまとってしまいます。しかし、近年では、治安情勢の改善も目立ち、首都のボコタには様々なIT企業が進出しています。昔のコロンビアを知るコロンビアのIT社長などは犯罪が蔓延っていた頃とは考えられないほど治安情勢が良い事に驚きとコンロビアの成長を感じているようです。

また、今のコロンビアの急成長から「南米のシリコンバレー」とも呼ばれるようになっていて、これから先ももっと治安情勢は良いものになると考えられています。

ノーベル平和賞

コロンビアの治安情勢を良いものにするために尽力したのが、大統領のファン・マヌエル・サントス大統領です。サントス大統領は4年間も交渉をし、50年間も続いた内戦を終わらせることを相手と合意しました。この行動が認められ、サントス大統領は2016年にノーベル平和賞を受賞しました。

このノーベル平和賞の受賞もコロンビアの治安情勢が良いものになってきている象徴です。

コロンビアの観光

治安情勢は良くなっているコロンビアですが、それでもまだ、コロンビアを旅行する際は注意する点はたくさんあるようです。それでも、都市によっては、夜に女性が1人でで歩いても大丈夫な都市もあります。これから、旅行に一人で行くといるかもしれませんので、危険な行動や危険な場所、比較的安全な場所などはしっかりと把握しておきましょう。

治安の悪い危険な場所

治安の悪い危険な場所①:ベネズエラとの国境沿い

ベネズエラとの国境沿いにある、アウラカ県はたとえ観光でも旅行でも用事があったとしても行くべき所ではありません。ベネズエラ自体がとても治安が悪く、そのベネズエラと接している国境沿いのアウラカ県もとても治安が悪く、コロンビア政府も立ち寄るべきではないと注意喚起をするほどです。

もし、用があるなら細心の注意を払っていくことにしましょう。


治安の悪い危険な場所②:メセタス

メセタスもアウラカ県と同じく、治安が悪い地域です。暴行や窃盗の犯罪率も高く、政府に立ち寄らないように注意喚起されている地域でもあります。また、メセタスは首都のボゴタと距離がそれほど離れてもいないので、地図をしっかり読んでから歩くようにしましょう。

また、メセタスはあまりネットや本で調べても情報がない地域でもあります。近くに観光に行く際は治安マップなどを参考にして行きましょう。

治安の悪い危険な場所③:ボゴタの旧市街

ボゴタの旧市街も犯罪率が高い治安の悪い地域であります。この地域は貧困者が多いため強盗などに会うことが多いという情報があります。新市街は落書きなどもなく綺麗で警備もしっかりしてますが、旧市街はそうではありませんので、しっかり確認して歩いていきましょう。

比較的治安の良い安全な場所

安全な場所①:グアタぺ

グアタぺは政府による改善の成果が表れている都市で、観光客が安心して歩ける場所と言われています。情報によると、コロンビアで一番治安がいいのではないかと言われるほどの地域で、街の家もカラフルで明るく、町全体が明るい印象を受ける地域で、インスタ映えなども期待できるところです。

 

安全な場所②:メデジン

メデジンはコロンビアで最も治安が改善された地域と言っても過言ではありません。昔は貧困者が多く、窃盗などの犯罪も多発していましたが、ケーブルカーの発達により、都市部への移動が簡単になりました。そのため、都市部へ仕事に行ける人も多く、治安が改善されていきました。

このメデジンには博物館やヌティバラの丘など観光できる場所がありますので、この都市に行くときは観光を楽しみましょう。

ボゴタの新市街

旧市街と違い、新市街は富裕層なども多くまた、googleなどのIT会社がある地域でもあるため、治安はよく、警備もしっかりとしています。街に落書きなどもなく、街の景観も綺麗な印象があります。治安がいいため、コロンビアに滞在する際はこの新市街にホテルを借りて、旅行に行くと言う人も多いという情報があります。

コロンビア旅行時の注意事項

コロンビアが治安が改善されてきたといっても、犯罪が全くなくなったわけではありません。危ない場所に近寄らないのはもちろんですが、自分で最低限の注意をしなくては、たとえ治安の改善されている所に行ったとしても、窃盗などに巻き込まれてしまいます。そのため、自分の身は自分で守るということは覚えておきましょう。


貴重品は最低限

貴重品は最低限の物を身につけていきましょう。財布や高そうな腕時計などはもちろん危ないですが、一眼レフやスマホなども取られてしまう可能性が高いという情報があります。また、もし、取られそうになった場合は抵抗はしないで、身の安全だけを第一に考えるようにしましょう。

コロンビアの物価

旅行する際、どうしても気になるのがコロンビアの物価情報でしょう。物価は安く、日本と比べてもとても安いです。しかし、都市部は物価は高い方なので、都市や物によって物価はそれぞれ変わってくるのかもしれません。

ボゴタの物価

郊外では物価は安いですが、首都のボゴタになると物価は高くなるようです。それでも飲食店のメニューはサイズが大きいうえに日本円に換算すると安くいため、食事に関しては安い値段で多い量を食べられると思っていいでしょう。また、移動手段もバスやタクシーの初乗りは安いです。しかし、医療品などはとても高くなっていて、日本の物よりも高い物があるようです。

 

観光地の物価

旅行客に人気の所になると、さらに変わってきます。観光地なので当たり前かもしれませんが、飲食店やホテル等物価の高い所が多くなってきます。そのため、ホテルなどは物価の安い所に泊まって、観光地には移動して行くのが一番いいかもしれません。場所によっては日本よりも物価が高くなりますので、お金が無くなってしまったなんてことのないようにしていきましょう。

まとめ

コロンビアの治安情勢は現在では治安の回復が著しく、住みやすく観光しやすい地域も多数あるようです。しかし、だからと言って油断はできないので、最低限自分の身は自分で守るということを意識したほうがよさそうです。

サントス大統領も治安の改善に奔走しているようなので、治安情勢の改善はこれからも続いていくことでしょう。これからコロンビアに行ってみたいと言う人は注意してさえいれば、楽しい旅行になること間違いなしです。