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2x4材用金具の種類と使い方!固定や連結、突っ張りなどのDIYの道具を解説!

2×4材用金具とは2×4材を連結させることができる金具です。色々な種類の使い方が出来るので固定するだけでなく、2×4を突っ張りに使って柱として立てることもできます。DIYでの金具の使い方やよく使うシンプソン金具についてもご紹介しています。
2020年8月27日
ロッキー
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この記事で紹介しているアイテム

Walist突っぱりジャッキ 黒

★テーブルのDIY金具キット《シンプソン金具と専用ビスのセット》※木材別売

2×4金具とは?

2×4金具とは2×4材を連結させることができる金具のことです。木材を組み合わせてテーブルや椅子、大きいものは小屋などを作りますが、木材をつなぎ合わせるのが難しいです。ビスを使うのはまだ簡単ですが、ホゾ組という木材を削って組み合わせる方法は初心者にはかなり難易度が高いですね。そこで2×4金具を使います。2×4金具を使えば木材を削る加工をすることなく、木材同士をつなぎ合わせることができ、金具なので強度も強いです。

初心者にかなりおすすめ

2×4金具のいいところは2×4材にピッタリ合うように作られていることです。さらにいろいろな形があって、どんな家具でも作ることができますし、小屋だって2×4金具で作ることができますよ。木工の経験が浅くても2×4金具と2×4材を使えばなんでもうまく作ることができます。手に入りやすいのもいいところでホームセンターに行けば必ず売っています、まずは実物を見てみてどんな金具を使うかイメージしてみましょう。

ビスと一緒に使う

2×4金具は必ずビスで固定して使います、2×4材と金具を合わせてビスで固定するという使い方です。この方法が工夫されていて、いろいろな連結ができます。机や椅子など簡単な家具なら1種類で済むこともありますね。2×4金具を使うときはビスも一緒に用意するようにしましょう。

2×4とは?

木材の規格のこと

2×4(ツーバイフォー)とは2インチ×4インチに切り出された木材のことです。規格化されてサイズが揃っているので使いやすいのが特徴です、ホームセンターへ行けばどこでも売っていてどこでも同じサイズです。ほかにも1インチ×6インチや4インチ×4インチなどいろいろなサイズがあります。1×6(ワンバイシックス)なら板材、4×4(フォーバイフォー)なら角材と形と用途がわかりやすく、設計する上でも便利ですね。

1インチは何㎝?

普段はメートルやセンチメートルで考えているので、あまり馴染みがない2×4と言われても大きさの想像がつかないですね。1インチは約2.5cmです、2インチ×4インチは約5cm×10cmですね。実際に見てみるとわかりますが2×4は想像よりも大きいかもしれません。また2×4は長さがフィートで売っていることがありますが、1フィートは約30cmです。ですので6F(フィート)だと約180cmですね。1インチと1フィートが何cmか覚えておけば材料が足りなくなったり、サイズを間違うこともありませんね。

2×4の実際の長さは違う

困ったことに実際に売っている2×4材は5cm×10cmではなく3.8cm×8.9cmになっています。これは木材を乾燥させる工程で収縮し、表面を加工する工程で削ることで小さくなっています。このために実際に売っている木材のサイズが違っています、1インチが2.5cmで計算しているとずれてしまいますね。2×4材のサイズは正確に覚えておきましょう。

2×4金具を使うメリット

初心者でも簡単

2×4金具を使えば初心者でも簡単に木材を連結してDIYすることができます、これが最大のメリットですね。逆にホゾ組みやダボ継ぎなどの技術を使わずに木材を組み立てようとすると、2×4金具を使うのが簡単な方法です。2×4金具は金属製なので強度があり、2×4金具を使うことで簡単に強度のある接合ができますね。

分解・修理しやすい

2×4金具はビスで固定するので分解することが簡単です。もしDIYした後で壊れたり木材が腐ってきてしまっても、分解して取り替えるだけで修理ができます。2×4金具は再度使うことができるので経済的でもありますね。

シンプソン金具とは?

DIY用の金具

2×4用の金具といえばシンプソン金具が有名ですね。シンプソン金具はアメリカにあるシンプソンという会社製の2×4材用の金具です。その種類は200以上にもなるのでどんな連結もシンプソン金具でできますよ。2×4もシンプソン金具もDIYが盛んなアメリカ生まれです、いろいろな連結ができるように本当に考えられていますね。

プラスドライバーは英語で?

余談ながらプラスドライバーは英語圏では通じません、正しくは何というか知っていますか?「Phillips screwdriver(フィリプススクリュードライバー)」と言います。このフィリップスの部分はプラスドライバーを作った会社からとっています。シンプソン金具もシンプソン社の金具なので同じニュアンスですね。


シンプソン金具の特徴

2×4材にぴったり

シンプソン金具は2×4材同じ規格で作られているので、どこのホームセンターで買った2×4材でも使えます。同時にシンプソン金具もホームセンターで売っているので手に入りやすいのもいいところですね。

金具が外に出る

もう一つ大きな特徴としてはシンプソン金具は外に出て、完成してときに見えるということです。家具などをDIYする場合で金具を見せたくないときは注意が必要です、見えないような裏側に使などの工夫をしましょう。むしろ積極的に見せて無骨な印象の家具をDIYすることもできますね。

シンプソン金具のDIY例

シンプソン金具でのDIY例①

シンプソン金具を使ったベンチです。木のぬくもりだけでなく、金具の無骨さも伝わってきますね。座面の木材と脚の木材を連結するのにシンプソン金具を使っていますね。脚の補強材にもシンプソン金具を使ってより強度が増すようになっています。

シンプソン金具のDIY例②

シンプソン金具にはメディングプレートというアイテムがあります。これは金具をハンマーでたたいて木材に取り付ける使い方をするもので、金具のツメが木材に食い込むことで固定されます。これで木ダボやビスを使わなくでも木材の連結ができ、複雑な接合も簡単にできますね。

シンプソン金具の使用例③

テーブルの足と天板を受ける木材を一度に固定できるシンプソン金具を使えばテーブルも簡単でDIYできます。この金具を使って骨組みを作ればあとは天板を固定するだけです。無骨な印象のシンプソン金具は落ち着いた色の木材とよく合いますね。

突っ張りができるウォリスト

ウォリストとは

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出典:Amazon
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ウォリストとは2×4や1×4材を使って柱を立てることができるDIY資材です。2×4材の上側に取り付けて天井と床を突っ張り、ジャッキをドライバーで調整して柱を固定します。バネとジャッキの力で突っ張り支えているので強度があり、本棚などの重いものを乗せる棚に向いていますね。

ディアウォールとの違い

よく似たDIY資材でディアウォールがありますね、突っ張りの力で柱を立てるのは同じです。ディアウォールは2×4材1本に対して1セットですがウォリストは2×4材を束ねて使うことができます。ウォリストでは2×4材を横につなげた板を突っ張りで支えることができるのでディアウォールより強度のある棚や収納を作ることができますよ。

ディアウォールの参考記事

ディアウォールもすぐれたDIY資材です。細かいご紹介は割愛しますが、こちらの記事にてチェックしてみてください。

ウォリストの使い方

柱の立て方

まず床から天井までの長さを測り、これより6cm短くカットした2×4材を用意します。ウォリストはジャッキによって微調整できますが、この計測からカットまでは正確に作業しましょう。次にウォリストのジャッキパーツを2×4材にビスで固定します。上側にジャッキを取り付け固定はビスで止めます、下側には専用の滑り止めシートを貼っておきます。そして柱を立てたらジャッキを調整して固定します、完成です。これだけで柱ができます、簡単ですね。


2×4材の束ね方

ウォリストには2×4を横につなげる金具があります。使うのに難しいとこはなく2×4材を並べて金具をビスで固定するだけです。2×4材にピッタリのサイズで作ってあるので使いやすいですね。板状にした2×4材はウォリストで突っ張り立てることで強度のある棚として使うことができますよ。

ウォリストのDIY例

ウォリストのDIY例①

ウォリストとアイアンの棚受けを組み合わせておしゃれなインテリアができます。強度があるので多少重たい鉢植えを置いても安心ですね、グリーンと金具の色がよく合っています。重要なのはウォリストは柱を立てるところまでで、あとのデザインはDIYでするということです。アイデア次第でなんでも作ることができますよ。

ウォリストのDIY例②

ウォリストを使った壁面収納です、ウォリストで立てた柱へ有孔ボードを取り付けています。ウォリストは2×4の木材をバネの力で突っ張り柱として立てられるのでこういった加工がしやすいのもいいところですね。また有孔ボードもフックの位置を自由に変えられるのでいろいろな収納に活用できます。

2×4金具で本棚をDIY

ウォリストを使って壁面へ本棚をDIY

ウォリスト2×4材を束ねて強度が出せるので本棚にピッタリですね。2×4材を束ねる金具と棚受けの金具を活用して本棚を作りましょう。ウォリストで突っ張りをするのは最後にします。本棚の本体を作ってから設置し、ウォリストで突っ張ります。この順序でDIYしたほうが作りやすく、安全ですよ。

賃貸にもおすすめ

ウォリストはバネの力で天井を突っ張り柱を立てているので、傷をつけません。また撤去するのも簡単なので賃貸にもおすすめできます。壁に穴を開けられなくても強度のある本棚をDIYできますよ。また本棚が欲しいスペースへピッタリサイズで作ることができるのも魅力ですね。

2×4金具でテーブルをDIY

シンプソン金具のキットでDIY

★テーブルのDIY金具キット《シンプソン金具と専用ビスのセット》※木材別売

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

木材は別売りです

1からシンプソン金具を選ばなくても最初からセットになっているキットはいかがでしょうか?このキットは計12個のシンプソン金具を使ってテーブルをDIYできるキットです。リジットタイというシンプソン金具で骨組みを作り、天板を乗せ、残りの金具で補強する使い方になっています。初心者でも簡単に机をDIYすることができますね。

シンプソン金具の使い方

出典: https://www.amazon.co.jp/SIMPSON-%E2%98%85%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%AEDIY%E9%87%91%E5%85%B7%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%8A%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%BD%E3%83%B3%E9%87%91%E5%85%B7%E3%81%A8%E5%B0%82%E7%94%A8%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%8B%E2%80%BB%E6%9C%A8%E6%9D%90%E5%88%A5%E5%A3%B2/dp/B079STC3RH/ref=sr_1_18?ie=UTF8&qid=1536266370&sr=8-18&keywords=%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%BD%E3%83%B3%E9%87%91%E5%85%B7

作り方とシンプソン金具の使い方は画像の通りですね。詳しい説明で簡単に作れるようになっています。材料も分かりやすいですね。このキットには木材はついてきませんので自分で用意しましょう、逆に設計より高さを変えたり大きさを変えることも可能です。自分に合った机をDIYすることもできますね。

2×4金具でベンチをDIY

基本的にテーブルと同じ作り方

2×4材を使ったベンチは基本的にテーブルと同じ作り方でできます。テーブルに使ったシンプソン金具と同じ種類の金具で使い方も同じです。やはりリジットタイという金具で2×4材を連結して骨組みに使用し、あとは座面を取り付けるだけで作ることができます。

折りたたみ脚の作り方

せっかくDIYしたベンチですからアウトドアやキャンプに持ち出したいですよね。DIYするなら折りたたみ式の脚にしたいという方も多いと思いますが、2×4金具で折りたたみ式の脚をDIYできるような商品は残念ながらありません。いろいろ自分で工夫して折りたたみできる脚を取り付けましょう。いくつか方法としては折りたたみ金具を使う、回転する木ねじを使う、100均椅子を使うなどでしょうか。詳しくはこちらの記事を参照してみてください。


2×4金具でウッドデッキをDIY

屋根つきのウッドデッキへの使い方

ウッドデッキほどの大きさになってくるとDIYでも難しそうですが、構造が簡単なウッドデッキはそう難しくありません。柱をたてて屋根付きにしようとすると少し難易度が上がります。デッキの部分はビス止めで組み立てていけますが、屋根の部分は金具を上手く使って木材を連結していきましょう。屋根をつけるとなると雨風に負けない強度が必要です、補強の木材や金具で丈夫なウッドデッキにしましょう。

垂木にはシンプソン金具を使う

屋根の一番上に載っているのが垂木という部材です、これと横方向に付いている梁を連結するのにちょうどいいシンプソン金具があります。

2×4金具で小屋をDIY

小屋のDIYに使う金具の種類

小屋をDIYするとなるとかなり難易度が上がりますね。小屋にはかなりの強度が求められますし、使用する木材も多くなります。使う木材の種類も2×4だけでは不十分でもっと太い4×4などを使っていかないといけませんね。ですので使う金具の種類も増えていきます。

小屋のDIYに便利な金具

2×4金具は本当に種類が多いので小屋のDIYにも便利なものがあります。特に切妻屋根の固定には非常に使いやすいです、金具を使わなければかなり難しい小屋の屋根の固定も金具があることで簡単にできますね。他にも土台の固定や梁やすじかいの固定に使える種類の金具があります。

小屋の作り方、費用は?

小屋のような建築物をDIYするのはある意味集大成といえるかもしれません。いろいろな種類のDIYで得た知識と技術を総動員しないといい小屋はつくれないでしょう。詳しい作り方は割愛しますがこの記事を参照にしてみてくださいね。

まとめ

2×4はよくDIYでも使われて、使いやすいように2×4金具の種類も増えてきています。2×4金具は2×4材を連結させる金具ですが種類が多いので、どんな連結でもできます。あとはアイデア次第ですね!2×4金具を使ってどんどんDIYしていきましょう!

2×4金具についてもっと知りたい方はこちらもチェック!