SK11 マイターボックス 2×4材用 鋸切断ガイド
天然木製ベンチボックス(ストッカー) ウォッシュホワイト
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木製ベンチをDIYで自作する!
手作りベンチは比較的簡単なDIY
日曜大工のDIYのなかではベンチは比較的簡単な部類に入ります。構造が簡単なのでそれなりの作業精度で自作することができますよ。木製ベンチの材料になる木材は手に入りやすく、加工しやすいのでDIY初心者向けです。
日曜大工でいくつか作ってるけどちょっと手の込んだものを作りたい!という方や初めてのDIYにもベンチはおすすめです。
使いやすいベンチとは?
ベンチとは長椅子なので座る人数を変えられるのが使いやすいところですね、ダイニングに置いてもすっきりした印象になります。外で使うには公園の長椅子のようにくつろげる形を作りたいですね。ではどんなベンチが使いやすいベンチでしょうか?やはり目的に合ったベンチをきちんを作ることが重要ですね。
どんなベンチをDIYするか?
DIYの構想を練ろう
どんなベンチを自作するかはどんなベンチが欲しいかを考えましょう。外で腰掛けるベンチが欲しいのか?ダイニングテーブルに合わせたベンチが欲しいのか?アウトドアへ持ち出せるように折りたたみ式か?よく考えておきましょう。
ベンチの図面の書き方
よっぽど日曜大工やDIYの経験がないと図面なしで自作することはできません。練った構想を形にするのにまず図面を書きます。図面を書くことで設計の問題や必要な材料がわかります、図面はなるべく正確な方がいいですが手書きでも構いません。図面の時点でなるべく簡単な作りや自分の自作できる範囲の構造にしておくことも大事です。
DIYの決まりごとを参考に図面を書く
頭の中に構想はあっても図面をどこから書いていいのか、日曜大工の経験が少ないとわからないですね。図面を設計する上での決まりごとを知っておけばスムーズに図面を書くことができますよ。ベンチは長椅子なので使いやすい大きさがあります、座面の幅や脚の間隔などを参考にしましょう。
木製ベンチのDIYに気を付けておくこと
座面の高さと奥行き
座面の高さは脚の長さで決まります。脚の長さによりすわり心地は変わりますが構造的な強度は変わらないので、自由に変えても大丈夫です。奥行きはすわり心地に直接影響しますね、深すぎても浅すぎてもいけません。自宅にある椅子や公園のベンチなどを実際に測って参考にできますよ、実際に座ってみて気に入った奥行きに設計してもいいですね。
脚の間隔
脚の間隔はベンチの強度に関わります。脚の間隔が広いほど強度が弱くなり狭いほど強くなりますね。1人用のベンチを作るのであれば問題ないですが、2~4人用のベンチを作る際は脚の間隔に気を付けましょう。構造にもよりますが間隔は90cmほどが目安です、これ以上広げる場合は強度がますような構造にしましょう。
DIYの2x4材の使い方
2x4とは?
2x4とは2インチx4インチにカットした木材のことです、ホームセンターで簡単に手に入ります。長さはフィート単位で売っている所が多いですね。樹種はいろいろで目的に合わせて選びます。サイズが揃っているので使いやすいのが特徴で、DIYでは長さをカットするだけで部材を作れます。他にも1x4や4x4などサイズはいろいろあり、目的に合わせて選びましょう。
センチメートルへの変換の仕方
インチやフィートは日本ではなじみのない単位で、急に言われても想像がつきませんね。図面を設計する時点ではセンチメートルやミリメートル単位で考えているので、材料を買いに行ったとき困ります。1インチは約2.5センチメートルで1フィートは約30センチメートルです。これを覚えておけば図面の設計や材料を買いに行くとき困りません。
木製ベンチのDIYに準備する材料
木材
木製ベンチを自作DIYするのであれば必ず必要ですね。木材は加工がしやすく手に入りやすいのでDIY初心者にもおすすめです。ホームセンターへ行けばいろいろな樹種が売っていますが、SPF材がおすすめです。
SPFは針葉樹の木材ですが、柔らかいので加工しやすくなっています。部屋の中の家具に向きますし、屋外で使う場合は塗装すれば長持ちしますよ。
ビス・金具
木材を組み立てるのにビスや金具は必要です。ビスとは木ネジのことでコーススレッドという名前でも売っていますね、長さと太さを木材に合わせて用意します。金具を使うと木材をつなぎ合わせるのが楽になります。特に2x4はいろいろな形が手作りできるようにDIY専用の金具が売っています、このDIY金具を上手く使っていろいろなものを日曜大工でDIYできますよ。
塗料
木材を塗装する目的は色を変える景観的な目的と、屋外に置いておいても腐りにくくする耐久性を上げる目的があります。雨風にさらされる屋外では木材は劣化しやすくやがて腐ってしまいます、塗装をすることで劣化するスピードを遅くすることができますよ。室内では基本的に劣化は考えなくていいので好きな色の塗料やワックスで塗装しましょう。
木製ベンチのDIYに準備する道具
のこぎり
木材を切るのに必要です、折りたたみ式のコンパクトなものもありますね。ホームセンターのカットサービスを利用してもいいですが、ちょっとサイズを合わせるときなど必要な場面はあるので用意しておきましょう。
日曜大工は切るところから始まりますが正確にまっすぐ切ることが大事です、練習して身に着けておきましょう。のこぎりガイドを使うという手もありますよ。
SK11 マイターボックス 2×4材用 鋸切断ガイド
インパクトドライバー
木材にネジを打ち込むのに使います、DIYには必ず使います。ドライバーを使って手でネジを打ち込むこともできますが、何本も打ち込まないといけないのでかなり大変です。
インパクトドライバーがあればパワーがあるので楽にDIYできますし、しっかりネジを固定することができます。新品を買うと高価なので中古だったり、ホームセンターのレンタルサービスを利用すると安くすることができますよ。
ドリルドライバーとインパクトドライバーの違い
どちらも電動ドライバーですがインパクトドライバーは回転方向に打撃を加えるのでパワーがあります。ドリルドライバーは一定のトルクで回すので正確な作業ができます。日曜大工ではインパクトを使う機会の方が多いです、DIYの最初はインパクトを用意しましょう。
メジャー・さしがね
長さを測る道具がないとDIYは始まりません。メジャー一般的な家庭にもありますが直角を出せるさしがねがあると作業がはかどります。
例えば2x4材をカットする位置に線を引くときにメジャーで測って印をつけ、そこへさしがねで直角に線を引くことができます。線を引くところからDIYは始まっています、ここから精度を高くできるかがDIYの出来上がりに影響します。
より正確な直角が出せるスコヤ
さしがねでも直角は出せますが、より正確なのがスコヤです。スコヤは角度を測る道具で直角で固定されているものは完全スコヤと呼びます。さしがねは曲がりやすく曲線を引くこともできますが、その分直角が狂いやすいです。
スコヤはさしがねより厚い金属製で曲がりません、これで正確な直角が出せます。ベンチのDIYでは脚を直角に取り付けたい時などにスコヤを当てて直角を出しながら取り付けます。
紙やすり
日曜大工やDIYには必ず必要ですね、やすりがけをしないとささくれが刺さったりして危険です。2x4材の切り口などはやすりで処理して滑らかにします、また全体にやすりをかけて塗料の乗りをよくするのにやすりをつかいます。
DIYの紙やすりはホルダーや端材に取り付けて使うと平面のやすりがけが上手くいきますよ。ベンチは長椅子なので広い範囲をやすりがけしないといけません、電動サンダーをつかえば楽にできますよ。
紙やすりの選び方
DIYのやすりがけは荒い番手から細かい番手へと何回かに分けてするのが日曜大工の基本です。ホームセンターへ買いに行くとたくさんの種類の紙やすりがあって初心者ではどれを選んだらいいかわかりませんね。
やすりの番手は数が少ないほど荒く、大きいほど細かくなっています。ベンチのDIYのような木工では空研ぎペーパーという種類で80番→150番→240番と3回に分けるのが一般的です。塗装する場合にはさらに400番で磨くときれいに仕上がります。
基本的なベンチの構造
脚
ベンチは長椅子なので基本的に脚は4本です、4本の脚で全体の重さを支えています。2人掛けぐらいの大きさであれば脚の材料は2x4で十分でしょう。脚の強度は材料の太さよりも直角と並行がきちんと出ているかが大きく影響します。
また4本の長さが同じでないとがたついてしまいますので、気を付けてカットしてやすりで整えましょう。脚の下にアジャスターをつけてがたつきを調整する手もありますよ。脚を折りたたみ式にすればコンパクトに収納できます。
座面
座面は座る面ですが直接座る板とそれを支える骨組みでできています。脚の間隔が広いほど支える骨組みをしっかり作らないと壊れてしまいますね。座面に座ってケガをしないようにやすりで滑らかに仕上げましょう。
またビスの頭が出ないように処理をしておきます。皿取り錐という道具を使えば三角形の穴が掘れるのでビスの頭がきれいに収まりますよ。
座面にクッションはいる?
家具のように座面にクッションがあれば座り心地がいいですね。ですがDIYではそこまでは難しいので今回は考えません。屋外で使うことも考えて座面は木製とします。
背もたれ
背もたれがあればゆったり座れますし、背もたれがないとどちらからでも座れて自由度が増します。あってもなくてもいい背もたれですが、目的に合わせて取り付けるか決めましょう。
DIYでよくある構造では脚の2x4材を伸ばして背もたれに使う場合が多いですね。背もたれにもささくれ立たないように処理をして、ビスの頭が出ないような処理をしておきます。ケガをしないような配慮はDIYでも大切ですね。
木製ベンチDIYの簡単な作り方①
DIYキットを使う
天然木製ベンチボックス(ストッカー) ウォッシュホワイト
木製ベンチのDIYキットを買えば材料を買いに行かなくても木製ベンチを手作りできます。このDIYベンチは収納を兼ねていて座面下に灯油ポリタンクが2つ入る大きさがあり、ベランダや庭で収納件長椅子として活用することができますね。
塗装した状態で梱包されているのであとは組み立てるだけのDIYです、組み立てるのも立派なDIYですよ。設計の自由度はありませんがDIYキットを使えば手軽にベンチが手に入ります、あまりDIYの道具や材料をもっていない方にはおすすめですね。
木製ベンチDIYの簡単な作り方②
DIY用のエニーサイズチェアを使う
エニーサイズチェアとはDIYキットでベンチの脚と背もたれの部分だけで売っています。2x4用の穴が開いているので横に2x4を通せばDIYベンチができあがります。
エニーサイズチェアのいいところは最大180cmまでで好きな長さのDIYベンチを作ることができることです。庭やベランダの大きさに合わせて長椅子を作ることができますよ。ちなみにエニーサイズテーブルもあるので合わせてDIYしてはいかがでしょうか?
木製ベンチDIYの簡単な作り方③
金具を使う
シンプソンストロングタイ ビギナー向けDIY キット
シンプソン金具という金具があります、2x4でのDIY用に作られた金具で2x4にピッタリ合います。いろいろな形が売っているので日曜大工で自作するのに非常に便利ですね。シンプソン金具を組み合わせてベンチをDIYすることができます。
特に脚の部品の取り付けは直角が揃わないといけませんが、シンプソン金具を使えば楽に取り付けることができます。脚の長さを変えればテーブルも手作りできますよ。
木製ベンチDIYの簡単な作り方④
2x4材だけで自作する
金具を使わなくても2x4だけでDIYベンチを自作することはできます。写真のような形のDIYベンチであれば日曜大工の初心者でも作りやすく、失敗も少ないです。ベンチの横幅を90cmとして作り方を詳しく考えてみましょう。
必要な材料
2x4の樹種は塗装するのでSPFでいいでしょう、加工しやすく強度も十分です。2x4を6フィートの長さで5本だけ必要です。あとは7cm以上のビスを用意します、75mmで売っているのが一般的ですね。次に木材をカットします。
90cmを4本、60cmを1本、40cmを6本、35cmを2本になるようにカットします、長い部品から切っていくのが基本です。切り口にはやすりがけをしておきましょう。
脚の組み立て
先に脚を組み立てましょう。まず40cmの部品をコの字に組みます。コの字の口を閉じるように35cmの部品を入れておきますが、地面から少し離れるように5cmほど離しましょう。大事なのは直角です、スコヤなどを使って2本の脚がきちんと直角になるように取り付けます。同じ脚を2つ作っておきましょう。
座面の取り付け
脚を2つ立てて置き上から90cmの部品で座面を取り付けます。両端ぎりぎりに付けてもいいですが、5cmほど内側に入った方が見栄えがいいです。誰かに押さえてもらうかクランプで固定しながらビスを打ちます。
ここでも直角は大事です、1本目の2x4の取り付けはスコヤを使って直角を正確に出しましょう。最後に脚の補強として60cmの部品を脚の間に取り付けて完成です。
塗装する
塗料は木材用であれば何色でもいいですよ、家族に手伝ってもらったりすればみんなの手作り作品になりますよ。塗る順番は塗りにくいところからです、1回塗って乾かしたら2度塗りしておきます。背もたれのないシンプルな長椅子ですが、手作りの愛着のあるDIYベンチができますね。
木製ベンチDIYの簡単な作り方⑤
背もたれ付きDIYベンチに挑戦!
背もたれ付きベンチはゆったり座れてリラックスできますね。背もたれがついても難易度的にはあまり変わりません、手作りベンチをDIYしてみましょう!背もたれがあると肘置きも欲しくなります、今回は「作り方④」と同じ幅の長椅子で背もたれと肘置き付きのベンチの作り方を考えてみます。
ベンチの作り方は同じ
長椅子として座る部分の作り方は同じです、同じ材料をそろえて同じように作ってください。一つだけ違うところは脚の取り付け位置です。見栄えがいいように5cmほど内側へ入れましたが、背もたれ付きには両端に揃えて取り付けます。
背もたれ、肘置きの取り付け
背もたれと肘置きの縦の部品を取り付け、横板を取り付けます。背もたれの横板はもたれやすいように斜めに取り付けるのがポイントです。肘置きは取り付けにくいので金具を使ってもいいですね。あとは塗装をして完成です!手作り感のある自分だけのベンチができますよ。
木製ベンチDIYの簡単な作り方⑥
折りたたみ式DIYベンチを手作りする
ベンチを折りたたみできるようにすれば収納できますし、アウトドアへ持ち出すこともできます。DIYベンチでも折りたたみできるようにしようとすると難易度が上がります。
しっかりした構造で折りたたみできるようにすると難しいですし、簡単な折りたたみだと強度が心配ですね。今回はシンプルな折りたたみ長椅子の作り方を考えてみましょう。
折りたたみベンチの作り方
まず2x4でコの字に組みます。脚がXの形になるように重ねて、穴をあけておきましょう。穴にボルトなどを通して固定すれば動くようになります。座面は幌布がしっかりしていておすすめです、なるべく厚いものを手芸屋さんで手に入れましょう。
釘で幌布を貼り付けたら脚に補強の横材を入れて完成です。しかしこの構造では幌布と2x4だけで体重を支えているので、長くても2人掛けまでの長さにしておいてください。
木製ベンチのメンテナンス
全体のチェック
全体のチェック項目としては・ガタついていないか?・木材が腐ってきていないか?・ビスが緩んでいないか?・ささくれ立っていたりしていないか?などです。特に折りたたみ式は強度が心配です、しっかり全体をチェックしましょう。
DIYで手作りしたものは自己責任です。何か異常があったらすぐに直すのが基本です、誰かがケガをする前に直しましょう。
塗料の塗り直し
屋外で使っている場合塗料の塗り直しは必ず必要です。防腐塗料を塗ってあっても徐々に劣化していきます、そこで塗料を塗り直してやることで長持ちさせることができます。年に1回から2年に1回ぐらいのペースで塗り直します。一度塗料を落として違う色で塗り直せばまた自作した気分が変わっていいですね。
まとめ
木製ベンチの作り方についてガイドしました。ベンチをDIYして庭でゆったり休んでもいいですし、長椅子としてみんなでわいわいしてもいいし、折りたたんでアウトドアへ持ち出してもいいですね。
日曜大工で自作した作品は愛着が湧き、長く使っていけますよ。木製ベンチはDIYでも簡単な方で初めてのDIYにベンチを自作する方もいます。木製ベンチを手作りDIYして自分だけのお気に入りを作りましょう!
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