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物置小屋(倉庫)のDIY講座!自分好みのマイ物置で快適収納を手に入れよう!

自宅の収納力に限界を感じたら、DIYで物置小屋や倉庫を建ててみませんか。いろんな材料が手に入るので、簡単で理想的な物置小屋の自作が叶います。単純な構造なものから、凝りに凝ったデザインまで。実用的でおしゃれな物置小屋や倉庫のアイデアとDIYの作り方を解説します。
更新: 2021年3月14日
はぐれ猫
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DIYできる物置小屋と倉庫の種類

今では物置小屋や倉庫のDIY使える、素材の種類も様々に登場しています。まずは骨組み、屋根、壁などには何の素材を使うのか、どんな倉庫にDIYするか、そのへんからイメージする必要があります。

どのくらいの大きさにするか

物置小屋や倉庫を作り上げたいなら、最初にどのくらいの大きさにするかを検討する必要ありです。実際に庭を目の前にして、建てる場所の検討、幅、奥行き、高さなどのサイズを想像してみるのです。当然ですが、大きいサイズになるほど費用も高額になってきます。

何を骨組みに使うのか

建物の骨格に何を用いるかの検討もしましょう。昔からお馴染みの木材は、加工がしやすくオリジナルの形を表現するには、もっとも好都合な素材です。メタリックな単管パイプは、頑丈で簡易的でありつつ、波形スレートや木材との組み合わせもできます。

何を屋根や壁に使うのか

家屋同様、アスファルトルーフィングやスレート板を使った、本格屋根の物置も、実は簡単にできます。波形スレートは、物置の素材としては定番です。柱や梁が不要な、ガルバリウム鋼板の組み立て式小屋の選択肢もあります。

付加機能を持たせるか

単純な物置小屋だけをDIYで建てることも可能です。しかし複数の機能を持たせて、より自宅で使える倉庫にDIYすることもできます。例えばガレージを併設してみたり、遊び道具の取り付けや、ウッドデッキも一緒に作っても良いかも知れません。

事前に用意したい図面

物置小屋をDIYで自作するなら、図面を用意すると作り方が確かなものになります。これからDIYで作ってみたい小屋・倉庫のイメージを、全て目の前の図面にぶつけてみてください。

図面の描き方

外観のイメージや内部の間取りの図面は、簡単なスケッチで構いません。図面を描く道具は紙とペンは基本ですが、パソコンのペイントツールも使えます。完成予想図は色を付けてみたほうが、より具体化します。

図面に加えたい情報

小屋のDIYで、どこに何の材料を使うのか、幅や奥行きや高さといった基本的サイズは、図面に必ず書き加えておきたい情報です。物置小屋・倉庫をDIYする際の、場所情報も不可欠です。例えば地面の基礎は何にするか、庭のブロック塀や住宅の間に、何センチの間隔をあけるかなどです。

物置DIYなら基礎が大切

物置DIYを始めるなら、取り掛かっておきたい下準備が、基礎の構築です。もし基礎を怠ってしまうと、せっかくDIYする物置小屋や倉庫がすぐに傾いて、残念なことになりかねません。

整地の重要性

土の地面の場所なら、物置の設置場所はどこでも良いというわけじゃありません。雨が降るとぬかるみやすい地面、触ってやわらかすぎる地面、やたら凸凹した地面、植物が生い茂っている地面では、物置の安定感が得られません。だから設置場所は、基礎を置く前に整地する必要があります。

基礎の選択

最も安定感がある基礎は、コンクリートです。物置や倉庫の敷地全体にコンクリートを打つのではなく、基礎として要所に配置するのみでも可能です。簡易的な基礎としては、できるだけ大きめな砂利敷にしてみたり、コンクリートブロックを置くだけの基礎という、簡単な選択肢もあります。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア①

山小屋風に自作

山のコテージやバンガローなど、山小屋風な家に憧れていませんか?それなら物置小屋や倉庫のDIYでは、まるでコテージのような外観にするのもひとつのアイデアです。基本的には木材を使って、山小屋風の物置をDIYします。

使う主な材料と費用


柱や梁の強度を持たせるならツーバイ材が使えます。2メートルで500円程度でも入手できるのでコストの削減になります。屋根の垂木用の木材は、3メートル10本で3,000円など安くまとめ買いできます。、固定するひねり金物は1個あたり50円以下と格安です。

骨組みの作り方

床の土台や根太、それに柱や天井の梁を構築し、小屋の骨組みを作ります。DIYでは筋交いを入れることで、小屋や倉庫の強度をアップさせます。屋根は垂木を渡して金具で固定します。山小屋風にするのであれば、板張りの外壁と、垂木を渡してしっかりとした屋根が必要です。

屋根の作り方

屋根は垂木の上に野地板かコンパネを貼り付け、その上にアスファルトルーフィングなどの防水紙をタッカーにて固定、一番上にはスレートを貼り付けると長持ちします。

壁と内装の作り方

山小屋風の物置小屋のDIYなら、板材を壁と床に貼り付けていくだけで、山小屋風の物置小屋や倉庫は簡単に完成します。しかし物置内部の湿気を屋外に除去したいなら、壁には透湿防水シートを入れるのがおすすめです。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア②

欧州家屋風に自作

物置は単純で無機質な金属製の建物で構わないという人もいますが、こだわりの物置小屋を自作するなら、ヨーロッパの家風な見た目にこだわることもできます。物置や倉庫には見えない外観で、庭から欧州の息吹が感じられるおしゃれ物置、DIYで目指してみませんか。

使う主な材料と費用

純白やブルーなど、ヨーロッパづ風のペンキ塗装が、鍵を握っています。耐水性のある防水塗料は、1Lあたり2,000円台です。

物置の作り方

木で作る場合、構造は山小屋風の家屋と然程変わりませんが、欧州の家屋の写真を見て研究し、図面を詳細に描いて、再現してみるのがDIYの楽しさです。例えば北欧風にするなら窓枠を太くしてみたり、南欧風なら外壁にはレンガを積むといったアイデアがあります。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア③

単管パイプ+波形スレートで透明物置

軽量かつ加工しやすい素材に、波形スレートという素材があります。壁から屋根まで、全て波形スレートで覆ってしまう物置小屋は、DIYの現場ではよく見かけます。倉庫を作っても雨にも強く意外と頑丈で、軽量だからこそ、DIYでの組み上げやすさがあります。

単管パイプで骨組み

足場でよく見かける単管パイプは、物置小屋をDIYする上でもお手軽な素材です。クランプと呼ばれる接続金具を用いて、組み合わせればかなり大きな倉庫でも組み上げることが可能です。単管パイプは鉄製、軽量なアルミ製などがあり、太さや重さや強度が違うので、選ぶときにはよく検討してください。

波形スレートで壁と屋根

透明な波型スレートは、10枚一組などで販売しています。波型スレートの取り付けは、ゴムカバーの付いた専用釘を使用します。

使う主な材料と費用

単管パイプの費用は、2メートルのものが、1本あたり1500円程度です。各種のクランプは1個あたり300円もあれば入手できます。垂木は3メートルサイズで10本3,000円ほどなので、自作する上で負担になりません。波形スレートの費用は1パック10枚で1万円程度になります。

物置の作り方

単管パイプの物置小屋の作り方の基本は、パイプ、ベース、クランプの組み合わせです。ベースが土台となって、沈み込みや転倒を防止します。クランプは直交クランプ、斜め固定可能な自在クランプ、垂木止めクランプがあります。パイプジョイントを使うことでも、小屋や倉庫の頑丈さが高まります。

屋根材に波形スレートを使う場合、垂木の取り付けも必要です。その時には単管パイプに取付可能な、垂木止めクランプを用意します。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア④

すのこで自作

近頃すのこを主役にした、すのこDIYをしてしまう、すのラーが増殖しているといいます。すのこという出来合いの使い勝手のよい素材を活かし、簡単に物置小屋をDIYしてしまう手法なのです。この立派な倉庫が、実はすのこで出来ているなんて、人が聞いたら驚くかもしれませんよ。

使う主な材料と費用


作る小屋のサイズに合わせたすのこを用意します。すのこは80x60センチほどの大きさの場合、2,000~3,000円程度で入手できます。この場合も土台や柱などの骨組みを作ったほうが、強度は増します。屋根もすのこを乗せ、防水紙とスレートを貼る方法でも良いでしょう。

物置の作り方

すのこだけ組み合わせる自作も可能ですが、強度を上げるなら木材の木組み、あるいは単管パイプの骨組みがあったほうが良いです。図面を作成し、すのこを壁、床、屋根に簡単に取り付け、隙間があればツーバイ材などで埋めていきます。屋根は波形スレートを採用してみても良さそうです。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア⑤

テントで自作

非常に軽い素材であるテントは、物置小屋をDIYするのにも適しています。ガレージ用の市販のテントを購入して設置するだけという、簡単な使い方でも構いません。しかし強度を高めて収納力をアップさせる、DIYを組み合わせた物置・倉庫造りもできます。

テントの場合でも湿気を避けるならば、地面は加工しておくことです。例えば砂利敷にしてみたり、耐水性のあるウッドデッキの基礎を作り、その上にテントの物置小屋を作るというアイデアがあります。

使う主な材料と費用

出典: https://www.amazon.co.jp/dp/B0088LQH14/ref=psdc_2439807051_t3_B002NSIE96

ガレージテントと呼ばれる製品を購入します。小さいものは1万円から、大きめな倉庫にもできるものは、5万円程度のものがあります。価格に寄って頑丈さ、性能も異なっているのでよく検討してください。

物置の作り方

物置は骨組みを組み立てたあと、布地を張っていくだけなので、設計図の図面を見ていけば比較的簡単です。強度を上げるなら、木材などで骨組みを補強するDIYをしたり、風で飛ばされるのを防止するため、ペグとロープを増やすアイデアもあります。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア⑥

ガルバリウム鋼板の組み立て物置

ほんとに「100人乗っても大丈夫」らしきイナバ物置など、多くのメーカーが、組み立て式の物置小屋や倉庫の販売をしています。ガルバリウム鋼板が採用されて耐水性や強度にも優れたもので、一人でも組み立て簡単な小型サイズから、車のガレージにも使える大型サイズまでもあります。

使う主な材料と費用

市販の物置セットは、小型なものであれば1万円を切るあたりから、高額な大型物置であれば、50万円を超えるものまであります。地面に置く穴あきコンクリートブロックは、1個あたり3,000円ほどです。

物置の作り方

お手元の、組み立て式物置の図面(説明書)を見ながら、物置小屋のDIY作業のスタートです。コンクリブロック等の基礎を構築したら、物置や倉庫の土台部から開始します。壁、扉、最後に天井といった順番に組み上げていきます。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア⑦

物置+自転車ガレージ

自転車やバイク置き場に困って嘆いているなら、いっそのことガレージを一体化した物置小屋をDIYするアイデアもあります。ガレージ付き倉庫DIYなら、大切な自転車を雨に濡らす心配がなくなります。しかも自転車やバイクの整備拠点にもできて好都合です。

物置の作り方

ガレージ部はぬかるみ防止のため、地面をコンクリや砂利などで固めておくと良いです。建物の横に、自転車置き場を付属させます。屋根は物置とガレージで一体のものとし、ガレージ部分の出入り口は何も設けない構造がもっとも簡易的です。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア⑧

物置+作業小屋

物置を建てるという一大目標から飛躍して、いっそのこと居心地の良い工作部屋もDIYで併設させてみませんか。物置小屋や倉庫に置くDIY道具を、その場で心置きなく使える、秘密基地の完成を目指すのです。と言っても物置ですが。

物置の作り方

物置小屋のDIYでは、通常の建物の建築と何ら変わりません。ただ作業をするためのテーブルと椅子を設置する場所を、確保するのを忘れてはいけません。物置スペースと工作部屋は、壁やドアで仕切るか仕切らないかにより、構造も変わってきます。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア⑨


物置+トレーニング施設

単純な物置小屋・倉庫のDIYではなく、トレーニングやアスレチック遊びのスペースにしたら、家族でも楽しめる場所に早変わりです。例えば登り棒、ジャングルジム、ボルダリング壁などを取り付けます。壁から屋根の上までも、遊び心満載の場所として有効活用してしまうのです。

使う主な材料と費用

通常の物置の材料に加えて、トレーニング器具の素材が必要です。ボルダリング壁のクライミングホールドは、30個あたり6,000円程度で販売しています。

物置の作り方

普通の簡素な物置では、人が体重を掛けると十分な強度がないため、柱や筋交いを多くしたりで頑丈な小屋を作ります。ボルダリングのホールド取り付けは簡単ですが、取り付ける場所はとくに強度を高くし、防水塗料など活用して腐食しないようにします。

物置小屋・倉庫のDIYアイデア⑩

物置+ウッドデッキ

居心地のよい物置小屋や倉庫のDIYを希望するなら、ウッドデッキも併設してしまうというアイデアがあります。ウッドデッキがあれば、物置前を歩く場所も安定するし、作業拠点にもなります。椅子やバーベキューコンロを設置して、屋外で過ごす拠点にもできます。

使う主な材料と費用

小さな2畳ほどのウッドデッキであれば、セットで2万円程度で販売しています。ウッドデッキも自作でというなら、ツーバイ材もいいですが、デッキ用人工木もおすすめです。これは耐水性が高い素材で、2メートルサイズが1本2,500円程度のお値段です。

物置の作り方

ウッドデッキの高さに合う、物置小屋や倉庫をDIYで建てます。見た目をウッドデッキの材質やサイズに合わせれば、いっそう綺麗な出来栄えとなります。物置が完成したあと、ウッドデッキを接続するようにして作れば完成です。

物置・倉庫DIYで使える道具

物置小屋のDIYでは、この道具を持っていると正確な作業ができます。失敗しないDIYのためにも、倉庫自作の時には使ってみてください。

水平器

床が傾いていては物置としての役目を果たせず、柱が傾いていては強度を保てず崩れてしまうでしょう。自分の目が信用できない人には、水平器が必須アイテムです。水平器を柱や梁に当てることで、水平、垂直にDIYできているかは、簡単で確実な判断ができます。

電動工具

作業を素早く簡単に、しかも正確に行うならば電動工具です。穴あけやネジ締め、ノコギリなど人力では苦労する作業も、電動だから瞬時に完了して時間短縮になります。あらゆる電動工具を揃えると費用は高額ですが、DIY用のドリル、ドライバーなどセットならば比較的にお得です。

自分好みの物置をDIYしよう

色んな素材で、望み通りの形に作ってみるのが、物置小屋DIYの醍醐味といえます。デザインや大きさなど、物置や倉庫の見た目や機能には、人の個性やこだわりを自由に反映させて良いのです。自宅の片付けに、美化に、物置小屋DIYをおすすめします。

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