DIY工具をおしゃれに片付ける
DIYの人気が高まってきて、多くの人が自作にトライしています。DIYをおこなう人が増えたことで、一般向けに販売されているDIY工具の種類も増加中です。
初心者を含めたライトユーザーでも簡単に扱える工具や、安価なタイプなど、誰でも気軽に工具を入手できるようになりました。DIYにハマるほど工具は増えていきます。おかげでDIY作業が便利になるものの、その工具の収納場所に悩むことになるかもしれません。
工具箱は使いづらい場合がある
DIY工具は工具箱へ片付ける人が多いはずです。DIYをおこなうひんどや工具の数が少ないうちは、工具箱へしまうことでも問題ありません。ですが工具の数が増えてくると、工具箱の中がごちゃごちゃしてきて工具を取り出しづらくなります。
ひんぱんにDIYをする場合、工具を取り出しづらい工具箱を使っていると、ストレスを感じてしまうことでしょう。
工具の使いやすさを考える
スムーズにDIYをおこなうためには、工具が使いやすくなる収納を考えないといけません。工具箱以外の方法を取り入れるということです。自作によるさまざまな収納と整理術があるので、自分にとって最適な方法を見つけてください。
加えて工具箱を活用しても大丈夫です。よく使う工具のみを工具箱へ片付ける方法もよいでしょう。
工具をおしゃれに片付ける
自作での工具の収納と整理術はいくつもありますが、工具を見せる方法がおすすめです。工具箱の中に仕舞わず、工具が外に出ている状態の片付け方になります。
並べておけば工具がひと目で分かりますし、すぐに取り出すことが可能です。さらに工具をインテリアアイテムととらえて、おしゃれにディスプレイできます。
工具のおしゃれな収納例と整理術を参考にする
工具箱に片付ける以外の方法で、自作により工具を使いやすくおしゃれに収納したいと思っても、どうやっていいのか分からないことでしょう。次項からおすすめの収納例と整理術をご紹介しますので、参考にしてみてください。
その後に工具を上手に収納するためのコツも解説しています。自分に最適な片付け方を見つけ、コツをふまえて工具の収納方法をマスターしてください。
DIY工具の収納例&整理術9選
①木製ボード
DIY工具は壁に掛けると取り出しやすくなります。きれいに並べると、どの工具がどこにあるのかひと目で分かり、すぐに見つけることが可能です。壁面へネジやクギを打ち、そこへ工具を引っ掛けるだけですが、壁に直接だと穴が開いてしまいます。
そこで木製のボードを立て掛け、そこへネジやクギを打ち込めば、壁に傷を付けずにすむのです。
見えることを意識して壁掛けする
木製ボードによる壁掛け収納の自作方法は、上記で説明した通り簡単です。でも工具が外に出た収納方法なので、人目に触れることを意識しないといけません。せっかくならきちんと並べて、工具がおしゃれに見えるよう配置を考えましょう。
工具を壁掛けするには、ネジやクギの他に金具を使うのもおすすめです。しっかりと固定できるため、重心により工具が傾くことを防げます。
②パンチングボード
木製ボードよりも簡単に壁掛けできるアイテムがパンチングボードです。等間隔で穴が開いているボードになります。この穴にフックなどの金具を通し、工具を引っ掛けて収納してください。穴が規則的に開いているため、工具をきれいに並べやすいです。
それに金具の位置はいつでもすぐに変えられるので、工具の収納位置をそのつど調節できます。
工具を壁面ディスプレイできるパンチングボード
上記で説明した通り、パンチングボードは工具を壁掛けした上で、きれいに並べられます。そうすると工具がインテリアアイテムと化し、おしゃれな壁面ディスプレイになってくれることでしょう。
黒色のパンチングボードにすることで、工具の色がよく映えるようになります。金属部分や持ち手など、色合いのバランスを考えるとさらにおしゃれです。
③ワイヤーネット
木製ボードやパンチングボードといったボード類の他にも、ワイヤーネットで工具を壁掛け収納できます。自作方法はパンチングボードと同様にとても簡単で、ワイヤーネットへフックなどのパーツを掛けるだけです。そこへ工具を吊り下げて収納します。
ただしワイヤーの目があらく目立つことから、工具をインテリアアイテムのようにして壁面ディスプレイするには、ボード類の方が効果的です。
100均のワイヤーネットがおすすめ
ワイヤーネットは100均ショップに100円(2018/6/2時点の価格)で販売されています。サイズは小さめですが、複数を組み合わせることで多くの工具を掛けることが可能です。
フックなどのパーツも100均ショップでそろいます。1枚の大きなワイヤーネットがよい場合は、ホームセンターなどで最適なサイズを探してください。
④引き出し
工具を見せることに必要性を感じず、ちゃんとしまっておきたいという場合には、引き出し収納がベストです。大きな引き出しへまとめて入れると、ごちゃごちゃして工具が取り出しづらかったり、工具が破損したりなどの問題が起きてしまいます。
できるだけ細かく区分けた引き出しに収納してください。引き出しの戸には、どの工具が入っているのかを書いておくと分かりやすいです。
増設タイプの引き出しを使う
小型の引き出しで、積み重ねて利用できるタイプがあります。引き出し1つずつが個別に販売されていて、必要に応じて増設可能なものです。
100均ショップやホームセンター、家具量販店などで販売されています。工具が増えるごとに、同じ引き出しを買い足していけば、統一感を崩さず収納量を増やしていけることでしょう。
⑤収納棚
工具に関わらず収納スペースとして定番なのが棚になります。DIY工具の収納棚らしく、DIYで自作するのがおすすめです。自作の練習になりますし、持っている工具に最適な棚へと仕上げられます。
塗装や飾り付けをおこなうことで、個性的なおしゃれさを表現することも可能です。自分ならではの収納棚を自作してみてください。
大きな棚も自作するとリーズナルブル
工具や塗料、その他のアイテムなど、DIYグッズをまとめて棚に収納したい場合は、大きなサイズの棚が必要です。市販の棚は、おしゃれで大きく丈夫さも備えるほど価格が上がります。
木材やネジを使って自作すれば、市販の棚を購入することに比べて、費用を大幅におさえることが可能です。高い要望を叶える棚作りは難易度も上がりますが、ぜひ挑戦してみてください。
⑥移動式ラック
DIY工具の収納は移動ができると便利です。移動式のラックに工具を収納しておけば、使いやすい位置へすぐに動かせます。この移動式ラックはDIYで自作可能です。
木材とネジ、キャスターが主な材料になります。100均ショップに100円(2018/6/2時点の価格)で販売されている、すのこを材料にする方法も簡単です。技術的に小型のラックしか自作できなくても、よく使う工具だけを収納する使い方でも十分便利なので問題ありません。
大きな収納ラックでも移動式なら邪魔にならない
大きなサイズのラックを自作できたとしても、置き場所に困る場合があることでしょう。ですが移動式なら、どこへでも動かせるので邪魔になりません。工具箱を組み合わせたり、側面など空いている部分へワイヤーネットなどを取り付けたりして、大容量の移動式ラックにすることもできます。
⑦キッチンワゴン
移動式ラックを自作するのは難しいけど、動かせるラックが欲しいという場合には、キッチンワゴンがよいでしょう。名前の通り本来は、キッチンで食品や小物を入れる収納アイテムですが、工具の収納にも活用できます。
基本的にサイズはコンパクトなので収納量は少ないです。よく使う工具を収納しましょう。
工具箱とキッチンワゴンを組み合わせて使う
キッチンワゴンは数段に分かれており、どの段も真上が空いているため、ホコリやゴミがかかりやすいです。収納した工具も、しばらくするとホコリまみれになりかねません。
そこでフタが必要になります。工具箱と組み合わせるのが簡単です。ホコリやゴミがたまっても、工具箱のフタを拭けばきれいにできます。
⑧磁石
個性豊かなDIYをおこなうだけでなく、工具の収納もユニークにしたい場合におすすめなのが磁石です。工具の多くは持ち手以外が金属なので、磁石にくっつきます。それを利用した収納方法です。
木板へ協力な磁石を埋め込みます。その木板を棚板の裏側に取り付けてください。そして磁石の部分へ工具の金属を当てれば、工具が磁石にくっついて吊り下がった状態になるのです。取り出しも簡単におこなえます。
⑨スポンジ
トレイや引き出し、工具箱などのボックスへ工具をそのまま仕舞うと、工具が固定されません。複数の工具を入れるとゴチャゴチャしますし、工具箱へ入れて移動させる場合は、中でぶつかり合い破損の恐れがあります。
これはクッションとしてスポンジを使うと解決可能です。この用途専用のスポンジを使うのがよいでしょう。
スポンジを工具の形に切り抜く
スポンジに工具を固定させるためには、スポンジを工具の形に切り抜く必要があります。そのスポンジへ工具をはめ込むのです。
収納物のクッションとして固定専用のスポンジは、ブロック状に切り込みが入っているものがあります。工具のおおよその形になるよう、ブロック状のスポンジを抜き取るだけなので便利です。
DIY工具の収納例&整理術とコツ4選
①鋭利な工具
鋭利な工具の扱いに注意する
工具は先の尖ったものや刃物タイプのものがあります。誤ってこれらの工具が体に当たれば、高確率で怪我を負ってしまうため、取り扱いには注意してください。
DIYに慣れてくると工具の使い方は雑になりがちです。ちょっとした油断により、痛い目にあってしまうケースが多々発生しています。収納方法においても気を付けないといけません。
鋭利な工具の収納方法に気を付ける
鋭利な工具について壁掛けなど吊り下げ系の収納は、なるべく控えておいた方が安心です。工具直接ではなくても、壁にぶつかった振動などで落ちてくる危険性があります。
工具箱や引き出しに仕舞うのがよいでしょう。刃物タイプは取り出す時に、刃の部分にうっかり触れてしまうこともあるため、カバーなどをつけておくようにしてください。
②重い工具
重い工具の取り扱いに注意する
鋭利な工具と同様に、重い工具も取り扱いに注意が必要です。下に落として足に当たると怪我を負ってしまうことでしょう。人に当たらなくても、落ちた場所にあるモノや床が間違いなく傷付きます。
また、重いからこそ、工具自体も落ちた衝撃で破損する可能性もあるのです。電動系の工具はモーターが作動している時に落とすと、大きな事故につながりかねません。油断しないで取り扱うようにしてください。
重い工具の収納方法に気を付ける
鋭利な工具だけでなく、重い工具の危険性も分かったことでしょう。当然ながら収納方法も気を付けないといけません。
重い工具に関しても、壁掛けといった吊り下げ系の収納は避け、工具箱や引き出しへしまうのが安心です。重い工具を工具箱へ収納した場合は、なるべく床へ置くようにしてください。
③重ねない
工具は重ねずに収納する
工具を収納する際のコツとして、重ねることは控えましょう。工具を重ねればたくさん収納できると思うかもしれませんが、それは悪い収納例になってしまいます。重ねた工具は探しづらく取り出しづらいです。
それに工具同士がぶつかり合って細かな傷が付き、そこからサビなどが発生して劣化が早まることがあります。工具を重ねてよいことはありません。
危険性のない工具は壁掛け収納する
鋭利だったり重かったりする危険性のある工具以外は、壁掛けなど吊り下げ収納にするのがおすすめです。前半で解説していたおしゃれなディスプレイ収納になりますし、重ねずにすみます。取り出しやすさもポイントです。
④置く位置
工具を上手に収納し整理するコツは配置にあります。工具の使いやすさを考えて配置するのです。よく使う工具は近くに置くなど、自分がDIYをおこなう上で最適な配置を探してみてください。
ベストな配置が決まると、DIYが快適になることでしょう。配置に加えて収納方法も、工具にあわせたり使いやすさをふまえたりして、決めないといけません。
まとめ
DIY工具の片付け方について、おしゃれな収納例&整頓術をご紹介してきました。ボードを使っての壁掛けや、引き出しまたはワゴンに仕舞う方法、スポンジを使った整理術など、どれも簡単に自作が可能です。
工具箱に片付ける以外にも、工具の収納方法はアイデアの数だけあります。また、おしゃれに見せるだけでなく、工具の取り出しやすさも重要です。コツをおさえて収納し、DIYをもっとスムーズにおこなえるようにしましょう。
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