はじめに
チェンマイのおすすめスポットを紹介します。チェンマイは「北方のバラ」とも呼ばれる美しい都市です。ラーンナータイという独自の文化を持つ大自然の谷間にある観光都市で、大都会バンコクにはないタイの素晴らしい雰囲気が味わえます。今回は数ある名所の中から穴場を含めたおすすめを厳選しました。最後にチェンマイに来たら必ず食べておきたいグルメ情報も載せました。
チェンマイの概要・行き方
チェンマイの概要
チェンマイはタイの北部にある古都で、かつてのラーンナー王国の首都だった町です。王国は現在のタイに吸収されたものの、当時のラーンナー文化の名残・街並みが残っています。人口は26万人ほどで、中央の首都バンコクとの間は鉄道・幹線道路でつながり、世界中で人気の観光都市です。観光にできれば3泊ほどの日数は欲しいところで、観光ガイドを雇い効率よく回る方が、よりこの町の良さがわかります。
チェンマイの行き方
チェンマイに行く方法の基本は飛行機です。2018年8月現在日本からの直行便がないので、バンコクや他の都市経由となります。バンコクからは毎日数多くのフライトがあります。他にはバンコクからバスで行く方法と鉄道で行く方法があります。特に鉄道は人気で、日本ではほとんどなくなった、寝台列車が走ります。バンコクを夜出発すると翌日にチェンマイに到着します。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット①
人気の観光地「旧市街・ターペー門」の見どころ
ターぺー門は、チェンマイ旧市街を囲っている城壁の5つの門のうち東側にある新市街との境にある門で、実質的なチェンマイの中心に位置していますので、最もにぎやかなエリアです。周辺にはおしゃれなカフェやレストラン、あるいはゲストハウスなどの安宿があり、夜はライトアップされます。
この名所スポットへのアクセス
ターぺー門の歴史は、チェンマイを首都に定めて都市を建設した、ラーンナー王国を建国したマンラーイ王により建造された時に建てられ、チェンマイの町と同じ1296年に完成しました。現在も残る城壁と20世紀後期に再建された木製の門は、古都チェンマイの雰囲気が醸し出されます。ターぺー門へのアクセスは、チェンマイ空港から車で12分、チェンマイ駅から車で13分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット②
人気の観光地「ワットプラシン」の見どころ
ワットプラシンは、チェンマイ旧市街の中心から西寄りにあるチェンマイで最も格式が高い仏教寺院です。ターペー門からまっすぐの位置にあります。元々は1345年頃、時のラーンナー王国第五代王「パーユー」が建立しました。後の時代に獅子仏(シヒン仏)が祀られ、獅子の寺(ワットプラシン)と呼ばれました。
この名所スポットへのアクセス
ワット・プラシンには経蔵(ホートライ)が有名です。これは11代目の王「ケーオ」が建立しました。1924年に再建されました。現在建物は木造とコンクリート製です。またアーティストでもある芸術家をして、思わず感嘆したという、御堂の壁の壁画にも見ごたえがあります。ワット・プラシンへのアクセスは、ターペー門から徒歩14分、チェンマイ空港から車で11分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット③
人気の観光地「ワットチェディールワン」の見どころ
ワット・チェーディールワンも、チェンマイ旧市街にある格式ある仏教寺院です。第7代王セーンムアンマーにより、1391年に建設が始まりましたが、途中で中断するなどして、完成したのは50年後の1441年です。ここにある仏塔はチェンマイ最大級です。ここでは「モンクチャット」と呼ばれる観光客向けに修行僧が仏教に関する質問を英語で受け付けています。
この名所スポットへのアクセス
この仏教寺院の本堂内も仏塔に負けずに巨大でかつ、天井が非常に高く。さらにゴージャスなシャンデリアが上から吊り下げられています。この寺院はターペー門にも近く、非常に行きやすい観光スポットです。日本の大阪で展開している高級タイ料理店の名前にも用いられるワット・チェーディールワンへのアクセスは、ターペー門から徒歩11分、チェンマイ空港から車で14分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット④
人気の観光地「三人の王記念碑」の見どころ
三人の王様記念碑というモニュメントがチェンマイ旧市街の中にあります。これはラーンナー王国のマンラーイ王とスコータイ王国の3代目王「ラムカムヘーン」それからラオス近くにあった小国「パヤオ王国」カムムアン王の記念碑です。3人の王は、当時北方で大帝国を築いたモンゴル帝国の侵略に備え、同盟を結びました。
この名所スポットへのアクセス
3人の王の記念碑の前は広場になっています。、その広場の周囲には、チェンマイの歴史センターをはじめ、図書館、あるいは民族博物館、また芸術文化センターなどの文化的な施設が並んでいますので、時間があればぜひこれらの施設にも立ち寄りましょう。北タイの歴史が気になるならば、必ず行くべき3人の王の記念碑へのアクセスはターペー門から徒歩10分、チェンマイ駅から車で14分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑤
穴場の観光地「ワットスワンドーク」の見どころ
チェンマイ旧市街の西側、スアンドーク門より1km先にあるワットスワンドーク(スアンドーク)は、第6代王のクーナーが1383年に建立しました。仏塔をはじめラーンナーの歴代王が眠る霊廟群が白で統一され、ここはチェンマイでは最も美しくエレガントな寺院といわれています。
この名所スポットへのアクセス
この場所は元々タイ族が南下する前からこの地域に住んでいたとされる先住民族「ラワ族」の都市だった、「ウィアン・スアンドーク」の場所に建立されました。この仏教寺院の本堂には黄金の仏像が安置されており、この仏像の大きさはタイ国内でトップクラスです。ワットスワンドークへのアクセスは、ターペー門から車で11分、チェンマイ駅から車で20分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑥
穴場の観光地「ニマンヘミン」の見どころ
チェンマイ旧市街からは北西方向にあるのがニマンヘミン通りです。チェンマイ旧市街やその東側にある新市街は観光客のスポットなのに対して、ここは普段住んでいるチェンマイの姿が見られる場所で、かつおしゃれなスポットです。チェンマイ大学が近くにあるので若い学生が多くいます。ここにはおしゃれなカフェや雑貨店が非常に多くあるので、観光の合間にぜひとも散策しておきたい通りです。
この名所スポットへのアクセス
ニマンヘミン通り自体は、全長が1.6kmあり、その通りを中心に枝のように路地(ソイ)が数多くあります。夜はナイトマーケットも開かれ若者を中心ににぎわいます。またおしゃれなお店が軒を連ねているだけなく、屋台の姿もいくつかあります。ニマンヘミン通りへのアクセスは、ターペー門から車で11分、チェンマイ空港から車で15分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑦
穴場の観光地「ワロロット市場」の見どころ
観光都市といいつつも多くの人が住んでいるチェンマイの町にはいくつもの市場(マーケット)がありますが、最大級のもので、観光客も行っておきたい穴場が、ワロロット市場です。この市場は新市街の北側にあり、1910年に現王朝のラーマ5世の王族により建設されました。雰囲気は東南アジア各地にあるローカル市場そのものですが、意外に大きいので見ごたえ十分です。
この名所スポットへのアクセス
この市場のメインの建物は3階建てで、朝からにぎわっていますが、夜もにぎやかで、そのままナイトマーケットとして多くの人でごった返します。市場の周辺に群がるフード屋台で、チェンマイのB級グルメを是非とも堪能しましょう。ワロロット市場へのアクセスは、ターペー門から徒歩で15分、チェンマイ空港から車で18分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑧
穴場の観光地「ピン川のほとり」の見どころ
チェンマイの町を悠々と流れ、ワロロット市場にも面しているピン川は、最終的にはチャオプラヤー川となってバンコクそして海に流れます。ところでこの川の対岸はまだあまり知られていない観光の穴場があります。そこは伝統的な建物が残されたエリアで、その建物を利用してレストランやカフェ、美術館やギャラリーに活用されています。
この名所スポットへのアクセス
ゆっくりと古い町並みを見ながらギャラリーやミュージアムの見学をした後、ピン川沿いに続くカフェやレストランで一休みしましょう。悠々と流れる川をみると観光の疲れが癒される気分になります。またピン川のクルーズもあり、お昼のクルーズやナイトクルーズなどでも楽しめます。ピン川周辺へのアクセスは、ターペー門から徒歩18分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑨
自然の観光地「ステープ山」の見どころ
ステープ山(ドーイステープ)はチェンマイの北西にある小高い山です。かつてチェンマイの街を作ったマンラーイ王がこの山の麓にと決めた山で、山の上には、ワット・プラタート・ドーイステープという仏教寺院が構えています。この寺院は1383年に6代王「クーナー」が建立しました。チェンマイ随一の人気を誇るこの寺院は、ラーンナー様式を色濃く残しています。
この名所スポットへのアクセス
ステープ山に上る方法は、ケーブルカーを使う方法と、306段の階段を駆け上がる方法があります。いずれの方法で上がっても、自然に覆われた山の上から見える風景は絶景で、チェンマイ旧市街の区画がしっかりと見えます。ステープ山へのアクセスは、ターペー門から車で50分、チェンマイ空港から車で40分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑩
自然の観光地「プーピン離宮」の見どころ
ステープ山観光で忘れたくないのがプーピン離宮です。ここは自然の中にある穴場の様な観光地ですが、タイ王室御用邸で、敷地の半分が一般公開されています。園内は植物園のように四季の花が咲いています。階段を上がると噴水や東屋があり、大変整備さえた自然のひと時を過ごすことができます。
この名所スポットへのアクセス
この離宮は、ラーマ9世王の生母の避暑のために1962年に建設されました。一番のおすすめは、バラの咲く時期で敷地内には様々なバラが咲き誇り、チェンマイが「北方のバラ」との異名通りの姿がそこにあります。王室の敷地なので、外国人と言えども服装チェックが厳しい、プーピン離宮へのアクセスは、ワット・プラタート・ドーイステープから車で10分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑪
自然の観光地「モン・ヴィレッジ」の見どころ
ステープ山観光で外せない観光スポットが、ドイ・プイ(モントライバルヴィレッジ)です。ここは山岳少数民族「モン(メオ)族」の村で、観光客に開放されています。入口には多くの土産物屋があり、モン族の民族衣装を着ている村の人と記念撮影をしたり、民族衣装の貸し出しがあり、その姿で記念撮影をすることもできます。
この名所スポットへのアクセス
観光地化されているとはいえ、中国雲南省を含めた東南アジアの山岳少数民族に気軽に触れ合える貴重な場所で、山の中にあるので自然も多く、のんびりとしたひと時を味わえます。敷地内には滝もあり、熱い昼間で疲れた気持ちに涼を感じることもできます。ドイ・プイへのアクセスは、ワット・プラタート・ドーイステープから車で18分です。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑫
人気の観光地「サンデーマーケット」の見どころ
チェンマイには平日を含め、毎晩開催されているナイトバザール、旧市街の南側で開催されているサタデーマーケットなど、夜もにぎやかなところが数多くありますが、その中でも一押しは旧市街地で毎週日曜日に開催される「サンデーマーケット」です。ターペー門からワットプラシン方向に1.5kmの長さで開催されています。夕方から深夜まで日曜日の夜の旧市街は目が離せません。
この名所スポットへのアクセス
サンデーマーケットは、旧市街にあるワットがライトアップされたり、路上では様々なパフォーマンスを見ることができます。そして何よりも地元のチェンマイの人向けのイベントなので、販売されている商品や食事が安いのが特徴です。チェンマイ観光に日曜日を挟むことをおすすめします。サンデーマーケットのアクセスはターペー門すぐです。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット⑬
チェンラーイ経由でミャンマー・タチレクへ
チェンマイはラーンナー王国の首都ですが、その前は車で北に2・3時間ほど先にあるチェンラーイという町が拠点でした。そこからさらに北西方向に1時間国境の街メーサイからは、日帰りであればビザなしで隣国のミャンマー・タチレクの町に行けます。国境は自然の小さな川があるだけで、橋を渡るだけで、文化の全く異なるミャンマーを体験できる穴場スポットです。
チェンラーイ経由でゴールデントライアングルへ
もう一つチェンラーイから北方面に1時間ほど車で進めば、そこはかつて麻薬王が君臨していたという「ゴールデントライアングル」があります。今は観光地化され、麻薬博物館があります。また、ボートに乗って大自然の大河メコン川を渡ると、こちらもビザとパスポートなしで隣国のラオス領の小島に行くことができる穴場です。いずれもチェンマイから日帰り可能なので、時間があればおすすめします。
タイ・チェンマイ観光旅行おすすめスポット 番外
人気の秋祭り「コムロイ祭り」
番外ですが、チェンマイにはコムローイといわれるものを大自然の夜空に向けて飛ばす風習があります。仕組みは熱気球を小型にした燈籠です。これは秋のロイクラトン祭りで主に行われ、願いを込めて一斉に上がるコムローイの姿は幻想的で言葉にならないほど美しいものです。ただこの祭りは世界的に人気なので、その時期に行く際には1年くらい前から計画を立てることをおすすめします。
チェンマイのグルメ
人気のグルメ「カオソーイ」
チェンマイには、独自のグルメがいくつかあり、その代表的なものがカオソーイです。これはココナッツミルクが入ったカレーに麺が入り、その上に揚げた麺が乗ったもので、カレーラーメンの様なものです。チェンマイでは色々なところで食べられるので、観光で行けばぜひ押さえておきたいグルメです。ただ同名ながらもラオスにあるものは全く違う麺料理なので注意が必要です。
人気のグルメ「ムーガタ鍋」
ムーガタ鍋は、チェンマイだけでなくバンコクなどでも食べられますが、チェンマイでは激戦区といわれるほど人気のグルメ料理です。ジンギスカン鍋の様な鍋を使い、鍋の縁の、溝にスープが入り、真ん中で肉や野菜を焼きながら、スープで鍋のように食べられる2度おいしい料理で、具材も肉・魚・野菜など豊富にあるので、グループで観光に来たら是非ともおすすめのグルメです。
人気のグルメ「カントークディナー」
チェンマイのグルメで意外に穴場なのが、ランナータイの伝統を感じられるカントーク料理です。これは元々お祝い用の料理です。レストランの者は観光客向けなので、少々高く味もマイルドですが、料理だけでなくと共にランナータイや山岳少数民族の舞踊を一緒に見ることができます。ランナータイのことをよく知りたいのでしたら、ぜひとも行くべきグルメスポットです。
まとめ
以上でチェンマイのおすすめ観光スポットを紹介しました。チェンマイは中部タイとは本来違う王国が存在していました。そのため独自の文化を持っています。その事もあり定番・穴場を含め様々な見どころがあります。山に囲まれた自然の宝庫でもあるチェンマイに機会があれば、ぜひ足を運んで見て観光を楽んで下さい。この記事の内容が参考になれば幸いです。
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