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ベトナムの物価事情は?安いと噂のベトナムの生活費や物価の実態を解説!

旅行で人気のベトナム。物価が安いと言われていますが、実際に住んでみたら生活費はどのくらいかかるものか生活水準が気になるところです。今回は現在のベトナムでの物価事情と実際にかかる生活費などをお伝えします。旅行や移住をお考えの方は参考にしてみてください!
2020年8月27日
つな子
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ベトナムの物価事情は

ベトナムの物価は安く、旅行や生活してゆく上で暮らしやすいと言われていますが、具体的に生活水準はどれくらいなのでしょうか。今回はベトナムの物価事情やどれくらいの生活費で暮らしていけるのかを日本の物価水準と比較しながらお伝えします。

ベトナムについて

ベトナムの基本情報

ベトナムの正式名「ベトナム社会主義共和国」。国土は約33万㎢、人口9270万人の東南アジアの中でも人気の国です。首都は北部の街ハノイですが、経済の中心地はホーチミンです。国民の約80%が仏教徒で、少数民族が多く集まる多民族国家です。ベトナムは日本からハノイ、ホーチミンの直行便があり所要時間は約5〜6時間。時差は2時間程です。

ベトナムの気候

南北に長い国なので、北部、中部、南部によって気温差があります。ハノイなどの北部の地域は四季があり1〜3月はセーターや上着がいる程の気温になります。中部のフエ、ダナンのなどの地域は降雨量が多く、高温多湿です。一年中常夏の中部のホーチミンは、5月~10月頃を雨季、11月~4月を乾季とされています。

ベトナムの経済事情

ベトナムはここ最近経済が著しく発展し、平均年齢が30才と若くて優秀な人材が多い国として知られています。それに伴い外資系企業からの投資が増加しています。日本も総合商社をはじめ多くの日系企業があります。そのためか積極的に日本語を学ぶ若者が多いのです。ベトナムは労働賃金が安いということですが、2012年から現在まで2倍賃金が上昇し、生活水準も上がっているようです。

ベトナムの通貨

ベトナムの通貨単位 日本円に換算すると

ベトナムの通貨単位は「ベトナムドン」で200ドンで1円。日本の通貨と比較すると1/200になります。紙幣が11種類、硬貨が5種類です。ベトナムの通貨単位は日本円に換算するのが大変ですが、0を2つとって半分に割ると簡単に換算できます。例えば48,000ドンは0を2つとって480にし、480:heavy_division_sign:2=240円となります。

ベトナム人の生活水準


ベトナム人の生活事情(月収)

ベトナムのローカルの人の生活水準は高いようなイメージがあまりありませんが、ハノイやホーチミンは高層ビルやショッピングセンターが立ち並ぶ大都会です。ベトナム人の平均月収は、現在約3〜4万円程です。ベトナムでは月収5万円で裕福な生活ができ、10万円以上で富裕層と言われています。月収によって生活費はそれぞれ違ってきますが、ベトナム人の生活費は平均月収3〜4万円の中でやりくりしているということがわかりますね。

ベトナム人の生活事情(税金)

ベトナムには日本の消費税にあたる付加価値税というものがあります。標準税率は10%ですが、水や食料品、教育助成や児童用書籍、医薬品などは軽減されて5%になります。ベトナムは基本的に内税で税込価格で表記されています。

安いベトナム物価相場(生活費)

ベトナムの物価事情は日本の物価と比較すると1/3程で安いことがわかります。ここからは具体的に生活必需品や水道光熱費などを例にあげ、日本の物価と比較しながらベトナムの物価の相場について解説していきます。

ベトナムのコンビニやスーパーでの物価相場

【スーパー】

  ベトナム 日本
ミネラルウォーター500ml (ローカルメーカー) 約50円
(外資系メーカー) 約141円
約90〜110円
ペットボトルのお茶500ml  約50円 約90〜110円
牛乳1リットル 約150円 約200円
食パン 約73円 約150円
パイナップル1kg  約60円 パック約200円
野菜類1kg 約100~150円 1個約50〜300円
卵パック10個入り 約100〜130円 約200円
鶏肉1パック 約100~200円 約400〜500円
ハム・ソーセージ 約200〜400円 約200円
たばこ (ローカルメーカー) 約70円
(外資系メーカー) 約140円
約200〜500円
歯ブラシ (ローカルメーカー) 約25円
(外資系メーカー) 約150円
約90〜400円
シャンプー (ローカルメーカー) 約250円
(外資系メーカー) 約1000円
約400〜1000円
ボディーソープ(ビオレ) 約300円 約450円
トイレットペーパー(10ロール) 約220円 約300〜500円

※ベトナムの通貨ではなく日本円で表記しています。


【コンビニ】

  ベトナム 日本
コンビニおにぎり 75円〜80円 150〜200円
パン類 50円〜80円 120〜200円
ジュース(1.5L) 約50円 150〜200円
ビール350ml (ローカルブランド)75円
(海外ブランド)100円
 
200円

※ベトナムの通貨ではなく日本円で表記しています。

水やビールなど飲料、たばこはローカルメーカーが安く、外国産は関税がかかるため高いといった印象です。ただ、日本と比較すると全体的に物価が安いので、滞在中の生活費が安く収まってありがたいですね。

安いベトナム物価相場(外食費)

  ベトナム 日本

コーヒー

屋台やローカルな食堂 約60~150円

観光客向けレストラン約350円程

500円〜800円

フォーなどの麺類

屋台やローカルな食堂 約40~150円

観光客向けレストラン200~500円程。

1000円

ご飯+惣菜

屋台やローカルな食堂 100~250円

観光客向けレストラン250~1000円程

1000〜1500円

※ベトナムの通貨ではなく日本円で表記しています。

屋台やローカル食堂はレストランと比較して1/4程で食べることができてお得ですね。衛生面は少し気になるのですが。

安いベトナム物価相場(交通費)

  ベトナム 日本
タクシー 初乗り 約70円 730円
市内バス 約30円 220円
レンタルバイク1日 500円 4,200円
レンタル自転車1日 150円 1,500円

※ベトナムの通貨ではなく日本円で表記しています。

安いベトナム物価相場(家賃)ホーチミンの場合


ここからは、日本人が住みやすいホーチミンを例に家賃相場について解説します。ホーチミンは家賃相場が区によって違い、日本人街や日本料理店が多くある1区は家賃は高め、3区は家賃相場がお手頃で人気のある地区、2区や7区は駐在員や家族連れの外国人が住んでいる高級物件が集まっている地域です。ベトナムの賃貸物件には家具付きで、光熱費などが込みだったりします。また、ベトナム人は一人暮らしをする習慣がなく、数人かでシェアするのが一般的です。

 

賃貸の種類・家賃相場

ベトナムの賃貸には5種類のタイプがあります。

1.ローカルアパート(家賃相場 1万〜3万くらい)安くて広い間取り。一年以上の契約が必要。セキュリティが甘い。電気代・水道代・インターネット使用料などは家賃に含まれていない。

2.サービスアパートメント(家賃相場 3万〜20万くらい)
部屋の清掃や、食器洗い、ベットリネンの交換・洗濯などをしてくれる。警備員がいるのでセキュリティー面で安心。電気代・水道代・インターネット使用料など家賃に含まれている場合がある。多くの日本人が住んでいます。

3.ルームシェア・シェアハウス(家賃相場 1万〜3万くらい)
バスルーム、トイレは各部屋についているがキッチン、洗濯機が共有の場合がある。様々な人と交流できるが、危険を伴うことがある。

4.戸建(家賃相場 20万〜)
大家族向き。広い庭やプール付きの物件もある。

5.高級マンション(家賃相場 20万〜60万くらい)
セキュリティがしっかりしている富裕層向け。

※ベトナムの通貨ではなく日本円で表記しています。

安いベトナム物価相場(通信・光熱費)

●1ヶ月の携帯電話の使用料金
数百円~1000円くらい

●1ヶ月の光熱費
6000〜7000円くらい(但し、家賃に含まれることがある)

●1ヶ月のバイクガソリン
1200円くらい

※ベトナムの通貨ではなく日本円で表記しています。

安いベトナム物価相場(娯楽・美容)

  ベトナム 日本

映画

約440円 1800円

カラオケ(1時間)

750円~1000円

約800〜1000円

ボーリング(1ゲーム)

200~300円

600〜650円

ゲームセンター(ワンコイン)

20円

100円〜800円

美術館

50~200円

1000〜2000円

美容室(カット)

200~350円

4000〜8000円

フィットネスクラブ

2600円

7000〜10000円

※ベトナムの通貨ではなく日本円で表記しています。
 

日本人が暮らしやすいベトナムの街とは

これまで北部のハノイや南部のホーチミンに触れてきましたが、一体どんな街なのか、旅行に行ったらぜひ立ち寄っていただきたい観光地を紹介します。

ベトナムの首都 ハノイ

ハノイの旧市街は中国の文化に影響のある建物やフランスの植民地時代の建物など歴史を感じる場所が多くあります。また、交通手段がバイクということで、ものすごい交通渋滞と排気ガスが問題となっています。段階的に市街地でのバイクの乗り入れを徐々に減らし、2030年までに乗り入れを禁止していく方向になりました。


パリのノートルダム大聖堂をお手本としたセントジョゼフ教会。ハノイで一番大きいゴシック様式の教会です。

ベトナムは陶器や刺繍が有名です。ハノイのバッチャン村は陶器好きにはたまらない村です。

経済の中心地で日本人も多く住むホーチミン

ホーチミンはサイゴンから改名した南部の街。ベトナム戦争でアメリカ人が駐留していました。ピンク色の外壁がインパクト大のタンディン教会などが有名です。ホーチミンは日本人が多く住み、日本レストランの多くあるので日本人に人気の街です。

ホーチミンの1区にあるグエンフエ通り。治安はよく、深夜遅くまで営業しているレストランやカフェが多いので旅行客に人気のエリアです。

アパート全室がカフェになっているグエンフエ通り42番地のアパート。日本にはない景色ですね。

まとめ

ベトナムの物価水準についてお伝えしてきましたが、日本の水準と比較するとだいぶ生活費が安いことがわかりましたね。ただ、食事や商品がローカル産のものでない限り、日本の商品と比較するとあまり変わらないケースもあることもわかりました。旅行やベトナムで生活される方は、渡航する前に安い物価情報をよく下調べしておくとよいでしょう。上手にやりくりしてベトナムライフをエンジョイしてくださいね。