検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

青ヶ島観光に行こう!気になる行き方や魅惑のおすすめスポット8選をご紹介!

青ヶ島の観光について紹介します。秘境といわれている東京都の伊豆諸島最南端の青ヶ島、この青ヶ島への行き方やおすすめスポットやグルメ情報を網羅(もうら)して紹介します、おすすめの時期や満天の星空情報、各観光地域へのアクセスなどについても紹介していきます。
2020年8月27日
麦食くま
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

はじめに

秘境「青ヶ島(あおがしま)」を取り上げます。青ヶ島は伊豆諸島の最南端にあり、二重カルデラという不思議な形状と天候の関係で中々アクセス出来ないことから、世界的にも行きたい場所と注目を集めています。今回は青ヶ島のヘリや船を使った行き方をはじめ、おすすめの時期、厳選した8か所の観光スポットにグルメ情報、そして美しい星空など青ヶ島ツアーを網羅した情報を紹介します。

青ヶ島観光旅行① 青ヶ島の概要

青ヶ島について

青ヶ島は東京都伊豆諸島の最南端にある有人島です。北にある八丈島からは80km離れています。島は活火山ですが、この島は「二重カルデラ」と呼ばれる珍しい地形をしているのが特徴です。島の周囲はあたかも城壁のように見える、また高い(50mから200m)海食崖(かいしょくがい)でとり囲れています。

青ヶ島の歴史

青ヶ島は活火山で、3000年前に大規模な噴火が起きました。その後西暦1650年代と1780年代にも大きな噴火が起きていますが、それ以降は目立った活動はありません。青ヶ島へ人が住み始めた時期は不明で、伝説では女人禁制の島とされたこともあります。中世以降登場する青ヶ島の記録上では海難事故に関するものがほとんどです。2016年の時点で人口は168人、観光客も多くて年間1800人程度と秘境の島です。

青ヶ島観光旅行② 青ヶ島ツアーの時期

青ヶ島の星空の時期は冬がベスト

青ヶ島へのベストシーズンというのは特にありません。冬の時期は10℃くらいで、夏の時期は25℃と非常に過ごしやすいからです。ただ青ヶ島に行く目的によって、行くべき時期が変わります。たとえば満天の星空を見に行くのでしたら、間違いなく冬の時期がおすすめです。この時期は空気が澄んでいますので、星空の美しさが格段に違います。

青ヶ島の人たちとのふれあいを楽しむなら夏の時期

青ヶ島の島民たちとの触れ合いをしたいのでしたら、夏がおすすめです。毎年8月10日には島最大の祭り「牛祭り」が行われます。これは島で飼育されている和牛の品評会が行われ、江戸時代火山により八丈島に非難した島民が青ヶ島に戻りたい願いが込められた、郷土芸能の青ヶ島還住(かんじゅうだいこ)太鼓の演奏等が行なわれます。前夜には花火も上がります。

青ヶ島観光旅行③ 青ヶ島ツアーの旅費

青ヶ島に行く前に八丈島を目指す

青ヶ島にツアー行く旅費ですが、青ヶ島に行く前提として八丈島にアクセスする必要があります。八丈島には東京都心からはフェリーと飛行機2種類があります。フェリーは10時間かかり、船室のクラスによって旅費が変わります。飛行機なら1時間で行けますが、旅費は当然高くなります。ところが早期購入割引を使えば旅費を半額近く抑えることもできます。

青ヶ島は必ずしも予定通りに帰れないリスク

八丈島から青ヶ島までのアクセスはヘリコプターか船を使います。ヘリコプターは20分と早いですが、旅費は高くなります。船は3時間かかりますが旅費が安くなります。ただし青ヶ島に無事に接岸できるのは、6割程度と天候に大きく左右されます。宿泊に架かる旅費は1泊3食付なのでお得ですが、天候等の理由で帰れない可能性があり、余分に旅費がかかる覚悟が必要です。


青ヶ島には公共交通がないのでレンタカーを利用

青ヶ島島内のアクセスですが、いわゆる公共交通はありません。かつ青ヶ島は徒歩や自転車では困難な距離と高低差があるので、島内の観光地への行き方としてはレンタカーが現実的です。ヘリポートや三池港、そして有名な丸山などの絶景が見られる尾山展望台まで車で行けますし、島内の自然をを隅々まで満喫するためにも必要です。大自然の秘境を車でドライブしたら間違いなく楽しいでしょう。

青ヶ島観光旅行④ 青ヶ島の行き方

青ヶ島までヘリを利用

青ヶ島への行き方で一般的に利用されているアクセス方法は、ヘリコプター「東京愛らんどシャトル」です。天候に左右されにくいと島民もよく利用しますが、1日1便しかなく定員が9名しかないので、チケットを取るのが困難といわれます。費用も船の4倍近くと高めですが、20分で到着できる魅力と、秘境といわれる青ヶ島の独特の島の形がヘリの上から見られます。

青ヶ島まで船を利用

青ヶ島へ船で行く方法もあります。「あおがしま丸」が週4日運行しており、所要時間3時間で、ヘリコプターの4分の1程度の料金とお得でかつ予約不要で乗船できます。ただ天候により青ヶ島への着岸不可として欠航するリスクがあります。特に冬場はそのリスクが高まります。ということもあり、青ヶ島ツアーには八丈島の滞在も頭に入れる必要があります。

青ヶ島観光旅行⑤ 青ヶ島ツアーの宿泊

青ヶ島の宿泊施設

ツアーで青ヶ島に来たときの宿泊施設ですが、北側の青ヶ島島民のほとんどが住んでいる岡部地区に数軒あります。いずれもホテルといった豪華な宿泊所ではなく、簡易的な宿泊所ばかりですが、1泊3食付きで、料金もお得なところばかりです。青ヶ島の郷土料理や新鮮な海鮮料理が食べられますので、宿泊場所さえ確保すれば青ヶ島グルメもセットでついてきます。

青ヶ島でキャンプ

青ヶ島ツアーでは通常の宿泊施設とは別に、キャンプ場があります。行き方は島の南側にある丸山のそばです。ここは無料で利用できるキャンプ場ですが、事前予約が必要です。ここは上水場も含め何もありませんので、すべて用意して持ち込むことになります。近くにはサウナや地獄釜があるので、大自然の下で宿泊しながらお風呂なども楽しめます。

青ヶ島観光旅行⑥ 青ヶ島の自然

青ヶ島に生息する虫・動物

青ヶ島は秘境といわれるだけあって、自然に囲まれています。特にキャンプ場のある丸山周辺には珍しい蝶や甲虫類などの昆虫を数多く見ることができます。他にも美しい鳥や伊豆半島と伊豆諸島にのみ生息する「オカダトカゲ」も見られます。ただ厄介な虫もいて、それは青ヶ島の地元で「ひやしめ」と呼んでいる蟻(あり)です。これに刺されると侮れない痛さがあります。

オオタニワタリ群生地


青ヶ島には南方系のシダ植物の絶滅危惧種「オオタニワタリ」の群生地があります。行き方は青ヶ島の南側「池の沢地区」にあります。岩の上などに着生しており、温暖な気候の青ヶ島の雰囲気にもぴったりです。ここはあたかも東南アジアの熱帯雨林のジャングルを思わせるような風景が見られます。3月から5月に芽吹きますので、その時期に青ヶ島に来るのもおすすめです。

青ヶ島観光旅行⑦ 青ヶ島の観光スポットA

丸山

青ヶ島の観光スポットで真っ先に挙げられるのが、丸山です。これは青ヶ島が二重カルデラになっている中心にある山で、山頂付近がくぼみになっています。この山は1785年の天明の大噴火で隆起し出来上がりました。大小2つの古い火山を持ちます。ちなみに縞模様に見える部分は、少し低くなっており、そこには椿(つばき)の木が植林してあります。

大凸部

青ヶ島の最高峰は大凸部(オオトンブ)と呼ばれ、青ヶ島のカルデラ外輪山に位置します。標高は423mあります。宿泊施設のあるエリアからは30分くらい遊歩道を歩きます。青ヶ島と言う場所柄、多くの植物に囲まれた山道を歩きますので、防虫対策の必要があります。山頂の展望台からは丸山のある池の沢地区や北側に広がるの青い海が遠くまで見渡せます。

尾山展望公園

青ヶ島最高峰大凸部の高さと、ほぼ同じくらいの場所がもう一か所あります。「尾山展望公園(おやまてんぼうこうえん)」で、ここまでの道は緩やかで、車で登る事ができますので、夜に来て美しい星空を見ることができます。標高は400mあり、天気が良ければ北の方には八丈島の島影を見ることもできます。プリン状の丸山もここからも非常によく見渡せます。

佐々木次郎太夫・環住の碑

青ヶ島の中心、村役場の近くに「環住の碑」と呼ばれるスポットがあります。これは青ヶ島の名主「佐々木次郎太夫」で、青ヶ島の英雄でありモーセと呼ばれます。1985年の噴火で八丈島に島民が避難後、何度か帰島を試みるも失敗し、20年近くに名主となった佐々木次郎太夫が綿密に計画をたて、避難から40年近く経過した1824年についに全島民が青ヶ島に戻れたことを記念した、彼を称える碑なのです。

青ヶ島観光旅行⑧ 青ヶ島の観光スポットB

東大所神社(東台所神社)

青ヶ島のパワースポットが東大所神社です。この神社は江戸時代、「浅の助」という男に、相思相愛だった女性「つな」がいましたが、青ヶ島の様々な事情により願いがかなえられずに、つなが自殺してしまいます。逆上してた浅の助が二人の間を引き離そうとした7人を殺傷し、入水自殺しました。その祟り神「浅の助」をこの神社は祀っています。

ひんぎゃ

青ヶ島の南側「池之沢地区」には、地下から水蒸気の白い煙がもうもうと噴き出ている場所があります。これを青ヶ島の人は「ひんぎゃ」と呼んでいます。つまりこの青ヶ島がいまだ活火山であることを表しています。そして青ヶ島に電気がなかった頃に、この「ひんぎゃ」が大活躍しました。この水蒸気を使って島の暖房や料理作りに利用されました。それは今でも近くにある「ふれあいサウナ」などに利用されています。

地熱釜

ひんぎゃの熱を利用した「地獄釜」への行き方は青ヶ島の南側、池之沢地区のふれあいサウナのそばにあります。ここでは、玉子やサツマイモ・くさやなどを天然の蒸気で吹かせることができます。地獄釜中にカゴが設置されており、そこに様々な食べ物を入れて蓋をして、蒸気のバルブを開けると、40分ほどで出来上がります。自然の地熱の味が染みたグルメが堪能できます。

三宝港


本来青ヶ島への船を使ったアクセスの場所である三宝港ですが、観光スポットとしての価値も十分あります。外洋の荒波に囲まれた青ヶ島の玄関口三宝港は漁港ですが、漁船をそのまま海に係留せず、高台までクレーンで引き上げて、高潮に備えています。宿のある場初からのアクセスは遠いですが、他の場所ではなかなかお目にかかれない珍しい光景が見られます。

青ヶ島観光旅行⑨ 青ヶ島のグルメ

青ヶ島の郷土料理

秘境・青ヶ島のグルメ、郷土料理もいろいろなものがあります。青ヶ島の薬草で個性的な「明日葉(あしたば)」をはじめ、青ヶ島の人が全員好きな郷土料理「海藻(ブド)の煮こごり」、青ヶ島以外の伊豆諸島でも名産の「くさや」や八丈島にもある「島寿司」もおすすめです。そしてウミガメも青ヶ島ではグルメの食材として味噌煮として提供しています。

青ヶ島の焼酎「青酎」

そして青ヶ島には「青酎(あおちゅう)」と呼ばれる特産の焼酎があります。この焼酎は青ヶ島だけで醸造される酒で、元々は女性が男性のために代々作られていました。サツマイモと麦麹(むぎこうじ)を使って作られる独自の製法を持つ青酎は、青ヶ島に来たならば是非とも飲みたいところです、青酎さえあれば他のお土産を買い忘れてもとりあえず困らないでしょう。

絶海の孤島・青ヶ島だけで代々醸されてきた幻の焼酎 AO-CHU(青酎・あおちゅう)
青ヶ島酒造合資会社やAO-CHU(青酎・あおちゅう)のイベント情報ならびに新着情報をご案内します。イベント情報、新商品情報などAO-chu NEWSは新情報が入り次第、更新してまいります。

青ヶ島観光旅行⑩ 青ヶ島の星空

そして、青ヶ島で忘れてはいけないのが「星空」の存在です。自然に囲まれた秘境青ヶ島は夜になると、光害もほとんどなく、肉眼で素晴らしい星空を見ることができます。あまりにも美しく、そして他では見られないような小さな星も見えますので、星空の感動は今までのそれとは全く違うでしょう。青ヶ島の星空は、晴れた日ならいつでも見られますが、空気の澄んだ冬場の時期がおすすめです。

まとめ

秘境・青ヶ島をほぼ網羅するように紹介しました。青ヶ島はアクセスが困難といわれ、ヘリや船の両方の方法でもいろいろ困難が多い島ですが、「秘境」の名にふさわしい大自然をはじめ、江戸時代の「知られざる歴史」がそこにあり、美しい星空が待っています。ぜひとも今回の行き方を参考にしていただき、青ヶ島観光のツアースポットを回ってください。青ヶ島についてこの情報が参考になれば幸いです。
 

青ヶ島観光
青ヶ島観光

伊豆諸島が気になる方はこちらもチェック!