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新潟県「良寛記念館」特集!10月から『良寛と相馬御風展』を開催!午後6時からはライトアップと音楽会も!

越後出雲崎生まれの僧侶、書家、歌人であり、よく子どもと遊んだ良寛さんは新潟を代表する人物の一人です。新潟では、良寛さんに親しみを持って逸話として良寛さんを語り継いできました。どこか面白い良寛さんですが、その書は「日本書道の究極美」と称賛され、詩歌の内容は仏教の深い内容が含まれています。そんな良寛さんの作品を通して、本当の良寛さんに出遇ってみてはいかがでしょうか。
2020年8月27日
出雲崎町 良寛記念館
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越後出雲崎生まれの僧侶、書家、歌人であった良寛さん

新潟では「越後の英雄は二名いる。一人は上杉謙信、もう一人は釈良寛」と言われています。その釈良寛にまつわる書、詩歌を収蔵、展示しているのが「良寛記念館」です。釈良寛は日本各国を行脚し、子どもたちと遊び自然の中で2300首以上の詩歌を残しました。

日本書道の究極美と言われた書 『窮谷有佳人』

窮谷有佳人
容姿閑且
雅 長嘯如有待
獨立脩竹下
   良寛書

良寛が蘭の花の絵の画賛のために制作した漢詩で、蘭の花を佳人と擬人化することで、蘭の花に添え木が必要なように、人間もまた何かの支えがなければ生られない、と説いています。

良寛を敬慕した日本画壇の巨匠たち

文政10年(1827)晩秋、良寛70歳と貞心尼30歳の初対面の図。


日本画壇の巨匠であり、良寛研究家の第一人者であった安田靫彦が発起人となり、日本を代表する画家たちによって描かれた、良寛の逸話「御絵伝」10幅を収蔵しています。(川合玉堂、中村岳陵、小林古径など)

国登録有形文化財と新潟景勝100選第一位当選の地

谷口吉郎博士の設計は、近代建築に純和風様式を取り入れ、日本家屋の伝統造形美を表現しています。良寛記念館は、谷口博士が後に設計する国立博物館東洋館、国立飛鳥資料館の基となりました。

良寛記念館より階段を登ると「良寛と夕日の丘公園」があり、公園から見た正面に佐渡島、右に弥彦山、左に米山、そして眼下には全長4キロにも渡る日本一長い、出雲崎妻入りの街並みを眺望できます。またそこから望む夕日は世界一大きな夕日が望めるとも言われています。最近ではインスタ映えを狙って写真を撮るお客様も増加中。(公園には自由に入れます。)

新潟県指定文化財 良寛生家橘屋跡地『良寛堂』


出雲崎町の郷土史家で良寛研究家の佐藤耐雪の呼びかけにより、大正11年良寛堂は完成しました。設計は日本画家の安田靫彦が行う。良寛堂は正面から見ると、まるで日本海に浮かんでいるように見えることから、通称「浮見堂」とも。

また、良寛堂の裏には、正面の日本海に浮かぶ佐渡を眺める良寛像が座しています。

その他の見どころ

食事やお土産の買い物を日本海をみて楽しめる道の駅があります。館の中には、出雲崎町の歴史を紹介する「時代館」と石油の歴史を学べる「石油記念館」の博物館があり、さらに出雲崎町主催のイベントとして天領の里は5月4日の「魚祭り」、8月15日の「船祭り」等のイベント会場としても賑わいます。また春から秋にかけての毎週の土・日曜日には、全国のバイカーがツーリングの休憩所として利用することから、バイクの「聖地」との呼び名も。

良寛記念館へのアクセス情報


出雲崎駅からタクシーで7分で、バスも出ています。自家用車で北陸自動車道西山インターから15分、長岡北北スマートインターから約20分ほどのの距離にあります。

まとめ

歴史と芸術の町、出雲崎町への来町をお待ちしています!

良寛記念館 ryokan memorial museum
良寛は、江戸時代を代表する禅僧で、我が国の勝れた詩人、歌人、書家ともいわれています。良寛記念館では、その良寛の遺墨や愛用の遺品、巨匠の描く絵画等を鑑賞しながら、現代に生きる良寛の温かい心との出会いをお約束します。